【女性向け】取ってよかった食いっぱぐれない資格のおすすめ10選！

趣味で資格を取る人がいる一方、実務に役立つ資格を取ればキャリアアップや社会進出のきっかけになります。

資格があるとライフスタイルの変化があっても就労継続しやすい他、いざとなったときの再就職も容易になるのがポイントです。

今回は、女性におすすめの「食いっぱぐれない資格」を紹介します。

手に職つけて理想的な働き方をしたい人は、ぜひ参考にしてみましょう。

女性向けの食いっぱぐれない資格の特徴

「食いっぱぐれない資格」の共通点として、「いつでもどんなときでも役立つ資格」であることが挙げられます。

以下で具体的な特徴を解説するので参考にしてみましょう。

人手不足な業界・職種に関する資格

人手不足な業界・職種に関する資格であれば、安定した需要が続くだろうと予想できます。

慢性的な人手不足が続いている業界であれば求人数も多く、「転職したいときにいつでも転職できる」「少しでも良い条件の会社があり次第転職する」などフレキシブルなキャリアプランを構築できるのもポイント。

人手不足だからこそ売り手市場になっていて、給与・福利厚生など労働条件が優れている企業が多いこともメリットとなります。

また、ある程度戦力になれれば人手不足だからこそ社内での立ち位置も向上しやすく、やりがいやモチベーションをもって働くきっかけになるかもしれません。

場所を選ばず全国各地で就労できる資格

場所を選ばず全国各地で就労できる資格であれば、全国47都道府県どこにいても働けます。

「家族の転勤について田舎に来たが、都心にしか求人がなくて専業主婦になるしかなかった」「地方の求人は条件が低く、理想的な転職先見つからない」というミスマッチも発生しません。

