「インスタグラム広告を運用したいけど、実際にどれくらい費用がかかるの?」
「インスタグラム広告の課金相場や費用相場について知りたい!」
上記のようなお悩みを抱えている方、少なくないと思います。実際、初めてインスタグラム広告を運用する場合だと、どれくらい費用がかかるか分からないのも無理はありません。
本記事では上記のようなお悩みを解決するべく、インスタグラム広告の費用や課金方式、費用相場について詳しく解説していきます。インスタグラム広告の費用を知りたい方、これからインスタグラム広告の運用を始めたい方はぜひ最後まで読んでみてください。
この記事の内容
費用を知る前に!インスタグラム広告とは?
インスタグラム広告の費用について見ていく前に、インスタグラム広告の基本事項について確認していきましょう。
インスタグラム広告(Instagram広告)とは、大手SNSのInstagramで配信できるSNS広告です。画像・動画を使って配信できるので、商品・サービスを視覚的に紹介することができます。
インスタグラム広告はスマホの画面上で大きく広告を表示できるので、ユーザーの視野に入りやすいです。画面一杯に広告を表示したい場合にも、インスタグラム広告はおすすめといえます。
Instagram広告の特徴
インスタグラム広告(Instagram広告)の特徴として、広告色を抑えやすい点が挙げられます。
Instagramでは、画像・動画を使った投稿がデフォルトになっています。このため、広告で画像・動画を使っても他の投稿に溶け込ませやすいです。広告色を抑えて配信を行いた際にも、インスタグラム広告は最適といえるでしょう。
Instagram広告の効果的な使い方
インスタグラム広告(Instagram広告)の効果的な使い方として、「20代~30代の女性ユーザーをターゲットにした商品・サービスの広告宣伝に活用する」方法が挙げられます。Instagramは、他のSNSと比べて20代~30代の女性ユーザーが多い傾向です。
このため、上記年齢層の女性ユーザーをターゲットにして広告配信を行えば、効率よく広告効果を得やすくなります。
もちろん、他のユーザーに対してもターゲティング機能を活用することで効率的に配信できますが、母数の多い20~30代女性を対象にした広告配信の方が広告効果は得やすいといえるでしょう。
インスタグラム広告の種類
インスタグラム広告の種類は、大きく分けて下記の4種類に分かれています。
- 画像広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- ストリーズ広告
画像広告
画像広告は、インスタグラム広告の中でベースとなるフォーマットです。高画質な画像を使用して広告配信を行えます。
インスタグラムの画像広告は縦長に表示されます。横長での表示もできなくはありませんが、画像全体のサイズが小さくなってしまうので注意してください。
動画広告
動画広告は、名称の通り動画を活用した広告フォーマットです。広告が表示されたタイミングで自動的に動画を再生される点が特徴です。
画像広告よりも視覚効果が高いので、ユーザーの興味・関心を引き付けやすい点も強みになります。
カルーセル広告
カルーセル広告とは、複数の画像を横スライドで表示できる広告フォーマットです。カタログのように画像を表示できる点、カルーセル広告の特徴になります。
複数の商品・サービスを一度に広告配信したい際に、カルーセル広告は最適です。
ストリーズ広告
ストーリーズ広告は、Instagramのストーリー上で配信できる広告フォーマットです。他のストーリー投稿の間に表示されます。
ストーリーズ広告は、フルスクリーンで画面一杯に表示される点が特徴です。他の投稿が目に入らない状態になるので、ユーザーの注意を引き付けやすくなります。
インスタグラム広告のターゲティング
インスタグラム広告には、広告配信先を絞れるターゲティング機能が搭載されています。ターゲティングを活用して配信先を絞れば、費用対効果の高い広告運用を実現しやすいです。
インスタグラム広告のターゲティング機能は、下記の4種類に分かれています。
- ユーザー属性ターゲティング
- インタレストターゲティング
- カスタムオーディエンス
- 類似オーディエンス
ユーザー属性ターゲティング
ユーザー属性ターゲティングとは、年齢・性別・属性・エリアなど各ユーザー情報を設定して配信先を絞れるターゲティング機能です。属性に関しては、下記の項目を設定することができます。
- 仕事
- 収入
- 学歴
- 政治
- 交際
- ライフイベント
- 子供の有無
ターゲット層のユーザーに合わせて項目を設定することで、より効率よくInstagram広告を配信することが可能です。
インタレストターゲティング
インタレストターゲティングとは、ユーザーの興味・関心や行動をもとにして配信先を絞れるターゲティング機能です。
