「インフィード広告の運用を始めたいけど、実際にどれくらい単価がかかるか分からない…」
「インフィード広告の特徴や活用するメリットを知りたい!」
上記のようなお悩みを抱えている方、少なくないと思います。実際、インフィード広告の運用経験がない場合だと、どれくらい費用がかかるか把握できない部分も出てくるでしょう。
そこで本記事では上記に挙げたお悩みを解決するべく、インフィード広告の単価や特徴、活用するメリットについて解説していきます。
インフィード広告の単価について知りたい方、これからインフィード広告の運用をスタートしたい方がぜひ最後までご覧になってください。
この記事の内容
単価を知る前に!インフィード広告とは
インフィード広告の単価について見ていく前に、まずはインフィード広告の基本事項について確認していきましょう。
インフィード広告とは、SNSやアプリのフィード画面(タイムライン画面)に表示されるWeb広告になります。フィード画面で投稿される広告と同じフォーマットで配信できる点、インフィード広告の特徴です。
画像・動画を使って広告配信を行えるため、テキストのみの広告と比べて視覚効果が高い点も強みになります。
インフィード広告の効果的な使い方
インフィード広告の効果的な使い方として、高単価の商品・サービスのプロモーションが挙げられます。
高単価商品・サービスは、ユーザーが購入を決めるまでの検討機関が長いです。このため、一度の広告表示ではコンバージョン獲得に至らないケースも多く見られます。
インフィード広告によって同じ広告を特定のSNSのフィード画面で繰り返し配信すれば、ユーザーが同じ広告を見る機会も増えてきます。同様の商品・サービスの購入検討する回数が増えるため、結果的に検討時間を十分確保できる形です。
インフィード広告の種類
インフィード広告の代表的な種類として、下記の5つが挙げられます。
- Yahoo!広告
- Facebook広告
- LINE広告
- TikTok広告
Yahoo!広告
Yahoo!広告では、YDN(Yahoo! ディスプレイアドネットワーク)と呼ばれるインフィード広告を提供しています。Yahoo!関連のサービスにおいて、画像・動画付きのインフィード広告を配信することが可能です。
またYDNと提携しているサイト・メディアでも広告配信を行えます。1つの広告媒体で複数のサイト・メディアで広告配信できる点、YDNの強みといって良いでしょう。
Facebook広告
Facebook広告では、Facebookのタイムライン上にインフィード広告が配信されます。他の通常投稿と同様の形式でインフィード広告を配信できるので、広告をフィード画面上に上手く馴染ませることが可能です。
Facebookは40代以上の男性ユーザーが多い傾向にあります。ビジネスや金融、投資関連の商材・サービスを広告配信したい際に、Facebook広告は最適といえるでしょう。
LINE広告
メッセージアプリとして多くの人に使われているLINEでも、インフィード広告を配信可能です。LINEのタイムライン画面において、他の投稿と同じ形式でインフィード広告を配信できます。
タイムラインには企業やメディアなどの投稿も多く表示されるので、インフィード広告も自然に溶け込ませやすいです。
TikTok広告
10代~20代の若い世代のユーザーが多いTikTokにおいても、インフィード広告を配信できます。
TikTokのインフィード広告は、他の投稿動画の間で表示される形式になります。画面一杯に広告が表示されるので、ユーザーの注意を広告内容に引き付けやすいです。
TikTokは一般投稿でも動画コンテンツが多いため、動画を使って広告配信を行いたい場合に最適といえるでしょう。
インフィード広告を利用するメリット・デメリット
インフィード広告を効果的に活用するためには、インフィード広告のメリット・デメリットについて詳細を把握しておくことが重要です。
実際にインフィード広告にどのようなメリット・デメリットがあるのか確認していきましょう。
インフィード広告のメリット
インフィード広告のメリットとして、広告色を抑えやすい点が挙げられます。インフィード広告は通常投稿やコンテンツと同じ形式で配信することが可能です。
このため、広告を他の投稿・コンテンツに溶け込ませやすくなります。広告色が抑えることで、商品・サービスのブランド低下を防げる点もメリットです。
インフィード広告のデメリット
インフィード広告のデメリットとして、ターゲット層以外のユーザー流入が増える可能性がある点が挙げられます。インフィード広告は前述した通り、広告色が薄い点が強みです。
ただ、広告色が薄い分、多くのユーザーが広告をクリックしてしまい、結果的にターゲット層以外のユーザー流入を招いてしまう可能性があります。
ターゲット層以外のユーザーは、商品・サービスの購入に至らないケースが多いです。広告クリックによって広告費を無駄にしてしまうリスクも高くなってしまいます。
インフィード広告の単価
インフィード広告の単価は、掲載する広告媒体や課金方式によって差が出てきますが、大まかに下記の金額が相場になってきます。
広告媒体の種類 | 費用相場 |
---|---|
Yahoo!広告 | 1クリックあたり40円~150円
1,000 impあたり200円~800円 |
