プログラミングなど専門技術を必要とする分野では、「若いうちに始めるのが得策」「実務未経験では30代40代からの転職はできない」などネガティブな口コミを目にすることも。
しかしプログラミングは始める年齢制限などが無く、むしろ学歴・経歴不問で誰でもチャレンジしやすい分野なのです。
そこで今回は、40代におすすめのプログラミングスクールを紹介します。
プログラミングスクールの選び方やおすすめのプログラミング言語にも触れるので、今から学習してみたいと考えている人はぜひ参考にしてくださいね。
40代未経験でもプログラマーになることは可能?
結論からお伝えすると、40代未経験でもプログラマーになることは可能です。
プログラマーとしてのキャリアはゼロから始まりますが、これまでに培ってきた社会人経験や実務経験を活かして転職できる場合もあるので、採用される可能性は十分にあります。
40代からプログラマーになって成功した人や、会社員だけでなくフリーランス独立のきっかけにした人の事例もあるので、気になる方はチェックしてみてください。
とはいえ、完全未経験からプログラマーやエンジニアを目指すのであれば、早い方が良いのは事実。
同じ未経験であれば若手人材の方が優先されやすい業界だからこそ、早めにスキルアップし、実務経験を積んでいくのがおすすめです。
40代でプログラミングを身につけるメリット
まずは、40代でプログラミングを身につけるメリットを解説します。
今始める理由がなくて悩んでいる人は、下記を参考にモチベーションを上げていきましょう。
専門スキルを習得してどんどんキャリアアップできる
プログラミングには専門知識が必要であり、ある程度トレーニングされた人でないと実務を任せることができない分野です。
だからこそプログラマーやエンジニアの市場価値は高く、年収や就労環境も整備されています。
より理想的な条件で働くためにキャリアアップしたい人こそ、プログラミングを始めとする専門知識を習得しておくとよいでしょう。
40代からでも確実なキャリアアップを狙うのであれば、プログラミングがおすすめです。
40代までに培った社会人経験が活かせる
プログラマーやエンジニアとしての実務経験はなくても、40代であればこれまでに培った社会人経験を活かすことは可能です。
プログラミングに関するスキルだけでなく下記のようなスキルが重宝される現場も多いので、自分に当てはまるスキルがないかチェックしてみましょう。
- コミュニケーション能力
- スケジュール管理能力
- タスク管理能力
- プロジェクト管理能力
- マネジメント能力
- 予実管理能力
- 交渉力
- 基本的なOAスキル
また、40代は社会人として最低限必要なビジネスマナーも備わっており、企業側にとっては教育コストの低い人材であることもメリット。
そのため、あえて40代未経験プログラマーを採用する企業もあるため、十分な可能性があると言えるでしょう。
早い段階でマネジメントを任せてもらえる可能性がある
40代の場合、基本的なプログラミングスキルが身に付いた段階でマネジメントを任せてもらえる可能性があります。
「上司の年齢は上の方がやりやすい」と考える層も一定数いるため、会社によっては年齢がアドバンテージになることも。
チームリーダーとなって全体を牽引したり、ディレクターになって他職種との懸け橋的な存在になったりすることも多く、さまざまな経験ができるのがメリットです。
プログラミング以外のスキルを伸ばすきっかけにもなるので、ぜひチャレンジしてみましょう。
子育て・介護と両立しながらテレワークできる
プログラミングはパソコンとインターネット環境さえあればできるため、テレワークとの相性も抜群です。
テレワークを認めている会社であれば、自宅やコワーキングスペース等で働ける道が拓けます。
特に40代は子育てや介護の負担が大きくなりやすく、出勤必須の職種に限界を感じる人が増えてしまいがち。
無理なく仕事とプライベートを両立したい人は早めにスキルを習得し、ワークライフバランス重視の働き方に切り替えていきましょう。
40代未経験者におすすめのプログラミング言語
