Facebook広告のカスタムコンバージョンとは?簡単にできる設定方法も解説

「Facebook広告を始めたいけどカスタムコンバージョンとは?」
「カスタムコンバージョンを活用する際の注意点を知りたい」

これからFacebook広告を活用したいと思っている企業の担当者であれば、上記の悩みが出てくるかと思います。

しかし、設定方法が複雑でわかりにくかったり、上手く設定できているのかどうかわからないといったことも出てくると思います、

本記事では、Facebook広告のカスタムコンバージョンのメリットや活用する注意点なども紹介しているので参考にしてください。

また、カスタムコンバージョンを簡単に設置する方法についても初心者の方でも理解できる内容で解説していますので是非参考にしてみてください。

この記事の内容

Facebook広告のカスタムコンバージョンとは?

Facebook広告のカスタムコンバージョンとは、特定のアクションや目標を達成したユーザーを計測するための仕組みです。

例えば、Webサイト訪問・特定のページの閲覧・商品の購入などビジネスにとって重要な行動を追跡できます。

これにより、広告の効果をより正確に計測でき、改善するための方法を立てることができます。

そのため、広告の効果を最大化するためには、積極的に活用すべきです。

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Facebook広告カスタムコンバージョンのメリット3つ

Facebook広告のカスタムコンバージョンを活用するメリットは以下の3つです。

  • ターゲティングの設定がより詳細にできる
  • コードを追加せずに計測できる
  • 設定を他の人と共有できる

メリットについて詳しく解説していきますので参考にしてください。

メリット1:コンバージョン計測の設定がより詳細にできる

Facebook広告のカスタムコンバージョンでは、コンバージョン計測の設定をより詳細にできるのが強みです。

たとえば、ダイエットに関する案件で運用している場合、

ダイエットに関する商品かつ1万円以上の購入をしたユーザーにのみコンバージョンを計測します。

それにより、利益を出しやすいユーザーを中心に広告の最適化がかかっていくため、広告の費用対効果をより高められるのです。

カスタムコンバージョンでは、利益の出しやすいユーザーに絞るなどコンバージョン計測の設定を自由自在にカスタマイズできる点が強みです。

メリット2:コードを追加せずに計測できる

Facebook広告のカスタムコンバージョンでは、コードを追加せずに計測できます。

通常は、標準イベントはパラメータを使用してカスタマイズを行います。

一方で、Facebook広告のカスタムコンバージョンを設定するときは、他のコードを追加しなくても計測できるのです。

標準イベントに慣れていない場合は少し手こずる可能性がありますが、カスタムコンバージョンであれば活用しやすくなります。

コードを追加せずに計測できるため、Facebook広告の運用経験が少ない人でも活用しやすいです。

メリット3:設定を他の人と共有できる

カスタムコンバージョンの設定は、他の人とも共有できます。

たとえば、カスタムコンバージョンの設定は、社内のスタッフだけではなく運用を委託している広告代理店とも共有が可能です。

また、広告代理店には、データソースすべてではなく設定のみを共有することもできます。

Facebook広告カスタムコンバージョンのデメリット3つ

Facebook広告カスタムコンバージョンのデメリットは以下の3つです。

  • オーディエンスは別で作成する必要がある
  • 計測が漏れる場合がある
  • HTMLやGTMの知識が必要

デメリットについて詳しく解説していきますので参考にしてください。

デメリット1:オーディエンスは別で作成する必要がある

カスタムコンバージョンで設定したオーディエンス内容を広告セットのオーディエンス対象として設定することはできません。

たとえば、カスタムコンバージョンで設定したオーディエンス内容を広告の配信から除外したい場合や類似オーディエンスの基にしたい場合は別途カスタムオーディエンスリストを作成する必要があります。

デメリット2:計測にズレが生じる場合がある

コンバージョンイベントが正しく計測されず、実際のコンバージョン数とFacebook管理画面のコンバージョン数でズレが生じる可能性があります。

コンバージョンが正しく計測されないと、正確な判断が行えずに、運用の調整や成果の改善を行うのが困難になります。

その結果、広告キャンペーンの成果が低下し、効率的な広告運用が妨げられる可能性があります。

そのため、実際のコンバージョン数とFacebook管理画面上のコンバージョン数は、常に確認しておくこと大事です。

デメリット3:HTMLやGTMの知識が必要

HTMLやGTM(Google Tag Manager)の知識が必要となります。

なぜなら、カスタムコンバージョンを設定する際に、コードをHTMLに組み込んだり、Google Tag Managerを使用してタグを管理したりする必要があるからです。

