YouTube広告の費用の目安は?課金方式や費用対効果を高めるポイントまで詳しく解説!

YouTube広告の費用の目安は?課金方式や費用対効果を高めるポイントまで詳しく解説!

「YouTube広告の運用を行いたいけど、どのくらい費用が発生するか分からない…」
「YouTube広告の課金方式について知りたい!」

上記のようなお悩みを抱えている方、多くいらっしゃると思います。実際、これから初めてYouTube広告の運用を行う場合だと、どれくらいの費用がかかるか把握しづらい点もあります。

そこで本記事では上記のようなお悩みを解決するべく、YouTube広告費用課金方式費用対効果を高めるポイントについて詳しく解説していきます。

YouTube広告の費用について知りたい方、YouTube広告の運用をスタートしたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

費用を知る前に!YouTube広告とは

YouTube広告の費用について見ていく前に、まずはYouTube広告の基本事項について確認していきましょう。

YouTube広告は、大手動画投稿サービスのYouTubeで配信できる動画・画像広告です。YouTubeで動画を視聴していると、動画の再生前後や途中で動画広告が流れるのを目にするかと思います。この動画広告がYouTube広告です。

通常の動画と同様に、音声付きで動画広告を配信できます。一定時間、スキップできない動画広告やスキップ不可の動画広告など、様々な形式の広告フォーマットが利用できる点も、YouTube広告の特徴です。

※YouTube広告の種類については、後ほど詳しく解説させて頂きます。

動画のクオリティが運用成果に直結

YouTube広告の運用では、動画のクオリティが運用成果に直結していきます。通常の動画投稿の前後・途中で配信される分、クオリティの低い動画広告だとユーザーから避けられてしまう可能性が高まります。

画質面はもちろんのこと、動画の構成ストーリー性なども加味して広告用動画を制作しなければなりません。

また広告色があからさまに濃い動画広告も、ユーザーから嫌悪感を抱かれてしまいます。ユーザーが動画広告を最後まで見てくれるよう、広告色を抑えた動画内容にすることもポイントです。

静止画でも運用できる

YouTube広告では、静止画を漫画のようにコマを合わせて動画にすることも可能です。実際に静止画を活用してYouTube広告を配信している企業も多く見られます。

静止画では説明や情報を文字に起こして掲載できるので、音声のみでの説明では不足してしまう際にも最適になります。

また美容サービスやビジネス系の広告では、漫画を作成してそのまま掲載している事例も多いです。自社商品・サービスの特性に合わせて、静止画も上手く活用してみてください。

YouTube広告の種類

YouTube広告の種類は、大きく分けて下記の4種類になります。

  • True Viewインストリーム広告
  • True Viewディスカバリー広告
  • アウトストリーム広告
  • マストヘッド広告

True Viewインストリーム広告

True Viewインストリーム広告は、動画の再生前後・途中で表示される広告フォーマットです。スキップ可能な形式と、スキップ不可の形式を選択できます。

スキップ可能な形式の場合は、動画の再生開始から5秒後にスキップができます。スキップ不可の形式では、15秒間スキップができない状態で広告配信が可能です。

True Viewディスカバリー広告

True Viewディスカバリー広告は、YouTubeの検索結果画面やモバイル版のトップ画面に表示できる広告フォーマットになります。

インストリーム広告では、動画の再生前後・途中で強制的に広告が配信されるため、ユーザーによっては広告に対して嫌悪感を抱きやすいです。

これに対して、True Viewディスカバリー広告では基本的に動画視聴の妨げにはならないため、ユーザーから広告に対する嫌悪感を抱かれにくいです。

アウトストリーム広告

アウトストリーム広告とは、Googleと連携しているサイト・アプリにて配信できる動画広告フォーマットです。

アウトストリーム広告は、モバイル版限定での配信となっています。YouTube以外のサイト・アプリで幅広く動画広告を配信できるので、配信対象のユーザー層を増やしやすい点が強みです。

マストヘッド広告

マストヘッド広告は、YouTubeのホーム画面のトップに表示できる広告フォーマットになります。ユーザーがYouTubeのサイトを訪れて一番最初に目にする部分に、広告を大きく表示させることが可能です。

音声を流すことはできませんが、動画広告を配信することもできます。

※マストヘッド広告は、Google広告の出稿管理画面では選択できません。配信の際は、Googleの担当者を介して予約を行う必要があります。

YouTube広告の課金方式

YouTube広告の課金方式は、下記の3種類に分かれています。

  • クリック課金型(CPC)
  • インプレッション課金型(CPM)
  • 動画視聴課金型(CPV)

クリック課金型(CPC)

クリック課金型(CPC)とは、広告がクリックされた場合に費用が発生する課金方式です。YouTube広告の場合、動画に埋め込まれたアクションボタンやリンクがクリックされることで広告費が発生します。

クリック課金型では、広告が表示されるのみでは費用は発生しません。広告クリック後のコンバージョン獲得に対して広告費を使いたい場合に、クリック課金型(CPC)は最適な課金方式になります。

インプレッション課金型(CPM)

インプレッション課金型は、広告が表示されたタイミングで費用が発生する課金方式です。クリック課金とは反対に、広告がクリックされても費用が発生することはありません。

商品・サービスの認知度アップブランドイメージの向上を目標に広告運用したい際に、インプレッション課金型は最適になります。

動画視聴課金型(CPV)

動画視聴課金型は、広告動画がスキップされずに一定時間視聴された場合に広告費が発生する課金方式です。広告がスキップされたり、すぐに停止された場合は費用は発生しません。

