「インターネット広告代理店に依頼したいけど、どこに依頼したらいいのだろうか」
「依頼にかかる費用やおすすめの代理店があれば知りたい」
インターネットが普及している現代において、広告は重要なマーケティング施策の一つです。しかし、広告運用にはコストがかかるため、ノウハウがないとリスクに感じられるのではないでしょうか。
そこでおすすめの依頼先が、インターネット広告代理店です。
本記事ではインターネット広告代理店に依頼するメリットから費用相場、選び方を徹底解説していきます。おすすめの広告代理店11選もご紹介しますので、あわせて参考にしてください。
この記事の内容
インターネット広告代理店へ依頼するための前提知識
まず、インターネット広告代理店に依頼する前におさえておくべき、広告の前提知識について2点紹介していきます。
- インターネット広告の種類
- インターネット広告代理店の主なサービス内容
インターネット広告の種類
インターネット広告には、大きく分けて7つの種類があります。
インターネット広告 | 内容 |
---|---|
リスティング広告 | 検索ワードに応じて検索画面に表示される広告 |
ディスプレイ広告 | Webサイト・アプリの広告枠に表示される広告 |
SNS広告 | SNSに配信する広告 |
アフィリエイト広告 | アフィリエイター(媒体主)に広告を設置してもらう手法 |
記事広告 | 第三者目線による紹介記事。いわゆるPR記事 |
動画広告 | YouTube広告のように映像を用いて広告する手法 |
メール広告 | メールで広告を配信する手法 |
これらの手法をうまく組み合わせることで、効果の高い広告運用を行うのがインターネット広告代理店の仕事です。
インターネット広告代理店の主なサービス内容
インターネット広告代理店では、主に以下のサービスを提供しています。
- 企画立案
- クリエイティブ制作
- 広告運用
- メディア枠の確保
インターネット広告代理店は、ただ広告運用を代行するだけではありません。
まず広告主様とコミュニケーションを取り、悩みや課題、要望などをヒアリングします。そしてその内容をもとに、どのような広告が適しているか企画立案を実施。
そして出稿する広告のデザインやコピーといったクリエイティブを制作し、完成した成果物をもとに広告運用を実行します。広告の分析や改善も行うため、トータルサポートしてくれます。
なお、依頼先によってはメディアの広告掲載枠を確保する営業活動も行ってくれるでしょう。
インターネット広告代理店に依頼する4つのメリット
ここでは、インターネット広告代理店に依頼する4つのメリットを解説します。
- 安定した成果が見込める
- 自社の負担軽減によりリソースを増やせる
- 業界の最新情報をキャッチアップできる
- 複数の広告媒体の運用を依頼できる
それぞれのメリットについて見ていきましょう。
安定した成果が見込める
インターネット広告代理店は広告運用のプロであるため、安定した成果を見込めます。
広告業界は情報の流れが激しく、安定した成果を上げるのは試行錯誤が必要です。インターネット広告代理店は、これまでに培った運用実績や経験をもとに成功確率の高い方法で運用を実行してくれます。
広告運用はコストも手間もかかるため、安定した成果が期待できるのは大きなメリットでしょう。
自社の負担軽減によりリソースを増やせる
広告運用をゼロからすべて依頼できるため、社内の負担を軽減できます。
今まで広告に割いていたリソースを他の業務に回すことができ、そのぶん本来やるべき業務に注力できるため、業績アップにもつながるでしょう。
業界の最新情報をキャッチアップできる
広告をはじめとするWeb業界は、情報トレンドが目まぐるしく入れ替わります。長期的に成果を上げるには、常に最新情報をキャッチしなければなりません。
そこで頼りになるのが、広告代理店。広告運用のプロであり、常に業界の最前線で成果を上げるため、最新情報についても幅広く網羅しています。
広告代理店の方と情報交換できれば、最新情報をキャッチアップでき、自社の発展にも活かせるでしょう。
複数の広告媒体の運用を依頼できる
複数の広告媒体の運用を依頼できる点もメリットの1つです。
冒頭でお伝えしたとおり、広告運用といっても複数の種類があります。広告代理店は複数の方法に対応できるため、柔軟な提案をしてもらえるでしょう。
例えば、自社はディスプレイ広告を打ちたいと思っていたところ、成果を考えるとリスティング広告のほうが適しているといったように、より成果につながる方法を思案してもらえます。
広告代理店は1つだけでなく複数の広告運用も可能なので、相乗効果の高い広告運用が期待できるでしょう。
広告運用代行依頼前におさえておきたいポイント3つ
広告運用代行を依頼する前に、以下の3つのポイントを抑えておくことが重要です。
- 広告出稿の目的を明確にする
- 自社の強み・優位性を整理する
- ペルソナについて徹底的に分析する
それぞれのポイントについて解説します。
広告出稿の目的を明確にする
