経営者交流会は意味ない?5つの理由とその真相・活用のポイントを紹介

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会社を成長させるには、人脈を広げてビジネスチャンスを掴み、受注を増やすといった経営努力が必要ですが、経営者が一人でできることには限界があります。

そこで経営者交流会に参加すれば、人脈を作りビジネスチャンスを得られる可能性があります。

とはいえ、「経営者交流会は意味ない」との意見も聞かれるため、参加を躊躇する方もいるでしょう。

そこで本記事では、経営者交流会が意味ないといわれる5つの理由と真相を紹介します。活用するポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

経営者交流会は意味ないといわれる5つの理由

経営者交流会は意味ないといわれる5つの理由

そもそも、なぜ経営者交流会は意味がないといわれるのか、その理由を5つ紹介します。

  1. 1度の参加で特に得られるものがなかった
  2. 名刺交換だけで終了してしまう
  3. 関係性を構築するのに時間やコストがかかる
  4. 参加するメンバーに偏りがある
  5. 新たな視点が生まれない可能性がある

1度の参加で特に得られるものがなかった

経営者交流会の目的は、経営者同士の交流を深めることです。

経営者交流会で意気投合したことがきっかけで、それが将来的に仕事の受注につながるケースはあります。

しかし、1度の参加でビジネスパートナーが見つかったり、仕事を受注したりできるわけではありません。

経営者として同じ立場で、課題や悩みを相談したりアドバイスし合ったりしながら、徐々に交流を深める必要があります。

期待が大きすぎると落胆も大きくなるので、経営者交流会は意味ないと思ってしまうのです。

経営者交流会の目的を正しく理解していれば、意義を見出せるでしょう。

名刺交換だけで終了してしまう

ビジネスにおける名刺交換は、挨拶や自己PRといった役割があります。

経営者交流会をビジネスの延長と考えるなら、名刺交換は必須です。

しかし、あくまでも表面的なものであるため、名刺交換をしたからといって人脈を築けるわけではありません

名刺交換だけで終了してしまい得られるものがなかったとき、経営者交流会は意味ないと感じてしまいます。

関係性を構築するのに時間やコストがかかる

「すぐにでもビジネスにつながるチャンスを得たい」という強い気持ちを持って参加する方もいるでしょう。

しかし、参加費用に見合う成果を得られなければ、経営者交流会本来の意味を見失いかねません。

回数を重ねるごとに、時間とコストを無駄に消費しているような気持ちになれば、経営者交流会は意味ないと思ってしまうでしょう。

参加するメンバーに偏りがある

一口に経営者交流会といっても、主催者によって趣旨や参加メンバーが異なります。

経営者交流会に参加しても、希望する条件に合うターゲットに出会えるとは限りません。特に、異業種交流会の場合は、同業種の経営者が参加しない可能性もあります。

何度参加してもターゲットにマッチする経営者と出会えなければ、意味ないと思うのも仕方ありません。

新たな視点が生まれない可能性がある

経営者交流会には、「経営が上手く行かない」「ビジネスチャンスを広げたい」など、同じような悩みを抱える者同士が集まる傾向があります。

普段はなかなか相談する相手がいない方なら、交流会で相談できるのは意義のあることでしょう。

しかし、そこからは新たな視点は生まれない可能性があります。

  • 自分とは違う視点でアドバイスが欲しい
  • 新たな視点でビジネスチャンスを広げたい

このような目的で参加すると、意味ないと思ってしまいます。

経営者交流会の意義ある活用のポイント5つ

経営者交流会の意義ある活用のポイント5つ

では次に、経営者交流会を活用するポイントを5つ紹介します。

  1. 参加する目的を明確にする
  2. 中長期的な視点で参加する
  3. 決裁権を持つ人が多く参加する交流会を選ぶ
  4. 会に参加する経営者にギブする意識を持つ
  5. 費用対効果の高い交流会に参加する

