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仕事に熱意とやりがいを持ち、毎日精力的に働くのが理想的な姿。
しかし、働く人全員が高いモチベーションを維持できているわけではありません。
時には小さなミスで凹んだり、やりがいを感じられず毎日に意味を見出せなかったりすることも…。
そこで今回は、仕事のモチベーションを上げる方法を解説します。
モチベーションがないまま働いた末路などにも触れるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
- 仕事のモチベーションが上がらない代表的な原因
- モチベーションがないまま働くリスク
- 仕事に対するモチベーションを高める方法
- モチベーションアップのため転職するときのポイント
そもそも仕事にモチベーションは必要?
結論からお伝えすると、仕事に成功したいのであれば高いモチベーションは欠かせません。
モチベーションは熱意ややる気の源であり、精力的に働くエネルギーとなります。
自ら率先的に仕事を請け負って信頼を高めたり、自社の課題を積極的に解決しようと試行錯誤したりするのも、根底にモチベーションがあるからです。
「最低限生活に困らないだけの給料がもらえればいいから…」と思っていても、モチベーションが全くない状態だと仕事をすること自体が苦痛になってしまいます。
日々の幸福度が下がり、お金のためだけに働く生活になってしまいかねないので注意しましょう。
【当たり前?】仕事のモチベーションが全くないよくある原因
という場合は、下記のいずれかが原因になっていないかチェックしてみてください。
自覚していない部分にモチベーションダウンの原因があるかもしれません。
給与・待遇が低い
給料・待遇が低いと、働きに対して正当な評価をされていないと感じやすく、頑張るモチベーションが途切れてしまいます。
例えば、顧客から高く評価される商品開発ができたり、昨年対比150%以上の高い営業実績を記録したにも関わらず、給料が据え置きだとがっかりしますよね。
「頑張っても頑張らなくても一定の評価なら、サボりながら働いていた方がいい」というマイナスインセンティブにもなりかねません。
同様に、人事評価体制が整備されていない企業や、給与テーブルが曖昧で上司の好き嫌いひとつで評価が変わってしまう企業に所属している人も要注意です。
職場の人間関係が悪い
職場の人間関係が悪いと、会社に行くこと自体が嫌になってしまいます。
上司や同僚を心から信頼することができず、ギスギスしたやり取りになってしまいがち。
チームワークも促進されず、情報共有ミスによるトラブルや責任の押し付け合いなどにつながることも多いです。
パワーハラスメントや職場いじめなど、深刻な事例で心身の健康に支障が出ることも。
心理的安全性の高い職場かどうか、改めてチェックしておくことがおすすめです。
仕事内容にやりがいがない
仕事内容にやりがいを感じられない場合も、働いている意味を見出せなくなってしまいます。
スキルがなくてもできる簡単な仕事であれば、「人件費の安い学生アルバイトや自動化に特化したロボットに代わられてしまうかもしれない」という危機感も出てきます。
非効率的な手作業やミスコミュニケーションが原因のやり直しなど無駄が多い職場でも、自分の仕事に価値を感じられなくなるので要注意。
反対に、「誰かの役に立っている」「自分のスキルを活かせている」と感じる職場であれば、モチベーションが上がります。
仕事より趣味に時間を使いたい
趣味や家族など仕事以外のことに時間を使いたいと感じている場合、長時間の拘束時間・通勤時間が耐えられなくなってしまいます。
残業・休日出勤などプライベートを削られる働き方も、業務内容や必要性を問わず全て苦痛に感じてしまうでしょう。
一刻も早く帰りたい!もっと有給が欲しい!という要望が第一になり、職場での成績や貢献度は二の次になるのが問題です。
将来のキャリアプランが描けない
今の働き方を続けていても将来のキャリアプランが描けない場合、このまま働き続けていてよいか不安になってしまいます。
例えばスキルアップできない職場の場合、10年20年と続けても年齢に見合った経験を積めません。
また、結婚・妊娠・出産・介護・マイホーム購入などライフステージの変化に対応できない働き方をしていると、「長く続ける仕事ではない」と感じてしまいがち。
今の仕事を長く続けるメリットがあるか、もう一度振り返ってみましょう。
睡眠不足・体調不良
残業・休日出勤が常態化していて慢性的な睡眠不足に陥っていたり、職場でのストレスが原因で体調不良になっていたりする場合は、当然モチベーションが下がります。
冷静な判断ができなくなるので業務上のミスも多くなり、更に周りから評価が下がるなど悪循環に陥ることも。
ミスをカバーするための残業が増えるなど負のループに陥り、働く楽しさよりつらさが勝ってしまうケースもあります。
自分の健康状態を客観的に見ながら、仕事に集中できる環境を整えることが大切です。
仕事のモチベーションが全くないままだとどうなる?
