【2024年最新】Facebook広告で成果を出すコンバージョン設定方法を徹底解説!

「Facebook広告のコンバージョン設定が上手くできているか不安…」
「コンバージョン設定のポイントやコツが知りたい」

Web広告スマートフォンが普及し、比較的安価な予算で多くの人に自社のサービスや商品を訴求することができるため、近年需要が高まっています。

そんなWeb広告の中でも人気が高いサービスがFacebook広告です。Facebook広告はユーザー情報の豊富さと正確さから、高いターゲティング精度を誇ります。

しかし、Facebook広告で高い成果を出すためには、コンバージョンを適切に設定し測定・分析することが重要です。

そのため本記事ではコンバージョンについて設定方法から、測定・分析方法までを徹底解説します。

これからFacebook広告を始める人や、なかなか広告の効果が出ずに悩んでいる人は必見です。

Facebook広告とは?種類やメリット、ターゲティング項目などを解説!

Facebook広告のコンバージョンとは

まずはじめに、Facebook広告で成果を出すために重要なキーワードが「コンバージョン」です。コンバージョンについて正しく理解することで、Facebook広告の成果を出すための仕組みがわかります。

まずはFacebook広告におけるコンバージョンについて紹介します。Facebook広告を始めたばかりの方はここをしっかりと確認しましょう。

Facebook広告におけるコンバージョンとは

「コンバージョン」とは、WebサイトやWeb広告における「自らが設定した最終目標」を指すマーケティング用語です。そのためコンバージョンが表す具体的なゴールは商品購入や資料請求など、サイトや広告によってさまざまです。

そして訪問者がその特定のアクションを起こした状態を、「コンバージョンを獲得する」と言います。

Facebook広告で高い成果を出すためには、「コンバージョンの設定をどこにするのか」や「コンバージョンの獲得状況を確認する」ことが大切です。

コンバージョンは「conversion」という英語表記から「CV」、コンバージョンの獲得率を「コンバージョン率(CVR)」と表記されます。CVRが高いWeb広告ほど、高い成果を出している広告と言えます。

Facebook広告の業界別平均CVR

Facebook広告は、他のWeb広告サービスに比べてコンバージョン率(CVR)が高いことが魅力のひとつです。つまりFacebook広告では、他のWeb広告サービスより高い成果が期待できます。

下記の表はFacebook広告における業界別の平均CVRです。Facebook広告では、教育やヘルスケア、BtoB業界などのCVRが高いことがわかります。これらの業界の広告出稿を検討している人は、Facebook広告での出稿がおすすめです。

業界 平均CVR
カスタマーサービス 9.96%
金融・保険 9.09%
美容 7.10%
リフォーム 6.56%
自動車 5.11%
フィットネス 14.29%
教育 13.58%
雇用・職業訓練 11.73%
BtoB 10.63%
産業 0.71%
ヘルスケア 11.00%
不動産 10.68%
法律 5.60%
アパレル 4.11%
小売り 3.26%
旅行・ホスピタリティ 2.28%
テクノロジー 2.31%

参考:2021 Paid Search Advertising Benchmarks for Every Industry

「キャンペーンの目的」でFacebook広告のコンバージョンを設定する

ここではFacebook広告でコンバージョンを設定する方法を紹介します。Facebook広告では広告マネージャーにある「キャンペーンの目的」という設定項目から広告のコンバージョンを設定することが可能です。

ここでどのような目標を広告のゴールにするかを決めることで、その目標に合わせた広告運営が行われます。

2024年1月に「キャンペーンの目的」の設定が変更された

実はこの「キャンペーンの目的」は2024年1月からそれまでの11種類から6種類に変更されたのです。このアップデートによって広告のゴールに最も即した目的が設定できるようになりました。

この記事では今回の新しい6つの目的の詳細をご説明します。過去にFacebook広告を使ったことがある人も要チェックです。

新しく設定された6つの目的

最新のFacebook広告では以下の6つの目的(コンバージョン)が設定可能です。Facebook広告では、ユーザーへの高いターゲティング精度が魅力のひとつです。目的を設定することでその目的に合わせたユーザーへの広告表示が自動的に行われます。