興味・関心では、実際にユーザーが「いいね」を推した投稿をもとにして、広告内容に興味を持ってくれそうなユーザーを絞れます。設定可能な興味・関心のカテゴリーは下記の通りです。
- スポーツ・アウトドア
- ビジネス・業界
- テクノロジー
- 買い物・ファッション
- フィットネス・ウェルネス
- 食品・飲料品
- 趣味・アクティビティ
行動の項目では、ユーザーのネット上での行動データやスマートフォンの利用状況などをもとにして配信先を絞ることができます。設定可能な行動の項目は下記の通りです。
- 旅行
- 記念日
- モバイルデバイスデータ
- 海外在住
- 消費者の分類
興味・関心、行動の項目を設定することで、ターゲット層の特徴により近いユーザーにInstagram広告を配信することができます。
カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスとは、保有しているユーザー情報をもとにして配信先を絞れるターゲティング機能です。使用できるユーザー情報の例として、下記の情報が挙げられます。
- 電話番号
- メールアドレス。
- FacebookのユーザーID
- Appleの広告用ID
上記に挙げたユーザー情報を豊富に蓄積している場合は、カスタムオーディエンスを活用することでそのユーザーにダイレクトに広告配信することが可能です。
類似オーディエンス
類似オーディエンスは、カスタムオーディエンスで使用したユーザー情報(顧客情報)と類似したユーザーに対して広告配信できるターゲティング機能です。
既存顧客と似た特徴を持つユーザーであれば、自社商品・サービスに興味を持ってもらえる可能性が高いです。カスタムオーディエンスを使用する場合は、類似オーディエンスも合わせて活用するのがおすすめになります。
インスタグラム広告の費用相場
インスタグラム広告の費用相場は、月間で10万円~20万円ほどになるケースが多いです。ただし、こちらの金額はあくまでも相場になります。
実際は、広告主が自由に広告予算を設定可能です。月数万円ほどの広告予算でも、インスタグラム広告の運用は行えます。
ただし、設定した予算に応じて広告の表示頻度が変わってくるので注意してください。広告予算と広告表示の頻度のバランスを確認しながら、配信設定を調整していく必要があります。
1日単位で予算設定が可能
Instagram広告は、1日単位で広告予算を設定できます。1日あたりの上限予算を設定しておけば、広告費が予算に到達したタイミングで自動的に広告配信をストップさせることが可能です。
曜日ごとに広告予算を調整することもできるので、ターゲットユーザーの行動に合わせて広告予算を調整するのもおすすめになります。
インスタグラム広告の課金方式
インスタグラム広告の課金方式は、下記の4種類に分かれています。
- クリック課金方式(CPC)
- インプレッション課金方式(CPM)
- 動画視聴課金方式(CPV)
- アプリインストール課金方式(CPI)
クリック課金方式(CPC)
クリック課金方式(CPC)は、広告がクリックされたタイミングで広告費が発生する課金方式です。広告が表示されるのみでは広告費は発生しません。広告クリックに対して費用を使いたい場合に、最適な課金方式となります。
インプレッション課金方式(CPM)
インプレッション課金方式(CPM)は、広告が表示されたタイミングで広告費が発生する課金方式です。クリック課金方式とは逆に、広告がクリックされても広告費が生じることはありません。
広告クリック後に商品・サービス購入に繋げることよりも、広告表示による商品・サービスの知名度アップを目的とする場合は、インプレッション広告の方が費用を抑えやすいです。
動画視聴課金方式(CPV)
動画視聴課金方式(CPV)は、広告で設置した動画が再生されたタイミングで広告費が発生する課金方式になります。動画が再生されなければ、費用は発生しません。広告用動画の再生に対して費用を使いたい際に最適に、動画視聴課金方式は最適です。
アプリインストール課金方式(CPI)
アプリインストール課金方式(CPI)は、広告経由でアプリがインストールされた際に広告費が発生する課金方式になります。アプリインストールに対して広告費を使えるので、インストールされなかった場合に費用を無駄に使用することがありません。
アプリ配信を目的にインスタグラム広告を利用する際に、アプリインストール課金方式は最適といえるでしょう。
Instagram広告の予算の決め方
Instagram広告の予算を決める際は、下記の方法に基づいて予算を決めていくのがおすすめです。
- クリック単価の相場から逆算する
- 成果目標から逆算する
クリック単価の相場から逆算する
