クレジット端末機(CAT端末)のおすすめ12選!種類と選び方のポイントを解説

クレジットカードやQR決済、電子マネー決済など、キャッシュレス化を検討している店舗も多いのではないでしょうか。

クレジット端末機は、そうしたキャッシュレス決済を導入するうえで大切な機器です。しかし、「導入方法がわからない」「種類がたくさんあって迷う」と悩まれるのではないでしょうか。

そこで本記事では、おすすめのクレジット端末機(CAT端末)12選をご紹介します。種類や選び方のポイントについても解説しますので、クレジット端末機の導入を考えている方はぜひ参考にしてください。

クレジット端末機(CAT端末)とは信用照会端末のこと

クレジット端末機とは、クレジットカードの有効性を確認したうえで決済処理を行う機械のことです。「Credit Authorization Terminal(信用照会端末)」を略してCAT端末とも呼ばれています。

店舗でクレジットカード決済を行う場合、このCAT端末を通してカード会社に情報を送信します。

その際、使用限度額に達していないか、有効期限が切れていないかなどが審査され、問題なければ決済処理されるという仕組みです。

クレジット端末機(CAT端末)の種類

クレジット端末機(CAT端末)には、以下の2種類があります。

  1. ポータブル型(モバイル型)
  2. 据え置き型

それぞれ詳しくご紹介します。

ポータブル型(モバイル型)

ポータブル型(モバイル型)は、コンパクトなサイズ感で持ち運びもできるクレジット端末です

Wi-Fiや4G回線でネットワーク通信を行い、専用アプリをインストールしたスマホやタブレットにカードリーダーを接続し、決済端末として利用します。

据え置き型に比べると導入コストが低いことがメリットで、店舗だけでなくイベントなどで端末を利用する場合には便利です。

据え置き型

据え置き型は、レジに直接接続して利用するクレジット端末です。主に小売店舗や飲食店などで利用されています。ネットワーク通信には主に有線LANケーブルを使用するケースが多いため、ポータブル型と比べて安定していることがメリット。

ただし、一度設置したら基本的には持ち運びができないため注意が必要です。

クレジット端末機の選び方

クレジット端末機を選ぶ際は、以下5つのポイントに注目しましょう。

  1. 端末機の種類で選ぶ
  2. 対応の決済方法で選ぶ
  3. 導入コストで選ぶ
  4. 入金サイクルで選ぶ
  5. 審査難易度と導入スピードで選ぶ

端末機の種類で選ぶ

まず、クレジット端末機を選ぶにあたって、ポータブル型と据え置き型のどちらにするか決めましょう

ポータブル型の場合、持ち運びがしやすいのが最大の特徴です。スマホやタブレットは必要ですが、導入コストを安く抑えられます。

ただし、レシートプリンターは別途購入しなければなりません。

持ち運びが必要になるイベント時に活用しやすいでしょう。

一方、据え置き型はレシートプリンター内蔵でPOSレジとの連携も可能です。費用は割高ですが、固定の場所で利用するのであればおすすめです。

対応の決済方法で選ぶ

クレジット端末機は、製品によって対応している決済手段が異なります。

クレジットカードや電子マネー、QRコードなどの決済対応有無を確認しましょう。

また、電子マネーといっても、SuicaやQUICPayには対応しているものの、WAON(ワオン)には対応していないなど、範囲も異なります。

どのクレジットカードや電子マネー、QRコードに対応しているかも踏まえて確認してください。

導入コストで選ぶ

クレジット端末機の導入にかかる費用で選ぶことも重要です。

クレジット端末機は、基本的に1度や2度使用して終了ではありません。中長期的な使用を前提に選定します。

いくら優良な端末でも費用が予算を超えていれば、継続利用はできません。そこで費用の妥当性を見ながら導入を検討する必要があります。

基本的には据え置き型よりもポータブル型の方が安価であるため、少しでも導入コストを抑えたいなら、ポータブル型を選ぶといいでしょう。

入金サイクルで選ぶ

クレジット決済がされてからお金が振り込まれるまでの期間も重要なポイントです。

とくに個人店舗をはじめとする小規模な店舗の場合、入金までの期間が長いと資金繰りがうまくできません。できる限り、入金サイクルが短い方が望ましいです。

中には、一定の条件を達成すると決済の翌日に入金されるサービスもあります。必要に応じてこういったサービスを選択するとよいでしょう。

審査難易度と導入スピードで選ぶ

クレジット端末機は、加盟店審査に通過しないと導入できません。

できるだけ早くキャッシュレス決済環境を構築するには、審査難易度が比較的低い会社のサービスを選ぶのがおすすめです。

提供元によって、導入スピードにも大きな違いがあります。導入にかかる時間も踏まえて端末選びをしましょう。

クレジット端末機(CAT端末)のおすすめ12選

それでは、おすすめのクレジット端末機(CAT端末)12選をご紹介していきます。

  1. STORES決済
  2. Airペイ
  3. Square Reader
  4. 楽天ペイ ターミナル
  5. Square Terminal
  6. PAYGATE Station L
  7. USEN PAY
  8. Times PAY
  9. stera terminal
  10. iRITSpay(アイ・リッツペイ)
  11. PayCAS Mobile
  12. スマレジ・PAYGATE