プログラミングにはプログラミング言語の習得が不可欠であり、シーンや用途ごとに使う言語は異なります。
まずはどのプログラミング言語を中心に学ぶかイメージしておけば、プログラミングスクールも選びやすくなるのでチェックしておきましょう。
下記では、40代未経験におすすめのプログラミング言語を紹介します。
PHP
PHPとは、Webサイトに動的な動きを追加するためのスクリプト言語です。
MySQLなどデータベースとの連携も容易なので汎用性が高く、初心者にとってわかりやすい記述を使うことが多いのもおすすめポイント。
WordPressを含めたWebアプリケーションの開発にもよく使われているので、習得しておいて間違いはありません。
JavaScript
JavaScriptもPHP同様、Webサイトに動的な動きを追加するプログラミング言語です。
PHPの処理はサーバー側で実行されますが、JavaScriptの処理はWebページを訪問するユーザー側で実行されるのが大きな違い。
フレームワークが豊富なので初心者も参照しながら工夫しやすいこと、特別な開発環境が必要ないことも人気の理由となりました。
現在はフロントエンドだけでなくバックエンドでも利用されることが多く、他言語との併用も可能です。
Ruby
Rubyとは、まつもと ゆきひろ氏(通称:Matz)によって日本で開発されたオブジェクト指向スクリプト言語です。
フリーソフトウェアなので学習コストがかからず、複製・変更・再配布できるため先人の知恵を借りやすいのがメリット。
シンプルで書きやすいコード構成になっているので、初心者の学習にもおすすめです。
Webサイト制作、ショッピングサイト構築、SNS開発などさまざまな開発ができるので、汎用性の高いスキルを好む人にも向いています。
Python
Python(パイソン)は機械学習や深層学習を支えるプログラミング言語であり、近年発展の目覚ましいAI分野で導入されていることが多いです。
画像処理・音声処理・動画処理の他、数値計算・統計分析・自然言語処理など多彩な場面で活用されています。
そのため、AIエンジニアやデータサイエンティストを目指す人におすすめ。
汎用性の高いコードをまとめたPython用のライブラリも充実しているので、参考にしながらスキルアップできるのも利点です。
Go
GoはGoogle社によって開発・発表されたプログラミング言語であり、「Go言語」と呼ぶこともります。
IoTやコンテナ技術など将来性の高い分野で活用されていることが多く、Go言語を使えるエンジニアの市場価値は年々高まっています。
高速処理ができる、複雑なシステム構築に対応できるなど、ビジネス向けの側面も強いのが特徴。
今後さらにニーズが拡大されるだろうと予想されているため、今のうちにスキルアップして市場価値を上げておきたい人におすすめです。
40代未経験からプログラマーになる方法
プログラマーになるにはプログラミング学習が必須なので、まずは学び方を決めましょう。
その後キャリアの選択肢を絞り込んでいけば、理想的な働き方も叶いますよ。
下記では代表的な方法を解説します。
プログラミングスクールで学びながら転職する
プログラミングスクールであれば、完全未経験でも効率よくプログラミングスキルを習得できます。
プロのエンジニアも常駐しているのでわからないことを質問しやすく、スクールによってはポートフォリオ添削やチーム開発までサポートしてくれるのがメリット。
プログラマーとして現場に出てからの混乱を避けられるので、実践的な学びを得たいときにおすすめです。
また、キャリアサポートが手厚いプログラミングスクールでは、下記のような転職支援を提供しています。
- 業界分析サポート
- 職種分析サポート
- 企業分析サポート
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 未経験歓迎求人の紹介
- 面接トレーニング
- 面接日調整
- 入社条件交渉
一般的な転職エージェントで提供されるサポートは全て網羅されているので、別サービスを使う手間もかかりません。
就業中でも両立できるカリキュラムのあるプログラミングスクールも増えているので、活用してみましょう。