広告動画をスキップせずに視聴したユーザーは、広告内容に関して興味・関心を抱いている可能性が高いです。広告視聴後のコンバージョン獲得にも繋がりやすいので、動画視聴課金型もコンバージョン獲得に対して効率よく費用を投下できます。

YouTube広告の費用相場

YouTube広告の費用相場は、種類ごとに異なってきます。下記、YouTube広告の種類ごとの費用相場一覧です。

YouTube広告の種類: 課金方式 費用相場
True Viewインストリーム広告 動画視聴課金型 1視聴あたり5~10円
True Viewディスカバリー広告 クリック課金型 1クリックあたり3~20円
アウトストリーム広告 インプレッション課金型 1,000 impあたり400~600円
マストヘッド広告 固定費用 1日あたり数百万円

マストヘッド広告のみ、1日あたりの費用が固定される形になります。その他の広告種類の費用については、広告主が設定した予算によってトータルの費用が決まってきます。

1日あたりの予算を設定して運用することもできるので、予算的に無理のない範囲内で運用を進めやすいです。

Youtube広告の予算の決め方

YouTube広告の予算を決める際は、下記の2つの方法を活用して予算設定するのがおすすめです。

  • 広告単価の相場から逆算する
  • 成果目標から逆算する

広告単価の相場から逆算する

まずおすすめしたい予算設定方法が、広告単価の相場から予算を逆算する方法です。

たとえば、True Viewインストリーム動画を活用して広告配信を行う場合、費用相場は1視聴あたり5~10円ほどになります。広告動画の想定視聴回数を1万回とすると、広告予算の目安は「5~10円×1万回=5~10万円」です。

10万円の広告予算を設定すれば、1万回の広告表示を確保できるとも捉えられます。

ただし、実際の広告単価は相場よりも上振れする可能性もありますので、余裕を持った予算設定を行うようにしましょう。

成果目標から逆算する

成果目標から逆算して予算設定を行うのもおすすめの方法です。たとえば、2,000円の商品を100個売りたいと考えた場合、広告費用の目安は「2,000円×100個=20,0000円」となります。

ただし、上記金額と同額の予算設定を行うと利益が残りません。実際は予算目安よりも低い金額設定で予算を組むことになります。

YouTube広告の運用で費用対効果を高めるには?

YouTube広告の運用で費用対効果を高めるためには、下記の4つのポイントを押さえて運用することが重要になります。

  • 広告運用の目的に合わせた種類を選ぶ
  • 広告配信先のターゲット層を明確にする
  • ハイクオリティの広告動画を作る
  • 効果測定を行って予算やターゲティングを調整する

広告運用の目的に合わせた種類を選ぶ

まず押さえて欲しいポイントが、広告運用の目的に合わせた種類を選ぶことです。

たとえば、動画広告を活用して商品・サービスのプロモーションを行いたい場合は、True Viewインストリーム広告が最適になります。また短期間で一気に商品・サービスの認知度を高めたい場合は、マストヘッド広告が最適です。

広告運用の目的に合わせた種類を選べば、YouTube広告運用の費用対効果を自然と高めることが可能です。

広告配信先のターゲット層を明確にする

広告配信先のターゲット層を明確にすることも、費用対効果を高めるポイントになります。

ターゲット層が明確でない状態で広告配信を行ってしまうと、本来配信する必要がないユーザーに対しても広告配信してしまう可能性が高いです。結果的に費用を無駄に使ってしまう原因にもなります。

YouTube広告の配信・運用を行う前に、広告配信先のターゲット層を明確に定めておきましょう。

ハイクオリティの広告動画を作る

ハイクオリティの広告動画を作ることも、YouTube広告運用の費用対効果を高める上で不可欠です。

近年はYouTuber間での競争が激しくなっていることもあり、クオリティの高い動画コンテンツが増えてきています。画質が粗かったり、動画構成に工夫がない広告動画だと、他の動画と比較してクオリティの低さが目立ちやすい状態です。

自社商品・サービスの情報を詳細に伝えることはもちろん必要ですが、動画のクオリティ面でも妥協しないよう制作を進めましょう。

効果測定を行って予算やターゲティングを調整する

YouTube広告の費用対効果を高めるためには、広告の効果測定を行って予算・ターゲティングを調整することも必要です。実際に広告運用を行ってみないと、どれくらいの成果が得られるか分からない面もあります。

効果測定を行うことで、反応の良いユーザー層や広告クリエイティブのパターンなどを把握することが可能です。予算・ターゲティング設定も的確に実施しやすくなります。

YouTube広告の運用・作成は広告代理店に依頼するのがおすすめ!

YouTube広告の運用や広告用動画の作成を自社で行うのが難しい場合は、広告代理店に依頼するのがおすすめです。

広告代理店に依頼すれば、YouTube広告に精通したプロが運用・クリエイティブ制作を行ってくれます。自前で広告運用を行うよりも、短期間で着実に成果が得られる可能性が高いです。

広告代理店の中には、YouTube広告用の動画制作に対応していないところもあるので注意してください。

動画制作まで一括して依頼できた方が、実際に運用を始めるまでスムーズに進められます。可能な限り、動画制作まで対応した広告代理店に依頼するようにしましょう。

まとめ

YouTube広告の費用は、広告主が設定する広告予算によって大きく異なってきます。広告予算は、広告主が自由に設定可能です。月数万円ほどの広告予算でも、無理なくYouTube広告を運用できます。

最初は広告予算を低く設定して、YouTube広告の運用に慣れていくのもおすすめです。短期間で着実にYouTube広告の運用成果を得たい場合は、広告代理店に運用を依頼した方が良いでしょう。

本記事の内容がYouTube広告運用のお役に立ちましたら幸いです。