たとえば、特定のWebページでのイベントをトラッキングするために、ページのコードに追加のスクリプトを埋め込む必要があります。

また、Google Tag Managerを使用する場合は、タグやトリガーの設定に関する知識が必要です。

これらの操作方法を理解していない場合、カスタムコンバージョンの設定が難しくなります。

そのため、正確なコンバージョンデータを収集できなくなり、広告キャンペーンの効果測定などが困難になる可能性があるのです。

Facebook広告カスタムコンバージョンの設定方法

ここでは、Facebook広告のカスタムコンバージョンの設定について紹介していきます。

カスタムコンバージョンの設定は難しく感じますが、やり方を覚えると初心者の方でも簡単にできます。

アカウントを複数作成した場合でもカスタムコンバージョンの設定方法は同じです。

そのため、設定を覚えておくと社内やクライアントにも伝えられます。

カスタムコンバージョンを設定する全体像

カスタムコンバージョンを設定する全体像から見ていきましょう。

  • Facebookピクセルの設定
  • カスタムコンバージョンの設定

上記2つの流れで設定が可能です。

全体像を把握していると流れを覚えやすく複数アカウントを作成する際に効率良く導入することが可能です。

カスタムコンバージョンの全体像について、それぞれ見ていきます。

①Facebookピクセルの設定

最初にFacebookピクセルを設定する必要があります。

Facebookピクセルの設定は手順がありますが、初心者の方でもできるので難しくありません。

後ほどFacebookピクセルの設定について詳しく説明していきますので参考にしてください。

②カスタムコンバージョンの設定

次に、カスタムコンバージョンを設定します。

Facebookピクセルを設定してもカスタムコンバージョンも同時に作成しなければ上手く機能しません。

設定自体は複雑ではないため、初めての方でも簡単にできます。

カスタムコンバージョンの設定についても後ほど詳しく解説しますので参考にしてください。

①Facebookピクセルの設置

Facebookピクセルの設置方法は以下の手順で行います。

  1. Facebookピクセルを発行
  2. Facebookピクセルのコードをコピー
  3. Facebookピクセルを設置する

手順はたった3つのため、慣れれば15分程度で設定は完了します。

Facebookピクセルは、広告を初めて運用する人でも簡単に設置が可能です。

Facebookピクセルとは?

