【2024年最新】Instagram広告の種類一覧!特徴やメリットも合わせて解説

「Instagram広告ってどんな種類があるの?」
「自社でどの種類を使うべきか分からない」

といった悩みを抱えている人も多いでしょう。

本記事ではInstagram広告の種類一覧や広告の掲載場所、実際の成功事例などを解説していきます。

この記事を読めばInstagram広告にはどんな種類があって、どれを使うべきかが分かるようになるでしょう。

Instagram広告を始めようか迷っている人はぜひ最後までご覧ください。

Instagram広告の特徴

Instagram広告とはその名の通り、Instagram内にて利用できる広告です。

Instagramの国内アクティブユーザー数は2019年時点で3,300万人となっており、国内で4番目に位置しています。

2019年以降運営元のMeta社はユーザー数を公開していませんが、おそらく5,000万人を超えている可能性が高いです。

Instagramと聞くと若者が使っているのをイメージされる人もいるかもしれませんが、実際には30代以降の利用者も年々増加してきています。

総務省の調査によると10〜20代の利用率が70%を超えているだけではなく、30〜40代に関しても利用率は50%以上です。

若者だけではなく、30代以降のユーザーまで幅広くアプローチできるのがInstagram広告の強みだと言えるでしょう。

Instagram広告に関する基本的な内容は下記の記事をご覧ください。

Instagram広告とは?【初心者向け】概要やメリット・デメリットを解説! Instagram広告とは?【初心者向け】概要やメリット・デメリットを解説!

Instagram広告のメリット

Instagram広告のメリットは以下の3つです。

  1. ターゲティングの精度が高い
  2. 視覚的なアプローチができる
  3. 1日500円程度からでも利用できる

それぞれ解説していきます。

ターゲティングの精度が高い

Instagram広告は「ターゲティング精度が高いFacebook広告」と同じMeta社が運営しているため、同様にターゲティングの精度に強みを持っています。

そのため、ターゲティングを上手く利用することによって、自社の求めるユーザーに対してピンポイントで広告の表示が可能です。

例えば、以下のような項目でターゲティングが利用できます。

  • 年齢や性別
  • 居住地
  • 家族構成
  • 学歴
  • 職業

ただ、上記のターゲティング項目を最初から複数設定することはおすすめしません。

項目を設定しすぎると「アプローチできる人数」が減ってしまうため、顧客を取りこぼしてしまう可能性が高いからです。

まずは広い範囲で広告を配信して、広告効果が低い項目からターゲティングで絞っていく意識を持ちましょう。

視覚的なアプローチができる

そもそもInstagramは「テキストだけの投稿」はできないため、SNS内は画像や動画であふれています。

つまり、「画像や動画を用いた広告」を表示してもユーザーはストレスなく視聴してくれる可能性が高いのです。

画像や動画はテキストに比べて伝えられる情報量が多いため、ユーザーがストレスなく広告を閲覧してくれるのは大きなメリットだと言えます。

ただInstagramは他のSNSと比べておしゃれな雰囲気の画像や動画も多いため、広告の「見た目」にはこだわる必要があるでしょう。

1日500円程度からでも利用できる

Instagram広告の最低出稿金額は100円からなので、1日500円くらいからでも利用可能です。

他のWeb広告は最低金額が数十万円から数百万円に設定されている場合もあるため、Instagram広告は比較的誰でも手を出しやすい広告だと言えます。

ただ、予算が少なすぎると広告が表示される回数が少なくなってしまう可能性が高いです。

予算が限られている場合には月に3〜5万円程度で運用するのをおすすめします。

Instagram広告の配信面一覧

Instagram広告が掲載される場所は以下の4つです。

  1. フィード
  2. ストーリーズ
  3. 発見タブ
  4. リール

それぞれ解説していきます。

フィード

フィードとは、Instagramアプリを開いて最初に出てくるアプリ下部の一番左にある「ホームアイコン」の部分です。

基本的にはユーザーが「フォローしている人」の投稿が並べられている部分なので、Instagram内でも日常的に利用されている場所の1つだと言えます。

フィードで利用できる広告の種類は以下の通りです。

  • 画像広告
  • 動画広告
  • カルーセル広告
  • コレクション広告

広告の種類に関しては後ほど詳しく解説します。

ストーリーズ

ストーリーズとは、フィードと同じ「ホームアイコン」部分の最上部をタップすると表示される「フルスクリーン」の投稿です。

スマホの画面いっぱいに広告が表示されるため、上手く利用すればインパクトを残しやすい広告だと言えるしょう。

フィードと同様にフォローした人が更新したストーリーズが表示される仕組みで、広告はそのストーリーズの間に挟まれています。

通常のストーリーズは「24時間で消える」という機能がありますが、広告に関してはこの機能は関係ありません。

ストーリーズで利用できる広告の種類は以下の通りです。

  • 画像広告
  • 動画広告
  • カルーセル広告
  • コレクション広告

発見タブ

発見タブは、アプリ下部の「虫眼鏡アイコン」に位置する部分です。

フィードやストーリーズとは異なり、「フォローしているユーザー」の投稿が表示されるのではありません。

ユーザーがこれまでに閲覧したコンテンツなどをもとに、「InstagramのAIがおすすめする投稿」が表示されています。

広告の話ではありませんが「Instagram運用は発見タブに乗るようになればバズる」と言われているほど、発見タブは多くの人に見られている部分の1つです。

※この部分は変更予定※広告は発見タブにそのまま乗るのではありません。発見タブに乗っている投稿をクリックし、下にスクロールしていくと広告が表示されます。※この部分は変更予定※

