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と悩む人は、意外と多いのではないでしょうか。
上司や同僚の手前やる気があるふりをしていても、根本的なモチベーションが低く、日々惰性で働いている人もいるはずです。
このままではよくないと思いつつ、解決策が見つからずに日数が経っていた…なんてこともあるでしょう。
そこで今回は、30代で仕事にやる気が出ない人に向けて対処法・解決策を提案します。
転職など仕事環境を大幅に変える方法にも触れるので、ご参考ください。
事実、日本人の7割が「仕事にやる気が出ない」と回答
アメリカの世論調査会社であるギャラップの調査では、日本人の約7割が「仕事にやる気が出ない」と回答していることがわかりました。
多くの日本人が会社に愛着や思い入れを感じておらず、熱意もないことが伝わります。
同様に、働き盛りと言われる30代でも仕事にやる気が出ない人は多いでしょう。
「やる気が出ないのは自分だけではない」と前向きな考え方をすることもできますが、熱意ある社員を求める企業にとっては、ダメージの多い結果となりました。
30代で仕事のやる気が出ない原因7選
30代で仕事のやる気がでない人は、そもそも原因がわかっていないことも多いです。
と感じている人は、下記に当てはまる項目がないかチェックしてみましょう。
仕事内容にやりがいを見出せず、行き詰まりを感じるから
仕事内容にやりがいを見出せず、行き詰まりを感じているとやる気が出なくなるのも当然です。
好きな仕事でなかったり、希望を出した部署以外に異動になったりしたときは、働く目的も見失いがち。
自分の仕事が人の役に立っていると感じられないときも、モチベーションが下がってしまいます。
給料や待遇が低くて働く意義がわからないから
給料や待遇が期待値を大幅に下回る場合、そもそも労働に異議を感じられなくなります。
「こんなに苦労しているのに月〇円しか稼げない」とネガティブな見方をしてしまい、頑張るエネルギーも減ってしまいがち。
また、何年経ってもキャリアアップしない先輩社員を見ているうちに、将来性を感じられなくなることもあります。
正当な人事評価制度がなくモチベーションが下がるから
今の給料が低くても、頑張り次第ではどんどん昇給していく会社であればモチベーションを維持できます。
しかし、反対に正当な人事評価制度がなく、努力も結果も反映されない状態が続くと「頑張っても無駄」と感じてしまうので注意しましょう。
また、上司の好き嫌いひとつで評価が変わってしまうなど、理不尽な社風に身を置いている人も危険です。
自分が気に入られているうちはよくても、対立した途端に立場が危うくなるケースもあります。
職場の人間関係に悩まされているから
職場の人間関係が悪くギスギスした雰囲気のなかで働いていると、会社に向かう足取りも重くなります。
フランクなコミュニケーションもなくなり、業務上のミスやトラブル、クレームが増えるのもデメリット。
パワハラやセクハラなど深刻な被害がある場合、精神面での安定も崩れてしまいます。
自分が直接ハラスメントや職場いじめに関わっていなくても、それを可とする職場の空気感自体に嫌気が差し、やる気が出なくなってしまうことも多いです。
今の仕事では明るい未来を思い描けないから
将来キャリアアップできるビジョンが見えず、明るい未来を思い描けない場合はやる気も下がります。
会社の業績が落ち込んでいてリストラやボーナスカットが頻発していると、明日は我が身と感じてしまうでしょう。
法律や制度変更を受けて業界全体がダメージを受けてるときも、このまま今の会社に居続けていいか不安になってしまいます。
忙しい毎日に疲れ果てているから
残業・休日出勤が当たり前の会社で働いていると、プライベート時間を捻出できず疲れも溜まってしまいます。
激務すぎて気が休まる暇がなかったり、いつもクレーム処理ばかりで精神的に参ってしまっていたりするのも問題です。
仕事を楽しむ余裕が生まれなくなり、ただひたすら働くだけの毎日になってしまいがち。
やる気を出そうと思う暇もなく、気づいたらメンタルを病んでしまうケースもあるので注意しましょう。
プライベートでのストレスが影響しているから
家族・友人・恋人との関係が悪かったり、金銭トラブルに巻き込まれていたり、プライベートでのストレスが仕事のやる気に影響することも多いです。
一見仕事と無関係に見えますが、心配事が多いと仕事中もついそのことを考えるシーンが増えるでしょう。
仕事に集中できず、新しいアイディアを提案するなど自発的な動きが取れなくなり、周りからは「やる気のない人」と思われてしまいます。
ひとりでは解決しづらい課題だからこそ、根が深いのも難点です。
30代で仕事にやる気は必要?メリットを解説!