またこの目的は一度設定すると途中で変更することができないため注意が必要です。

新しく設定された6つの目的

  • 認知度
  • トラフィック
  • エンゲージメント
  • リード
  • アプリの宣伝
  • 売上

認知度

認知度は、「ビジネスの認知度を高める」ことを目的としたコンバージョン設定です。認知度に設定することで、広告を覚えてくれる可能性の高いユーザーに広告を表示させることができます。

認知度は、以下のようなより多くの人に自社の製品やサービスを知ってもらいたい時におすすめの設定です。

  • 商品やサービスの存在を知ってもらう
  • 自社のブランドイメージを向上させる
  • 新商品や新サービスのリリースを拡散する

*この認知度は従来の設定における「ブランドの認知度アップ・リーチ・動画の再生数アップ・来店数の増加」に該当する項目です。

トラフィック

トラフィックは、「指定されたWebサイトへの誘導」を目的としたコンバージョン設定です。FacebookのAIによって、Webサイトへの流入が期待できるユーザーに広告が表示されます。

トラフィックは以下のような自社のFacebookページやInstagram、Webサイトへの流入者数を増やしたいときに有効です。また自社ECサイトでセールを行っているときや、広告の内容をWebサイトでより詳細に説明したい際にもおすすめです。

  • Webサイト等のPV数を増加させる
  • Webサイトでより商品やサービスについて知ってもらう

*トラフィックは、従来の「トラフィック」と同じ利用用途です。

エンゲージメント

エンゲージメントは、「メッセージの送信など特定のアクション」を目的としたコンバージョン設定です。Facebookの高いターゲティング精度によって、自社のビジネスに対してアクションを起こしてもらいやすいユーザーに広告を表示できます。

エンゲージメントは、以下のような広告を通してユーザーに何らかのアクションを起こしてもらいたい時におすすめです。

  • SNSの投稿の「いいね」「シェア」などのリアクションを増やす
  • 動画の再生回数を増やす
  • MessengerやDMでメッセージを送ってもらう

*エンゲージメントは、従来の「エンゲージメント・動画の再生数アップ・メッセージ・コンバージョン」に該当する項目です。

リード

リードは、「自社のリード(潜在顧客)の獲得」を目的としたコンバージョン設定です。リードを設定した広告では、電話番号やメールアドレスの登録ができるフォームを追加することができます。そのため潜在顧客の情報を効率的に把握し、さらなる情報を共有することができます。

リードは以下のような行動をユーザーに起こしてもらいたいときにおすすめです。

  • 電話番号やメールアドレスを入力してもらう
  • ユーザーから電話をかけてもらう
  • MessengerやDMでメッセージを送ってもらう

*リードは、従来の「リード獲得・メッセージ・コンバージョン」に該当する設定です。

アプリの宣伝

アプリの宣伝は、「アプリのインストールやそこからの特定のアクションの実行」を目的としたコンバージョン設定です。アプリの宣伝を設定することで、AppStoreやGoogle Playにユーザーを誘導することができます。

以下のような行動をユーザーに起こしてほしいときは、アプリの宣伝がおすすめです。

  • 自社のアプリをインストールしてほしい
  • アプリ上の新機能を試してほしい

*アプリの宣伝は、従来の「アプリのインストール」に該当する設定です。

売上

売上は、「商品やサービスの販売」を目的としたコンバージョン設定です。Facebookが所有するユーザーの過去の行動履歴から、商品やサービスの購入につながりそうなユーザーに絞って広告を表示させます。売上では、リターゲティング機能により一度ECサイトなどに訪問したユーザーに再度訴求することも可能です。

売上は以下のような目的でFacebook広告を利用したい時に効果的です。

  • 商品やサービスの購入を促す
  • 一度ECサイト等を訪れたユーザーに再び告知する
  • 興味関心の高いユーザーに絞って広告を表示させる

*売上は、従来の「コンバージョン・カタログ販売」に該当する設定です。

Facebook広告でコンバージョンを測定する3つのメリット

Facebook広告を運用する際には、上記で設定した目標(コンバージョン)を測定することが大切です。コンバージョンを測定するとは、設定した目標が達成された数を測定することを指します。