ここでは、仕事のモチベーションが全くないままだとどうなるか、解説します。
と感じている方でも、ぜひ一度チェックしてみてください。
人事評価の結果が悪くなり年収・役職が下がる
モチベーションが低いまま働き続けていると、人事評価の結果が悪くなって年収・役職が下がります。
一時的なモチベーション低下は誰にでもありますが、そのまま続けていると「やる気のない人」認定されてしまうことも。
どこか他人事のように働いている様子が伝わってしまい、重要な業務から外されてしまうことも起こり得ます。
すると、誰でもできる仕事や責任の少ない仕事ばかり回されるようになり、仕事にもやりがいを感じなくなる循環に突入するので要注意。
給与面でもキャリア面でも旨味を感じられず、よりモチベーションが下がってしまいます。
業務態度が悪くなり社内での評判が下がる
モチベーションが低いまま仕事をしていると、退勤時間や休みの日の過ごし方など仕事以外のことばかり気になってしまい、業務態度が悪くなります。
職場の人間関係を円滑にするコミュニケーションに参加しなかったり、どこかやる気のなさそうな返答ばかりになってしまったりするため、本音が人に伝わってしまうことも。
結果、周りからの評判が下がってどんどん信頼されなくなってしまいます。
職場での居心地が悪くなることも多いので、モチベーション低下は重大な問題だと認識しておきましょう。
生産性が悪くなりスキルが低下する
モチベーションが低いまま働くと生産性も悪くなり、業務スキルが落ち込んでしまいます。
ミスのカバーや非効率な業務にばかり時間を割いていると、自分のスキルアップに役立つ勉強ができません。
毎日同じような作業ばかり繰り返し、30代40代になった頃には同年代と大きな差がついている…ということも考えられます。
スキル不足は年齢が上がれば上がるほど違いが顕著になるため、「今は大丈夫だから」と油断しすぎないことが大切です。
やりがいがなくなり働くこと自体が苦痛になる
モチベーションが低いと給料・待遇・社内の評判・スキルなど全てが下がってしまい、やりがいもなくなります。
働くこと自体が苦痛になってしまうなど、ネガティブな要素が多くなるので注意しましょう。
1日の3分1程度を仕事に費やす以上、少なからずモチベーションのある仕事に就くのが理想です。
自分にとってつらい毎日にならないよう、どんな仕事であればモチベーションを高く維持できそうか考えてみましょう。
仕事のモチベーションを高める方法
という方も多いです。ここでは、仕事のモチベーションを高める方法を解説します。
納得できる職場に転職する
やりがいのある仕事内容・高い給料・ワークライフバランスを充実させやすい職場環境を求めて、思い切って転職するのがひとつの方法です。
転職により職場環境がガラッと変われば、新鮮な気持ちで仕事と向き合えます。
周りから期待もされるので、なんとか応えたいという前向きなモチベーションも生まれるでしょう。
自分のスキルを活かせる職場であれば入社直後から高めの待遇を提示してくれるため、条件面での満足度も上がりますよ。
まずは転職サイト・転職エージェントなどを活用し、自分に合う職場を探してみてはいかがでしょうか。
自分にノルマや目標を課して仕事をする
マイルールとして自分にノルマや目標を課し、達成を目指して仕事をするのも効果的です。
職場での人事評価とは別軸の達成感を覚えやすく、モチベーションにつながります。
無事に目標をクリアできたときのため自分へのご褒美を用意しておくなど対策すれば、よりやる気が上がりそう。
スモールステップで成功体験を積んでいけば自己肯定感も上がり、徐々に仕事との向き合い方が変わるはず。
上司や同僚へ素直にアドバイスを乞う
上司や同僚との関係性が円滑であれば、モチベーションが低下していることを素直に話し、アドバイスを乞うこともおすすめです。
自分と同じようにモチベーション低下に悩んだ経験がある先輩社員からの一言で、想像以上に自分を鼓舞できることも。
また、上司に相談して仕事内容を変更してもらうなど、組織的な判断がしてもらえる可能性もあります。
同期に愚痴を吐いて少しすっきりするだけでも、明日への活力が生まれるかもしれません。