特に国家資格や公的資格を取得すれば全国で認めてもらうことができ、どの地域でも就労できます。

同様に、特定の業界で広く認知されている資格も全国各地で需要があるので抑えておきましょう。

その資格がないとできない独占業務がある資格

独占業務とは、その資格を保有している担当者でないと実行できない業務のことです。

「専門性」「責任の集中」「情報の制御」が揃っている業務が独占業務であり、例えば医師による診療・手術や税理士による税務申告の代理処理などが挙げられます。

看護師や税理士事務所のスタッフも業務のサポートができますが、治療方針の決定や税務申告手続きなど特に重要な部分は資格を持つ人でないとできません。

このような独占業務に関する資格の場合、転職市場における希少性が高いので評価も高くなります。

専門性を活かして特定の業務を担当でき、雇用側にとってもありがたい存在です。

将来性があり安定している資格

将来性があり安定している資格も、食いっぱぐれない資格として評価されています。

例えばライフラインを支える電気・ガス・水道に関する資格や、医療・保育・介護など医療福利分野の資格は今後も重宝されていくでしょう。

AIやロボットで代替することが難しく、今後も人の手による支援が必要だからこそ、資格を持っていることが強みとなります。

専門スキル・専門知識が必須とされることも多く、経験年数や実績があるほど評価されるのも特徴です。

独立・開業・フリーランスに役立つ資格

独立・開業・フリーランスに役立つ資格であれば、経験や実績を積んでから独立できます。

自分で士業事務所を立ち上げたり、フリーランスとしてワークライフバランス重視で働いたりすることも可能です。

また、経営者となって複数の事務所を抱え、自分の年収も上げていくなど公私ともに満足できる生活にできるかもしれません。

将来的に会社経営や自営業を考えているのであれば、資格はあって損がないと言えるでしょう。

女性が食いっぱぐれない資格の選び方

一口に「食いっぱぐれない資格」と言っても多種多様で、よほど努力しない限りハイレベルな資格試験に多数合格し続けるのは不可能です。

まずは自分が取得したい資格に焦点を当て、効率よく勉強していきましょう。

ここでは、女性が食いっぱぐれない資格の選び方を解説します。

自分の興味・関心で選ぶ

何よりも大切なのは、自分が興味・関心を持てる分野でチャレンジすることです。

迷ったときは、趣味・特技・過去の経験を棚卸しして「面白かったこと」「楽しかったこと」を探してみるのが近道です。

興味のある分野であれば学習に対するモチベーションを維持しやすく、知識やスキルを身につけることに喜びや満足を感じることもできます。

「好きこそものの上手なれ」という言葉がある通り、好きだからこそ効果的に学習が進み、取得した知識やスキルを実践で活かせるのです。

また、「せっかく頑張って取得した資格なのだから仕事で活かしたい」「好きなことを仕事にできるなら今までの努力も無駄ではなかった」と考えることができ、資格とキャリアに対する満足度もが上がります。

給与・福利厚生など労働条件で選ぶ

給与や福利厚生などの労働条件を考慮して資格を選ぶことも重要です。

例えば需要の高い分野や職種に関連する資格を選んだ場合、就職や転職の機会が広がってより条件の良い転職先に応募できます。

専門性の高い資格を選んだ場合、給与の額面だけでなく福利厚生や社内体制なども加味しながら転職先を決める余裕も出てくるので、会社選びに妥協する必要がありません。

スカウトサービスや転職エージェントに資格ありで登録することにより、個別のヘッドハンティングが届くこともあります。

生涯賃金を上げるきっかけにもなるので、上手に資格を活用していきましょう。

今ある知識を役立てられる資格を選ぶ

今ある知識を役立てられる資格を選ぶことで、学習効率を上げられます。

例えばIT関連の知識を持っている場合、プログラミング言語やデータベース管理の資格を選ぶなどリンクする資格にするとよいでしょう。

自分の弱点や改善の余地がある部分を認識し、資格で補うなど戦略的な活用法を見出せば、その姿勢ごと評価してもらえる可能性が高まります。

その他、求人市場や業界のニーズに合った資格を選んだり、今の会社で求められている資格を選んだりする方法もあります。

今の知識を活かせるのであれば学習に割く時間を短縮しやすく、試験対策が大きな負担になることもありません。

理想の働き方が叶いそうな資格を選ぶ

理想の働き方が叶いそうな資格を選ぶことで、働きやすさを上げる方法もあります。

リモートワーク、フリーランス、フレックスタイム制と相性の良い資格であれば、時間・場所に縛られることなく働けます。

時短勤務でも十分に稼げて求人数も多い資格、海外でも役立つ資格、キャリアの成長と生活のバランスを両立させやすい資格、など自分の理想をイメージしてみましょう。

理想とするキャリアパスがイメージできているのであれば必要な資格も浮かびやすく、選定に迷わずに済みます。

女性におすすめ！食いっぱぐれない資格10選

ここからは、女性におすすめの手堅い資格や食いっぱぐれない資格を紹介します。

難易度や受験資格にも触れるので、自分でもチャレンジできそうかチェックしてみましょう。

保育士

資格の種類	国家資格
受験資格・必要条件	下記のいずれかの条件を満たす方 （１）大学に２年以上在学して62単位以上修得した方（見込含む） （２）短期大学・高等専門学校・専修学校専門課程（学校教育法で認可されている、修業年限２年以上のもの。認可の有無については各学校にお問合せください）の卒業者（見込含む） など
試験の頻度	年2回
難易度・合格率	20％前後
必要な勉強時間数	100～180時間

保育士は就労・傷病・介護などにより保育に欠ける家庭の子を預かる福祉施設で働くことができ、子どもの成長を近距離で見守れるのが魅力です。

近年は共働き世帯が増加していること、核家族化が進んでいることにより、保育園を利用する家庭が増えました。

受験資格が定められてますが、条件を満たしていれば再就職先や転職先がスムーズに決まりやすいのがメリット。

保育士は保育園しか働き口がないと思われがちですが、資格を取得すると、児童福祉施設や学童保育施設など、活躍の幅が広がります。

看護師

資格の種類	国家資格
受験資格・必要条件	文部科学大臣の指定した大学で看護師になるために必要な学科を履修し卒業した者 文部科学大臣の指定した学校で3年間以上看護師になるために必要な学科を履修し卒業した者 都道府県知事の指定した看護師養成所を卒業した者 准看護師免許取得後3年以上業務に従事している者 准看護師免許取得後、指定大学や指定学校または養成所で2年以上修業した者
試験の頻度	年1回
難易度・合格率	90％程度
必要な勉強時間数	8,000時間～