独学でスキルを習得してから転職する
市販のテキストや動画教材を活用し、独学でプログラミング学習する方法もあります。
最小限のコストだけで済むので金銭的なメリットが大きいですが、学習期間が長期化しやすいことと挫折しやすいことに注意が必要です。
基本知識を身につけるだけでも、プログラマー求人に応募しやすくなります。
とはいえ実務未経験の立場で転職することになるため、年収や待遇が下がる可能性も。
まずは自分とプログラミングの相性を確かめてから判断するなど、ローペースでも問題ない人向けの手法です。
プログラミング関連の職業訓練を受けてから転職する
ハローワークではプログラミング関連の職業訓練講座を開講しているうえ、無料もしくはかなり割安で受講できるのでチェックしてみましょう。
もともとハローワークは職業紹介をする場でもあるため、実務未経験でも応募できる求人を積極的にピックアップしてくれるのがメリットです。
ただし、希望する全員が職業訓練講座を受けられるとは限りません。
雇用保険の加入履歴や現在の就業状況が聞かれる他、面接試験を通過しなければいけないことが多く、今現在仕事に困っていない人の受講はほぼ不可能です。
平日日中に開講することが多いため、無理なく参加できるかシミュレーションしてから申し込みしましょう。
プログラミング副業で実績を得てから転職する
プログラミング副業を始め、実績を得てから転職するのもおすすめです。
会社員プログラマーとしての就業経験がなくても、「プログラミングスキルでお金を稼いだ経験」や「企業の実案件に参画した経験」を買ってもらえる可能性が高く、実質的に実務経験アリと判断されることも。
ポートフォリオを提示しながら過去の経験もアピールでき、転職を有利に進められます。
すでにスキルを習得している人は、クラウドソーシングサイトやスキルマーケット等で簡単な案件からステップアップしていきましょう。
未経験歓迎求人に早速応募する
すぐにでもプログラマーになりたい人は、さっそく未経験歓迎求人に応募してみるのもひとつの手段です。
プログラミング知識ゼロの状態で応募するため、入社以降の勉強は欠かせませんが、早めにキャリアを構築できるのが大きなメリット。
特に40代であればのんびり学んでいる時間はあまりないため、先に転職先を確保してしまうのもおすすめです。
未経験歓迎求人を出す企業であれば教育体制が整っていることも多いので、安心してよいでしょう。
ただし、同じ未経験であれば20代30代の方が優先的に合格しやすく、想像通りの転職スケジュールにならない可能性があります。
ある程度書類選考で落ちてしまうことを頭に置き、応募数を増やすなど工夫していきましょう。
40代未経験者がプログラマーを目指すならスクールに通うべき理由
「プログラミングスクール=高額」というイメージのある人にとって、入会は大きな決断となります。
ここでは40代未経験こそプログラミングスクールを活用した方がいい理由に触れるので、検討材料として活用してください。
未経験でも分かりやすい体系的なカリキュラムがあるから
プログラミングスクールには、未経験でも分かりやすい体系的なカリキュラムがあります。
簡単にクリアできる基礎・基本から段階的にステップアップする形式を取っているため、成功体験を積みながら次の単元に進めるのがポイント。
「どこから手をつければいいの?」「学び始めた単元が難しすぎて挫折気味…」というミスマッチもなく、やるべきことが明確になるのも魅力です。
プログラミングが全くわからない人こそ、プロが監修した王道カリキュラムを使いながら効率よく学習していきましょう。
わからないことがあったときに質問できる相手がいるから
プログラミングスクールには現役のエンジニアや学習コーチが常駐しており、わからないことがあったときいつでも質問できる体制が整っています。
中には24時間利用できる質問掲示板があるプログラミングスクールもあるので、疑問を疑問として残さずに学習を進められ、学べば学ぶほど学習効率を高められます。
プログラミングスクールに入会したら質問サポートをフル活用し、わからないところがない状態での卒業を目指しましょう!
