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期待して入社した会社が自分に合わなさそうだと、ついがっかりしてしまうもの。
働き続けるのが無理だと分かった段階で早めに辞めるのが理想ですが、ほとんどの会社では入社してしばらく試用期間を設けています。
試用期間で辞めるのは通常の退職より気まずく、何と言い出せばいいか迷ってしまいがち。
そこで今回は、試用期間で辞めるのが気まずい人に向けて、具体的な辞め方を紹介します。
退職に悩んだとき便利に使えるサービスも紹介するので、チェックしてみましょう。
- 試用期間で辞めることは迷惑ではない
- 法律的に試用期間中の退職には問題がない
- 試用期間で辞めることのデメリット
- 試用期間中にスムーズ辞める方法
- 試用期間中に辞めるときに便利なサービス
例えば、退職代行モームリは退職後の転職支援サービス利用で全額お金が返ってくるので実質お金がかからずに次の職場を探すことも可能です。
試用期間で辞めるのは迷惑ではない!
結論からお伝えすると、試用期間で辞めるのは全く迷惑ではありません。
試用期間とは、「使用者が労働者を本採用する前に試験的に雇用する期間」として設けられている制度です。
本格的な雇用契約を締結する前の、文字通り「お試し期間」だと捉えるとよいでしょう。
試用期間中に十分なスキル・経験・人柄・コミュニケーション能力があると評価されれば、無期雇用に向けた契約を締結します。
「試用期間=会社から試される期間」である一方、労働者にとってのお試し期間でもあるのがポイント。。
つまり、「試用期間=会社を試す期間」でもあると捉えれば、試用期間で会社を辞めてしまうのは問題ない行為と言えます。
お互いの相性を判断するために設けられているのが試用期間だからこそ、試用期間中に長く働ける職場かしっかり見定めていくのが理想です。
試用期間中の退職に気まずさは感じなくていい理由は?
試用期間中にどうしても会社と合わなさそうだと感じたときは、遠慮せず退職して問題ありません。
ここでは、なぜ試用期間中の退職に気まずさを感じてなくてよいのか、解説します。
試用期間中の退職でも法律的に何の問題もないから
正社員雇用の場合、試用期間中でも同じく正社員の扱いになるため、民法627条が適用されます。
下記の通り、いつでも雇用契約解消の申し出ができることになっているので、試用期間中の退職でも法律的に何の問題もありません。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
つまり、退職したい日から逆算して2週間前までに申し出ておけば、試用期間中の退職でも問題ないことがわかります。
また、民法628条ではやむを得ない事情がある場合の退職にも触れられており、どうしても2週間前の申し出が厳しいときはこちらが適用されます。
当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。
「やむを得ない理由」とは主に下記が該当しますが、それ以外の理由でも会社次第では問題なく退職手続きしてくれることがあるため相談してみましょう。
- 病気・怪我・心身の障害
- 家族の病気・介護など
- 業務が法令に違反している
- 賃金不払いなど重篤な債務不履行が発生した
円満に退職したいのであれば就職先の退職規定に従うのが理想ですが、やむを得ない場合は急な退職でも問題ありません。
職業選択の自由が確保されている日本だからこそ、試用期間中の退職や急な退職でも問題ないのです。
相性を見極める目的で設けられているのが試用期間だから
試用期間は使用者と労働者の相性を見極めるために設けられる期間であり、相性が悪ければ当然本採用を断れます。
「どうしても社風が合わない」「面接時に聞いていた内容と違う」など違和感があれば、むしろ試用期間中に申し出ておいた方がよいでしょう。
相性の合わない会社で働き続けるとストレスが溜まりやすく、理想的なキャリアプランを歩めなくなる場合があるため、あまりメリットを感じません。
一方、試用期間中は自分も会社に評価されているという意識を持つことが大切です。
もし働き続けたいと思える理想的な職場があっても、会社から評価されなければ試用期間で終了となってしまうリスクがあるので注意しましょう。
中途半端に続けてから退職するよりダメージが少ないから