看護師国家試験は、独学で勉強しても受験できません。

高校卒業後、看護師養成学校や大学などで看護師になるために必要な課程を経た者のみが受験資格を得られるので注意しましょう。

大人になってから看護師を目指す場合、専門学校や短期大学で学ぶか准看護師として実務経験を積むのが近道です。

一見すると合格率が非常に高く見えますが、適性がないとその前段階である実習や膨大な勉強時間数に嫌気が差してドロップアウトしてしまうので要注意。

ただし看護師は全国各地で必要な職業なので、再就職に困ることはありません。

薬剤師

資格の種類	国家資格
受験資格・必要条件	6年制薬学課程を修めて卒業した者
試験の頻度	年1回
難易度・合格率	71％
必要な勉強時間数	5,000時間～

薬剤師は、病院・調剤薬局だけでなく製薬会社からも重宝される資格です。

医師・看護師・その他の医療従事者と協力して患者のケアをすることができ、医療チームと連携できるのもポイント。

薬物治療に関するスペシャリストとして働けるので専門性も高く、キャリアアップもスキルアップも叶います。

ただし、薬剤師試験を受けるためには「6年制薬学課程を修めて卒業した者」という条件を満たしている必要があるため要注意。

今から6年制薬学課程を修めるのが難しい場合、調剤薬局やドラッグストアで働ける登録販売者調剤薬局事務に切り替えるのもすすめです。

登録販売者

資格の種類	国家資格
受験資格・必要条件	なし
試験の頻度	年1回
難易度・合格率	40～50％
必要な勉強時間数	300時間～

登録販売者とは、薬剤師が不在でも一般用医薬品の販売ができる資格です。

そのためドラッグストアや薬局で非常に重宝されることが多く、実務経験や年齢制限なく受験できるのもメリット。

非正規雇用や派遣で働く登録販売者も多いので、子育てや介護の合間に短時間だけ働きたい人にも向いています。

受験料は1万2,800円から1万8,100円と幅があり、都道府県ごとに異なるので事前にチェックしておきましょう。

医療事務

資格の種類	民間資格
受験資格・必要条件	なし
試験の頻度	毎月1回
難易度・合格率	91％
必要な勉強時間数	200時間～

医療事務の資格があると、医療機関での受付や会計、レセプト(診療報酬明細書)の作成など事務全般を担当できるようになります。

事務処理をスピーディーかつ正確に実行すると医師や看護師の業務も円滑になりやすく、職場でのやりがいにつながるのがポイント。

高齢化の加速によって医療機関の利用頻度も高まっているので、今後もニーズの拡大が予想されています。

事務作業中心のためどの年齢層でも働きやすく、長年腰を据えて就労できるのも魅力です。

介護事務

資格の種類	国家資格
受験資格・必要条件	下記のいずれかの条件を満たす方 （１）大学に２年以上在学して62単位以上修得した方（見込含む） （２）短期大学・高等専門学校・専修学校専門課程（学校教育法で認可されている、修業年限２年以上のもの。認可の有無については各学校にお問合せください）の卒業者（見込含む） など
試験の頻度	年2回
難易度・合格率	80％
必要な勉強時間数	300時間～