モチベーションが下がったときのリフレッシュ法を模索する
自分なりのリフレッシュ法を決めておき、モチベーションが下がったときのルーティンにしておく方法もあります。
「休日に思い切り体を動かす」「近距離でもいいから定期的に旅行に出かける」など、日常を忘れられる取り組みにするのがおすすめ。
オンオフがはっきりするので、仕事での悩みをプライベートに持ち込みにくくなります。
また、次の休日を楽しみに仕事を乗り切るなど、ネガティブな面ばかりに気持ちが向かなくなるのもメリット。
上手にガス抜きできれば、仕事以外でのストレスが溜まったときにも役立ちますよ。
思い切ってゆっくり休む
どうしても仕事をする気になれないときは、思い切ってゆっくり休むのも効果的。
有給を取得して丸1日家で休んだり、時間を気にせず好きなゲームに熱中したり、自分の好きなように時間を使いましょう。
外に出たり人に会ったりしていた方が気が紛れるタイプの方は、日帰り旅行や友人との約束を入れるのもおすすめ。
モチベーションが一度も下がらないビジネスマンはいないと割り切って、心と体を休めることも大切です。
仕事のモチベーションが全くない時に転職するポイント
職場環境・年収・待遇が理由でモチベーションが上がらない場合、転職するのがひとつの解消法となります。
という方向けに、ここでは仕事のモチベーションが全くないときに転職するポイントを解説するのでご参考ください。
モチベーションがない原因が今の仕事にあるか考える
まずは、モチベーションがない原因が今の仕事にあるか徹底的に考えます。
職場での人間関係・仕事内容へのやりがい・不透明な人事評価制度などがモチベーションダウンの原因であれば、転職するのがおすすめ。
反対に、勉強不足によるスキル低下や一時的な体調不良が原因でモチベーションが下がっている場合、転職しても根本的な解決にならないことが多いです。
それでも「職場を変えればどうにかなるはず」と信じて転職してしまうと、「転職してもダメだった」と却って落ち込んでしまいがち。
モチベーションが全くない原因が今の仕事にある場合のみ、転職を検討するのがポイントです。
キャリアアップ転職を目指す
モチベーション回復を目的に転職活動する場合、ただ転職することをだけをゴールにせず、キャリアアップ転職することに焦点を当てましょう。
「転職で年収が上がった」「やりたい仕事ができるようになった」などポジティブな転職ができれば、入社直後から高いモチベーションを維持できます。
結果、前向きで明るい姿勢が評価されるなど、外からの目も変わっていくのがメリット。
仕事ぶりをどんどん評価されて働くことが楽しくなり、いいサイクルができていくはずです。
適性に合った業種・職種を探す
今の仕事内容に楽しさを見出せないときは、適性に合った業種・職種を探すのがおすすめ。
こだわりが強い人がデザイナーやプログラマーになれば、スキルを最大限に活かして評価の高い成果物が作れます。
反対に、人とのコミュニケーションが好きで関係性を構築するのが得意な人は、マネージャーなど部下を束ねる役職や営業職などに就くのが効果的。
まずは自分の適性を可視化し、相性の良い仕事を探していくのが近道です。
転職エージェントでは適職診断をしてくれることもあるので、相談してみましょう。
転職で何を叶えたいか可視化しておく
転職で何を叶えたいのか、行動する前に目的意識を可視化しておきましょう。
「モチベーションを上げたい」という目的だけでなく、具体的に何を改善すればモチベーション改善につながるかイメージしておくことが大切です。
収入に課題を感じているのであれば、転職で年収アップを目指します。
仕事内容に不満を感じているのであれば、自分の理想・適性に合った仕事内容に転職しましょう。
モチベーションが全くない理由を分析し、その改善を転職の目的にするのが近道です。
仕事のモチベーションが全くない状態で転職する注意点
ここでは、仕事のモチベーションが全くない状態で転職するときの注意点を解説します。
思わぬミスマッチを防ぐため、下記をチェックしてみましょう。
転職すればモチベーションが上がると思い込まないようにする