Facebookピクセルとは、Webサイトのデータなどを集めるために必要になるコードのことです。

たとえば、特定の商品ページを訪れたユーザーに関連した広告を表示したり、ユーザーの行動をトラッキングしたりできます。

また、カスタムコンバージョンを設定するためには、Facebookピクセルが対象となるWebサイトに導入されている必要があるため、必ず設置しておきましょう。

Facebookピクセルを発行

Facebook広告のカスタムコンバージョンを設定するためには、まずFacebookピクセルを発行する必要があります。

ピクセルを発行する際は、管理画面にある「イベントマネージャ」を開きます。

広告の管理画面にあるイベントマネージャを開き、左側のメニューから「データソースをリンク」をクリック。

「新しいデータソースをリンクする」の画面からウェブを選択します。

ウェブを選択し、右下にある「リンクする」をクリック。

「ピクセルを作成」では、名前は自由に設定できるため覚えやすいものにするのがおすすめです。

覚えづらい名前は、後々管理しにくくなるため、覚えやすい名前にするのがおすすめです。

右下にある「ピクセルを作成」をクリックします。

Facebookピクセルのコードをコピー

イベントマネージャの管理画面に戻ると、先ほど作成したピクセルが表示されます。

先ほど作成したピクセルを選択した状態で、概要からピクセルの設定を続行をクリック。

「コードを手動でインストール」を選択します。

「コードをコピーする」をクリックします。

自動でコピーされるため、コードを覚える必要はありません。

Facebookピクセルを設置する

ここではGTMを活用して設定する方法を解説していきます。

GTMのホーム画面から「新しいタグ」を選択。

そして、「カスタムHTML」をクリックします。

HTML内に先ほどコピーしたピクセルのコードを貼り付けます。

貼り付けたら、右上の「保存」を押して終了です。

②カスタムコンバージョンの設定

次に、Facebook広告カスタムコンバージョンの設定について解説していきます。

イベントマネージャを開く

Facebook広告のイベントマネージャを開いたら、画面右上にある作成ボタンを選択。

リストが一覧で表示され、カスタムコンバージョンを作成をクリックします。

Facebookのカスタムコンバージョンを設定

カスタムコンバージョンの作成する画面がでてくるので、それぞれの項目を設定していきます。

「名前」と「説明」は、指定されている文字数に合わせて作成。

覚えやすい名前にしておくと、後々管理が楽になります。

「データソース」では、先ほど作成したFacebookピクセルを選択で問題ありません。

「コンバージョンイベント」はすべてのURLトラフィックを選択します。

「ルール」は、コンバージョンを計測するURLの条件を設定します。

「コンバージョンの値を入力」は、チェックを入れなくても問題ありません。

各項目の設定が終わったら、右下にある作成ボタンをクリックしましょう。

Facebook広告カスタムコンバージョンでよくあるトラブルと解決策

Facebook広告のカスタムコンバージョンでよくあるトラブルと解決策は以下の3つです。

  • タグが正しく設置されておらず計測できない
  • カスタムコンバージョンが非アクティブのまま
  • 計測の漏れが多い

カスタムコンバージョンでよくあるトラブルや解決策をそれぞれ解説していきます。

ピクセルが正しく設置されておらず計測できない

Facebook広告のカスタムコンバージョンでは、ピクセルが正しく設置されていないと計測できません。

上記手順を参考に正しくピクセルが設置されているかどうかを確認してみてください。

また、計測対象のページにGTMが入っていないために計測されていないというケースもあるためこちらも伴わせて確認してみてください。

カスタムコンバージョンが非アクティブのまま

非アクティブのままである原因は、以下の3つが考えられます。

  • トラッキングコードが正しく設定されていない
  • ユーザーの行動が決まったカスタムコンバージョンに一致しない
  • アクティブになるまでタイムラグがある

カスタムコンバージョンの設定に誤りがないか、実際にFacebook経由でアクセスして購入までの導線を辿って、アクティブになるかどうか見てみると良いでしょう。

計測のズレが多い

Facebook広告のカスタムコンバージョンは、計測のズレが多いこともあります。

計測のズレが多い理由は、設定したURLが別の遷移先でも使用している場合、別の遷移先へのアクセスもコンバージョンとしてカウントされてしまうためです。

カスタムコンバージョンは、確実に計測できるわけではないため、計測に間違いがないかを確認しながら運用していきましょう。

Facebook広告カスタムコンバージョンの確認方法

カスタムコンバージョンを確認する手順は以下の3ステップです。

  • 広告マネージャをクリック
  • 分析に必要な指標をクリック
  • コンバージョンを確認

カスタムコンバージョンを確認する手順は簡単で、運用経験が少ない人でもすぐ理解できます。

①広告マネージャをクリック

まず、広告マネージャを開きます。

その後、画面の右上にある「列パフォーマンス」をクリックし、「列をカスタマイズ」を選択します。

ここで、表示したいデータ列を選択し、カスタムコンバージョンのデータを表示できます。

カスタムコンバージョンの名称や数値データ、コンバージョン率などを表示することができます。

②分析に必要な指標をクリック

Facebook広告カスタムコンバージョンの確認方法は、まず「コンバージョン」の「カスタムコンバージョン」をクリックします。

次に、分析に必要な指標をそれぞれ選択します。

指標には「アカウント名、キャンペーン名、広告セット名、タグ」などがありますので、必要に応じて複数の指標を選択してください。

選択が完了したら、画面下部にある「実行」ボタンをクリックします。