介護事務では、介護事業所での事務や介護報酬請求の業務、ケアマネージャーのサポートなどデスクワークを中心に働きます。

介護事務のメイン業務である「介護報酬の請求」について詳しくなれるので、職場によっては資格手当がつく可能性があります。

資格が必須の仕事ではないものの、人手不足に悩まされがちな業界だからこそ資格があると就職・転職にも有利です。

実務的な仕事ではないため体力的な負担は少なく、年齢に関わらず長く安定的に働けます。

宅地建物取引士

資格の種類	国家資格
受験資格・必要条件	なし
試験の頻度	年1回
難易度・合格率	15～17％
必要な勉強時間数	600時間～

宅地建物取引士（宅建氏）は、不動産売買や賃貸仲介に必須の資格です。

例えば、人に賃貸物件を貸し出すときは必ず宅地建物取引士の手により重要事項説明書の読み合わせが必要です。

不動産産業には必置義務が設けられているので、宅地建物取引士の資格があるだけでかなり就職を有利にできるのです。

ただし合格率は低く、それなりの対策をしないと落ち続けてしまうため要注意。

受験要件はなく、誰にでも門戸が開けているのはひとつのメリットです。

また、民法の試験範囲が被っていることから、宅建士と行政書士のダブルライセンスを取得する方も増えてきています。

社会保険労務士

資格の種類	国家資格
受験資格・必要条件	全国社会保険労務士連合会試験センターが設ける、学歴・実務経験・厚生労働大臣が認める国家試験合格、いずれかの基準を超えている者
試験の頻度	年1回
難易度・合格率	6～7％
必要な勉強時間数	8,000時間～

社会保険労務士は労務管理のプロフェッショナルであり、「労働・社会保険に関する諸問題」や「年金の相談」に応じるなど多彩な業務を請け負えます。

近年は働き方改革や労働環境是正のニーズが高まっている他、テレワークやフレックスタイムなど多様な労働形態が認められるようになったことで、これまで以上に社会保険労務士の役割に期待が集まるようになりました。

社会保険や労働関連の法律の専門家として人事や労務管理ができるので、バックオフィス部門の要となれることも多いです。

これまで人事や労務部門での実務経験がある人は、少しアドバンテージをもって試験に臨めます。

税理士

資格の種類	国家試験
受験資格・必要条件	国税庁が設ける、学歴・実務経験・厚生労働大臣が認める国家試験合格、いずれかの基準を超えている者
試験の頻度	年1回
難易度・合格率	19.5％
必要な勉強時間数	5,000時間～

税理士は、税の専門家として納税者が自らの所得を計算し、納税額を算出する申告納税制度の推進の役割を担う職種です。

納税申告書の作成・提出などは税理士の独占業務であり、資格がない人は担当できません。

その他、税務調査への立ち合いや税務コンサルティングなど、できる業務は多岐に渡ります。

同じ税理士でも、遺産相続に詳しい税理士がいたり、フリーランスの納税処理に詳しい税理士がいたり、タイプもさまざま。

自分がどんな税理士になりたいかイメージしながら勉強していけば、モチベーションにもつながります。

ファイナンシャルプランナー（FP）

資格の種類	国家試験
受験資格・必要条件	3級　受験資格なし 2級以上　ひとつ前の級に合格した人
試験の頻度	3級・2級　年3回 1級　年1回
難易度・合格率	学科39％ 実技61％
必要な勉強時間数	300時間～