試用期間中の退職を気まずく思い、そのまま本採用まで進むことも可能ですが、却って双方にダメージが出る場合があるため注意しましょう。
例えば社風が合わなさそうなのに本採用へ進んだ場合、どうしても会社のカルチャーにフィットすることができず、働けば働くほど違和感を覚えやすくなります。
同様に、人間関係や労働条件面での違和感を無視して本採用に進むと、後々ミスマッチが多くなってモチベーションが低下してしまうことも。
結果、仕事の生産性が下がり、社内評価も下がり、給料も下がる…など負のスパイラルに突入することも珍しくありません。
試用期間中に明らかな違和感があるときは、無理して本採用に進む必要はありません。
むしろ試用期間のうちに退職しておくことが、ミスマッチを最小限に抑える対策となります。
試用期間の退職だと職場が助かる場合もあるから
転職エージェントやスカウトサービス等を活用して転職している場合、試用期間中の退職だと却って職場が助かる場合があります。
多くの人材紹介サービスでは、早期退職に対する「払戻金制度」を設けています。
「払戻金制度」とは、就職から一定期間以内に自己退職した求職者がいた場合、在籍日数に応じて人材紹介料(手数料)を返金する制度です。
大手転職エージェントでも下記のように規定されており、万が一試用期間中に退職されてしまった場合でも企業側に大きな不利益が出ないよう工夫されています。
当社の職業紹介により入社した求職者について、入社日から90日以内(契約書・覚書等で別途定めた場合は当該定めによります)に自己都合を理由に退職された場合、当社は求人者から支払いを受けた紹介手数料の半額を返金いたします。
採用された人材が貴社に入社後6か月以内に、明らかに対象者本人の責により解雇された場合、または自己都合により退職した場合、契約時の返金規定により返金いたします。 返金額は退職までの期間によって異なります。
一般的に、入社1ヶ月に退職した場合は80~100%を、入社3ヶ月以内に退職した場合は50%程度を返金するのが相場です。
上記期限を超えてから退職されるより、試用期間中に退職された方が払戻金が多くなることがわかります。
そのため、「どうせ辞めるなら早めに相談してほしい」「辞めるなら試用期間中に判断してほしい」という会社が一定数あるのです。
試用期間でも辞めるべき会社の特徴とは?
試用期間中の退職を迷ったときは、就職先が下記に該当するかチェックしてみましょう。
万が一該当する場合、試用期間中であっても早めに退職するのが理想です。
反対に、下記に該当せず自分の気持ちの問題だけであれば、頑張って続けるのもひとつの手段です。
長時間労働・休日出勤・サービス残業が当たり前の会社
長時間労働が当たり前になっている会社では、将来的に心身のバランスを崩してしまう恐れがあるので注意しましょう。
無理して本採用に進んでも、過労が原因で体調不良になったり、ストレスでメンタルを病んでしまったりすることもあります。
とはいえ、試用期間中に無理な長時間労働を求めらえることは少なく、本質がわからないケースも多いです。
先輩社員に下記のような働き方が見られるときは、自分も同じ目に遭うことが多いので要注意。
- 定時になったのに誰も帰る素振りがない
- 会社休業日に誰か出勤している痕跡がある
- 深夜・早朝に電話しても誰かしら対応してくれる
- 時間外に会議や打ち合わせが設定されている
- タイムカードがなく労働実態が不明瞭である
- 「みんな残っているのに自分だけ帰るの?」など残業前提のコミュニケーションがある
その他、先輩社員に有給消化日数について質問しておくなど、リアルな働き方を探って判断するのもおすすめ。
試用期間中は「早く仕事に慣れよう」と業務にばかり集中してしまいがちですが、周りの働き方にも目を向けてみましょう。
明らかに労働安全衛生対策を怠っている会社
明らかに労働安全衛生を怠っている会社は、将来重篤な事故を引き起こす可能性があります。
運よく自分が巻き込まれなくても、取引先に評判が伝わって会社全体の業績が下がれば、結果的に自分の待遇も下がります。
最悪の場合、労働基準監督署など関連省庁から業務停止や是正勧告が出る場合もあるので注意しましょう。
- 重機・車両の点検や安全対策が実施されていない(または不十分)
- 健康診断やストレスチェックが実施されていない
- 労働基準法で定められた範囲を超える時間外労働が常態化している
- 有資格者しかできないはずの作業を無資格者が担当している
