POSレジの価格を比較!おすすめサービス10選と安くおさえる秘訣も紹介

「POSレジにしたいけど費用が気になる」「たくさん種類があるけどどうやって選んだらよいかわからない」と悩む店舗オーナーの方は多いでしょう。

そこで本記事では、POSレジの価格相場や補助金について解説しています。おすすめのPOSレジも紹介していますので、迷われている方はぜひ参考にしてみてください。

POSレジの価格相場はどれくらい?

POSレジは3種類あります。それぞれの価格帯を解説します。

POSタイプ初期費用月額費用サポート操作性
パソコン型無料~50万円程度5,000~30,000円程度
タブレット型への移行で
サポートが薄い可能性

使い慣れたPCで操作可能
ターミナル型50~100万円程度
費用はかかるものの、
手厚いサポートあり

ボタンが多く覚えづらい
懸念点あり
タブレット型無料~20万円程度無料~20,000円程度
導入や初期設定などで
手厚いサポートあり

アプリを通じて
直感的な操作が可能
  1. パソコン型POSレジの初期費用・月額費用 
  2. ターミナル型POS(据置き型)レジの初期費用・月額費用
  3. タブレット型POSレジの初期費用・月額費用

パソコン型POSレジの初期費用・月額費用 

パソコン型POSレジは、手持ちの PCにソフトをインストールしてPOSレジとして使用するタイプです。既存の端末を使えるため導入費用が抑えられることが特長です。

POSタイプ導入価格帯導入価格相場月額料金帯月額料金相場
パソコン型POSレジ0円~50万円約30万円5,000円~3万円約1万円

パソコン型POSレジの初期費用は、0円〜50万円で月額料金が5,000円〜30,000円程度かかります。保守費用は年間0〜5万円程度。自前のPCを使う場合は、周辺機器のみの購入で利用できます。

ターミナル型POS(据置き型)レジの初期費用・月額費用

ターミナルPOSレジは、専用の機械を使って商品登録や商品スキャン、会計処理をするレジです。

大規模なスーパーや小売店でよく見るタイプで導入費用が3種類の中で最も高いのが特徴です。

導入価格帯導入価格相場月額料金帯月額料金相場
ターミナル型POSレジ50~100万円約80万円0円~2万円約1万円

ターミナル型POSレジは、初期費用で50〜100万円以上。ランニングコストは月額料金が0〜2万円程度、保守費用が年間5〜20万円程度です。

タブレット型POSレジの初期費用・月額費用

タブレット型POSレジは、タブレット端末やスマートフォンにPOSレジアプリをインストールして使うタイプです。

導入とランニングコストが3種類のなかで最も安いので、個人経営の小規模店舗におすすめです。ベーシックな機能なら無料で使えるものもあります。

導入価格帯導入価格相場月額料金帯月額料金相場
タブレット型POSレジ0円~30万円約20万円0円~3万円約1万円

タブレット型POSレジの初期費用は0〜30万円、月額料金は0〜3万円程度、保守費用は年間0〜5万円程度です。

限られた機能のみのシンプルなプランなら月額無料で使えますが、オプションをつけても比較的安く利用できます。

POSレジ周辺機器の価格相場

タブレット型とPC型のPOSレジは、周辺機器を別途買いそろえる必要があります。店舗に必要な機器だけ購入すれば大丈夫です。ターミナルレジは周辺機器がそろった状態で導入できます。POSレジ周辺機器を紹介します。

  1. POSレジを使用するパソコンやタブレットなどの端末
  2. 自動釣銭機
  3. カスタマーディスプレイ
  4. キャッシュドロア
  5. バーコードリーダー
  6. レシートプリンタ

POSレジを使用するパソコンやタブレットなどの端末

まず、システムをインストールするiPadやAndroidのタブレット端末やPCが必要です。手持ちの端末を使えば端末の購入は必要ありません。

端末の費用は約50,000〜150,000円で購入できます。

自動釣銭機

自動釣銭機は金銭の受け取りと釣銭の計算・排出を自動で行う機械です。自動釣銭機を使えば会計ミスと会計にかかる時間を削減できるため顧客にもメリットがあります。

価格帯は600,000〜1,000,000円です。

カスタマーディスプレイ

カスタマーディスプレイは、顧客に向けて会計情報(支払金額や入金金額、釣銭など)を表示する端末です。パソコン型やタブレット型では、本体の端末をカスタマーディスプレイと兼用できることもあります。カスタマーディスプレイ単体の価格は20,000〜30,000円です。

キャッシュドロア

現金を収納し、会計時に自動で開閉する引き出しです。現金を取り扱う店舗でターミナル型POSレジ以外を導入する場合は必ず必要です。10,000〜60,000円で購入できます。

バーコードリーダー

キャッシュレス決済やクーポン、商品バーコードの読み取りを行うスキャナーです。タブレット型の場合、端末についているカメラでバーコードスキャンができるPOSレジアプリもあります。バーコードリーダーの価格帯は20,000〜40,000円です。

