会計ソフトは、店舗で日々行われる収支データの管理をサポートする便利なソフトです。手作業で行うさまざまな会計業務をスムーズかつ簡単に行うためのソフトで、幅広い業態の店舗で導入されています。
美容室で会計ソフトを選ぶときは、個人の確定申告に使うのか、法人の帳簿・決算を管理するのかを最初に分けます。本記事では、日々の売上・材料費・入金を管理したい美容室向けに7つの会計ソフト・製品シリーズを比較します。料金、無料体験、POSレジとのつなぎ方、税理士への共有方法を確認し、店舗に合う製品を選びましょう。
美容室に会計ソフトを導入するメリット

まずは、美容室に会計ソフトを導入する4つのメリットを紹介します。
- 会計業務が効率化できる
- 会計ミスや書き間違いを防止できる
- 経営管理がしやすくなる
- 税理士に依頼する範囲を整理できる
会計業務が効率化できる
会計ソフトに売上や支出を記録すれば、仕訳帳や試算表への集計を効率化できます。まず日計表、決済会社の入金明細、仕入先の請求書など、いま手で転記しているデータを洗い出しましょう。連携できる範囲は製品やプランによって異なります。
入力手順をそろえることで、店舗スタッフと経理担当者で作業を分担しやすくなります。スタッフが入力した売上・経費は、店長や経理担当者が月次で確認し、修正する担当も決めておくと引継ぎが容易です。
会計ミスや書き間違いを防止できる
対応する銀行口座や決済サービスの明細を取り込めば、転記ミスを減らせます。取込結果は必ず確認し、私用支出や店舗間の資金移動、同じ売上の二重計上を見分けます。連携できない明細は、CSVや手入力を組み合わせます。
集計処理が自動でも、科目・税区分・取引日が適切かは確認が必要です。日計表や入金明細と照合する手順を残し、差額の原因が分かる状態にしましょう。
経営管理がしやすくなる
会計ソフトを導入すると、正確なデータが一目でわかるレポートや決算書を簡単に作れます。そのため、店舗の運営状況や財務状況を細かく把握し、経営管理をしやすくなるのが大きな魅力といえます。
売上や支出から今後の運営方法や、資金繰りなどを考えてしっかりと店舗を管理できるのが大きなメリットです。
税理士に依頼する範囲を整理できる
日々の記帳と証憑整理を店内で進めると、税理士に何を委託するかを明確にできます。記帳代行、帳簿の確認、決算・申告、税務相談は別の作業です。ソフトの利用料だけで顧問や申告まで含まれるとは限りません。
個人営業でも、開業時の設備やリース、消費税の取扱いなど、判断が必要な取引はあります。操作サポートと個別の税務相談を区別し、必要に応じて専門家に確認してください。
複数店舗や法人の美容室では、店舗別の集計や会計事務所とのデータ共有も選定条件にします。顧問契約の要否は店舗規模だけで決めず、社内でできる作業と外部に依頼する範囲を整理します。
美容室向け会計ソフトの選び方