ここではコンバージョンを測定する3つのメリットを紹介します。コンバージョンを測定することでより効率的なFacebook広告の運用が可能です。

Facebook広告でコンバージョンを測定する3つのメリット

  • 広告効果を可視化できる
  • 自動広告機能が使える
  • 類似オーディエンス機能が使える

広告効果を可視化できる

Facebook広告でコンバージョンを測定する大きなメリットは、「広告効果を可視化できる」ことです。広告の効果を可視化することで費用対効果を把握し、さらなる広告運用の改善につなげられます。

広告の費用対効果の確認

広告効果の可視化において重要な指標のひとつが、「広告の費用対効果」です。Facebook広告ではCPA(Cost Per Acquisition)で広告の費用対効果を測る手法が一般的です。CPAは「1つのコンバージョンを獲得するために必要とした費用」を表します。

CPA(Cost Per Acquisition)=広告費 ÷ コンバージョン数(CV)

CPAが低いほど、その広告がより少ない予算で多くのコンバージョンを獲得できる広告であることを意味します。CPAを測定することで、必要なコンバージョン数を獲得するために必要な予算を計算することが可能になるのです。

広告やビジネスの運用改善

広告効果を可視化することで、「広告の運用改善」を行うことも可能です。具体的には先述のCPAやCVRを測定し、理想の数値に近づけるための改善案を考えます。

例えばECサイトでの商品の購入をコンバージョンとして設定した場合を考えます。広告のクリック率CTR(Click Through Rate)が低い場合、広告のデザインやテキストに改善の予知があることが多いです。
一方でCTRが高いのにもかかわらず、コンバージョン率CVRが低い場合、広告ではなくECサイト側に改善の余地があることが考えられます。

このように広告のコンバージョンを測定することで広告効果を可視化し、状況に応じた広告の運用改善につながるのです。

自動広告機能が使える

Facebook広告では、コンバージョンを測定することで「自動広告機能」が使えるようになります。

自動広告機能とは、CVRなどの数値が改善されるように広告運用に関する設定を自動で最適化する機能です。具体的には以下のような調整がFacebookのAIによって調整・提案されます。

自動広告機能の内容

  • 複数の広告の自動表示
  • 最適なオーディエンス設定の提案
  • 最適な予算の提案
  • パフォーマンスの改善提案

複数の広告の自動表示

自動広告では、最大6種類の広告パターンの登録が可能です。登録する広告は自分で作成する必要はなく、Facebookが登録されている情報をもとにテキスト文やクリエイティブのデザインなどを自動で提案してくれます。

複数の広告を登録しておくことで運用データがたまっていき、効果の高い広告が自動的に表示されます。

最適なオーディエンス設定の提案

自動広告では、広告の運用データをもとにした最適なオーディエンス設定を自動で提案してくれます。複数のオーディエンス設定が提案されるため、その中からターゲットにしたいオーディエンスを自ら選択できます。

Facebook広告をはじめとするWeb広告ではオーディエンスの設定が非常に重要です。莫大な数のユーザーの中から最適なオーディエンス設定を選択できることが自動広告の魅力です。

最適な予算の提案

目的とするコンバージョン数を獲得するために最適な広告予算の提案を受けられることも自動広告の魅力のひとつです。結果を出すために必要な予算の予測ができるため、安心して広告運用を始めることができます。

また自らが設定した予算での広告運用シミュレーションを確認することも可能です。限られた予算の中でどれほどの効果が期待できるかを確認することで、広告運用のリスクマネジメントにもつながります。

パフォーマンスの改善提案

自動広告では、その他さまざまな広告の改善提案を受けることもできます。広告クリエイティブの更新など、パフォーマンス改善につながる提案が自動で届きます。

Facebook広告の運営になれていない人はぜひこのお知らせを参考にすることがおすすめです。

類似オーディエンス機能が使える

Facebook広告のコンバージョンを測定する3つ目のメリットは、「類似オーディエンス機能」が使える点です。

類似オーディエンス機能とは、広告運用の中でコンバージョン獲得につながったユーザーと似た傾向をもつユーザーに広告を配信する機能です。類似オーディエンスに対して広告を配信することで通常よりも高い広告効果が期待できます。