仕事にやる気を出すのが理想とはいえ、最低限の給与さえもらえていれば必要以上にやる気を出す必要はない、と考える人がいるのも事実です。
と感じている人は、下記でやる気を出すメリットを確認してみましょう。
頑張るモチベーションにつながって成果が上がる
やる気が高いと仕事を頑張るモチベーションにつながり、パフォーマンスも向上します。
「会社に貢献したい」「困っているクライアントを助けたい」など前向きな気持ちが高くなり、精力的に働けるのもメリット。
結果、営業成績が向上したりヒット商品が出せたり、自分にとっても会社にとっても理想的な成果が出ますよ。
社内評価が高まり昇進・昇給しやすくなる
「やる気のある人」という印象が根付くと、社内評価が高くなって昇進・昇給しやすくなります。
上司に一目置かれるだけでなく、部下や後輩からの信頼も集めやすくなるでしょう。
社内外問わずいつの間にか人の輪ができるようになり、人間関係も円滑になります。
結果的に自分の働きやすさも向上するので、やる気があることは大きなメリットになるとわかります。
精力的かつ前向きに活動できる
仕事が楽しいと感じられると、日々の生活に張り合いが出ます。
日常生活のなかで仕事のヒントを探したり、同業の知り合いと意見交換したり、業務外のことにも精力的になれるのがポイント。
自分の仕事に誇りを感じられるようになるため、エンゲージメントも高く働けるようになります。
「今の仕事はつまらない」と感じている人にとっては、大切な視点となりそうです。
30代で仕事のやる気がでないときのNG行動
30代で仕事のやる気が出ないときは、思いつく対処法を片っ端から試したくなるもの。
しかし、却って逆効果になってしまうNG行動があるので気をつけましょう。下記で主なNG行動を解説します。
手当たり次第に転職を考える
転職して職場環境を大きく変えるのは効果的ですが、手当たり次第の転職はNGです。
なぜ転職したいのか、どんな会社を希望するのか、強みが生かせる仕事が何か…など、徹底した自己分析のうえで転職するのが欠かせません。
自己分析が不足したまま焦って転職した場合、転職先でも同じように不満を抱え、やる気が上がらなくなってしまいます。
結果、早期退職を繰り返して履歴書上の勤続年数が短くなり、どんどん転職しづらくなっていくので注意しましょう。
「働かざるを得ない状況」まで自分を追い込む
「働かざるを得ない状況」まで自分を追い込むと、やる気に関わらず仕事ができる一方、体力的にも精神的にも大きな負担がかかります。
例えば、ひとりで業務を抱え込んで「自分がいなくては職場が回らない」という環境を作り上げることもできますが、自分の負担ばかり重くなってしまいます。
万が一自分が体調不良で休んだ場合、トラブルやクレームの元となるので注意しましょう。
また、生活レベルを上げすぎたり借金をしたり、「稼ぐしかない状況」を作るのも危険です。
あくまでもやりがいと熱意がやる気の源になるよう、工夫していきましょう。
30代におすすめ!仕事のやる気が出ないときの対処法
自己流の対策をしてもなかなかやる気が出なかったときは、下記の方法を試してみましょう。
ここではおすすめの対処法を解説します。
やる気が出ない原因を徹底的に分析する
まずは、やる気が出ない原因を徹底的に分析しましょう。
例えば、仕事内容や職場の人事評価制度など、根本的に会社の改革が必要な場合は自分ひとりの力で改善できるとは限りません。
そのため、転職や異動が効果的な対処法となります。
反対に、慢性的な疲れやプライベートでの悩みが原因であれば、ゆっくりでもひとつずつ解決にむけて動くのが大切です。
やる気のある人が多い部署に異動する
やる気のある人が多い部署に思い切って異動願を出し、環境を変える方法もあります。
周りの人が仕事にやる気を持っていると、自分も影響されて自発的に努力しやすくなるもの。
反対に、やる気のない人のなかで働いていると、つい「自分もこの程度でいいか」と感じて努力を忘れてしまいます。
異動願を出したからといって100%叶うわけではありませんが、ダメ元で相談してみてもよいでしょう。
自分なりのノルマや目標を掲げる
無理のない範囲で自分なりのノルマや目標を掲げ、クリアできるよう努力する方法があります。
必ずしも会社に評価されるとは限りませんが、クリアできれば大きな達成感を得られます。
数値で評価できる目標にしておけば、数ヶ月続けながら自分の成長を実感することができ、どんどんやる気が上がるかもしれません。
上司・同僚・友人に相談する
やる気が出ないことを、正直に上司・同僚・友人に相談するのもひとつの手段です。
有能な上司であれば1on1ミーティングをしながら、根本的な原因と対処法について一緒に考えてくれます。
同僚や友人であればリフレッシュ法を聞きやすく、仕事とプライベートのオンオフを上手く切り替えるヒントが学べるかもしれません。
また、愚痴を言うだけでもすっきりするので、ぼんやりとした不安を口に出してみるのもよいでしょう。
30代におすすめ!楽しい職場で働けるおすすめの転職エージェント
ここからは、思い切って転職を検討する30代に向けて、おすすめの転職エージェントを紹介します。
