アフィリエイト広告はインターネットで広く普及している広告です。
ただ、アフィリエイト広告の具体的な仕組みやかかる費用を知らない方は多いのではないでしょうか。
この記事では、アフィリエイト広告の費用や費用対効果を高める方法を中心に解説します。
この記事の内容
費用を知る前に!そもそもアフィリエイト広告とは?
そもそもアフィリエイト広告とは何でしょうか。
「名前は知っている」という方や、「個人で稼ぐ手段でしょ?」という方など、何となくの想像はできるものの、具体的な内容は知らない方が多いかもしれません。
アフィリエイトとは、成果報酬型の広告です。
会社のメディアや個人のブログで配信されています。
昨今では、SNSでもアフィリエイトを配信するケースが増えています。
アフィリエイト広告の仕組み
アフィリエイト広告では、広告主が広告を出稿し、アフィリエイターと呼ばれるメディア運営者が広告をインターネット上で公開する仕組みが主流です。
アフィリエイターが公開した広告から商品やサービスが購入されると、売上の一部が報酬としてアフィリエイターに支払われます。
広告主のメリットは、自ら営業することなく売上が発生することです。
一方アフィリエイターのメリットは、商品やサービスの開発や管理などをすることなく、リスクなしで報酬を獲得できることです。
ASPとは
広告主とアフィリエイターが直接契約を結ぶ場合もありますが、ASPが仲介するケースが主流です。
ASPとは、「アフィリエイト・サービス・プロバイダ」の略称であり、広告主とアフィリエイターを仲介するサービスを提供しています。
アフィリエイターはASPが抱える無数の広告から、自社メディアにマッチした広告を選択し発信します。
一方、広告主は自社の広告を多くのアフィリエイターに認知してもらうために、広告費を支払ってASPに広告を出稿しています。
アフィリエイト広告の費用が発生するタイミング
アフィリエイト広告では、いくつかのステップ・タイミングで費用が発生します。
広告主の視点でかかる費用をご紹介します。
費用発生の主なタイミングは5つです。
- イニシャルコスト
- 月額費用
- 成果報酬
- 仲介料
- 広告運用代行業者への外注費
1.イニシャルコスト
相場 | 5万円程度 |
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費用がかかるタイミングの1つ目は、イニシャルコスト(初期費用)です。
イニシャルコストは、契約成立時に広告主がASP(直接契約の場合はアフィリエイター)に支払う費用です。
相場は5万円ほどですが、ASPによってはイニシャルコストが無料の場合もあります。
2.月額費用
相場 | 4万円程度 |
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費用がかかるタイミングの2つ目は、月額費用です。
月額費用は広告主がASPを利用するために毎月支払う費用です。
相場は4万円ほどですが、ASPによっては月額費用を無料としているケースもあります。
3.成果報酬
費用がかかるタイミングの3つ目は、成果報酬です。
成果報酬はアフィリエイターが発信した広告から商品やサービスが購入された場合に発生します。
成果報酬の金額は出稿時に広告主が設定できます。
ASPが仲介している場合は、一度広告主がASPに報酬金額を支払ってから、ASPがアフィリエイターに報酬金額を支払います。
4.仲介料
相場 | 成果報酬額の20〜30% |
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費用がかかるタイミングの4つ目は、仲介料です。
仲介料とは、成果報酬におけるASPの取り分です。
成果報酬額に応じて、売上額の一部を仲介料として、広告主がASPに支払います。
相場は成果報酬額の20%〜30%程度です。
5.広告運用代行業者への外注費
費用がかかるタイミングの5つ目は、広告運用代行業者への外注費です。
主流のアフィリエイト広告では、広告主がASPと契約しやり取りを交わしますが、広告運用代行業者に仲介してもらうことが可能です。
料金体系は「月額制」か「月額制+成果報酬金額」のいずれかが主流です。
広告運用代行業者を利用すると、広告主はASPとやり取りすることなく、広告をアフィリエイターにまで届けられます。
アフィリエイト広告費用を主要ASPごとに紹介
アフィリエイト広告費用を主要ASPごとに5つご紹介します。
- A8.net(エーハチネット)
- afb(アフィビー)
- ValueCommerce(バリューコマース)
- もしもアフィリエイト
- JANet(ジャネット)
1.A8.net(エーハチネット)
イニシャルコスト | 5万円 |
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月額費用 | 3.3~4万円 |
仲介料 | 成果報酬の30% |
A8.netは、広告数と提携アフィリエイター数がともに多く、業界最大手の規模を誇るASPです。