類似オーディエンス機能は、多彩なユーザー情報を持っているFacebook広告ならではの機能です。

Facebook広告コンバージョンの測定方法

ここまでFacebook広告におけるコンバージョンの種類やコンバージョン測定によるメリットを紹介しました。

Facebook広告では、さまざまな目的にあったコンバージョンが設定できるようになっています。さらに設定したコンバージョンを測定することで、広告効果を可視化しさらなる改善への計画を立てることが可能です。

ここからは実際にFacebook広告でコンバージョンを測定する方法を紹介します。Facebook広告では、以下の3つのステップによってコンバージョンを測定します。

Facebook広告におけるコンバージョンの測定方法

  1. Facebookピクセルの作成
  2. Facebookピクセルの設置
  3. イベントの設定

1.Facebookピクセルの作成

コンバージョンを測定するにはFacebookピクセルを作成する必要があります。

Facebookピクセルとは、サイト等に設置することでユーザーの行動の測定ができるコードです。Facebookピクセルを作成し設置することでユーザーの行動が分かり、コンバージョンの測定が可能になります。

またFacebookピクセルによって測定されたデータはFacebook内に記録され、自動広告機能などの最適化に使われます。

Facebookピクセルの作成方法

Facebookピクセルを作成するためには、以下の5つの手順が必要です。Facebookピクセルの作成が初めての人は、下記の手順をひとつずつ確認しながら作業することがおすすめです。

①Facebook広告にログインにログインし「広告アカウント設定」をクリック
②広告アカウント設定上にある「全てのツール」から「ビジネス設定」をクリック
③「ビジネス設定」の画面に切り替わったのち、画面左下の「データソース」の「ピクセル」から「追加」をクリック
④Facebookピクセルの作成画面に移ったら、「ピクセルの名前」と「コンバージョンを測定したいWebサイトのURL」を入力
⑤画面が切り替わったら、「ピクセルを今すぐ設定」を選択

2.Facebookピクセルの設置

Facebookピクセルの作成ができた次は、実際にWebサイトに設置を行います。Facebookピクセルの設置には、「直接設置する方法」と「GMTで設置する方法」の2つの方法があります。

直接設置する場合

まずはFacebookピクセルを直接設置する方法を紹介します。以下の7つの手順でFacebookピクセルをWebサイトに直接設置することができます。

①広告マネージャーの「全てのツール」から「イベントマネージャー」をクリック
②画面左の「データソース」をクリック
③画面が切り替わったら、画面中央の「ピクセルの設定を続行」をクリック
④「ウェブイベントを設定」という画面が表示され、「Metaピクセル」にチェックを入れてリンクするをクリック
⑤表示された画面の「コードを手動でインストール」をクリック
⑥ベースコードというFacebookピクセルのコードが表示されるため、「コードをコピー」をクリック
⑦コピーされたコードを、設置したいWebサイトの<head></head>の中に貼り付ける

GTMで設置する場合

次にFacebookピクセルをGTMで設置する方法を紹介します。GTMとはGoogleタグマネージャーの略であり、広告のタグなどを管理するツールです。GTMを使うことで自分でWebサイトのHTMLを編集することなく、Facebookピクセルの設置が行えます。

①GTMにログインします。アカウントを持っていない人は、アカウント作成から「新しいアカウントの追加」をクリックします。
②アカウント名と国、「コンテナ名」にはWebサイトの名前を入力し「作成」をクリックします。
③画面が切り替わったら、利用規約を確認し、ベースコードの発行を行います。
④続いて、Facebook広告にログインします。
⑤Facebook広告の「ビジネス設定」の「他のパートナーの選択」から「Googleタグマネージャー」を選択します。
⑥「次へ」によって画面を進めていき、「Googleタグマネージャー」のログイン画面まで進みます。
⑦GTMのアカウント名を入力し、「設定を終了」することで設置が完了します。