ここからは、美容室への導入に適した会計ソフトの選び方を紹介します。
- クラウド型・インストール型で選ぶ
- 操作のしやすさで選ぶ
- 導入コストや費用対効果で選ぶ
- POSレジと連動できるかで選ぶ
- サポート体制で選ぶ
どの会計ソフトを導入するか迷っている場合は、ぜひ参考にしてみてください。
クラウド型・インストール型で選ぶ
会計ソフトを選ぶ際は、クラウド型・インストール型の2種類からどちらか選びましょう。
クラウド型は、対応する端末・ブラウザーと通信環境があれば、店舗外からも帳簿を確認できます。スマートフォンで証憑を撮影できても、PCと同じ帳票作成や設定ができるとは限りません。
インストール型は、対応OSのPCを決めて記帳したい場合の候補です。銀行連携、法令対応の更新、電子申告などには通信が必要な場合があります。端末を買い替えるときのデータ移行とバックアップ方法も確認しましょう。
どちらの会計ソフトにもそれぞれメリットがあるので、導入したい店舗に合わせて選んでみてください
操作のしやすさで選ぶ
操作性の高さも、会計ソフトを選ぶ際の注目ポイントです。
シンプルで直感的に操作できるインターフェースを採用し、店舗で活用しやすい機能も搭載されているソフトを選びましょう。
無料体験があれば、施術売上、店販、カード決済の手数料、材料の仕入れを少量入力します。日常の入力だけでなく、月末の照合、帳票の出力、税理士への共有まで試すと運用負担を比べられます。
導入コストや費用対効果で選ぶ
会計ソフトの導入に伴うコストや費用対効果も、事前にしっかりチェックしましょう。
「導入費用はいくらかかるのか?」「ランニングコストはいくらかかるのか?」などを公式サイトや問い合わせで確認してみてください。予算内なら、スムーズに導入できるでしょう。
利用料に加え、端末、追加アカウント、証憑の読取・保存、サポートや移行費用まで見積もります。初年度無料や年払いの月額換算は、翌年度の支払額や月払いの料金と分けて確認しましょう。
POSレジと連動できるかで選ぶ
利用中のレジ・決済端末と会計ソフトがどのデータを連携できるかを確認します。APIで取り込む方法と、日計表をCSVで取り込む方法では、設定・運用の手間が異なります。予約・顧客管理と、売上を会計帳簿に反映する連携も区別します。
キャッシュレスでは売上日と入金日が異なり、振込額から手数料が差し引かれることがあります。例えば売上10,000円に対して入金9,700円なら、売上・入金・差額の内訳を決済明細で照合します。POSと銀行の両方から取り込んだ場合に同じ売上が重複しないか、試験運用で確認しましょう。
サポート体制で選ぶ
メール・チャット・電話の対応範囲と時間、初期設定やデータ移行が別料金かを確認します。繁忙期の問い合わせに備え、対応時間だけでなく、担当者が不在のときにも帳簿を出力できる運用を用意しましょう。
申告書の作成と電子取引データの保存を分けて確認する
個人の所得税確定申告、法人の決算書作成、法人税申告、消費税申告は別の機能です。「決算対応」の表示だけでは、申告書の作成や送信までできるか判断できません。自店の申告に必要な書類と、ソフト・e-Tax・税理士のどこで作業するかを確認しましょう。
メールで受け取った材料の請求書やWebから取得した領収書などの電子取引データは、会計帳簿に転記するだけではなく、元の電子データを要件に従って保存します。紙の書類を読み取るスキャナ保存とは別の制度です。製品の対応範囲と、店内で誰が取引データを保存・確認・出力するかも決めてください。制度の詳細は国税庁の電子帳簿保存法関係の案内を確認しましょう。
美容室向け会計ソフトおすすめ7選
| サービス | 対象・提供形態 | 料金例 | 無料プラン・体験 | 比較したい機能 |
|---|---|---|---|---|
ジョブルポ クラウド会計 |
個人・法人/クラウド | 月額980円(税別) | 1ヶ月体験。契約開始月無料の条件あり | 帳簿・決算書。個人はe-Tax用データ出力 |
freee会計 |
個人・法人で別プラン/クラウド | 個人スターター年11,760円・月1,780円、ひとり法人年35,760円・月3,980円(税抜) | お試しあり。個人の入力おまかせは対象外 | 取引明細・証憑管理。申告・メンバー枠はプラン別 |
弥生の会計・確定申告シリーズ |
法人向け会計・個人向け申告を製品別に選択 | 法人の弥生会計 Next 年34,800円~、個人の青色申告オンライン 年11,800円~(税抜) | 白色申告オンラインに永年無料のプラン。青色・法人は別条件 | 法人決算と青色・白色申告を製品別に選択。デスクトップ版あり |
ジョブカン会計 |
法人/クラウド | スタートアップ月2,500円、ビジネス月5,000円~(税抜) | 30日間のお試し | 仕訳・試算表・法人決算書。個人の所得税申告書は対象外 |
マネーフォワード クラウド会計・確定申告 |
法人はクラウド会計、個人はクラウド確定申告 | 個人ミニ年10,800円、ひとり法人年29,760円(税抜・確認時点) | 1ヶ月体験。継続無料とは別 | 金融明細・POS連携。帳票、証憑・OCR件数はプラン別 |
| 個人事業主/インストール型 | 製品価格10,780円(税込)。保守・更新は別確認 | 体験版の案内あり | 帳簿・青色申告決算書。電子申告は連携の手順を確認 | |
円簿PRO 会計・青色申告 |
個人・法人/クラウド | ベーシック年11,500円(税抜) | 一般トライアル12ヶ月。終了後は閲覧・一部出力に制限 | 法人決算報告書と個人申告書類。消費税申告は有料プラン |
表は通常料金の例です。税区分・支払単位・対象の違いに注意してください。個人向けと法人向けのプランは同じ会社の製品でも用途が異なります。無料体験、初年度割引、永年無料は別の条件です。画像またはサービス名から個別紹介へ移動できます。