レシートプリンタ

レシートや領収書を紙で印刷する機械です。キッチンでオーダーレシートを印刷する場合もプリンターが必要です。キッチンプリンターとレシートプリンターが兼用できるタイプもあるので、店舗のレイアウトに適したプリンターを選びましょう。価格帯は20,000〜40,000円です。

POSレジの価格を比較!おすすめサービス10選

それではおすすめのPOSレジ10選を紹介していきます。

  1. スマレジ
  2. storesレジ
  3. Squareレジ
  4. POS+
  5. Airレジ
  6. ユビレジ
  7. POS4U
  8. ワンレジ
  9. NEC モバイル POS
  10. でん票くん

スマレジ

画像出典:スマ

運営会社株式会社スマレジ
主な機能モバイルオーダー決済端末会計ソフト連携
初期費用0円
月額費用スタンダード:0円~
フードビジネス:12,100円
リテールビジネス:15,400円
公式サイトhttps://smaregi.jp/

スマレジは、iPadやiPhoneを活用したタブレット型POSレジシステムです。

基本的なレジ操作やリアルタイムでの売上データ分析や高度な在庫管理など、多彩な機能に定評があります。

1店舗での利用の場合、最大3台の端末を月額費用0円で利用できるという、コストパフォーマンスの良さも人気の秘密です。

カスタマイズが簡単で必要な機能が厳選でき効率的に運用できるためコストを抑えたい店舗におすすめです。

storesレジ

画像出典STORESレジ

運営会社STORES株式会社
主な機能商品・在庫の管理売り上げ分析
ネットショップとリアル店舗の連携
初期費用0円~
月額費用フリープラン:0円~
スタンダードプラン:2,980円
公式サイトhttps://stores.jp/regi

STORESレジは、iPadに特化したPOSレジアプリで、特筆すべき特徴はネットショップとのシームレスな連携です。

商品情報、在庫、注文などがネットショップと実店舗間でリアルタイムに同期されるため、正確な在庫管理と売上管理が実現できます。

ネットショップとリアル店舗を併設している店舗におすすめです。IT初心者も使いやすいシンプルな操作性が人気の理由です。iPad専用のためAndroidのタブレットでは使えないので注意が必要です。

Squareレジ

画像出典Squareレジ

運営会社Square株式会社
主な機能売上管理
顧客管理
お客さま専用ディスプレイ
勤怠管理
複数店舗の管理
eギフトカード
初期費用 0円
月額費用 0円
※手数料あり
公式サイト https://squareup.com/jp/ja/point-of-sale

Squareレジは、アカウントを簡単に登録するだけで、即日から導入可能なシンプルなPOSレジアプリです。

登録手数料や月額固定費はゼロで、キャッシュレス決済が行われた際にのみ、該当する決済方法に応じた手数料が発生します。

手数料は取引回数に応じて変動しますが、基本的な料率はクレジットカードが3.25%、電子マネーや手入力が3.75%です。

年間の取引額が2500万円以上に達すると、都度の手数料が不要となり、月額料金でサービスを利用できます。

POS+(ポスタス)

画像出典POS+retail

運営会社 ポスタス株式会社
主な機能 売上・顧客管理
在庫管理・複数店舗管理
販促対応
インバウンド対応
在庫管理
帳票機能
初期費用 要問い合わせ
月額費用 15,400円〜
公式サイト https://www.postas.co.jp/service/postas-retail/

POS+は、飲食店、小売店、サロンなどの業種に特化した機能を選べるPOSレジです。

免税処理や外国語対応、外部ソフトウェアとの連携など、POSレジとしてだけでなく、店舗経営や管理に役立つ多彩な機能が搭載されています。

当日急なサポートが必要な場合、14時までに申し込むと、当日訪問して対応してくれます。予期せぬ問題にスピーディに対処できるため、ITが苦手なオーナーでも安心して利用できます。

Airレジ

画像出典Airレジ

運営会社 株式会社リクルート
主な機能 会計
レジ締め
売り上げ分析
キャッシュレス
在庫管理
セルフオーダー
キッチンモニター
初期費用 0円
月額費用 0円
公式サイト https://airregi.jp/

Airレジは、スマートフォン、iPad、および他のタブレットやモバイルデバイスで使えるPOSレジアプリです。

インターネット接続があれば、初期費用や月額費用が無料で利用できて低コストを実現できます。

操作が簡単で一人でも扱えるので、個人経営の店舗に人気があります。クラウド会計ソフトなど、他社のソフトとも連携できるため、業務の効率化が期待できるでしょう。

ユビレジ

画像出典ユビレジ

運営会社 株式会社ユビレジ 
主な機能 データ分析
簡単操作
キャッシュレス決済
初期費用 要問い合わせ
月額費用 7,590円
公式サイト https://ubiregi.jp/

ユビレジは、iPad専用POSレジです。周辺機器のリースも可能で導入費用を抑えられるのがメリットです。

直感的でわかりやすい操作性ですぐに慣れます。お会計時に年代のタグ付けができる機能もマーケティングに役立っています。

導入時は、ユビレジプレミアムプラン利用料、ドロワ一体型レシートプリンタのレンタル(訪問設置サポート付)、基本情報(メニュー内容、価格)入力代行が無料で導入できます。メールサポートも、無料で365日利用できます。