参加する目的を明確にする

まず、経営者交流会に参加する目的を明確にしてください。

目的がないままなんとなく経営者交流会に参加しても、得られるものはありません。

参加目的を明確にすれば、参加する意義を見出せます

中長期的な視点で参加する

経営者交流会には、中長期的な視点で参加することも大切です。

名刺交換をきっかけに会話がはずんでも、すぐに関係性を構築できるわけではありません。

経営者交流会に参加するなら、中長期的な視点を持ち、時間をかけて関係性を構築するように意識してください。

その場は名刺交換だけで終わったとしても、自己PRで相手の印象に残れば、いずれビジネスチャンスにつながる可能性があります。

決裁権を持つ人が多く参加する交流会を選ぶ

経営者交流会でビジネスチャンスを掴むには、キーパーソンへのアプローチが欠かせません。

交流会と呼ばれるイベントには、経営者交流会以外にも交流会や異業種交流会などもあり、参加条件や趣旨が異なることに留意しましょう。

前者は経営者であることが参加条件ですが、後者は経営者以外の人も参加できます。

キーパーソンにアプローチするには、決裁権を持つ人が参加する交流会を選びましょう。

会に参加する経営者にギブする意識を持つ

経営者交流会では、自分から積極的に行動することも大切です。

声がかかるのを待っているだけでは、ただの名刺交換会になりチャンスにつなげられません。

積極的に発言しながら、他の経営者にギブする意識を持って接していけば、相手の印象に強く残ります。

価値のある発言ができる人物だと印象づければ、そこからビジネスチャンスが広がるでしょう。

費用対効果の高い交流会に参加する

経営者交流会の参加費用相場は、5,000円~15,000円程度です。

複数回の参加を前提とした場合は、費用対効果の高い交流会をおすすめします。

ただし、参加メンバーが偏る可能性もあるので、マッチングサービスの有無も確認しておくといいでしょう。

主催者に希望する条件を伝えておくと、条件にマッチした経営者を紹介してもらえます。

経営者交流会のおすすめ5選

経営者交流会のおすすめ5選

それでは、経営者交流会のおすすめ5選を紹介します。

  1. AKEY会|株式会社AKEY
  2. ダイヤモンド経営者倶楽部|株式会社ダイヤモンド社
  3. 経営者の会|株式会社コスモ教育出版
  4. Doomo|アイエックス株式会社
  5. フレンドリンク|フレンドリンク異業種交流会

AKEY会|株式会社AKEY

AKEY会|株式会社AEY
主催者株式会社AKEY
所在地東京都世田谷区北沢2-27-9
対応エリア東京・大阪
公式サイトhttps://akey.co.jp/

AKEY会は、月額20,000円で参加し放題の費用対効果の高い経営者交流会です。

経営者率100%で毎月40回開催されているので、普段は出会えない経営者と出会えるチャンスがあります。

さらに、1時間で解散するため、忙しい経営者も参加しやすいでしょう。

新規と出会える独自の仕組みや、損をさせない唯一無二のキャンペーンなどもあります。入金以上の受注がない場合は、会社が残額分を発注してくれるのも嬉しいポイントです。

エーキー会の詳細はこちら

ダイヤモンド経営者倶楽部|株式会社ダイヤモンド社

ダイヤモンド経営者倶楽部|株式会社ダイヤモンド社
主催者株式会社ダイヤモンド社
所在地東京都渋谷区神宮前6-12-17
ダイヤモンドビル
対応エリア東京、仙台駅、青森、秋田駅、盛岡駅、福島、山形駅、名古屋駅、三河安城駅、植田、岐阜など
公式サイトhttps://www.dfc.ne.jp/

ダイヤモンド経営者倶楽部は、経済出版社が主催する経営者交流会です。

会員企業数は670社に及び、成長意欲の高い経営者が集まる場を提供しています。

毎月開催される定例会やその他勉強会、新会員懇談会やゴルフコンペなど会員向けのイベントも充実しています。

経営者の会|株式会社コスモ教育出版

経営者の会|株式会社コスモ教育出版
主催者株式会社コスモ教育出版
所在地大阪府吹田市豊津町12-5 2F
対応エリア全国
公式サイトhttps://www.rinen-mg.co.jp/executive-study/