STORES決済

タイプ ポータブル型
初期費用 0円
月額費用 0円
決済手数料 1.98〜3.24%
入金サイクル 手動入金:最短翌々日
自動入金:月末締め、翌月20日入金
決済方法 クレジットカード、電子マネー、QRコード

STORES決済は、初期費用・月額費用0円で利用できるクレジット端末機です。

電子マネーの決済手数料は、業界最安水準の1.98%。医療や理容室などの一部の業種は、専用のフォームから申請するとクレジットカード決済が特別料率になります。

入金タイミングは手動入金と自動入金の好きな方を選択可能で、手動入金なら最短翌々日に入金されます。

Web管理画面はクラウドに同期されるため、いつでも決済状況を確認できて便利です。

Airペイ

タイプ ポータブル型
初期費用 0円
月額費用 0円
決済手数料 0.99〜3.24%
入金サイクル 月6回または月3回
決済方法 クレジットカード、電子マネー、QRコード、ポイント

Airペイは、業界最安水準の手数料で利用できるクレジット端末機です。決済手数料は業種やお店の規模を問わず、3.24%と低水準。振込手数料や月額固定費は0円で、56種の決済ブランドに対応しています。

審査が完了次第すぐに導入できるため、スピーディーに利用を始めたい方にはぴったりのサービスです。

また、iPhoneなどの端末と専用カードリーダー1台のみでまかなえるので、レジ周りをすっきりさせたい方にも向いています。

Square Reader

タイプ ポータブル型
初期費用 4,980円
月額費用
決済手数料 3.25〜3.75%
入金サイクル 最短翌営業日
決済方法 クレジットカード、電子マネー、QRコード

Square Readerは、セキュリティに配慮したクレジット端末機です。不正対策は24時間365日おこなわれ、支払い異議申し立ての管理サポートも用意されています。

みずほ銀行と三井住友銀行を利用する場合、売上代金は最短で翌営業日に振り込まれるため資金繰りもしやすいでしょう。

また、タッチ決済やICカード決済が手軽におこなえるようになるため、移動販売やイベントで利用することが多い店舗にもおすすめです。

楽天ペイ ターミナル

タイプ ポータブル型
初期費用 38,280円
月額費用 0円
決済手数料 2.95%〜
入金サイクル 最短翌日入金
決済方法 クレジットカード、電子マネー、QRコード

楽天ペイ ターミナルは、モダンなデザインが特徴で3つのカラーから選べるクレジット端末機です。クレジットカードや電子マネー、アプリでの決済に対応しています。

プリンター機能が搭載されているため、お客様にスムーズにレシートを渡せることがメリット。1台で決済ができるので、作業スペースが狭い、レジ周りをすっきりさせたいといった悩みも解消できるでしょう。

また、4G・Wi-Fi両方の接続ができるので、イベントや出先でも利用できて便利です。

Square Terminal

タイプ ポータブル型
初期費用 0円
月額費用 0円〜
決済手数料 3.25〜3.75%
入金サイクル 最短翌営業日入金
決済方法 クレジットカード、電子マネー、QRコード

Square Terminalは、面倒な契約手続きが不要ですぐに利用できるクレジット端末機です。決済に必要となるすべてのものが1台に入っているオールインワン仕様。

あらゆるキャッシュレス決済はもちろん、暗証番号入力やレシート発行もできるので多機能モデルが欲しい方にはぴったりです。数分でアカウントの登録を完了させたら、数日以内に導入可能です。

直感的に利用できるシンプルなシステムで、スタッフもお客様もストレスなく操作できます。

PAYGATE Station L

タイプ ポータブル型
初期費用 要お問い合わせ
月額費用 要お問い合わせ
決済手数料 要お問い合わせ
入金サイクル 月2回(QRコード決済のみ月1回)
決済方法 クレジットカード、電子マネー、QRコード

PAYGATE Station Lは、30種類以上の決済ブランドに対応したクレジット端末機です。

スマートフォンのような操作性で簡単に利用できるため、スタッフの負担が少ないことが魅力。クレジットカードはもちろん、QRコードや共通ポイント、電子ギフトでの決済にも対応しています。

店頭はもちろん、出先や宅配時などにも活躍するでしょう。

決済後は端末に情報を残さない、お客様も加盟店も安心できるシステムです。

USEN PAY

タイプ ポータブル型
初期費用 0円
月額費用 0円
決済手数料 1.9〜3.74%
入金サイクル 【月2回入金】
カード精算:月2回
電子マネー精算:月1回
【翌日入金】毎日
決済方法 クレジットカード、電子マネー、QRコード