3.イベントの設定

Facebookピクセルの設置が完了したあとは、いよいよコンバージョンの測定を行います。コンバージョンの測定は以下の2つの方法で行えます。

  • 標準イベント
  • カスタムコンバージョン

標準イベント

最初の方法は「標準イベント」を用いて測定する方法です。標準イベントとは、Facebook広告が用意しているユーザーの行動のことを指します。標準イベントには以下のような設定が用意されています。

標準イベント 説明
カートに追加 ユーザーが商品を「カートに追加」する
支払い情報の追加 ユーザーの支払情報の追加
リード 資料請求やお試しプランへの加入のため、ユーザーが情報を提供
登録完了 メールマガジン等の登録のため、ユーザーが情報を入力
コンテンツビュー ユーザーが商品ページ等のWebサイトに移動する
サブスクリプション登録 サブスクリプションサービスに加入する
日時を指定 お店の来店予約をする

これらの標準イベントは一例であり、多くの設定の中から好きなイベントが選択可能です。標準イベントは、測定したいコンバージョンが何かをしっかりと考えて設定することが大切です。

カスタムコンバージョン

測定したいコンバージョンが標準イベントに用意されていない時に利用できるのが、「カスタムコンバージョン」です。カスタムコンバージョンは以下の手順で作成することができます。

①Facebook広告にログインし、「イベントマネージャー」を立ち上げる
②イベントマネージャーの画面右上にある「作成」をクリックし、「カスタムコンバージョンの作成」を選択
③カスタムコンバージョンの作成画面が表示されたら、名前やURLの入力などを行う
④入力が完了したら画面右下の「作成」をクリックし、カスタムコンバージョンの作成を完了する

標準イベントに理想のコンバージョンがなかった場合でも、カスタムコンバージョンによって理想のコンバージョン測定が可能です。

カスタムコンバージョンについてより詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。

Facebook広告のカスタムコンバージョンとは?簡単にできる設定方法も解説

4.設置後の動作確認

Facebookピクセルのイベント設定が完了したのちは、定期的に動作確認を行います。動作確認は、以下の手順で行うことができます。

①Facebook広告マネージャーにログインして、データソースを開く
②データソースの「テストイベント」タブをクリックし、下へスクロール
③「ブラウザーイベントのテスト」の欄に動作確認したいWebサイトのURLを入力
④「ウェブサイトを開く」をクリックし、画面が切り替わったら広告マネージャーに戻る
⑤正常に動作していれば、イベントが発生

Facebook広告のコンバージョン測定結果の確認方法

ここではコンバージョンの測定結果の確認方法を紹介します。測定結果を正しく確認することで、次に紹介する結果の分析につなげることができます。測定結果は、Facebook広告マネージャーで確認が可能です。

初めて測定結果を確認する際は、以下の手順でコンバージョンが表示されるようにします。
①Facebook広告マネージャーにログイン
②画面右上にある「列のパフォーマンス」から「列のカスタマイズ」を選択
③画面左側にある「コンバージョン」から「標準イベント」または「カスタムコンバージョン」を選択
④「含める指標」から作成したコンバージョンイベントを選択
⑤画面右下にある「実行」をクリック

Facebook広告のコンバージョン分析ポイント5つ

コンバージョンの測定が行えたら、次は結果の分析です。正しく分析することで広告の効果を可視化し、さらなる改善につなげられます。

ここではコンバージョンを分析する際のおすすめのポイントを5つ紹介します。測定結果の分析に慣れていない人は必見です。

Facebook広告のコンバージョン分析ポイント5つ

  • 広告の表示回数
  • フリークエンシー
  • クリック率とコンバージョン率
  • CPA
  • 分析ツールの複合利用
Facebookのイメージ Facebook広告の分析で見るべき6つの指標!改善アクションも紹介