ジョブルポ クラウド会計

| 対象・提供形態 | 個人・法人/クラウド |
|---|---|
| 通常料金の例 | 月額980円(税別) |
| 無料プラン・体験 | 1ヶ月体験。契約開始月無料の条件あり |
| 主な機能 | 帳簿・決算書。個人はe-Tax用データ出力 |
| サポート | 電話・メール・Chatwork・LINEの案内あり |
| 公式サイト | ジョブルポ クラウド会計の公式情報 |
ジョブルポ クラウド会計は、日々の記帳と帳簿の出力をまとめたい小規模事業者向けです。現金出納帳、総勘定元帳、月次の残高推移などを確認でき、取得した明細の勘定科目を提案する機能もあります。美容室では施術と店販の売上を分け、材料費や決済手数料の科目を決めて使うと月次の確認がしやすくなります。
月額980円(税別)で、無料トライアルは1ヶ月です。有料プランの開始月が無料になる条件と合わせて最大2ヶ月と案内されています。試用から有料へ自動移行する仕組みではなく、記帳代行を申し込む場合は別の費用条件です。PDF・CSV出力を比較したい場合は、無料期間の利用範囲も確認します。
個人の申告ではe-Taxへ取り込むデータを出せます。法人用の決算書作成と法人税申告は別で、ソフト自体には法人申告機能がありません。税理士の顧問・決算申告プランや記帳代行は、必要な場合に費用と作業範囲を別に確認しましょう。
出典(2026年11月4日確認):会計ソフトの料金・機能・FAQ / 別契約の顧問・決算申告 / 公式トップページ
freee会計

| 対象・提供形態 | 個人・法人で別プラン/クラウド |
|---|---|
| 通常料金の例 | 個人スターター年11,760円・月1,780円、ひとり法人年35,760円・月3,980円(税抜) |
| 無料プラン・体験 | お試しあり。個人の入力おまかせは対象外 |
| 主な機能 | 取引明細・証憑管理。申告・メンバー枠はプラン別 |
| サポート | メール・チャット中心。電話の対象を確認 |
| 公式サイト | freee会計の公式情報 |
freee会計では銀行やカードの明細を取り込み、取引を登録しながら経理を進められます。個人のWeb契約ではスターター年11,760円、スタンダード年23,760円、プレミアム年39,800円(税抜)。月払いとアプリ内課金は条件が異なります。個人スターターでは証憑のファイル保存は月5枚までで、消費税申告はスタンダード以上です。
法人向けは個人用と別契約です。ひとり法人の基本料金は年35,760円または月3,980円(税抜)。店舗スタッフを招待する場合は人数や権限、税理士の招待条件を確認します。法人向け決算書が作成できても、法人税申告や代理申告の費用まで含まれるとは限りません。
小規模店は、仕入先の請求書や経費の領収書が月に何枚になるか、レジ・決済のデータがどこまで取り込めるかを試しましょう。個人向けお試しでは申告書類の出力などに制限があり、有料プランと同じ範囲を使えるわけではありません。
出典(2026年11月4日確認):個人のWeb契約料金・証憑枚数・申告機能 / 法人の料金・メンバー・機能 / 公式トップページ
弥生の会計・確定申告シリーズ

| 対象・提供形態 | 法人向け会計・個人向け申告を製品別に選択 |
|---|---|
| 通常料金の例 | 法人の弥生会計 Next 年34,800円~、個人の青色申告オンライン 年11,800円~(税抜) |
| 無料プラン・体験 | 白色申告オンラインに永年無料のプラン。青色・法人は別条件 |
| 主な機能 | 法人決算と青色・白色申告を製品別に選択。デスクトップ版あり |
| サポート | プラン別の操作相談と業務相談を確認 |
| 公式サイト | 弥生の会計・確定申告シリーズの公式情報 |
弥生の製品は、法人のクラウド会計なら「弥生会計 Next」、個人の青色申告なら「やよいの青色申告 オンライン」のように、対象によって分かれます。ここでは同じ提供元の会計・申告シリーズとして1件にまとめています。法人の弥生会計 Nextはエントリープランが年34,800円、青色申告オンラインはセルフプランが年11,800円(いずれも税抜の通常価格)です。
個人の白色申告には、やよいの白色申告 オンラインの永年無料プランがあります。青色申告や法人向けの製品まで継続無料になるわけではありません。初年度の無償施策や割引は対象プランと適用条件を確認し、更新後の通常価格と分けて比べましょう。
デスクトップ製品も選べるため、税理士が受け取れる形式や、店内PCでの操作、クラウド共有の要否を比べると選びやすくなります。銀行やレジからのデータ取込、証憑の管理、電話や画面共有のサポートは、契約する製品・プラン単位で確認してください。
出典(2026年11月4日確認):法人・個人、クラウド・デスクトップの直販価格 / 青色申告オンラインの改定と初年度条件 / 公式トップページ
ジョブカン会計