短期間でスキルアップできるから
プログラミングスクールには、3~6ヶ月前後で必要な学習を全て完了できるようカリキュラムが整備されています。
具体的な学習期間はプログラミングスクールやコースごとに異なりますが、最短で2~3ヶ月程度のスクールもあるので必見です。
本業があって忙しい人や、プログラマーとして早めにキャリアをスタートさせたい人にとっては、嬉しいシステムと言えるでしょう。
支払いも長く続かないため、金銭的なメリットにもつながります。
未経験歓迎求人を紹介してくれるから
プログラミングスクールのキャリアサポートを活用すれば、未経験歓迎求人を紹介してもらうことも可能です。
キャリアアドバイザーも常駐していて、プログラマーになりたい理由や志望動機の可視化など、転職エージェントレベルのサポートが提供されているので、不安なことは何でも相談してみましょう。
また、職場の雰囲気や福利厚生なども教えてもらえるなど、入社後のミスマッチを防ぐ対策も講じてくれますよ。
就職セミナーや転職ノウハウ指導が充実しているから
プログラミングスクールでは、就職セミナーの紹介や転職ノウハウの共有も実施しています。
IT業界全般に関する勉強会や、プログラマー転職するためのコツなどを教えてもらえるので、スケジュールの空きを狙って参加してみましょう。
時には同じプログラミングスクールの受講生同士で情報交換したり、講師やメンターの主導で業界研究会が開催されたりすることも。
ひとりではなかなか腰が重くて転職活動に踏み切れない人でも、イベントを活用すれば思いの外手軽にチャレンジできるはず。
マンツーマンで相談に乗ってもらえれば、40代からの転職ノウハウも学べてお得ですよ。
同年代の受講生と知り合えるから
プログラミングスクールを利用する40代は意外と多く、受講生同士のつながりが深いスクールであれば、同年代と知り合える可能性があります。
同じ世代だからこそ就職・転職に関する悩みに共感しあえたり、ライフサイクルが似通っていて相談しやすかったりするのが魅力。
ひとりで難しいプログラミングに挑戦するよりも、モチベーションを維持しやすくなるはずです。
独学より挫折しづらいから
プロの講師に質問できたり、受講生同士で励ましあったりすることで挫折を防げるのもプログラミングスクールを利用する大きなメリット。
独学では質問できる相手がおらず、難しい学習を継続しなければいけないモチベーションが続かないため挫折してしまう可能性が高いのが事実。
せっかくプログラミング学習を始めても、完走できなければプログラマー転職もできなくなるため、挫折対策は十分に講じる必要があるのです。
プログラミングスクールでは「モチベーションを見失ってしまった」など率直な相談もできるので、困ったときこそ頼りになりますよ。
40代未経験者のプログラミングスクールの選び方と注意点
とお悩みの人は、下記の基準でプログラミングスクールを比較してみましょう。
自分に合うスクールを見つけられるので、入会後のミスマッチを予防できます。
年齢制限の有無
プログラミングスクールによっては、受講に年齢制限を設けている場合があるので注意しましょう。
特に、無料のプログラミングスクールや転職保障のあるプログラミングスクールは年齢制限を設けていることが多いです。
「受講には年齢制限がないが、転職サポートを提供する年齢には制限をかけている」など、スクールごとに細則はさまざま。
まずは40代でも受講できるスクールか、転職サポートの対象になっているかをチェックするのがおすすめです。
講師の質
プログラミングスクールに在籍している講師は、現役エンジニア講師とそれ以外とに大別されます。
現役エンジニア講師であれば、最先端技術の指導はもちろん、現場で重宝されるエンジニア像やエンジニア独特のキャリアイメージなの解像度が高いのがポイント。
常に学び続けなければいけないエンジニア業界だからこそ、「現役」であることがひとつのメリットになります。
反対に、実務経験のない講師やブランクの長い講師の場合、カリキュラム以上のことを教えてもらえないことも。
最低限の質疑応答だけに限定されてしまうため、期待以上のサポートが受けられないことが多いです。
カリキュラムのレベル
カリキュラムのレベルが自分と合っているか、事前に無料体験レッスン等を経て確認しておくことも大切です。
初心者・未経験者歓迎のプログラミングスクールであれば、基本的な用語の解説や簡単な実践ワークからチャレンジできるのでおすすめ。
反対に、実務経験のあるエンジニアや学習経験のある人を対象としているプログラミングスクールでは、レベル差に苦しむ可能性があります。
プログラミング学習で特に大切なのは、継続力。初めから高いレベルを目指そうとしすぎず、少しずつステップアップするイメージで取り組みましょう。