1.広告の表示回数

まずは一番簡単な分析ポイントである「広告の表示回数」です。どんなに素晴らしい広告であっても、表示回数が少なければコンバージョンの数は増えません。

コンバージョンを広告のクリックとした際、クリック率が1%であっても100回のコンバージョンを獲得するには10,000回もの広告表示が必要になります。

コンバージョンの獲得数が足りない時は、まず広告の表示回数が十分かどうかを確認することが大切です。

2.フリークエンシー

2つ目の分析ポイントとしては、「フリークエンシー」がおすすめです。フリークエンシーとは、同じ広告が1人のユーザーに対して表示された回数を表す指標です。

フリークエンシーが多いほど、同じユーザーが何度もその広告を見ているということになります。フリークエンシーが極度に多いと、ユーザーは広告や商品に対してマイナスな感情をもってしまうと言われています。一方でフリークエンシーが少なすぎれば、ユーザーは広告の内容を忘れてしまい、コンバージョン獲得につながらないのです。

そのため一般的にはフリークエンシーは2から5回程度が適切と言われています。しかしこの目安は広告の種類などによって異なります。そのため広告を運営するなかで適切な数値を見極めていくことが重要です。

3.クリック率とコンバージョン率

おすすめの分析ポイント3つ目は「クリック率(CTR)とコンバージョン率(CVR)」です。コンバージョン率が低い場合でも、クリック率によってその改善方法は異なります。そのためクリック率とコンバージョン率は合わせて確認することが重要です。

例えばクリック率が低い場合は広告のクリエイティブ自体や、広告を表示するオーディエンス設定を見直す必要があります。一方でクリック率は高いがコンバージョン率が低い場合は、ユーザーが広告をクリックしたあとのWebサイト側に問題があるケースが多いです。

4.CPA

4つ目の分析ポイントは、「CPA(Cost Per Action)」です。先述の通り、CPAは顧客獲得単価を示し、広告の費用対効果を知る指標のひとつです。

CPAが低いということは、それだけ1件のコンバージョンを獲得するのに必要な費用が低いことを表しています。

例えばCPAが低いにも関わらずコンバージョン数が低いときは、予算が足りず広告表示回数が少ないことが考えられます。CPAはその他の指標と比べながら考えることで、広告運営の現状を把握することが可能です。

5.分析ツールの複合利用

最後にFacebook広告の運営に慣れてきたら「分析ツールの複合利用」を行うことがおすすめです。ここまでご紹介した通り、コンバージョンの分析には表示回数やCPAなど多くの指標が複雑に関わりあいます。そのため、少しずつ慣れてきたら別の分析指標や別の分析ツールを複合的に使うことでより精度の高い分析が行えます。

具体的には、GoogleアナリティクスなどWebサイト上のユーザーの動きを分析するツールがおすすめです。

Facebook広告のコンバージョンについてのよくある質問

ここまでFacebook広告のコンバージョン測定について幅広くご紹介してきました。ここでは実際にFacebook広告でコンバージョン測定をする際によくある質問をご紹介します。

これからFacebook広告のコンバージョン測定に挑戦する人は事前に確認しておきましょう。

コンバージョン測定のテストをすることはできる?

コンバージョン測定のテストを行うことは可能です。

Facebookのビジネスマネージャーにログインし、データソースからテストイベントをクリックすることで測定のテストが行えます。

試したいWebサイトのURLを入力し、コンバージョンを行うのみでテスト確認ができるため、初めての方は一度試してみることをおすすめします。

Facebookピクセルの設置可能数は?

Facebookビジネスマネージャのアカウントがあれば最大100個のデータセットを作成することが可能です。

しかし個人のアカウントの場合は1つのアカウントで1つのFacebookピクセルしか設置ができません。

そのためFacebook広告でWeb広告の運用を行う際は、Facebookビジネスマネージャアカウントの作成がおすすめです。

Facebook広告はGoogle Analyticsでも分析可能?

Facebook広告はGoogleアナリティクスと連携して分析することが可能です。

Googleアナリティクスを活用することでFacebook広告からやってきたユーザーの行動をより詳細に知ることができます。

Googleアナリティクスとの連携は、Facebook広告の広告マネージャでパラメータ設定をすることで行えます。

Facebook広告のコンバージョン測定を行う際は、Googleアナリティクス等の別の分析ツールの利用もおすすめです。

初心者の方はFacebook広告運用が得意な代理店への依頼がおすすめ!