という方に向けて、大手かつ47都道府県に対応している転職エージェントを中心に紹介するので、ご参考ください。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、大手人材紹介会社であるリクルートグループが手掛ける転職エージェントです。
総合型の転職エージェントであり、扱う求人の業種・職種・エリアに一切の制限をかけていないのがポイント。
ニッチな業種はもちろん、専門性の高い職種や地方の求人なども揃っており、多彩な選択肢を確保して転職活動に臨めます。
転職サイトやハローワークには掲載されない、希少な非公開求人も多いのでチェックしてみましょう。
土日祝日や夜間のカウンセリングにも対応しているので、本職が忙しい方でも安心です。
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトもリクルートエージェントと同じくリクルートグループが手掛ける転職サービスですが、ハイクラス求人に特化しているのが特徴です。
年収1,000万円以上の高収入求人、経営層向けの求人、次世代リーダー候補になることを前提とした若手向けの求人などが豊富であり、他媒体より条件のよい転職ができます。
在籍しているスカウトマンから直接連絡が届くので、「待ちの転職」をしたい人にもおすすめ。
忙しくて転職活動に割く時間がない!という場合に、登録してみましょう。
ビズリーチ
ビズリーチは、ハイクラス人材を対象としたヘッドハンティングサイトです。
管理職・専門職・次世代リーダー・グローバル人材などの利用率が多く、キャリアアップ転職したいときに向いています。
30代から一念発起して転職し、やる気もキャリアも上げたい人におすすめ。
なお、登録しているプロフィールや職務経歴書を元に複数のヘッドハンターから連絡が届くので、担当者との相性を重視して選べるのもメリットです。
他の転職エージェントでサポートの質に疑問を感じたことのある人も、ぜひ利用してみましょう。
パソナキャリア
パソナキャリアは、年収アップ率61.7%を記録するキャリアアップ特化型転職エージェントです。
業界・職種ごとに専任のキャリアコンサルタントが常駐しているのでサポートの質が高く、過去の経歴・実績を高く評価してくれるのがメリット。
交渉力に強みがあるので、市場価値と照らし合わせながら年収アップの交渉をしてくれます。
扱う求人の約半数が年収800万円以上を提示しており、取引企業数も3万社と十分な数があります。
経営者や人事担当者から寄せられる急募案件もあるので、チェックしてみましょう。
仕事にやる気が出ない30代によくある質問
最後に、仕事にやる気が出ない30代に関する「よくある質問」を紹介します。
気になる項目がある人は、事前に目を通しておきましょう。
仕事にやる気が出ないまま働くのはNGですか?
仕事にやる気が出ないまま働くことは可能ですが、誰にとってもメリットのない結果になることが多いので注意しましょう。
やりがいを見出せずに働くため、「働いている時間が勿体ない」「早く休みがきてほしい」と感じてしまい、ストレスが大きくなります。
業務上のパフォーマンスも発揮されず、最悪の場合じわじわと年収・待遇が下がってしまうことも。
30代で仕事にやる気が出ないとどんなデメリットがありますか?
30代で仕事にやる気が出ないと、下記のようなデメリットがあります。
- 人事評価が下がり、年収・待遇が悪化する
- 社内での評判が悪くなり、人間関係にヒビが入る
- 業務上のミスが多くなり、ミスやクレームが増える
- 上司や後輩からの信頼を獲得できず、社内で孤立する
- ストレスが大きくなり身体的にも精神的にも負担が増える
- 働き盛りの30代を無駄に過ごしてしまう
長い目で見てもメリットがないため、やる気がないのを自覚している場合は早急な対応が求められます。
転職で成功する人と失敗する人の違いは?
転職で成功する人と失敗する人の違いとして、下記が挙げられます。
- やる気が出ない理由が職場環境にあるか
- 場当たり的な転職活動になっていないか
- 理想的な職場環境・条件を可視化できているか
- 徹底した自己分析ができているか
- 履歴書・職務経歴書など応募書類の添削が完了しているか
- 面接対策ができているか
- キャリアの棚卸しができているか
職場環境に原因がないのに転職を繰り返してしまうと、キャリアが途切れがちになり逆効果になってしまうため注意しましょう。
また、内定率アップのための書類添削や面接対策も欠かせません。
不安がある場合は転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談するなど、プロの手を借りるのもおすすめです。
まとめ|仕事にやる気が出ない30代は意外と多い
仕事にやる気が出ないと感じている30代は意外と多く、その理由はさまざまです。
人間関係やプライベートでのトラブルに原因があるケースもあれば、頑張りが評価されない社内制度に原因があるケースもあり、自分だけではなかなか気づくことができません。
まずは徹底してやる気が出ない原因を探り、それに合った対処法を打ち出してくださいね。