「エーハチネット」が正しい読み方ですが、「エーハチドットネット」と呼ばれる場合もあります。
2.afb(アフィビー)
イニシャルコスト | 5万円 |
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月額費用 | 4万円 |
仲介料 | 成果報酬の30% |
afb(アフィビー)は、A8.netに次ぐ規模を誇るASPであり、アフィリエイターからの評判が高いことで知られています。
afb(アフィビー)の費用は下記のとおりです。
3.ValueCommerce(バリューコマース)
イニシャルコスト | 0~5万円 |
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月額費用 | 3.5~5万円 |
仲介料 | 成果報酬の31.5~35% |
ValueCommerce(バリューコマース)は、日本で最初に誕生したASPであり、今でも主要なASPとして幅広く利用されています。
ValueCommerce(バリューコマース)の費用は下記のとおりです。
4.もしもアフィリエイト
イニシャルコスト | なし |
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月額費用 | なし |
仲介料 | 成果報酬の30% |
もしもアフィリエイトは、個人アフィリエイター専門のASPです。
大手ECサイトのアフィリエイトを取り扱っていることで知られています。
もしもアフィリエイトの費用は下記のとおりです。
5.JANet(ジャネット)
イニシャルコスト | 5万円 |
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月額費用 | 4万円 |
仲介料 | 成果報酬の30% |
JANetは、金融系のアフィリエイトを多く取り扱っているASPです。
JANetの費用は下記のとおりです。
アフィリエイト広告の費用対効果を高める方法
アフィリエイト広告の有効性をアップさせる方法を3つご紹介します。
- 成果報酬金額を調整する
- 仲介料を抑える
- 運用データを確認する
1.成果報酬金額を調整する
有効性をアップさせる方法の1つ目は、成果報酬金額を調整することです。
成果報酬金額を高く設定すると自社の売上が圧迫され、成果報酬金額を低く設定するとアフィリエイターに扱ってもらえません。
商品の特徴や競合他社のアフィリエイト内容を考慮して、的確な金額に設定することが重要です。
2.仲介料を抑える
有効性をアップさせる方法の2つ目は、仲介料を抑えることです。
仲介料はASPにより異なります。
また、ASPによっては交渉次第で仲介料を割り引いてくれる可能性があります。
3.運用データを確認する
有効性をアップさせる方法の3つ目は、運用データを確認することです。
運用データを確認し広告の効果を検証・改善することで、効率的に広告を運用できます。
一月当たりの売上が増えても月額費用は一定なので、費用対効果を高められます。
アフィリエイト広告に費用をかけて得られる効果
アフィリエイト広告に費用をかけて得られる効果を3つご紹介します。
- 自社で集客する必要がない
- 予算をコントロールしやすい
- 小規模からはじめられる
1.自社で集客する必要がない
自社で集客する必要がなくなることは、アフィリエイトに注力することならではの恩恵です。
アフィリエイトでは広告費を支払う代わりに、アフィリエイターが工夫を凝らして商品やサービスを宣伝してくれるため、自社で集客をする必要がなくなります。
というのも、アフィリエイターが商品やサービスを売れば売るほど自分の利益も増えるからです。
そのため、ビジネスやマーケティングの知識を身に付け、時には専門家を雇いながら広告を発信してくれます。
2.予算をコントロールしやすい
アフィリエイト広告では月額費用に加えて、成果報酬を支払う必要があります。
ただ、成果報酬の比率は広告主が設定できるため、予算をコントロールできます。
3.小規模からはじめられる
広告というと、大金を対やして運用するイメージを持たれがちですが、小規模からでも予算をコントロールしながらはじめられます。
ASPによっては固定の費用を抑えることが可能です。
また、成果報酬の比率は好きなように設定できます。
小規模からはじめたいなら、アフィリエイターからの好反応は見込めませんが、低い比率を設定すれば少ない資金でも出稿できます。
まとめ:アフィリエイト広告の費用対効果を高めて売上UP!
今回はアフィリエイト広告について、効果・有効性を高める方法やASPごとの費用を解説しました。
アフィリエイト広告は、広告主とASP、アフィリエイターのそれぞれにメリットがある三方良しの広告です。
これをきっかけに、アフィリエイト広告の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
自社で営業をしたり集客したりしなくても、アフィリエイターが商品やサービスの価値を広めてくれます。