まずおすすめしたい方法が、クリック単価の相場から逆算する方法です。インスタグラム広告のクリック単価の費用相場は、1クリックあたり「40円~100円」ほどになります。
仮に想定の広告クリック数を1,000回として、トータルの広告費を逆算すると「40円~100円×1,000回=40,000円~100,000円」となります。
ただし、上記のクリック単価はあくまでも相場になりますので、実際の広告運用の成果獲得状況などを踏まえた上で予算を調整していくことも必要になります。
成果目標から逆算する
成果目標から逆算して広告予算を設定するのもおすすめです。たとえば、単価1,000円の商品を広告経由で100個売りたい場合、「1,000円×100個=100,000円」が予算設定の目安になります。
ただし、上記金額と同額の予算で広告運用すると利益が残らないため、実際は上記の金額よりも低い金額設定で予算を組むことになります。
広告の表示頻度やクリックの状況なども踏まえた上で、予算を柔軟に組み直すことも重要です。
インスタグラム広告の費用対効果を高めるポイント
インスタグラム広告の費用対効果を高めるために、下記のポイントを押さえて広告運用を行うようにしましょう。
- 運用目的に合わせた配信面・課金方式を選択する
- クリエイティブの品質を高める
- ターゲティングで配信先を絞る
- 効果測定を実施して改善を行う
運用目的に合わせた配信面・課金方式を選択する
まずは運用目的に合わせた配信面・課金方式を選択しましょう。たとえば、商品・
サービスの認知度アップを目的に広告運用するのであれば、インプレッション課金方式が最適です。
広告クリック後の商品・サービス購入に対して広告費を使いたい場合は、クリック課金方式がおすすめになります。
また複数の商品・サービスを1つの広告フォーマットで宣伝したい場合は、カルーセル広告の配信形式が最適です。
広告運用の目的によって配信面・課金方式を使い分ければ、広告運用の費用対効果を飛躍的に高められます。適当に配信面・課金方式を選ぶのは避けるようにしましょう。
クリエイティブの品質を高める
広告用画像・動画などクリエイティブの品質を高めることも、インスタグラム広告の費用対効果を高める上で重要です。
Instagaramは画像・動画の投稿がデフォルトになっています。一般投稿の中にも、クオリティの高い画像・動画は多数あります。クリエイティブの品質が高くないと、広告が他の投稿に埋もれてしまう可能性もあるので注意しましょう。
品質の高いクリエイティブを作成するためには、広告代理店に制作を依頼するのがおすすめです。広告代理店については、後ほど詳しく解説していきます。
ターゲティングで配信先を絞る
インスタグラム広告の費用対効果を高めるためには、ターゲティング機能で配信先を絞ることもポイントになってきます。
ターゲティング機能で配信先を絞ることで、自社商品・サービスのターゲットユーザーに的を絞って広告配信することが可能です。広告費を無駄に使ってしまうケースも少なくできる点も、ターゲティング機能を利用するメリットになります。
効果測定を実施して改善を行う
効果測定を実施して広告運用の改善を行うことも、費用対効果を高める上で重要です。広告のクリック率やコンバージョン率、流入先のランディングページからの離脱率などを分析して、広告運用の課題・問題点を抽出していきます。
インスタグラム広告の場合、広告用画像・動画の改善が運用成果の改善に繋がるケースが多いです。あらかじめ複数の広告クリエイティブを準備して、期間ごとに利用するクリエイティブを変えるのもおすすめになります。
インスタグラム広告の運用は広告代理店に依頼するのがおすすめ!
自社でインスタグラム広告の運用を行うのが難しい場合は、インスタグラム広告運用に対応した広告代理店に運用依頼するのがおすすめです。
広告代理店であれば、インスタグラム広告に精通した広告運用のプロが運用を担当してくれます。自前で広告運用するよりも、短期間で着実に広告運用の成果を得やすいです。
また広告代理店はインスタグラム広告で活用する広告用画像・動画の制作にも対応してくれます。自社商品・サービスやターゲット層に合わせた最適なクリエイティブを制作してもらうことが可能です。
まとめ
インスタグラム広告の費用は、広告主が設定した予算によって変わってきます。広告予算は自由に設定できるので、広告予算に余裕がない場合でも無理なく広告運用することが可能です。
ただし、設定した広告予算の金額によって広告が表示される頻度が変わってきます。費用対効果の高いインスタグラム広告運用を実現するためには、ポイントを押さえて広告運用を進める必要があります。
自社で広告運用を行うのが難しい場合は、インスタグラム広告に対応した広告代理店に依頼するのがおすすめです。広告代理店を活用して、費用対効果の高いインスタグラム広告運用を実現していきましょう。