ファイナンシャルプランナー（FP）は、人生を豊かにする「家計のホームドクター」と定義されています。

住宅ローン・保険商品・不動産・金融・税制・教育資金・老後資金など、家庭で必要なありとあらゆるお金の話に対応できるのが強みのひとつ。

完全マンツーマンでのコンサルティングになることが多く、ケースごとに個別の提案ができるので感謝されることも多い仕事です。

女性のライフスタイルについてアドバイスするシーンもあるので、女性ファイナンシャルプランナー（FP）も多数活躍しています。

取ってよかった！女性が資格を取得するメリット

資格を持っていると得なのは男性も女性も同じですが、特に女性の場合、女性に起きやすいライフステージに応じて資格を活用できるシーンが多くなります。

以下では、資格取得に関する代表的なメリットを解説します。

いつでもどこでも転職できる

重宝される資格を持っていると、いつでもどこでも転職できるのがメリットです。

「家族の転勤で地方に帯同しなくてはいけなくなった」「どうしても職場の雰囲気が合わずに辞めてしまった」という場合でも、スピーディーに次の転職先が見つかります。

また、時短正社員やパート・アルバイトなど多様な働き方で転職できるので、子育てや介護と両立しやすいのもポイント。

「いざとなったら今の会社を辞めればいい」という自信は精神的な安定につながりやすく、切羽詰まってギリギリの状態で働く圧迫感からも解放されます。

子育てや介護で一度キャリアが途絶えても再就職できる

もし子育てや介護で一度キャリアが途絶えても、資格があると再就職しやすくなります。

資格があることは専門知識があることの証拠になるため、再就職時に即戦力として求められる可能性が高まります。

資格に関連する仕事も見つけやすく、難しい試験を突破できる努力家な一面も評価されるので内定がグッと近づきます。

再就職先の雇用主やクライアントからの信頼と信用度を高められるからこそ、未経験や無資格より有利になるのです。

給料など労働条件が良い

資格を持っていると、給料など労働条件が良くなることが多いです。

そもそもの基本給が高めに設定されていたり、資格手当が加算されて年収のベースが上がったりすることもあるでしょう。

入社後も資格と経験次第でどんどんキャリアアップできるので、長年給与が据え置きになってしまうスパイラルから脱却できるのもポイント。

条件次第ではより報酬の高い会社に転職するなど、フレキシブルなキャリアプランを構築できるのも魅力です。

勤続年数や経験次第でどんどんキャリアアップできる

資格でチャンスやキャリアアップのきっかけを掴めた場合、勤続年数や経験次第でどんどん労働条件を改善できます。

資格があればより幅広い職務範囲を担えるので経験値も増えやすく、経験を積み重ねながら新たな業務や責任を引き受けるなど新たなチャレンジもできるでしょう。

リーダーやマネージャーとして就任したり、教育・研修を担う指導者となったりすることも多いです。

その分野や職種での専門家として認知されれば、参画できるプロジェクトが増えるなど思わぬステップアップにつながるかもしれません。

独立・開業できる

資格や経験を活かし、将来独立・開業する女性も多いです。

市場事務所を開設したり、フリーランスのコンサルタントになったり、キャリアプランは多種多様なのがポイント。

その他、自分で会社を経営するなど独立・開業の手段も多岐に渡ります。

自分のビジョンや目標に基づいて事業を運営する楽しさは、雇われている間にはなかなか実感できません。

自分の意思でキャリアを築きたい人は、早い段階で資格を取得し、実務経験を積めるよう意識してみましょう。

資格取得を目指す上でのデメリットや注意点

ここでは、資格取得を目指す上でのデメリットや注意点を解説します。

資格だけに依存するキャリアプランにならないよう、事前に目を通しておきましょう。

資格取得までにかなりの時間と労力がかかる

難易度の高い資格や独占業務の多い国家資格の場合、資格を取得するだけでもかなりの時間と労力がかかります。

試験の開催頻度や合格率によっては数年単位のチャレンジになる他、なかには受験資格を満たすため専門学校・短期大学・4年制大学に通わなくてはいけないことも。

今の仕事や家庭と両立させながら勉強を継続していくのは非常に負担が大きく、どこかで挫折してしまうかもしれません。

場合によっては通信教育や資格予備校などもフル活用し、継続できる環境を整えておくことも大切です。