まず、広告出稿の目的を明確にすることが大切です。
目的が不明瞭だと、何を目的に広告運用すればよいのかわからず、結果として中途半端な成果しか得られません。
「CVを増やしたい」「認知度を高めたい」など、どのような目的で広告出稿するのかを明確にしましょう。
自社の強み・優位性を整理する
広告代理店の担当者は広告主様の社員ではないため、会社の事業やサービスを熟知していません。
そのため担当者に自社の強みや優位性を伝えることで、成果につながる広告運用の企画を立案することができます。
依頼する前に自社の強み・優位性を整理し、正確に伝えられるようにしておきましょう。
ペルソナについて徹底的に分析する
広告運用をするにあたって、届けたいターゲットのペルソナ設定も欠かせません。
最適な広告媒体の選定や手法、刺さりやすいメッセージやデザインなどはペルソナによって大きく異なります。どれか一つでもズレが生じると期待したほど成果が上がらないということも考えられます。
もちろん、広告代理店も初期段階でペルソナ設定は行いますが、自社の顧客は自社は一番知っておくべき情報でもあるため明確にしておくと良いでしょう。
インターネット広告代理店に依頼する際の費用相場
では、インターネット広告代理店に依頼するにあたって、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
発生する主な料金は、初期費用と運用手数料の2種類です。
料金項目 | 費用相場 |
---|---|
初期費用 | 3〜10万円程度 |
運用代行手数料 | 広告配信費用の20% |
初期費用は、例えばアカウントやキャンペーンの作成など、広告出稿の前準備に必要な場合があります。
また、運用代行手数料は広告を配信した費用に対してかかるのが一般的であり、配信費用の20%が相場です。
とはいえ、代理店によっては初期費用がかからない定額制を採用しているなど、料金設定は異なるので事前に確認しておきましょう。
インターネット広告代理店の選び方
インターネット広告代理店を選ぶ際は、以下の5つのポイントを比較することがおすすめです。
- 豊富な実績があるか
- 得意な分野を把握する
- 複数の広告媒体に対応しているか
- 最低契約期間等の縛りはあるか
- アカウントの権限譲渡が可能か
それぞれのポイントについて解説します。
豊富な実績があるか
まず、広告代理店に豊富な実績があるか確認することが大切です。
どれほど「ノウハウがある」「最新情報を常に追いかけている」と謳っていても、実際の成果や実例がなければ依頼に踏み切れないでしょう。
そのため、どのような実績があるのかは必ず確認しましょう。
得意な業界・ジャンルを把握する
広告代理店には、業界やジャンルによって得意不得意があります。
そのため、豊富な実績があるように見えても、今回依頼しようとしている業界の実績が薄いケースもゼロではありません。
業界によって広告運用の仕方が異なるため、どの業界が得意なのかを見極めることも非常に重要です。
実績だけでなく、どの業界が得意なのかもあわせて把握しておきましょう。
複数の広告媒体に対応しているか
複数の広告媒体に対応しているかどうかも大切なポイントです。
例えば、リスティング広告に特化した広告代理店では、それ以外の広告を依頼したくてもできません。実際、サービスやターゲットによって最適な広告は異なるため、柔軟さがなければ成果につながりにくいでしょう。
また、リスティング広告とSNS広告など、複数の広告を掛け合わせて相乗効果を生み出すことでより大きな成果が期待できます。
複数の代理店に依頼する必要もなくなるため、幅広い広告媒体に対応した代理店を選びましょう。
最低契約期間等の縛りはあるか
広告代理店によって、最低契約期間の縛りがある可能性があります。
広告は試行錯誤の連続であり「1年間はしっかりと広告を運用させてください」といった縛りがあることも珍しくありません。
もし、コミュニケーションや運用状況に不安材料があったとしても、途中解約ができない可能性があるため、契約期間における縛りの有無はチェックしておきましょう。
アカウントの権限譲渡が可能か
アカウントの権限譲渡が可能かどうかもチェックすると良いでしょう。
アカウントの権限譲渡が不可能な場合、適切な運用がなされているのかチェックすることが難しく、広告運用のノウハウが社内に蓄積されづらくなります。
アカウントの権限譲渡をしてくれれば透明性が担保できて安心して任せられるので、アカウントの権限譲渡ができるかどうかはよく確認しておくことが望ましいです。
おすすめのインターネット広告代理店11選
最後に、おすすめのインターネット広告代理店を11社紹介します。
- 株式会社CREXiA
- 株式会社フルスピード
- 株式会社Epace
- 株式会社シード
- デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)
- 株式会社オプト
- 株式会社セプテーニ