転職はモチベーション改善に向けたひとつの手法となりますが、転職すれば100%モチベーションが上がるとは限りません。
「前職の方がよかった」「無理に転職しなければよかった」と、転職を後悔する人がいるのも事実です。
目的に合った転職活動になるよう、事前に方向性を決めておきましょう。
早期離職を繰り返して「転職癖」をつけないようにする
モチベーションが上がらないからと転職を繰り返す、「転職癖」がついてしまうのも危険です。
履歴書に早期離職を繰り返した記録が残ってしまうため、書類選考時の印象が損なわれます。
場合によっては「何か問題があって職を転々としているのかも」と疑われてしまうなど、思わぬデメリットも出てきます
スキルが身につかないまま転職を繰り返すと自分のためにもならないので、応募先選定の時点である程度慎重になることが大切です。
未経験職種にチャレンジするときは適性や条件を細かく確認する
完全未経験の職種に転職し、仕事内容も職場環境も大きく変える方法もあります。
その場合、適性や条件を細かく確認しておきましょう。
ほとんどの企業では、未経験で入社する場合は経験者より少し低めの年収を提示します。
また、入社直後は研修やOJTが多くなるなど、経験者採用とは違った教育ステップを踏むことになるでしょう。
その結果、「イメージと違った」「未経験とはいえ年収が下がりすぎて不安」などのミスマッチが起きやすく、早期離職を余儀なくされるケースも少なくありません。
自分が納得できる条件か、適正があるかを客観的に評価しておくことが大切です。
仕事のモチベーションが全くない時のよくある質問
最後に、仕事のモチベーションが全くない時の「よくある質問」を紹介します。
気になる項目がある方は目を通してみましょう。
モチベーションがないまま働くのは良くないことですか?
モチベーションがないのがダメというわけではありませんが、そのまま働くと下記のようなデメリットがあるのが事実です。
- 業務上のミスが増えて人事評価・社内での評判が下がる
- 年収・待遇が下がる
- 自主学習の時間が減ってスキル不足に陥る
- 働くことが苦痛になって日々が楽しくなくなる
生活と仕事は切っても切れない関係性だからこそ、仕事を楽しむ工夫が必要です。
モチベーションがなくても給料さえ得られていれば問題ないのでは?
一時的なモチベーション低下であれば、ほとんどの場合問題ありません。
ただし、モチベーションが全くない状態が続いてしまうと、職場での評価や自分自身のスキルアップに支障が出ることが多いです。
結果、収入が下がってしまい、求める生活レベルの維持が難しくなることもありえます。
転職すればモチベーションは回復しますか?
転職すれば必ずしもモチベーションが回復するとは限りません。
自分が満足できる条件で転職できたときや、長年の夢だった仕事に就けたときに、モチベーションは初めて回復します。
そのため、モチベーションがないからと安易に転職を考えるのはNG。
まずは自分が理想とする職場をイメージしながら、条件に合う求人を探していくのがポイントです。
モチベーションの上がる仕事とはどんな仕事ですか?
モチベーションの上がる仕事の共通点として、下記が挙げられます。
- 実績や経験に伴って正当に評価され、年収・待遇に還元される仕事
- 職場の人間関係が良く、円滑なコミュニケーションができる仕事
- 仕事内容自体が楽しく、前向きに努力したくなる仕事
- 長年続けることで自身のキャリアアップになると確信できる仕事
- 休暇の時間が十分に確保されていて、オンオフはっきりしている仕事
反対に、上記が満たされない仕事だとモチベーションが下がってしまうので注意してくださいね。
まとめ|モチベーションがない方は転職を検討しよう!
モチベーションの低下に悩まされている方は、まずはその原因を客観的に見極めることが大切です。
待遇や環境など自分ひとりで解決できないことが原因の場合は、転職を検討するのがおすすめ。
年収や待遇を改善できたり、自分の興味のある仕事に就けたりすれば、自然とモチベーションは回復するはずです。
スキル低下や一時的な体調不良などが原因の場合は、記事内で紹介したモチベーションを高める方法をぜひ試してくださいね。