| 対象・提供形態 | 法人/クラウド |
|---|---|
| 通常料金の例 | スタートアップ月2,500円、ビジネス月5,000円~(税抜) |
| 無料プラン・体験 | 30日間のお試し |
| 主な機能 | 仕訳・試算表・法人決算書。個人の所得税申告書は対象外 |
| サポート | 操作サポートと証憑管理オプションの条件を確認 |
| 公式サイト | ジョブカン会計の公式情報 |
ジョブカン会計は法人向けクラウド会計です。複数人での利用、キーボード入力、試算表の月次推移、固定資産管理、決算書やPDF・CSV出力を比較できます。個人事業主向けの所得税確定申告書を作る製品ではありません。個人向けのジョブカン青色申告は別サービスです。
スタートアップは月2,500円(税抜)で3ユーザーまで。ビジネスは利用人数によって月5,000~15,000円、エンタープライズは月50,000円(税抜)と案内されています。30日間のお試しはエンタープライズ相当のため、使った機能が本契約のプランにも含まれるか確認が必要です。
複数人が会計を担当する美容室なら、スタッフが入力し、経理責任者が締めを確認する運用を試せます。証憑管理オプションや他のジョブカンサービスとの連携を使う場合は、会計基本料とは別に必要な契約を確認しましょう。
出典(2026年11月4日確認):機能・決算書・CSV出力 / 料金とユーザー数、無料体験 / 個人向け申告書の対象外を明記
マネーフォワード クラウド会計・確定申告

| 対象・提供形態 | 法人はクラウド会計、個人はクラウド確定申告 |
|---|---|
| 通常料金の例 | 個人ミニ年10,800円、ひとり法人年29,760円(税抜・確認時点) |
| 無料プラン・体験 | 1ヶ月体験。継続無料とは別 |
| 主な機能 | 金融明細・POS連携。帳票、証憑・OCR件数はプラン別 |
| サポート | 操作のメール・チャット、電話は対象プランを確認 |
| 公式サイト | マネーフォワード クラウド会計・確定申告の公式情報 |
法人の「クラウド会計」と個人の「クラウド確定申告」は用途が異なります。確認時点で個人向けパーソナルミニは年10,800円または月1,280円。法人向けはひとり法人が年29,760円または月3,980円、スモールビジネスが年53,760円または月5,980円(いずれも税抜)です。ひとり法人は利用人数の条件があります。
公式告知では、2026年12月1日からパーソナルミニの月払いを1,680円(税抜)へ変更し、年払い10,800円は据え置く予定です。法人向けは2027年6月1日に改定予定で、ひとり法人の年払いは35,760円(税抜)になる予定です。既契約は更新日などで適用時期が異なるため、契約前に改定案内を確認してください。
Airレジ・スマレジなどのPOS連携例が公式に掲載されています。店舗で利用中の決済サービスと組み合わせたとき、売上・手数料・振込をどのように取り込むかを体験で照合しましょう。証憑の読取件数、会計を利用する人数、給与・経費精算等の追加費用も含めて検討します。
出典(2026年11月4日確認):法人料金・アカウント数・証憑機能 / 個人の料金・申告・無料体験 / 2026年12月・2027年6月改定予定 / POSの連携例 / 公式トップページ
みんなの青色申告
| 対象・提供形態 | 個人事業主/インストール型 |
|---|---|
| 通常料金の例 | 製品価格10,780円(税込)。保守・更新は別確認 |
| 無料プラン・体験 | 体験版の案内あり |
| 主な機能 | 帳簿・青色申告決算書。電子申告は連携の手順を確認 |
| サポート | 製品サポート・登録や保守の条件を確認 |
| 公式サイト | みんなの青色申告の公式情報 |
ソリマチのみんなの青色申告は、個人事業主向けの買い切り型ソフトです。固定の事務用PCで記帳し、施術や店販の売上、材料費の帳簿をまとめたい場合の候補です。製品の公式掲載価格は10,780円(税込)。対応OSと、導入後の税制改正への更新方法、保守の費用を確認しておきましょう。
仕訳の入力や帳票の集計に加え、青色申告の準備と電子申告用の関連機能が案内されています。税務上の申告に使う際は、会計データから作成できる帳票と別に必要なソフト・手順を確認します。店舗以外から共同で作業したい場合は、PCにインストールする運用とクラウド型を比較してください。
出典(2026年11月4日確認):製品の税込価格、買い切りと申告機能 / 公式ロゴ、製品サポート・電子申告の案内 / 体験版案内
円簿PRO 会計・青色申告