株式会社コスモ教育出版が主催する経営者の会は、勉強会を中心にして経営者同士の出会いと成長をサポートしています。

勉強会では、業務改善や新規商品開発に役立つ情報を入手できます。

全国24地区500箇所で開催されているので、本気で語り合いたい仲間を見つけたい方におすすめです。

Doomo|アイエックス株式会社

Doomo|アイエックス株式会社
主催者アイエックス株式会社
所在地東京都渋谷区恵比寿南3丁目1-1
いちご恵比寿グリーングラス 6階
対応エリア東京
公式サイトhttps://doomo.jp/

アイエックス株式会社が主催するDoomnoは、東京を中心にテーマ型のビジネス交流会を開催しています。

  • 経営者交流会
  • 人脈を広げる交流会
  • 業種を限定した交流会
  • 女性限定ビジネス交流会

このように、テーマで選べるのも魅力です。各ビジネス交流会の全日程は、公式ホームページから確認できます。

フレンドリンク|フレンドリンク異業種交流会

フレンドリンク|フレンドリンク異業種交流会
主催者株式会社アクセルメディア
所在地東京都港区南青山二丁目2番15号
対応エリア東京、横浜、千葉、埼玉、名古屋、大阪、神戸、京都、札幌、福岡、仙台など
公式サイトhttps://friendlink.jp/event/ceo/

フレンドリンクは、異業種交流会です。

経営者限定異業種交流会は、普段は出会えない業種の経営者と出会える可能性があります。

2018年には、年間932回の交流会が開催されており、2001年のスタートから延べ75,000人以上が参加した実績もあります。

経営者交流会に参加する際の注意点

経営者交流会に参加する際の注意点

では最後に、経営者交流会に参加する際の注意点を紹介します。

  1. 過度に売り込みすぎない
  2. 身だしなみを整える
  3. 名刺は多めに準備する
  4. 自己PRを準備する
  5. 禁止事項やルールを確認する

過度に売り込みすぎない

「早急に人脈を広げてビジネスチャンスを広げたい」このような思いが強いと、過度に売り込みすぎる可能性があるので注意してください。

初対面の相手に対して強引にアプローチすると、相手を不快にさせる恐れがあります。相手の話も聞かず一方的に売り込んでも、興味を持ってもらえません。

まずは話を聞いて、相手に興味を持っていることをアピールしましょう。自分に興味を持ってくれていると理解できれば、そこから会話を展開できます。

身だしなみを整える

経営者交流会は、ビジネスカジュアルで参加できますが、身だしなみは最低限のマナーと心得ておきましょう。

「第一印象は見た目で決まる」といっても過言ではありません。

男性は、ジャケットを羽織ればノーネクタイでもOKです。女性はきれいめのオフィスカジュアルを選ぶといいでしょう。

なお、オンライン交流会でも、身だしなみを整えてから臨んでください。背景が写り込まないように、バーチャル背景を利用するのもおすすめです。

名刺は多めに準備する

経営者交流会で名刺は必須アイテムです。

中には名刺を持っていないと参加できないケースもあるので、名刺は必ず持参してください。

また、途中で名刺を切らさないように、少し多めに準備しておくといいでしょう。

自己PRを準備する

そして、自己PRを準備するのも重要です。

ただ名刺を交換するだけでは、相手の印象に残りません。そこで自己PRを準備しておけば、初対面の相手に自分の経歴や実績などを理解してもらいやすくなります

交流会によっては、自己PRタイムを設けている場合もあるので、こうした場面でも活用できるでしょう。

禁止事項やルールを確認する

宗教やマルチへ商法への勧誘や個人情報の詮索などは、全ての交流会で禁止されていますが、中には独自ルールを設定しているケースもあります。

ルールに違反すると、即退場を命じられたり、次回以降の参加を禁止されたりする恐れがあります。

事前に禁止事項やルールを確認してください。

まとめ:経営者交流会は意味がある!有意義に活用しよう

まとめ:経営者交流会は意味がある!有意義に活用しよう

経営者交流会は、1度の参加で何も得られないことも多く、毎回コストがかかるといった理由から「意味ない」といわれることも少なくありません。

しかし、経営者交流会の趣旨を正しく理解して、時間をかけながら交流を深めていけば、交流を深めてビジネスチャンスをつかめる可能性があります。

本記事で紹介した内容を参考にしながら、経営者交流会を有意義に活用してください。