チーム開発の有無
チーム開発とは、複数の受講生でチームを編成しながら模擬プロジェクトに挑戦する学習手法です。
プログラミングスキルだけでなくコミュニケーション能力やスケジュール管理能力も問われるので、総合的な力を伸ばしたい人におすすめ。
現場さながらの体験ができるので、独学ではできないプログラミングスクールならではの学習として注目されています。
ただし、チーム開発のカリキュラムがあるかはスクールごとにさまざま。
プログラマー転職を目的にスクールを利用するのであれば、チーム開発のあるスクールを選定するのがおすすめです。
ポートフォリオ制作サポートの有無
ポートフォリオとは、自分のスキルレベルを客観的に伝えるサンプル作品集のことです。
エンジニアやプログラマーの他、デザイナーやライターなど、専門職はポートフォリオを持参して転職活動することが多いので意識しておきましょう。
ポートフォリオがあれば手ぶらで転職面接に臨むより通過率を上げやすく、自分のスキルを正しく評価してもらえるため入社後のミスマッチも予防できます。
プログラミングスクールによっては、ポートフォリオ制作があらかじめカリキュラムに含まれている場合があります。
自分オリジナルのアイディアを形にしておきたいときは、ポートフォリオ制作サポートを積極的に活用しましょう。
学習サポートの内容
学習サポートの内容も、プログラミングスクールごとに異なります。
既に解説した質問対応サポートやポートフォリオサポート、チーム開発の他、下記のようなサポートがあるかチェックしてみましょう。
- マンツーマンでの質疑応答・相談体制
- 自由に使えるFAQ掲示板
- 個別の学習プラン作成
- 学習ログ管理機能
プログラミングスクールは、自分にとって学習しやすいと思えるサポートがあるところにするのが一番です。
入会後に利用している姿をイメージしながら比較・検討していきましょう。
キャリアサポートの内容
キャリアサポートの内容を確認し、安心して相談できる体制か判断するのも効果的です。
- 業界分析サポート
- 職種分析サポート
- 自己分析サポート
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 未経験歓迎求人の紹介
- 模擬面接(面接トレーニング)
- 面接日程の調整
- 入社条件交渉
その他、マンツーマンでのキャリアカウンセリングや適職診断・年収診断をしてくれるプログラミングスクールもあるので必見。
手厚いサポートがあれば、40代未経験でもプログラマー転職を成功させやすくなりますよ。
就職・転職実績
就職・転職支援実績や転職成功率を確認し、実績のあるプログラミングスクールを優先する方法もあります。
年齢別の転職実績を公開しているプログラミングスクールは少ないため、無料カウンセリングや個別相談会で聞いてみるのもよいでしょう。
「40代未経験でもプログラマー転職できた事例があるか」など細かな事例を聞くことができれば、安心して入会できます。
なお、もし40代からの転職が厳しいと言われてしまった場合は、別途転職エージェントや転職サイトを使う必要があります。
同時並行で依頼先を探すなど工夫し、「せっかく勉強したのに転職できなかった」という事態を防ぎましょう。
学習期間
最短1ヶ月でカリキュラムを修了できるプログラミングスクールもあれば、半年から1年程度かけてじっくり学ぶスクールもあり、学習期間はそれぞれ。
初心者向けに基礎を学ぶだけのカリキュラムや、特定のプログラミング言語だけを集中的に学ぶカリキュラムであれば、期間が短め。
反対に、特定分野のエンジニアとして身につけておきたいスキルを横断的に学ぶプログラミングスクールの場合、学習期間が長めに設けられています。
その他、プログラミング学習だけにフルコミットできるのか、仕事と両立しながらローペースで学んでいくのかも影響します。
詳しくはプログラミングスクールの無料カウンセリング等を利用し、自分のケースについてシミュレーションしてもらうのがおすすめです。
料金
無理なく支払える受講料か、入会金・違約金(解約金)・その他オプション費用まで含めて確認します。
場合によってはクレジットカード払いや分割払い等も検討し、費用面でのデメリットを少なくすることも大切。
受講料の最大70%を後から還付してもらえる「教育訓練給付金」制度の対象スクールであれば、実質的な負担を大幅に減らせます。
その他、季節ごとに開催されるお得な入会キャンペーンや各種割引を適用してもらい、少しでも安く入会するのも効果的です。
口コミ・評判
SNSやブログを中心にプログラミングスクールごとの口コミ・評判を収集し、リアルな満足度を調べておくのもおすすめです。