資格取得に費用がかかる

資格取得には、当然ながら費用もかかります。

完全独学で合格できる場合でも、市販のテキスト代や受験料などの支払いは欠かせません。

難易度の高い資格試験であれば独学だけで突破するのは難しく、通信教育や資格予備校をフル活用していく必要があります。

一発合格が難しい試験も多いので、数年間通うとなればかなりの時間もコストもかかるでしょう。

必要な金額を目算し、問題なく支払えるかシミュレーションしておくことが大切です。

時代に合わせて絶えず知識をアップデートしていく必要がある

勉強して得た知識を実務に役立てるからこそ、時代に合わせて絶えず知識をアップデートしていく必要がある点にも注意しましょう。

最新技術について学んだり、直近の法令や制度に合わせて知識を運用したりする努力が欠かせません。

努力が不足していると知識が古くなってしまい、業務で役立つレベルに届かなくなってしまうので注意しましょう。

100％資格を取得できるとは限らない

合格率が比較的高い資格試験であっても、全員が100％合格するとは限りません。

なかには「何度チャレンジしても合格できない…」「不合格が続いてモチベーションをくじ枯れてしまった…」という人も出てきます。

お金とコストをかければ確実に合格できるものではなく、あくまでも一定水準をクリアした人だけが資格を取れる点に注意しましょう。

自分がなぜその資格を取りたいのか、どの程度勉強時間を捻出できるかも詳細にシミュレーションしてから挑戦しないと、計画倒れしてしまうことがあります。

資格で人生やり直し！おすすめの通信講座7選

通信講座・キャリアスクール・資格予備校では、資格取得に焦点を当てた学習法が提供されます。

効率よく短期間で資格を取りたい人や、以前挫折した経験があって再チャレンジしたい人は、積極的に通信講座を活用しましょう。

ここでは、女性向け資格に対応している通信講座を紹介します。

フォーサイト

フォーサイトでは、eラーニング「ManaBun」を活用したスマホ授業を提供している通信講座です。

要点を徹底的にまとめた教材になっているので短時間でも勉強しやすいなど、利用者目線の講座設計になっているのがポイント。

多数の充実した講座は全国平均でも高い合格率を誇り、学習ではなく資格取得にこだわりたい人におすすめです。

合格にこだわったテキストやカリキュラムを使い、確実にスキルアップしたいときに役立てましょう。

STUDYing

STUDYingは、勉強する時間が無い人に最適な資格講座です。

隙間時間を効率よく活用しながら勉強できるシステムが豊富で、スマートフォンやタブレットを使って学べるのがポイント。

一流講師によるビデオ講座も問題集もテキストも、資格勉強に必要なすべてがスマホで完結できるから、机に向かう必要すらありません。

通勤中や休憩中など、普段スマホを見ている時間がそのまま有意義な勉強時間に変わります。

AIが一人ひとりの学習状況を分析し、最適なタイミングで復習問題を出題する「合格アシスト」も付帯しています。

[STUDYing]

資格のキャリカレ

資格のキャリカレ（キャリアカレッジジャパン）は、「なりたい」に直結する通信教育講座・資格講座を提供しています。

「主婦におすすめの講座特集」などが組まれているので資格を検索しやすいためチェックしてみましょう。

資格取得後のキャリアプランを解説するコラムも多く、先の見通しを立てながら学習の第一歩を踏み出せます。

二講座目無料サービス、開業支援サービス、8日以内返品保証など独自の支援システムも多め。

専属のキャリアコーディネーターが就職・転職も支援してくれるので、仕事に直結させたい人にもおすすめです。

[資格のキャリカレ]

ニチイ（学びネット）

ニチイ（学びネット）は医療・介護分野に強い資格講座であり、医療事務・調剤薬局事務を希望する人におすすめです。

定期的に受験対策セミナーも開催されており、模擬試験やポイント解説を受けられるので活用してみましょう。

介護分野では介護職員初任者研修・介護福祉士実務者研修・介護事務・介護福祉士国家試験対策などを提供しています。

今後さらにニーズが増加するだろうといわれている分野だからこそ、今のうち資格を取って経験を積んでおくのが理想的です。

オンラインだけでなく全国300ヶ所にある教室も利用できるので、通いやすい場所で申し込むのも効果的です。

[ニチイ（学びネット）]