- 環境・気温に合わせて冷暖房が使用されていない
高所作業における墜落防止器具の使用徹底など人命に関わるものから、従業員のストレス管理など問題が表面化しづらいものまで、労働安全衛生の内容はさまざまです。
安心して働ける環境ではないと感じたときは、無理せず本採用を見送りましょう。
コンプライアンス意識の低い会社
コンプライアンス意識の低い会社も、従業員・顧客間トラブルや社会的責任の追及など大きなリスクを背負っているので注意しましょう。
前述した労働安全衛生の不徹底に加え、下記のような会社は避けるのが無難です。
- 情報管理が雑、不徹底
- サービス残業の常態化
- 不適切なSNS使用
- 企業支給品の不正利用
例えば、カフェやファミリーレストランなどオープンスペースにおいて社名を出してミーティングすれば、社内情報の漏洩につながります。
顧客情報の扱いや管理が雑、個人情報を誰でも閲覧できてしまう、など管理不徹底にも気を付けましょう。
重要なドキュメントにパスワードがかかっていない、顧客リストの持ち帰りなど、今後トラブルの種になりそうな部分がないかチェックすることも大切です。
ハラスメントが横行している会社
ハラスメントが横行している会社では職場の雰囲気が悪化しやすく、心理的安全性を築けないのがデメリットです。
自分が直接ターゲットになっていなくても、コミュニケーション面での壁が業務に支障を来たす場合があるため注意しましょう。
近年はハラスメントの種類も増えており、嫌がらせや社内いじめに発展する事例も出ています。
- 権力で相手を操るパワーハラスメント
- 性的な嫌がらせや声かけを含むセクシャルハラスメント
- 理由なく性別で役割を区切るジェンダーハラスメント
- 妊娠・出産・育児に関するマタニティハラスメント
- 介護に関するケアハラスメント
- 飲酒に関するアルコールハラスメント
- 自主退職に追い込む目的でおこなわれるリストラハラスメント
- いじめ、無視、人格否定などを含むモラルハラスメント
ハラスメントは、コンプライアンス意識の違いによって生じることがほとんどです。
また、「一切のミスが許されない雰囲気」「現場責任者の権限が強すぎる管理体制」など職場環境が原因で起きるハラスメントもあります。
試用期間の段階で明らかなハラスメントを発見した場合、今後も同じことが起こり得ます。
人間関係が悪すぎる会社
人間関係が悪すぎる会社も、長続きする職場とは言えません。
パワーハラスメントやセクシャルハラスメントはもちろん、どことなくコミュニケーションが取りづらい雰囲気がないか、チェックしてみましょう。
具体的には、下記のような様子があれば要注意です。
- 業務上の質問・相談をしても対応してもらえない
- 仕事や責任を押し付け合っている
- ミスを必要以上に責める
- 社内で挨拶をする習慣がない
- 離職率が高い
- 従業員の属性(年齢・性別等)が極端に偏っている
- 業務過多で常に忙しい
反対に、部門横断型の社内コミュニケーションが取れていたり、質問・相談が歓迎されていたりする会社であれば安心です。
ギスギスした雰囲気のなかで働きたくない人は、試用期間中にこそ社内の人間関係を見極めておきましょう。
内定交渉時と異なる労働条件を提示してくる会社
内定交渉時と異なる労働条件を提示してきた場合、試用期間中でも遠慮なく断りましょう。
業務上最低限必要な変更指示や配置転換であれば問題ないですが、下記のような「働き方」に関わる変更であれば要注意です。
- 契約期間
- 年収(月収・賞与・各種手当含む)
- 賃金の支払方法
- 役職
- 始業(終業)時刻
- 就業場所
- 仕事内容
- 休憩時間
- 休日・休暇
- 所定時間外労働の有無
上記は全て雇用契約書に記載しなくてはならない項目であるため、上記に変更が出れば当然雇用契約も解消できます。
妥当な変更理由ではないと感じたときは、遠慮せず直談判しましょう。
試用期間に辞めるデメリット
試用期間中に辞めるメリットがある一方で、デメリットがあるのも確かです。
ここでは試用期間中に辞める主なデメリットを解説するので、参考にしてみましょう。
退職交渉時に気まずくなる
試用期間中に辞めると伝えた際、「もう辞めるの?」と驚かれることも多いです。
特に、会社側がかなり前向きに本採用を検討してくれていた場合、大きく失望させてしまいます。
申し訳なさと気まずさのなかで退職日までの数日を過ごさなくてはならず、お互いにギクシャクしてしまうことも。