USEN PAYは、設置からアフターケアまで充実したサポートが魅力のクレジット端末機です。

医療料率適応加盟店に限り、決済手数料率はなんと1.9%からという最安水準なので少しでも費用を抑えたい方におすすめ。翌日入金サービスもあるため、入金サイクルに悩むことがありません。

振込手数料は無料で、土日祝も振り込まれる点もうれしいポイント。万が一端末が故障した際は、故意の場合を除き無償交換してもらえるため、いざというときでも安心です。

Times PAY

タイプ ポータブル型
初期費用 3万8,000円
月額費用 0円
決済手数料 3.24%
入金サイクル 月2回
決済方法 クレジットカード、電子マネー、QRコード

Times PAYは、キャッシュレス化を導入するために必要なセットを契約済み状態で届けてもらえることが特徴のクレジット端末機です。

セットになっているのは、アプリが入ったタブレット、カード読み込みに使用するカードリーダー、レシートをプリントするプリンタの3つ。初期導入費用を支払えば、自分で準備をする必要なくすぐにキャッシュレス決済を開始できます。

ポータブル型なので店舗ではもちろん、訪問先やイベントなどでも使用可能です。

stera terminal

タイプ 据え置き型
初期費用 0円
月額費用 お試しプラン:無料(13ヶ月目まで)
スタンダードプラン:3,300円
決済手数料 2.7〜3.24%
入金サイクル 月2回、月6回
決済方法 クレジットカード、電子マネー、QRコード

stera terminalは、接触IC・非接触IC・磁気カードの3つの取引ができるクレジット端末機です。スタッフへカードを渡すことなく、顧客側の読み取り機のみで決済を完結させられます。

スタッフ向けのディスプレイは、決済に関わる入力だけでなく、通常のAndroid端末としても使用できることが特徴です。どちらのディスプレイもタッチパネルに対応しているため、操作性がよくスムーズに会計を済ませられます。

iRITSpay(アイ・リッツペイ)

タイプ ポータブル型
初期費用 要お問い合わせ
月額費用 要お問い合わせ
決済手数料 要お問い合わせ
入金サイクル 要お問い合わせ
決済方法 クレジットカード、電子マネー、QRコード

iRITSpayは、キャッシュレス決済に必要となる機能をすべて搭載しているクレジット端末機です。金融機関や小売業向けソリューションにて蓄積されたノウハウがたっぷり盛り込まれています。

国際基準であるセキュリティー基準「PCI PTS」に対応しているため、セキュリティ性の高さは信頼できるでしょう。また本体にはスキャナーと内蔵バッテリーが搭載されているので、自由に持ち運べてどこでも利用できることも魅力です。

PayCAS Mobile

タイプ ポータブル型
初期費用 要お問い合わせ
月額費用 要お問い合わせ
決済手数料 要お問い合わせ
入金サイクル 要お問い合わせ
決済方法 クレジットカード、電子マネー、QRコード

PayCAS Mobileは、大画面のタッチパネルによりスマホ感覚で簡単に操作できるクレジット端末機です。クレジットカードと電子マネー、QR決済に対応しています。

プリンターが搭載されているため、レシート印刷もできるのが特徴です。

また、SoftBank SIMに対応していることからどこでも決済可能で、片手サイズなので持ちやすいのもメリット。Android OSの採用により好きにカスタマイズできるのもうれしいポイントです。

スマレジ・PAYGATE

Screenshot
タイプ ポータブル型
初期費用
月額費用 スタンダード:0円
プレミアム:5,500円
プレミアムプラス:8,800円
フードビジネス:1万2,100円
リテールビジネス:1万5,400円
決済手数料 3.24%〜
入金サイクル 月2回(QRコード決済のみ月1回)
決済方法 クレジットカード、電子マネー、QRコード

スマレジ・PAYGATEは、シーンを選ばずスピーディーに決済できるクレジット端末機です。プリンター内蔵のため、レジ周りをすっきりまとめられます。

またWi-Fi・4G対応のため、どこにでも持ち運べて利用できるのがメリット。スマレジ・POSとシステム連携させることによりすばやい決済が可能になります。

さらに365日体制でサポートが用意されているので、万が一エラーや不調が起きたときでも安心できるでしょう。

まとめ:クレジット端末機を導入してキャッシュレス決済に対応しよう

クレジット端末機の導入は、キャッシュレス化が加速する現代に欠かせません。

しかし、何でもいいからととりあえず導入しても店舗に合わない恐れがあります。

端末の種類や導入コスト、入金サイクルなどを比較しながら、利用シーンに合わせて選ぶことが大切です。

店舗に適した端末機を導入して、会計業務を円滑に進めましょう。