これにより、選択した指標に関するデータが表示されます。

広告セットやキャンペーンのコンバージョンデータを確認することが可能です。

③コンバージョンを確認

Facebook広告カスタムコンバージョンの確認方法は、イベントマネージャを開き、カスタムコンバージョンを設定したアカウントを開きます。

その後、各項目がアクティブになっているかを確認し、合計イベント数が増えているかをチェックします。

ページへの到達やユーザーの行動などのコンバージョンイベントが正しくトラッキングされているかを確認しましょう。

Facebook広告カスタムコンバージョンを効果的に活用する3つのポイント

ここでは、Facebook広告のカスタムコンバージョンを効果的に活用する3つのポイントについて紹介します。

  • Facebook広告の明確な目標を設定
  • URLは細かくわけて設定
  • リダイレクトページを活用

カスタムコンバージョンを効果的に活用するには、上記3つを意識しましょう。

Facebook広告はカスタムコンバージョンを上手く活用すると、効率良く運用できます。

ポイント1:Facebook広告の明確な目標を設定

カスタムコンバージョンを効果的に活用するには、Facebook広告の明確な目標設定が重要です。

たとえば、1ヶ月に100CVを目標にしている場合は、1日あたり3〜4CVを獲得する必要があります。

また、明確な目標を設定しているとABテストも行いやすくなり、PDCAを回し続けることでFacebook広告の運用が上手くいきます。

明確な目標を立てておくだけで運用の結果は大きく変わるため、必ず明確な目標を設定しておきましょう。

ポイント2:URLは細かくわけて設定

カスタムコンバージョンを作成する際に、複数のURLを設定する場合が多いです。

たとえば、それぞれのページでURLを設定します。

  • トップページ
  • サンクスページ
  • 販売ページ

これにより、異なるコンバージョンポイントに対してそれぞれ適切なカスタムコンバージョンを設定し、正確な成果を計測できます。

ポイント3:リダイレクトページを活用

ページの構造上、ピクセルの設置が難しい場合はリダイレクトページを準備し、リダイレクトページにピクセルを設置することでカスタムコンバージョンを設定することが可能になります。

これにより、ページの構造に左右されずに広告の成果を正確に計測し、必要に応じて改善を行えるのです。

初心者の方はFacebook広告運用が得意な代理店への依頼がおすすめ!

初心者の方で何から始めたら良いかわからない場合は、Facebook広告が得意な代理店への依頼がおすすめです!

代理店への依頼がおすすめの理由は以下の3つ。

  • Facebook広告運用を代理店に依頼すると広告効果が高い
  • 社内の業務量が軽減される
  • 最新の情報にも対応してくれる

それぞれ詳しく説明していきます。

Facebook広告運用を代理店に依頼すると広告効果が高い

Facebook広告運用を代理店に依頼すると、独自の知見やノウハウを基に広告の運用を行ってくれるため高い広告効果が期待できます。

また、代理店では様々な勉強会や研修があり、経験豊富なスタッフから直接Facebook広告の運用を学べます。

Facebook広告は独学で学び自社で始めることも可能ですが運用の手間やリソースもかかるため成功するのはなかなか難しいのが現状です。

Facebook広告を初めて運用するのであれば、広告代理店に依頼すると効果が高くおすすめです。

社内の業務量が軽減される

Facebook広告を代理店に依頼すると、社内の業務量が軽減されます。

たとえば、Facebook広告ではタイトルや説明文の作成、画像や動画クリエイティブの作成や編集などが必要です。

また、クリエイティブは1度作ったら終わりではなく、複数回ABテストが必要になります。

Facebook広告で効果的に運用するにはABテストが重要で、時間とコストがかかります。

そのため、初めての場合は代理店に依頼してFacebook広告を運用していくのが大事です。

ただし、代理店によっては一部の作業しか行ってくれないところもあります。

「始めての運用で不安」と感じているなら、Facebook広告の運用を丸投げできる代理店がおすすめです。

最新の情報にも対応してくれる

Facebook広告の運用を代理店に依頼すると、最新のアップデート情報やトレンドにも対応してくれます。

最新の情報を惜しみなく伝えてくれる代理店なら、安心できますし自社でもノウハウを蓄積できるのです。

代理店への依頼はコストはかかりますが、ノウハウを得られるのが強みです。

そのため、Facebook広告の最新情報をすぐに取り入れたい場合は、広告代理店に依頼するのが良いでしょう。

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その理由は、1つ1つの媒体でアカウントを構築するには時間がかかるからです。

そして、CREXiAでは1つのアカウント構築に対して徹底的にサポートしてくれるのも強みです。

たとえば、大手の広告代理店は顧客数が多く1つのアカウントに対しての対応が雑になる可能性があります。

しかし、CREXiAは顧客数が多くても媒体や案件に合わせた対応を行ってくれます。

要望にも応えてくれるため、理想とするアカウントを構築しやすくなるのです。

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まとめ

本記事では、Facebook広告で重要な「カスタムコンバージョン」について解説しました。

カスタムコンバージョンを上手く活用すると、Facebook広告を効率的に運用しやすくなります。

迷ったときは本記事を参考に、Facebookピクセルを発行及びGTMでピクセルを設置し、カスタムコンバージョンを設定して、Facebook広告を効率良く運用していきましょう。