ユーキャン

ユーキャンは「学ぶよろこびをあなたに」をモットーに、役立つ資格から趣味・実用講座などさまざまな通信教育を手掛けています。

まだ取得したい資格が決まっていない人は、自分にぴったりの資格を提案してもらえる「ぴったり講座診断」を使うのがおすすめ。

その他、ジャンルや人気講座のなかから選ぶこともできるので、モチベーションを維持しながら学習できる講座がきっと見つかります。

講座によっては、受講料の最大20％が還付される教育訓練給付金制度を使えるのも特徴です。

[ユーキャン]

キャリアカレッジジャパン

キャリアカレッジジャパンは、多種多様な資格をそろえ、教材を自社で制作して資格取得後の就職・転職や独立・開業のサポートもしている通信講座です。

「対象の資格や検定に合格で、2講座目が無料」という業界初のサービスを手掛けたのも特徴。

さらなるスキルアップを目指しやすく、関連講座を複数受講するなど使い方もさまざまです。

対象講座によっては不合格でも全額を返金してもらえるという手厚いサポートも提供されているのでチェックしてみましょう。

[キャリアカレッジジャパン]

 

ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミーは資格取得・就転職の総合校であり、DXエンジニアやAI、Webデザインに動画制作、CAD、心理カウンセラー、キャリアコンサルタントなど多数のスキル習得を支援しています。

資格試験対策もありますが、受験をしないスキル習得向けの講座も多いのが特徴。

そのため合格・不合格にこだわらず自分のペースでスキルアップすることも可能です。

学び直しをしたい方、一歩踏み出してみたい方は一度チェックしてみましょう。

[ヒューマンアカデミー]

女性が食いっぱぐれない資格に関するよくある質問

最後に、女性が食いっぱぐれない資格に関する「よくある質問」を紹介します。

気になる項目がある人や、今後キャリアアップしたい人はチェックしてみましょう。

国家資格と民間資格の違いは？

国家資格と民間資格の違いは、法的要件の差に表れます。

国家資格は政府機関が主催する厳格な試験を通過することで取得するものであり、資格がないと担当できない独占業務を含むことがおおいです。

一方、民間資格は法的要件がない場合が多く、ある特定の業界や職種での技術やスキルの認定を目的としているのが特徴です。

試験だけでなく、実務経験や特定のトレーニングコースの修了などが求められる場合もあるのでチェックしてみましょう。

よりキャリアに活かしやすいのは国家資格ですが、民間資格でも十分実務に活きるものが多く、スキルの証明として活用できます。

資格を取ったら次にどうすればいい？

資格を取ったら、資格が役立ちそうな業種・職種への転職を検討してみましょう。

今仕事をしていないのであれば再就職を、転職を考えていないのであれば今の会社内での異動や資格取得届の提出による手当の獲得などが考えられます。

資格を取得した後も継続的な学習とスキルの向上を目指して努力すれば、業界の変化や新しい技術の登場にも追随できます。

同じ資格を持つ人や業界の専門家とネットワーキングを持つなど、多彩な取り組みが可能です。

女性にこそ資格がおすすめと言われている理由は？

女性にこそ資格がおすすめと言われている理由は、以下の通りです。

• いつでもどこでも転職できるから
• 子育てや介護で一度キャリアが途絶えても再就職できるから
• 給料など労働条件が良いから
• 勤続年数や経験次第でどんどんキャリアアップできるから
• 独立・開業できるから