発見タブで利用できる広告の種類は以下の通りです。

  • 画像広告
  • 動画広告

リール

リールは、アプリ下部の右から2番目に位置する「ショート動画」が投稿されている部分です。

2020年8月にリリースされたため、Instagramにおいて比較的新しい機能だと言えます。

他の掲載場所とは異なりリールは動画のみのため、広告として利用する際も動画を用意する必要があります。

なお、同じ画像を表示し続けることによってリール内で「擬似的に画像広告を利用する」といった手法も取ることも可能です。

Instagram広告の種類一覧

Instagram広告の種類は以下の4つです。

  1. 画像広告
  2. 動画広告
  3. カルーセル広告
  4. コレクション広告

それぞれ解説していきます。

画像広告

画像広告は「画像とテキスト」が利構成される広告です。フィードやストーリーズ、発見タブで利用できます。

画像広告は他の広告で利用する場面も多いので、そのまま横展開できる場合もあるでしょう。

リスティング広告など「テキストのみ」の広告よりは作成の手間はかかりますが、動画広告と比べると比較的簡単に広告の作成が可能です。

「どの広告を利用しようか迷っている」という人は、まず画像広告を視野に入れてみてください。

動画広告

動画広告は「動画とテキスト」で構成される広告です。フィード・ストーリーズ・発見タブ・リール全ての配信面にて利用できます。

商品やサービスのうち、動きを見せた方が魅力を伝えられる場合には動画広告が適していると言えるでしょう。

動画広告は制作する人によってクオリティに差が出やすいため、動画編集などに慣れていないと効果を感じにくいかもしれません。

さらに画像やテキストの広告と比べ作成に時間がかかるため、なかなか手を付けにくいと思います。

ただ、どの企業も動画広告には消極的になっている傾向があるため、画像広告と比べると競合は圧倒的に少ないです。

手間や時間はかかりますが、余裕があればぜひチャレンジしてみてください。

カルーセル広告

カルーセル広告は「複数の画像や動画とテキスト」で構成された広告です。

同時に利用できる画像や動画の数は「2〜10」となっており、この範囲内で自由に選択できます。

ただ、画像と動画を同時に複数枚表示することはできません。画像であれば画像、動画であれば動画を2〜10個同時に表示できるということです。

また、カルーセル広告は画像(動画)1枚につき1つのリンクを設定できます。例えば以下のように利用できるでしょう。

  • 広告1枚目→サイト内のページAのURL
  • 広告2枚目→サイト内のページBのURL

複数のサービスや商品を同時に紹介したい場合には、カルーセル広告の利用も検討してみてください。

コレクション広告

コレクション広告とは「メインの大きい1枚の画像(動画)とサブの2〜3枚の小さい画像」で構成された広告です。

カルーセル広告とは違い、スワイプすることなく同時に複数の画像(動画)を表示できます。

ユーザーがコレクション広告をタップすると商品一覧が掲載されたページに移動し、そこをタップすると自社のECサイトなどへ誘導可能です。

アパレルを含むECサイト運営をしている場合には、特におすすめの広告となります。

Instagram広告の成功事例

ここまでの内容で、Instagram広告の種類や広告の掲載場所については理解していただけたかと思います。

「じゃあ実際にInstagram広告で成功した例はどんなものがあるの?」と考える人もいらっしゃるでしょう。

今回は以下の3つの成功事例を解説していきます。

  1. CipiCipi
  2. 株式会社ツヴァイ
  3. 株式会社ワンダーマーク

CipiCipi

CipiCipiは、若者を中心に人気のYouTuberである「ふくれな」さんが2020年に創設した化粧品ブランドです。

Instagram広告を利用したことによって、最終的にWebサイトへのアクセス数を73%上昇させました。

CipiCipiが成功した要因として挙げられるのは以下の2つです。

  1. 自動応答機能を構築したこと
  2. 幅広い年齢層に向けて広告を表示したこと

広告にコメントをした人に対して簡単なアンケートのようなものを取り、最終的にWebサイトへのアクセスに誘導することによってアクセス数の増加を誘導しました。

この手法を利用できる場面は限られていると思いますが、2つ目の「幅広い年齢層に向けて広告を表示したこと」は参考になる部分も多いです。

CipiCipiは18〜34歳の女性に幅広く広告を配信することによって、獲得できるユーザーを最大化させることに成功しています。

どのような業界においても、まずは思っているよりも広い範囲の年齢で広告を配信することがおすすめです。

広告配信後に効果が悪い年齢を絞ることも可能なので、最初から配信範囲を狭くしすぎないようにしましょう。

株式会社ツヴァイ