また、場合によっては「あの人もう辞めるらしい」と社内で噂が立ち、詮索されてしまうケースもあります。
どうしても辞めざるを得ない事情があるときを除き、ある程度の気まずさは覚悟しておきましょう。
すぐに次の転職活動を始める必要がある
試用期間中に辞める場合、退職日までの期間も相当限られていることが多いです。
場合によっては「退職日まであと1週間しかない」「明日の試用期間満了日を最後にする」など切羽詰まった状況になることも珍しくありません。
そのため、速やかに転職活動を始めて再就職先を確保する必要があります。
万が一再就職を確保できないまま試用期間満了日を迎えた場合、無職になってしまうことがあるので要注意。
生活費の面でも困りやすく、無職期間が長くなればなるほど再就職のハードルが高くなるので、速やかな転職がカギとなります。
早期退職の履歴が残って転職時に不利になる
試用期間中であっても雇用保険・健康保険等に加入する必要があるため、転職活動時に早期離職者であることがバレてしまいます。
「前職を試用期間中に辞めているらしい」「よほど扱いづらい人材なのかもしれない」など詮索されてしまい、採用時のハードルになることも。
面接ではほぼ必ず早期退職した理由について質問されるので、独自の対策も必要です。
とはいえ、早期退職を何度も繰り返した経歴がなければ、そう問題視しない企業も多いです。
企業ごとに万全の選考対策をしておくなど工夫し、転職面接を乗り切りましょう。
辞め癖がつく可能性がある
「嫌だったら試用期間中に辞めればいいや」と安易に考えてしまうことで、辞め癖がつく可能性があります。
辞め癖がつくと早期離職を繰り返してばかりいる履歴が残るため、年齢と共に再就職がどんどん厳しくなっていくのがデメリット。
成功体験を積むことができず、勤続年数も長くならないので「働いても働いてもキャリアアップできない」などのミスマッチも生まれます。
結果、働くことそのものに対するワークエンゲージメントが下がってしまい、スキルアップも後回しになってしまいがち。
負のスパイラルに突入しかねないため、試用期間中の退職はなるべく避けておくのが理想です。
会社の良いところに気づく前に辞めてしまう可能性がある
試用期間だけで会社の全てを知るのは難しいため、会社の良いところに気づく前に辞めてしまうケースも出てきます。
繁忙期の雰囲気や本質的な企業体質・社風まで見て判断したいのであれば、数ヶ月間しかない試用期間では到底足りません。
仕事内容に慣れるまでのことも考えると年単位の時間がかかるので、第一印象だけで会社を判断するのが必ずしも正しいとは言えません。
長くいることで会社に愛着がわいたり、少しずつ人間関係を構築しながら働きやすくなったりすることもあるので、早期決断だけを是としないよう意識してみましょう。
とはいえ、重篤なハラスメントや法令違反のある会社であれば、即時に退職を判断して問題ないケースもあります。
試用期間中に辞める方法を7ステップで解説
ここでは、試用期間中に辞める方法をステップ式で解説します。
気まずくなりがちなタイミングだからこそ、確実に進めることで誠意を表しましょう。
結果、再就職するときの自分も守ることになるため、迷ったときは下記の手順で進めることをおすすめします。
1.利用していた転職エージェント等があれば退職について相談する
入社に際して使用していた転職エージェントやスカウトサービスがあれば、あらかじめ退職について相談しておくのが理想です。
転職エージェントのキャリアアドバイザーから聞き取り調査がおこなわれるので、本当に辞めるべきか判断しやすくなるのがメリット。
「就業規則で2週間前の申し出が必要」など、会社ごとの違いも教えてもらえます。
辞めることを決めている場合、その後の再就職についても支援してもらえるか相談しておきましょう。
早めに転職活動を始めておけば無職期間を短くでき、生活面でも安心です。
2.直属の上司に退職したい旨を伝える
まずは直属の上司に、退職したい旨を伝えます。
人事や経営者に直接話す方法もありますが、上司の顔を立てる意味でもなるべく上司から話を通すのがおすすめです。
試用期間中の退職は気まずくなりやすいからこそ、少しでも緩和するために上司から話を進め、少しずつ話の範囲を広げていくとよいでしょう。
ただし、ハラスメント等があり上司を信頼できない場合、人事に直接相談することも可能です。