ここまでご紹介してきた通り、Facebook広告ではコンバージョンやオーディエンスの設定項目の豊富さが魅力です。適切なコンバージョンを設定することで、Facebookの豊富なユーザー情報から適切なオーディエンスに広告を表示することが可能です。

そしてそのコンバージョンを測定することで、広告効果を可視化しさらなる改善につなげることもできます。

しかしFacebook広告の運営はその設定事項の豊富さから、WEB広告の初心者の人には簡単なことではありません。のためFacebook広告の運用に不安がある人は、専門の代理店に依頼することがおすすめです。

プロの広告運用代理店に依頼することで、より効率的にFacebook広告で効果をだすことができます。

これからFacebook広告を始める方や、広告の効果がなかなか出ずに悩んでいる人はぜひ専門の代理店への依頼を検討してみてください。

代理店にFacebook広告の運用依頼をするメリット

代理店にFacebook広告の運用依頼をするメリットは大きく3つあります。

広告効果が出ずに悩んでいる人以外にも、広告運用への時間がなかなか取れない人にも代理店への依頼はおすすめです。

代理店にFacebook広告の運用依頼をするメリット

  1. プロによる高い広告効果が期待できる
  2. 広告運用の時間が削減できる
  3. Facebook広告以外の運用も依頼できる

プロによる高い広告効果が期待できる

当然ですが、代理店への依頼の最大のメリットは「プロによる高い広告効果」です。代理店はFacebook広告への知識が高いだけでなく、他社の広告運用の実績などノウハウも豊富です。

そのため自社で運用するよりも高い広告効果が期待できます。予算に余裕があり、より確実な広告効果を求める際はおすすめです。

広告運用の時間が削減できる

代理店に依頼する2つ目のメリットは、「広告運用に関する時間の削減」ができることです。代理店に依頼することで、広告運用にかかる作業をすべて代理店に任せることができます。

本記事で紹介したFacebookピクセルの設置や測定・分析にかかる時間がすべて別の作業に当てられます。個人で広告運用をしている人や、人員が少ない中小企業やベンチャー企業にとって、広告運用の時間は大きな負担です。

代理店に依頼して、自社の時間やリソースを効率的に使用しましょう。

Facebook広告以外の運用も依頼できる

代理店に運用依頼をする3つ目のメリットは、「Facebook広告以外の運用も依頼できる」点です。

一般的な代理店であれば、Facebook広告以外にもGoogle広告やYahoo!プロモーション広告など別のWeb広告にも対応しています。

Facebook広告以外の広告サービスを自ら行おうとしたら、そちらのサービスの設定方法や分析方法を再度学習する必要があります。しかし一度代理店に依頼をすることで、Facebook広告以外の広告サービスであってもそのサービスのプロが代わりに運営してくれるのです。

将来的に広告運用の拡大を検討している場合は、さまざまな広告サービスに対応している代理店に依頼することがおすすめです。

Facebook広告の運用を行ってくれる代理店についてはこちらの記事で詳しく解説しています。代理店についてはぜひこちらをご覧ください。

Facebook広告の運用代行おすすめ代理店10選!選び方のポイントを詳しく解説!

まとめ

豊富なユーザー数と高いターゲティング精度で人気が高いWeb広告がFacebook広告です。

またFacebook広告は運用に関する設定の豊富さも魅力の一つです。この記事で紹介したような手順をふむことで、コンバージョンの設定から測定や分析までを行うことができます。運用の測定結果を正しく分析することで、広告の費用対効果を知ることやさらなる改善につなげることも可能です。

この記事ではそんなコンバージョンに関することのすべてを徹底解説してきました。この記事にそって作業すれば誰でもFacebook広告でコンバージョン測定が可能です。

しかし、設定の仕方を覚え自社の広告にあった設定を見つけるには多くの時間と労力が必要です。広告の効果が出るまでに多くの費用が必要になることもあります。

そこでおすすめな手法が広告の運用代理店に依頼をすることです。代理店に依頼をすることで、自分たちのリソースを使わずに高い広告効果を出すことが期待できます。

Facebook広告をやりたいけれど人手や時間が足りない人、Facebook広告でなかなか結果が出ずに悩んでいる人は、ぜひ一度代理店の利用を検討してみてください。