スクールのメリットだけでなくデメリットも知れるので、入会後にがっかりすることがありません。
また、極端に口コミの悪いプログラミングスクールを避けることもできるので、時間とお金の無駄を省けます。
プログラミングスクールの公式HPにも受講体験談が掲載されている場合があるため、自分と似た境遇の人がいないか確認してみましょう。
40代未経験者におすすめのプログラミングスクール6選
ここでは、40代未経験者におすすめのプログラミングスクールを紹介します。
それぞれの特徴にも触れるので、気になるスクールがないか目を通してみましょう。
DMM WEBCAMP(ウェブキャンプ)
入会金 | なし |
---|---|
受講料 | 17万4,900円~ |
受講期間 | 4週間~ |
返金制度 | 8日間の無条件返金保証あり |
習得できるスキル | PHP・Java・Python・AIなど |
教室/授業形態 | オンライン |
DMM WEBCAMP(ウェブキャンプ)は未経験特化型のプログラミングスクールであり、初心者にもわかりやすく指導してくれるのが特徴です。
在籍している講師は全員全員DMM認定を受けた現役エンジニアで、指導の質が高いのもメリット。
「エンジニア転職コース」であれば最短3ヶ月の短期集中型で転職を目指すことができ、ブランク期間を設けることなくキャリアをスタートできます。
常に最新の採用動向を取り入れてアップデートされている面接対策もあるので、選考が不安な方でも安心です。
働き方や働く環境が大きく変わりました!自衛官からの転職なので、肉体的な労働から頭を使う働き方になりました。現在はただ体を使うだけではなく、「この場合はどうすればいいんだろう?」と考えながら働けています。
転職活動を行い様々な業界を見ていく中で、IT企業が掲げているビジョンにワクワクして「未来が変わるんじゃないか」と思いました。まずは「IT業界のことやサービスを作るとはどういうことなのかを理解したい!」という思いからエンジニアを目指しました。
SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)
入会金 | なし |
---|---|
受講料 | 15万6,000円~ |
受講期間 | 4週間~ |
返金制度 | 転職保証による返金対応あり |
習得できるスキル | PHP・Java・Python・AIなど |
教室/授業形態 | オンライン/教室 |
SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)は、完全マンツーマン型のオンラインプログラミングスクールです。
カリキュラムもオーダーメイドで作成してくれるので、本業や家庭とプログラミング学習を両立したい方にも向いています。
「転職保証コース」を卒業した人の転職成功率は99%と非常に高く、平均年収も65万円アップしています。
誰もが知る大手IT企業から新進気鋭のメガベンチャーまでさまざまな求人を紹介してもらえるので、チェックしておきましょう。
転職自体が初めてだったので、今取り組んでいる方法で正しいのか、服装は問題ないかなど、ネットに載ってない細かなことを気軽に尋ねることができて安心しました。時には、当時の職場での悩みやプライベートな出来事といった転職とは関係ない話まで聞いてもらうことも(笑)。
気持ちが不安定になる転職活動中に精神的に支えてもらえたことが大きかったです。引用:卒業生インタビュー
私自身、高校を卒業してから資格を取ることなく工場での仕事をしていて、プライベートでの努力を行ってきませんでした。実際SAMURAIで資格取得をしてみて、知識を証明できる喜びと自分で掴み取れた達成感が成功体験になりました。
「これができたら他のこともできる」という自信になるので、挑戦するだけで価値があると思います。引用:卒業生インタビュー
TechAcademy(テックアカデミー)
入会金 | なし |
---|---|
受講料 | 17万4,900円~ |
受講期間 | 4週間~ |
返金制度 | 8日間の無条件返金保証あり |
習得できるスキル | PHP・Java・Python・AIなど |
教室/授業形態 | オンライン |
Tech Academy(テックアカデミー)には、現役エンジニア講師とは別に専属のキャリアアドバイザーが常駐しているので、自己分析から面接対策までいつでも相談できる環境が整っています。
プログラミング学習だけでなく、ハイレベルなキャリアサポートを受けたい人におすすめ。
PHPからPythonまで学べる幅広いカリキュラムと、個別学習最適化を支援するカウンセリングも特徴的です。
ただし、下記に該当する方のみが転職保証の適用対象であり、40代は含まれていない点に注意しましょう。