- 株式会社電通ダイレクト
- トランスコスモス株式会社
- 株式会社アドウェイズ
- 株式会社デジタルトレンズ
それぞれの代理店の特徴を見ていきましょう。
株式会社CREXiA
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | 東京都渋谷区神宮前6-23-4 桑野ビル2階 |
設立 | 2021年12月 |
従業員 | 非公開 |
公式HP | https://crexia.co.jp/ |
はじめに弊社の紹介をさせてください。弊社株式会社CREXiAは、2021年に創業した渋谷区にある広告代理店です。
リスティング広告やSNS広告、動画広告など幅広い広告媒体での広告運用を代行しており、クリエイティブの企画・制作、広告運用までをワンストップで対応可能です。
また幅広いネットワークにより最新情報のキャッチアップを得意としています。
担当者は「広告主」「メディア運営」「広告代理店」を経験しているため、広告主様の視点に立って運用できる点も特徴の1つです。
詳しくは以下のリンクよりお気軽にご相談ください。
株式会社フルスピード
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | 東京都渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー8F |
設立 | 2001年1月 |
従業員 | 連結459名 単体190名 (2022年4月末現在) |
公式HP | https://www.fullspeed.co.jp/ |
株式会社フルスピードは、SNS広告・リスティング広告・ディスプレイ広告・アフィリエイト広告が得意な広告代理店です。
他にもSEOコンサルティング・UI/UXコンサルティング・コンテンツ制作サービスなど、幅広い業種に対応しています。
自社のHPで広告運用に関する情報発信を行っているため、信憑性の高い情報が得られると考えて良いでしょう。
株式会社Epace
項目 | 内容 |
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所在地 | 東京都品川区西品川一丁目1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー9階 |
設立 | 2019年3月 |
従業員 | 23名 |
公式HP | https://e-pace.co.jp/ |
株式会社Epaceは、SNSマーケティング、Web広告運用、SEO支援などを手掛ける総合マーケティングカンパニーです。
広告運用では、大手広告代理店出身の担当者が、クライアントの課題に合わせて戦略策定から数値改善まで担当いたします。
また、LPOやインフルエンサーといった広告運用以外の施策も包括的にサポート可能です。
さらに、内製化支援も得意としており、内製化のために必要なノウハウの共有や体制構築の支援も依頼できます。
株式会社シード
項目 | 内容 |
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所在地 | 東京都千代田区飯田橋2-14-2 雄邦ビル3F |
設立 | 2005年11月 |
従業員 | 非公開 |
公式HP | https://www.seedinc.jp/ |
株式会社シードは、アフィリエイト専門代理店です。
2005年の創業から積み上げた実績を元に、確かなノウハウを持っています。
広いネットワークを駆使し、アフィリエイトに掲載されていないサイトにも個別にアプローチをかけ、コネクションを広げることが可能です。
リスティング広告・SNS広告・ECサイト構築・SEO対策など、幅広い業務にも対応できます。
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | 東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー(受付 33階) |
設立 | 1996年12月 |
従業員 | 単体:1,727名(2022年4月時点) ※ 役員、職員、契約社員、派遣社員等の総計 |
公式HP | https://www.dac.co.jp/ |
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社は、インターネット広告の黎明期である1996年に創業した会社で、データの分析からプロモーション、メディア運用まで幅広い業務に対応可能です。
博報堂DYグループ横断戦略組織 「HAKUHODO DX_UNITED」を担う一社でもあり、企業のDX推進にも大きな役割を果たしています。
また、グローバルビジネスも展開しているため、海外進出を考えている企業の方は利用を検討してみてください。
株式会社オプト
項目 | 内容 |
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所在地 | 東京都千代田区四番町6 東急番町ビル |