株式会社ツヴァイは、結婚相手紹介サービス「ツヴァイ」を運営している企業です。

Instagram広告を利用することによって、資料請求サイトへのトラフィックを増加させることに成功しています。

株式会社ツヴァイが成功した要因は以下の2つです。

  1. ストーリーズとカルーセルを上手く活用したこと
  2. 通常のコンテンツに馴染むように広告を作成したこと

Instagram広告において「どの配信面で広告を利用するのか」に加え、「どの種類を選択するのか」も非常に重要です。

株式会社ツヴァイではストーリーズでの画像や動画を用いた広告に加えて、カルーセル広告も利用しました。

また通常の投稿に馴染むような文字やステッカーなどを使うことによって、良い意味で広告らしさを感じさせないような工夫をしています。

Instagram広告に限った話ではありませんが、通常の投稿に自然な形で溶け込むように広告を作成することは非常に重要です。

株式会社ワンダーマーク

株式会社ワンダーマークは、雑貨や文具などを販売している企業です。

Instagram広告を利用することによって、ブランド認知拡大とオンラインでの売上アップに成功しています。

株式会社ワンダーマークが成功した要因は以下の2つです。

  1. 類似オーディエンスを利用したこと
  2. 広告とショップ機能を組み合わせたこと

株式会社ワンダーマークでは、これまでに購入経験があるユーザーに似ている「類似オーディエンス」に対して広告を表示することによって、費用対効果の高い広告運用に成功しています。

また、広告とInstagramの「ショップ機能」を上手く組み合わせることによってスムーズにECサイトへの集客を可能にしました。

これまで自社商品の購入経験があるユーザーのデータが蓄積されているのであれば、「類似オーディエンス」を上手く活用することによって、無駄な費用をかけずに集客ができるかもしれません。

ぜひ利用を検討してみてください。

Instagram広告の費用相場

「Instagram広告のメリット」の部分でも軽く触れましたが、Instagram広告の最低出稿金額は100円です。

つまり規則的には1日100円程度からでもInstagram広告は始められます。ただ、100円から始められるとは言ったものの現実的には1日100円では広告を利用する価値はありません。

最低でも月に3〜5万円程度で広告を運用した方が良いでしょう。中小企業であれば月に30〜50万円から利用している人が多い印象です。

Instagram広告の費用の決まり方や相場など詳しい内容は下記の記事をご覧ください。

インスタグラム広告の費用はどれくらい?広告の種類別費用相場などを分かりやすく解説!

Instagram広告を成功させるポイント

Instagram広告を成功させるポイントは以下の3つです。

  1. 画質にこだわる
  2. 動画は短くまとめる
  3. 文字の位置に気をつける

それぞれ解説します。

画質にこだわる

Instagram広告では、画像・動画に関わらず「画質」にこだわって広告クリエイティブを作成しましょう。

というのもInstagramは他のSNSと比べ「投稿の見た目」が重要視されているため、画質に問題があると悪い意味で目立ってしまいます。

つまり、仮にディスプレイ広告など他の広告で効果が出た画像や動画だったとしても、Instagram広告としては通用しない可能性もあるわけです。

画質を含めて広告の「見た目」に関しては特に注意して作るようにしましょう。競合がInstagram広告を利用している場合には、ぜひチェックしてみることをおすすめします。

動画は短くまとめる

動画広告を利用する場合には、15秒以内で短くまとめるようにしましょう。

動画広告の制作者側の熱意に反して、ユーザーはそこまで本気で広告を見ていません。

動画の尺を長くしすぎたとしても最後まで見られる可能性は低いため、短い時間の中で少しでも興味を持ってもらうことが重要です。

動画は15秒以内に短くまとめ、その中でも「最初の3秒」は特に力を入れて作るようにしましょう。

文字の位置に気をつける

リールにて広告を作成する場合は、「表示領域」に注意するようにしましょう。

実際にリールを見てもらうと分かりやすいと思いますが、画面下部から右下にかけては説明文やボタンが配置されています。

そのため、説明文やボタンが配置されている部分には、伝えたいコピーや画像などが被らないようにすべきです。

広告を作成する際には、見せたい部分がユーザーの目に留まりやすいような工夫をしましょう。

まとめ:目的に応じたInstagram広告の種類を利用しよう!

Instagram広告で利用できる種類は、「画像広告」「動画広告」「カルーセル広告」「コレクション広告」の4つです。

目的によって最適な種類は違うので一概にどれが優れているとは言えませんが、迷う場合は画像広告から始めるのをおすすめします。

慣れてきたら動画広告を含め他の種類も試してみて、最適な広告の種類を見つけてくださいね。