資格があると、個人のキャリアアップとワークライフバランスとの両立に役立ちます。

妊娠・出産・子育て・介護など大きなライフイベントの多い女性だからこそ、資格がひとつの安心材料となるのです。

役に立たない資格もある？

役に立たない資格はありませんが、実務で活かしにくい資格はあります。

ほとんど趣味に近い資格だったり、資格を活かした就職・転職の道が限られてたりする場合、キャリアアップにはつながりません。

ただし、知識や経験を強化するという意味でスキルアップに役立てる人はいるので、「実務に活かせない資格＝役に立たない資格」ではないという点に留意しましょう。

資格さえあれば100％安心？

資格さえあれば100％安心とは限りません。

せっかく資格を持っていても、時代に合わせて知識のアップデートをしていなかったり、そもそも資格を活かす仕事に就いていなかったりすることもあります。

あくまでも資格は自分のスキルレベルを証明する物差しのひとつに過ぎず、その後の活躍は努力次第と言えるでしょう。

勉強に次ぐ勉強で負担はありますが、その分資格を活かした仕事に就ければやりがいを実感できます。

資格不要でもこれから需要が増える仕事もある！

資格があると就職・転職に有利なのは事実ですが、独占業務の少ない業種・職種では資格が必須になることはありません。

資格不要でも今後需要が増えるだろうと予想されている仕事も多いので、以下で紹介します。

Webマーケティング

Webマーケティングは、インターネットを活用して製品やサービスを広告し、販売促進を行うマーケティング業務のひとつです。

顧客を獲得し、売上を増やし、ブランドの認知度を高めることを目的としており、主にSNS・HP・ブログ・Web広告などWeb媒体を活用で貢献していきます。

近年はソーシャルメディアの発展が目覚ましく、Web領域に特化したマーケターを求める企業が増えました。

Webマーケティングだけに特化してアウトソーシングやコンサルティングを請け負う企業も増え、社会的なニーズ増となっています。

Webデザイン

Webデザインでは、主にWebサイトやWebアプリケーションのユーザーインターフェース（UI）をデザインします。

消費者が当たり前にインターネットを活用して情報収集するようになった昨今、人の記憶に残り、わかりやすく情報を伝えられるWebデザインが必須となりました。

紙面やパッケージのデザインとは異なるスキルが求められるため、「Webデザイナー」として独立した職業になっています。

レイアウト、色彩、フォント、画像編集など基本的なスキルも必須となるので、併せて習得しておくのがおすすめです。

プログラミング

ソフトウェアの開発やシステムの運用・保守・点検に必要なのがプログラミングスキルです。

近年はIT人材の不足が深刻になりつつあり、初心者・未経験者歓迎のプログラマー向け求人が増加しています。

上流工程に加わることができれば、企画・開発や要件定義に関わることもでき、希少人材として待遇がどんどん良くなっていくのがポイント。

フリーランスとして独立もしやすく、働き方次第ではワークライフバランスとの両立も可能です。

動画編集

動画編集は、ビデオクリップやオーディオクリップを組み合わせ、加工して完成度の高い動画を制作する作業です。

YouTube・Tik Tok・LINE VOOM・Instagramのリールなど生活のありとあらゆるシーンで動画を見るようになった今の時代、動画編集に対するニーズも増加しています。

編集だけを請け負って仕事をする人も、企画・構成の段階からプロジェクトに参画する動画プロデューサーもいるので、働きたいスタイルごとにキャリア構築できるのも魅力です。

生成AI

AIを活用したデータ分析支援やノーコード開発も注目されており、業務効率化や生産性向上に貢献できます。

システム会社でスキルを活かすことも、各企業の開発部門や情報システム部門でスキルを活かすこともでき、汎用性が高いのが特徴。

希少スキルだからこそ市場価値も高く、AIエンジニアの待遇はどんどん上がっているのも特徴です。

まとめ｜高収入・安定就業を目指す女性は資格取得がおすすめ！

高収入・安定就業を目指したいときは、資格取得を検討しましょう。

「資格がある」ということ自体が安心材料のひとつになる他、就職・転職に有利、条件の良い会社に移りやすい、などさまざまなメリットがあります。

通信講座やキャリアスクールなどを活用すれば想像以上の短期間でスキル習得できることもあるので、上手に活用してみるのがおすすめです。

参考：その資格は転職で有利？本当に役立つおすすめの資格をプロが解説！｜アクシス