- 受講開始時点で20歳以上32歳以下の方
- 新卒での就職ではなく転職を検討されている方
- 東京での勤務が可能な方
- IT企業へエンジニアとして転職の意思がある方
- 受講期間中から修了後6ヶ月間は転職活動をする意思がある方
- 期間中に学習時間を213時間以上確保できる方(学習時間の目安は213〜360時間)
- マンツーマンメンタリングを全て欠席なく実施
- 6週間までJavaコースの全課題が終了した方
- 16週間までAIコースの全課題が終了した方
- 全ての課題に合格された方
- 企業面接設定後に無断キャンセルがない方
- 応募した企業からの面接依頼に必ず回答する方
40代の場合は転職保証はつきませんが、転職に関するアドバイスを受けることはできるので活用していきましょう。
テックアカデミーで学んだのはPHP/Larabelコースでしたが、実際の仕事では、フロントエンドの実務も行う必要があるようです。でも「会社の内容に共感していただけるならば、スキルは教えられる」そんなふうに言ってもらっています。
スキルはなくとも、学ぶ習慣というのものは生きてくる。僕はテックアカデミーで学んでから、学びながらやっていける自信がついた気がします。
これまで自己分析は一度もやったことがなく、自分のタイプも見えて、履歴書で自己PRを書くときにとても役立ちました。面接などの事前準備についての相談させていただいたとき、ある程度話すことを考えていくといいですよとアドバイスもいただいて、とてもよかったです。
いくら自分が喋るのが好きだからといってもいざ面接となるとかなり緊張もしました。言うことにつまずいたら頭が真っ白になってしまっていたので、もっとしっかり準備しておけばよかったです。アドバイスのおかげで最低限はクリアできたのでよかったです。
RUNTEQ(ランテック)
入会金 | なし |
---|---|
受講料 | 55万円 |
受講期間 | 5ヶ月~ |
返金制度 | 8日間の全額返金保証あり |
習得できるスキル | Ruby・Ruby on Rails・ JavaScriptなど |
教室/授業形態 | オンライン |
RUNTEQ(ランテック)は実践型のプログラミングスクールであり、実務に役立つ本格的なプログラミングスキルの習得が叶います。
カリキュラム後半にはチーム開発やポートフォリオ制作の時間が十分に確保されているので、現場さながらの学びができるのもポイント。
運営元であるテックカンパニーはもともとソフトウェアの開発会社なので、エンジニアの現場を熟知しているのもメリットです。
Web系開発会社内定率98%の実績を記録しているので、Web関連の職種を希望する方におすすめです。
“やりたいこと”を仕事にするのは、こんなにも気持ちが豊かになるものかと驚く日々ですね。働きはじめたら当然ギャップが生じるものだと覚悟していましたが、良い意味で裏切られたというか。幸福度がぐんと上がって、『うわ~人生楽しいなぁ』なんて喜びを噛みしめています。
周りを気にせず、自分のペースで頑張ってほしいなと思います。僕はカリキュラムに遅れたりすると、つい周りの人と比べてしまい、どんどんネガティブな気持ちになってしまっていたので…。
RUNTEQで学ぶ最終的な目標は、エンジニアになることであり、カリキュラムを早く終わらせることではありません。
自分が決めた道を自分のペースで頑張ってれば、目標は必ず達成できるはずです!
40代未経験者がプログラミングで仕事を獲得するには
プログラミングで仕事を獲得する方法は、会社員として転職する以外にも複数存在します。
ここでは代表的な手法を解説するので、参考にしてみましょう。
プログラミングスクールのキャリアサポートを活用する
最も手っ取り早いのが、利用したプログラミングスクールのキャリアサポートをそのまま利用する方法です。
プログラミング学習と転職支援を一気通貫型で受けることができ、別サービスを使う手間や時間がかかりません。
自分のスキルレベルも理解したうえでサポートしてくれるので、企業側とのミスマッチが生じないのもメリットです。
ただし、プログラミングスクールによってはキャリアサポート提供に年齢制限を設けていることも。
どうしても40代が対象外になってしまう場合、別の方法を考えるしかありません。
転職エージェントやフリーランスエージェントを活用する
IT転職に強いエージェントや未経験歓迎求人の多いエージェントを利用すれば、40代未経験でも無理なく転職できる可能性が高いです。
転職特化型のサービスなので取り扱う求人数も多く、転職の選択肢を幅広く確保できます。
また、フリーランスプログラマーになりたい人はフリーランス向けエージェントを活用するのもおすすめ。