POS4U

画像出典POS4U

運営会社 株式会社4U Applications
主な機能 オーダーエントリーシステム
ハンディ
初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
公式サイト https://4uapplications.com/order4u.html

POS4Uは、オーダーエントリーに特化したPOSレジです。

飲食店フロアでの使いやすさ、ミスの軽減を追求した操作性に優れたハンディが人気です。

PCとハンディ端末の組み合わせで構成されるベーシックパックは、他社のPOSレジとも統合できます。この機能は、ショッピングモールなどで共通の基幹システムを使用する店舗に重宝されています。

ワンレジ

画像出典ワンレジ

運営会社 株式会社スカイダイニング
主な機能 キャッシュレス
セルフオーダー
給与計算
衛生管理
顔認証システム
初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
公式サイト https://one-regi.com/

ワンレジは、飲食店に特化したPOSレジで、飲食店での使いやすさに重点を置いています。

また、飲み放題入力、キッチン伝票2枚出しなど、飲食店出身者ならではの視点でつくられた機能が充実しています。

ITに不慣れな飲食店のスタッフでも利用できるよう、サポート体制も充実しています。コールセンターは24時間365日受け付けています。導入前の講習も充実していて導入してすぐに使えるようサポート体制も万全です。

NEC モバイル POS

画像出典NEC モバイル POS

運営会社 日本電気株式会社(NEC)
主な機能 商品のマスター
管理売り上げ
分析他社システムとの連携
初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
公式サイト https://jpn.nec.com/mobile-pos/index.html

NEC モバイル POSは、多店舗飲食業に特化したPOSレジアプリです。

多店舗飲食で使われることの多い各種サービス及び機器と連携でき、互換性のある他社サービスは常に増加しています。直感的な操作で誰でも簡単に使えるのも魅力です。

サブスク型なので、必要な機能を柔軟に選択できるのも嬉しいポイント。誰でもすぐに操作できるシンプルな画面なので、単発バイトの方もすぐにレジに入れます。

でん票くん

画像出典でん票く

運営会社 アロハス株式会社・株式会社グローカリズム
主な機能 売上管理
顧客管理
お客さま専用ディスプレイ
勤怠管理
複数店舗の管理
eギフトカード
初期費用 11,000円
月額費用 1,100円~
公式サイト https://denpyo-kun.com/

でん票くんは、iOSやAndroid、Windowsで使えるPOSレジです。専用アプリのインストール無しでも使えます。顧客がQRを読み込めば自分で注文できるため、ハンディを複数用意する必要がありません。アップデート不要なので不具合やフリーズのリスクも軽減できます。でん票くんは、先払いや後払いにも臨機応変に対応できることが特徴です。でん票くんオリジナルプリンタはレシート、領収書、注文内容、お客様用の明細とすべての印刷に対応するため店舗の省スペース化もはかどります。

POSレジの価格を安くおさえるポイント

POSレジを少しでも安く導入するためにできることを3つ解説します。

  1. 補助金を活用する
  2. リースやレンタルを検討する
  3. 中古も視野に入れる

補助金を活用する

POSレジの導入には、補助金が活用できる可能性があります。POSレジおよび周辺機器の導入と月額費用についての補助が期待できます。

POSレジに使える主な補助金として、以下の5つがあります。

  1. IT導入補助金
  2. 小規模持続化補助金
  3. 自治体の補助金
  4. ものづくり補助金
  5. 業務改善助成金

補助金については、特定のPOSレジを導入しないと適用されないなどの条件があるため、地域の商工会議所に相談するとスムーズになります。

リースやレンタルを検討する

周辺機器をリースやレンタルすれば、初期費用を削減できます。

リースやレンタルは、長期間活用することを前提とするなら、あまりおすすめしません。購入してしまうほうが長期間使用するなら、お得でしょう。

とはいえ、同じサービスをずっと活用するか決められない場合、リースやレンタルならお試しできます。

お試しして店舗との相性が良ければ、購入に踏み切るといった選択肢もあります。

中古も視野に入れる

POSレジの備品は中古市場で広く入手可能で、中古品を選ぶことで新品に比べてコストを削減できます。

ただし、中古品には品質保証がなく、故障のリスクや最新アプリとの互換性が不透明な点がデメリットです。同じ機種でも型番をよくチェックしてから購入しましょう。

まとめ POSレジを安く導入するには必要な機能を厳選することが大切!アプリなら無料で使える

POSレジはアプリで導入すると安く導入できます。

レジスターだと、売上管理や経営分析、経理処理、販促を別のシステムで行うことになり、売上が増えるほど負担が大きくなるでしょう。POSレジならデータ一括管理で事務処理の手間や人件費も削減できます。

必要な機能を厳選して賢く導入し、スマートな実店舗経営を目指しましょう。