また、「退職について相談する」のではなく「退職したいとはっきり伝える」のもポイント。
「退職したい」と明確に意思を示すことで話が進みやすくなり、話が停滞するのを避けられます。
3.退職日を決定する
退職したい旨を伝えたら、双方の話し合いで退職日を決定します。
試用期間中の場合、期間終了のタイミングに合わせることが多いです。
一方で、長く働いている人のように業務の引き継ぎに時間がかかることもないため「今日で終了」となることも。
会社にとって退職意思が固まった試用期間中の社員を長く置いておく理由はないので、即日退職になることも珍しくありません。
「生活費の都合上それは困る」など自分の都合を伝えるのは難しいため、ある程度会社側の都合に合わせる必要があります。
4.転職準備を始める
退職することが確定したら、本格的に転職準備を始めます。
転職エージェントに登録したり、転職サイトで求人検索したりしながら、できる限り早めに応募先を絞り込むのがポイント。
面接時はほぼ必ず早期退職した理由について聞かれるため、説得力の高い理由を伝えらえるよう準備しておくことも欠かせません。
また、次回同じように試用期間中の退職にならないよう、会社側に求めることを整理しておくのもおすすめ。
急ぎの転職はつい気持ちが焦ってしまいがちですが、同じ轍を踏まないための準備は万全にしておきましょう。
5.退職書類を準備する
職場の規程に従って、退職書類を準備します。
ほとんどの場合は退職願を出すだけで完了しますが、会社によっては退職時専用の秘密保持契約書や誓約書があることも。
内容を確認し、問題なければサインして終了です。
このときに、会社側から発行される書類について確認しておくのもおすすめ。
いつどんな書類が送られてくるかわかれば、退職に関する不安も払拭できます。
6.退職日まで勤務して労働契約を終了する
即日退職ではなく退職日まで日数がある場合、最後の日までしっかり勤務します。
「どうせ退職するから」と適当な態度をすると、より雰囲気が悪くなるため要注意。
雑用でも掃除でも積極的に引き受けたり、短期間でもお世話になったことに対して感謝したりすれば、極端に気まずくなることもありません。
どうしてもモチベーションを保てないときは、とにかくミスなく穏便に働くことに集中するのもおすすめ。
消化試合のように感じてしまうシーンも多いですが、円満に辞めるコツとして捉えましょう。
7.貸与物の返却や必要書類の受け取りを進める
最後の勤務が終了したら、貸与物の返却を進めます。
会社から借りているタブレットやスマートフォン、セキュリティーキー、社員証や余りの名刺、健康保険証等は漏れなく返却しましょう。
会社から発行される下記の書類についても確認し、漏れなく受け取ることが大切です。
- 雇用保険資格喪失証明書
- 健康保険資格消失証明書
- 源泉徴収票
- 離職票
- 退職証明書
会社によっては、年金手帳や雇用保険被保険者証を入社時に預けている場合があるので、併せて返却してもらいます。
万が一取得漏れがあると退職後に再度連絡しなければいけないため、退職のタイミングで全て発行してもらうのが理想です。
【体験談】気まずいけど試用期間中に退職した20代・30代・40代の声
ここからは、「気まずい…でも試用期間中に退職したい…」と思い、実際に退職した20代・30代・40代の体験談をご紹介していきます。
過去の自分と同じ気持ちで悩んでいるあなたへ向けたメッセージもいただいたので、参考にしてみてくださいね。
※調査概要は記事末に掲載
20代の体験談
【試用期間中に退職した理由】入社後の仕事内容が当初聞いていた内容と違ったこと
残業は1日1時間ほどと聞いていたのですが、実際には40時間以上は余裕でありました。見込み残業代込みなので残業しても収入が上がる訳でもなく、月給も低かったのでモチベーションも上がらずに辞めてしまいました。
仕事が決まり喜んでくれた家族に辞めることを打ち明けるのは、また心配をかけてしまうと思い心が痛かったです。結果的に配属が決まる前に転職をしたので迷惑は最小限だったと思っています。
一番大事なのは自分の身体と心だと思うので不安や気まずさはあると思いますが、退職したいと思ったのならした方が良いと思います。後悔のない選択をしてほしいです。
【試用期間中に退職した理由】向いていないのではという不安
憧れのマーケティング関係の仕事に就けたのですが、仕事をこなすスピードが遅く、上司に何度も注意されました。しかし一向に改善できず、向いてないのではないかと感じるようになり、上司と何度も相談した上で退職することになりました。