| 対象・提供形態 | 個人・法人/クラウド |
|---|---|
| 通常料金の例 | ベーシック年11,500円(税抜) |
| 無料プラン・体験 | 一般トライアル12ヶ月。終了後は閲覧・一部出力に制限 |
| 主な機能 | 法人決算報告書と個人申告書類。消費税申告は有料プラン |
| サポート | メールの内容や電話サポートはプラン別 |
| 公式サイト | 円簿PRO 会計・青色申告の公式情報 |
円簿PROは、クラウドで法人の決算報告書や、個人の青色申告決算書・所得税申告書を作成できるシリーズです。確認時点のベーシックは年11,500円(税抜)で、公式料金表では2社・各2ユーザーまでと案内されています。申告書の作成と提出の方法は別に確認してください。
一般の無料トライアルは12ヶ月ですが、消費税申告書など有料プランに限る機能があります。期間終了後は閲覧や対象帳簿のCSV出力に制限され、同じ条件で入力を続けることはできません。通年で記帳する美容室では、試用後の有料プランと、申告期限定のライトプランを分けて比較しましょう。
出典(2026年11月4日確認):現行の料金、無料期間、帳票、公式画像 / 円簿青色申告とe-Taxの案内 / 従来の無料利用と有償化
参考:非営利団体向けの「ちまたの会計」との違い
ちまたの会計は、自治会・PTA・サークルなどの会計報告を目的とする無料クラウドサービスです。現預金の管理や団体の収支報告には使えますが、公式の対象用途が異なるため、美容室の事業用会計・税務申告を選ぶ7件の比較には含めていません。
以前掲載した「ちまたの会計」の画像を見る

出典:ちまたの会計公式サイト(2026年11月4日確認)
美容室へ会計ソフトを導入する流れ

美容室へ会計ソフトを導入する流れは、以下の7ステップです。
- 美容室向け会計ソフトを探す
- 気になる会計ソフトを比較検討する
- 会計ソフトを公式サイトから申し込む
- 会計ソフトを導入する環境を整える
- 勘定科目や基本設定を手動で設定する
- 会計ソフトと金融機関を連携させる
- 実際に会計業務での利用を開始する
本契約の前に、既存帳簿・決済明細・証憑を退避し、切替日と開始残高を決めます。直近1週間分の売上・返品・決済手数料と、月末の材料費や家賃を試しに入力し、日計表・現金残高・入金明細と合うかを照合しましょう。
店舗で1ヶ月の締めを再現する
- 施術・店販の売上、現金・カード・QR決済、値引き・返品を分けて集計する。
- 決済会社の入金予定と振込額を照合し、手数料や入金時期による差額を説明できるか確認する。
- 材料・店販在庫、家賃、外注費、機器などの取引を入力し、税区分や科目の判断が必要なものを整理する。
- 試算表・仕訳・証憑の出力と、税理士への共有・閲覧権限を確認する。
- 解約時に出せる帳票やデータ形式、閲覧できる期間を契約前に確認し、店舗側でバックアップを残す。
まとめ:美容室こそ会計ソフトを導入して経理を効率化しよう

会計ソフトは、売上や材料費を記録・集計し、店舗の経営状況を見直す助けになります。明細取込を使う場合も、日計表や入金明細と照合し、計上漏れや二重計上を防ぎましょう。
個人・法人で必要な帳票や申告機能を確認し、POS・決済データの取込、スタッフ権限、税理士との共有まで試すと、自店で使い続けやすい製品を選べます。無料体験の有無だけでなく、2年目以降の費用とデータの持ち出し方も比べてください。
候補を2〜3件に絞ったら、体験版で「入力・確認・出力」の一連の作業を試しましょう。担当者が迷いやすい操作や、サポートに聞きたい点をメモしてから契約すると、稼働後の手戻りを減らせます。
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