スキルレベルに合った案件を個別に紹介してくれるため、営業の手間を省けます。
その分報酬から手数料が引かれることが多いので、事前に手数料率は必ずチェックしておきましょう。
ハイレベルなポートフォリオを制作する
ハイレベルなポートフォリオを制作しておけば、書類選考・面接ともに通過しやすくなります。
完全未経験でも企業が求めるスキルレベルと一致していれば採用されやすく、ポートフォリオがひとつの判断材料になることも。
また、技術がまだまだ拙くても、アイディアや行動力を評価されて内定につながることも多いです。
まずは評価されるポートフォリオにするため、テンプレートを使ったり妥協したりするのを防ぎましょう。
プログラミング関連の資格を取得する
プログラミング関連の資格を取得し、勉強してきた実績を目に見える形で示すのも効果的。
資格試験に合格した経験は自分の自信にもなるので、転職先に積極的な提案ができるようになります。
また、同じ実務未経験同士が応募してきたとき、資格がある方が有利になりやすいのもポイント。
プログラミングスクール等で学んだことを形にしておきたい人こそ、資格試験に挑戦してみましょう。
副業で実績を得る
クラウドソーシングサイトやスキルマーケット等を使って副業を始め、コツコツ実績を積み上げておくのもおすすめ。
プログラミングスキルで仕事を得た経験さえあれば、「実務未経験」から脱却できます。
会社員プログラマーとして就業した職歴がなくても、十分アピールできるポイントを増やせるでしょう。
そのままフリーランスプログラマーとして独立するもよし、副業実績をもとにプログラマーとして転職するもよし、さまざまなキャリアプランが拓けますよ。
参考:DAINOTE(エンジニア副業におすすめのサイト6選!週1-3・土日OKの案件の探し方や稼ぐコツを解説)
40代プログラミング未経験の方によくある質問
最後に、40代プログラミング未経験の方によくある質問を紹介します。
気になる項目がないかチェックし、プログラミング学習に関する不安を払拭しておきましょう。
40代からプログラミングを始めるのは無謀ですか?
40代からプログラミングを始めるのは、無謀ではありません。
ITニーズが年々高くなっている昨今、エンジニアやプログラマーなど専門職人材の不足が心配されており、リスキル(学び直し)によるキャリアアップが奨励されています。
プログラミングスクール受講生も対象に含まれている「教育訓練給付金」も、新たなスキル習得を支援する目的で始まった制度です。
年齢に関わらずプログラミングを始める門戸は開かれているので、気になる人はぜひ挑戦してみましょう!
40代未経験でもIT企業に雇ってもらえますか?
40代未経験でも、IT企業に雇ってもらうことは可能です。
それまで培ってきたビジネススキルを活かしたり、ポートフォリオや資格を評価されて内定が出たりすることも多いです。
ただし、アピールできるポイントがないと20代30代など若手人材を重宝されてしまうのも事実。
自分なりの得意分野や明確な転職理由を提示し、応募先に納得感を与えられるよう選考対策しておきましょう。
40代が働きながらプログラミングスクールを利用することは可能ですか?
働きながらプログラミングスクールを利用することも可能です。
スクールによっては、平日夜間や土日祝日だけでも無理なくカリキュラムを進められるよう、学習ペースを工夫してくれるケースがあるので相談してみましょう。
24時間体制の質問掲示板やLINEを使った相談体制があれば、いつでも気軽に利用できます。
ただし、捻出できる学習時間が極端に少ない場合は要注意。
次の学習までに前回の内容を忘れてしまいやすく、学習期間も長期化するため非効率になることも。
まずは自分がプログラミング学習に割ける時間を可視化したうえで、プログラミングスクールの無料カウンセリング等で相談してみましょう。
40代が独学でプログラミングを学ぶことも可能ですか?
独学でプログラミングを学ぶことも可能ですが、挫折のリスクが大きいため注意しましょう。
「どのテキストを使えばいいかわからない」
「不明点を聞ける相手がいないので学習が進められない」
など、思わぬところで躓いてしまうことも。
ゆっくり学んでいるうちに50代目前にならないよう、学習期間への配慮も必要です。
まとめ|40代でも利用できるおすすめプログラミングスクールは多い!
40代未経験でも利用できるプログラミングスクールは多く、手厚いサポートとわかりやすいカリキュラムで学習を効率化できます。
早い段階でプログラマーとしてのキャリアをスタートさせておきたい40代だからこそ、スピードを重視した学習法になるよう対策しておきましょう。
本記事で紹介したプログラミングスクールや選び方を参考に、まずは相性の良さそうな学び方を探してみてくださいね。