他の新卒よりも同僚や上司のお手を煩わせることが多く、会社に貢献できないうちに離職してしまうことに非常に気まずさを感じました。
次の職場を探す際の面接では試用期間中に自分にこの仕事が不向きと感じ、しっかり考えた上で離職したことを伝えました。「素早い判断ができる人」という目で人事部の人から見られており、転職も上手くいき、結果的にプラスになることもあります。
30代の体験談
【試用期間中に退職した理由】入社後の仕事内容が当初聞いていた内容と違ったこと
営業事務での応募で入社しましたが、入社初日に総務経理に配属されました。しかも、給料の額が当初の提示額から5万も低い金額での契約書にサインさせられそうになったので、その日に退職しました。
職務内容だけなら続けるつもりでしたし、総務経理は営業事務より給料が低い部署だったようで、総務経理の先輩方に対しては気まずさは少しありました。
社会に出たら理不尽なことはあるので、何でも辞めればいいとは思いませんが、自分の中でどうしても納得できないことなのであれば早めに辞めることをおすすめします。無理して働いたとしてもその先によい未来はないと思います。
【試用期間中に退職した理由】職場・上司との人間関係
面接や入社前に分からないことは何でも教えるので安心してと言われていましたが、働き始めてみたら上司や先輩に聞いても後にしてと言われてサポートしてもらえませんでした。このままストレスを感じながら働き続けるのが嫌だったので、試用期間のうちに辞めました。
入社が決まって家族が喜んでくれていたので、すぐに辞めることになって申し訳なかったです。優しい言葉をかけてくれましたが、家族に心配をかけることになって情けない気分になりました。
次の職場では教育体制がしっかりされていて、上司や先輩に質問した際も時間を作って対応してくれる良い職場なので、すぐに辞めたことは正しかったと考えています。自分に合わない職場だと感じているのであれば、試用期間中に退職した方が今後のために良いと思います。
40代の体験談
【試用期間中に退職した理由】パワハラ・セクハラなどのハラスメント
入社してしばらくは工場で働く会社だったのですが、その工場の雰囲気がとても体育会系ノリで上司の大声や命令口調、舌打ちなど不機嫌な態度が激しく、はじめはみんな我慢していましたが段々同期も辞めていき、私も耐えれなくなり辞めました。
簡単に辞めてはいけないという気持ちもあって、せっかく色々教えてくれている上司には申し訳なく思いました。
でも、合わないと思ったら早めに辞めるのも全然ありだと思います。早く辞めたら次にもっと自分に合う仕事に出会えるかもしれないし、我慢して体や心が不調になってしまってから後悔するよりは元気なうちに辞めた方がいいです。
【試用期間中に退職した理由】長時間労働・休日出勤など労働条件が劣悪だった
勤務開始時間が8時30分からにもかかわらず実際は7時に出勤しないといけない、新規の顧客を見つけることができなかったら上司に社員の前で吊し上げにされて延々と文句を言われる、パワハラ・サービス残業は当たり前という会社で結局退職してしまいました。
家族にはせっかく正社員で入って働くことになったにもかかわらず、試用期間中に辞めてしまったことを申し訳ないと思いました。
しかし、試用期間中に退職したのはプラスだったと思っています。その職場にいても明るい未来がないと感じたり、自分が何をしているか分からないと感じるような職場なら遠慮なく退職しても良いと思います。
試用期間に辞めるのが気まずい場合は退職代行がおすすめ
退職代行サービスとは、本人に代わって退職の相談・交渉をしてくれるサービスです。
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やむを得ずどうしても今日辞めたい場合や、退職交渉がうまくいかず引き留めに遭っている場合は活用してみましょう。
下記では、おすすめの退職代行サービスを紹介します。
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上司と顔を合わせることなく最短即日に退職できるので、気まずさから退職を先送りにしている人におすすめ。
退職届などのフォーマットも準備されており、最低限の手続きで話し合いを進められます。
相談回数の制限もなく、退職すべきか検討している段階でも対応してくれます。