設立 | 2015年4月 |
従業員 | 非公開 |
公式HP | https://www.opt.ne.jp/ |
株式会社オプトは、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告などを幅広く取り扱う広告代理店です。
FAT(公平性、説明責任、透明性)を大切にし、安心・安全な広告取引を行っています。
2021年には一般社団法人デジタル広告品質認証機構(JICDAQ)の「JICDAQ認証」を取得するなど、広告品質の向上には余念がありません。
株式会社セプテーニ
項目 | 内容 |
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所在地 | 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー28F |
設立 | 2006年10月 |
従業員 | 非公開 |
公式HP | https://www.septeni.co.jp/ |
株式会社セプテーニは、広告運用などを入口として企業のDX化を支援しています。
デジタルマーケティングやAIソリューション開発など、デジタル時代を率先した取り組みをしているのが特徴的です。
高い専門性を持つプロフェッショナル人材の育成に力を入れているため、担当者の安心感も非常に高いでしょう。
株式会社電通ダイレクト
項目 | 内容 |
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所在地 | 東京都港区東新橋1-8-1 電通本社ビル |
設立 | 2007年6月 |
従業員 | 179名(2023年1月1日現在) |
公式HP | https://www.ddir.co.jp/ |
株式会社電通ダイレクトは、大手広告代理店である電通のグループ会社で、電通グループが持つ広範なネットワークを活かせます。
あらゆるメディアに対応しているため、オンライン・オフラインを含めた広告運用が可能です。
個人のスキルに依拠せず、いつでも高品質の広告運用ができるために、設定の標準化や品質の担保にも取り組んでいます。
トランスコスモス株式会社
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 |
設立 | 1985年6月 |
従業員 | グループ:68,909名(国内:43,800名、海外:25,109名) 2022年9月末現在 |
公式HP | https://www.trans-cosmos.co.jp/ |
トランスコスモス株式会社は、広告運用を含めたデジタルマーケティングのみならず、ECサービスの提供やビジネスプロセスのアウトソーシングなど、企業のDX化を推進する取り組みを行っています。
広告運用に寄与するツール・システムを独自開発しており、高品質なデジタルマーケティングが可能です。
りそな銀行やJR九州での実績もあるため、信頼度も十分でしょう。
株式会社アドウェイズ
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | 東京都新宿区西新宿八丁目17番1号 住友不動産新宿グランドタワー38階 |
設立 | 2001年2月 |
従業員 | 1,032名(グループ全体/臨時雇用者含む) (2021年12月末日現在) |
公式HP | https://www.adways.net/ |
株式会社アドウェイズは、広告運用を軸として幅広い業務に対応する会社であり、世界各国に拠点を構えています。
人とテクノロジーの融合により、本質的な広告価値を生み出すことで、企業の成長につなげています。
GoogleやYahoo!、Twitter、Metaなどから表彰を受けるなど、広告運用の品質はかなり高いと言えるでしょう。
株式会社デジタルトレンズ
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | 東京都新宿区新宿5-16-15 花園MJビル5F |
設立 | 2012年9月 |
従業員 | 35名(2022年6月時点) |
公式HP | https://dgtrends.com/ |
株式会社デジタルトレンズは、Webマーケティング専門の会社で、広告運用からSEO対策、SNS運用代行、メディア運営まで幅広い業務が対応可能です。
ワンストップで請け負っているため、一貫した戦略を立てることが可能であり、効果の高い広告運用が期待できます。
まとめ
インターネット広告代理店に依頼することで、広告運用の効果を高め、かつ社内リソースの削減が可能です。
また、最新情報の共有もしてくれる場合があるため、自社で広告運用を内製化しようと考えている場合にも有益な情報が手に入ります。
多くのインターネット広告代理店がありますが、今回紹介した10社を中心に、自社に合う広告代理店を探してみてください。