さらに退職が決まった後に「無料転職支援サポート」も付いているので、職歴を空けずに次の職場を見つけることもできます。
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引用:退職代行「SARABA」
私は退職代行sarabaを使いました!実績トップ、労働組合運営、即レス、安価という理由で選びました。基本的に労働組合の退職代行がおすすめですね。
引用:退職代行「SARABA」
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アルバイト・パートであれば、最安1万9,800円から代行を依頼できるリーズナブルさも魅力のひとつ。
失業保険給付に必要な離職票や退職証明書等の発行にも全面協力してもらえるなど、アフターサポートが充実しています。
お店が人手不足などで会社には言いにくいのと辞めさせてくれない状況だったので退職代行サービスの「わたしNEXT」に依頼しました。
女性専門という安心感とスタッフの方が優しく対応してくれて「明日から仕事に行かなくても大丈夫ですよ」と言っていただけたので安心して任せられました。実際に問題なくすぐに会社を辞めることができました。
上司が怖くて退職を言い出せず、何を言われるか不安で辞められないでいました。そんな中、こちらのサイトを知り、相談したところ悩みを親身に聞いてもらえたので、退職代行をお願いしました。 依頼した翌日には施設に連絡してもらえ、すぐに会社を辞めることができました。今までずっと仕事うや人間関係で悩んできたのでそのストレスがなくなってとても晴れやかな気分になりました。
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退職代行辞めるんです
- サービス料は審査不要で後払いにできる
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料金 | 2万7,000円 |
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「退職代行辞めるんです」は成功報酬型の退職代行サービスであり、実際に料金が発生するのは退職が決まってからです。
全国統一労働組合と提携しており、顧問弁護士によるてき適正指導のもと弁護士監修の退職届テンプレートも用意している点が特徴です。
全国対応・実績10,000件超え・追加発生費用一切無し・成果報酬型且つ後払い可能など安心して利用することができます。
簡単にLINEで応募でき、相談も無料でした。当日会社に(辞めるんです)から電話をしてくれて勤め先へ内容確認後サービスから退職完了の連絡をもらい無事退職できました。
直接連絡が来たらどうしようと思いましたが、それもなく有給休暇も消化でき今は次の就職まで楽しく過ごしています。退職代行サービス(辞めるんです)に感謝しています!
LINEの相談だけで本当に大丈夫か、電話してもらった日から本当に出勤しなくていいのか色々と不安だったが、依頼当日に(辞めるんです)から退職完了の連絡がきた。
人手不足の現状をわかっていた為すんなり辞める事が出来ると思っていなかった。退職日以降自分で何かやることもなくほっとした。助かりました。本当にありがとうございました。
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まとめ|試用期間中に辞めても気まずいことはない!
試用期間はお互いの相性を見定めるための期間であり、どうしても合わないと感じたときは辞めることができます。
辞めることは法律上何の問題もなく、場合によっては却って早めに辞めた方が良いケースも。
どうしても気まずいと感じるときは、退職代行サービスを使うのもおすすめです。
早い段階で次の就職先に目を向けられれば、キャリア面でのデメリットも少なくなりそうです。
本記事で利用したインターネット調査概要
「試用期間中に辞めたい」と思い、実際に退職した経験のある方への体験談の調査概要は、以下のとおりです。
目的 | 「試用期間中に退職した」経験のある方への体験談収集 |
方法 | インターネット調査 |
対象 | 試用期間中に退職した経験のある20代から50代の男女 |
調査期間 | 2024年06月13日 |
調査人数 | 15人 |
媒体 | クラウドワークス |