Facebook広告 | 1,000 impあたり200円~800円
1エンゲージメントあたり80円~300円 |
LINE広告 | 1クリックあたり25円~70円
1,000 impあたり400円~650円 |
TikTok広告 | 1クリックあたり20円~150円
1,000 impあたり100円~600円 |
ただし上記の金額はあくまでも相場で、実際は予算設定や広告運用の設定目標などによって異なってきます。広告運用の獲得成果を確認しながら、予算・設定目標などを調整していくことも必要です。
クリエイティブの制作費用もかかる
インフィード広告では、広告用画像・動画などクリエイティブ制作費用もかかってきます。
またクリエイティブ制作は労力・時間がかかる作業でもありますので、自社のリソースが足りない場合だと自前で制作するのが難しいケースも生じてくるでしょう。
自社商品・サービスに最適な広告クリエイティブを制作したい場合は、広告代理店に制作を依頼するのがおすすめです。広告代理店については、後ほど詳しく解説していきます。
インフィード広告の課金方式
次にインフィード広告の課金方式について確認していきましょう。
インフィード広告の課金方式は、大きく分けて下記の4種類です。
- クリック課金型(CPC)
- インプレッション課金型(CPM)
- エンゲージメント課金型(CPM)
- 期間保証型(CPD)
クリック課金型(CPC)
クリック課金型(CPC)は、広告がクリックされた際に広告費が発生する課金方式です。広告が表示されたのみでは広告費は発生しません。このため、広告クリック後のコンバージョン獲得に対して効率よく広告費を使えます。
インプレッション課金型(CPM)
インプレッション課金型(CPM)は、広告が表示された際に広告費が発生する課金方式です。クリック課金型とは反対に、広告がクリックされても広告費は発生しません。
コンバージョン獲得よりも、商品・サービスの知名度アップやブランディングを目的に広告運用したい際に最適な課金方式となります。
エンゲージメント課金型(CPE)
エンゲージメント課金型(CPE)とは、広告に対して「いいね」や「リプライ」が付くなど、ユーザーから何らかのアクションを受けた際に費用が発生する課金方式です。
「いいね」や「リプライ」が付くと、広告がユーザー間で拡散されやすくなります。インフィード広告の拡散に対して費用を使いたい際に、エンゲージメント課金型はおすすめです。
期間保証課金型(CPD)
期間保証課金型(CPD)とは、一定期間の間に広告が表示されることを条件にして費用が発生する課金方式です。最初に広告費をまとめて支払う必要がありますが、広告表示の期間を確保できる点、期間保証課金型のメリットになります。
ただし、獲得成果次第では他の課金方式よりも費用対効果が悪くなる可能性もあるので注意してください。
インフィード広告の単価を抑えるポイント
インフィード広告の単価を抑えるためには、下記のポイントを押さえることが重要になります。
- 最初から広告費をかけすぎない
- ターゲティングで配信先を絞る
- 運用目的に合わせた課金方式を選択する
- フリークエンシーをコントロールする
最初から広告費をかけすぎない
まず押さえて欲しいポイントが、最初から広告費をかけすぎないことです。インフィード広告の運用に慣れていない状態で広告費をかけすぎてしまうと、余計な費用を使ってしまう可能性が高いです。
最初は少額の予算設定を行って、運用に慣れてきたら徐々に広告費を増やしていきましょう。
ターゲティングで配信先を絞る
ターゲティングで配信先を絞ることも、インフィード広告の単価を抑える上で重要です。ターゲティングで配信先を絞れば、自社のターゲット層に対して効率よく広告を配信できます。
ターゲット層以外のユーザーに広告配信されるのを防げる点も、ターゲティングを活用するメリットです。
運用目的に合わせた課金方式を選択する
インフィード広告の単価を抑えるためには、運用目的に合わせた課金方式を選択しましょう。
たとえば、広告クリック後の商品購入を目的にインフィード広告を運用したい場合は、クリック課金型を活用することで広告費を抑えやすくなります。商品・サービスの認知度アップを目的に運用したい場合は、インプレッション課金型が最適です。
フリークエンシーをコントロールする
フリークエンシーをコントロールすることも、インフィード広告の単価を抑えるポイントになります。
フリークエンシーとは、ユーザー1人に対する広告の表示回数です。フリークエンシーの回数が多くなりすぎると、ユーザーによっては広告内容に対して嫌悪感を抱いてしまう可能性があります。
商品・サービスに対するネガティブな印象を防ぐためにも、フリークエンシーをコントロールしてインフィード広告を運用することが重要です。
インフィード広告の運用とクリエイティブ制作は広告代理店に任せよう!
インフィード広告の運用やクリエイティブ制作を自社で行うのが難しい場合は、広告代理店に依頼するのがおすすめです。
広告代理店に依頼すれば、インフィード広告に精通したプロが広告運用・クリエイティブ制作を行ってくれます。自社でインフィード広告を運用するよりも、短期間で着実に運用成果を獲得できる可能性も高いです。
インフィード広告を扱う広告代理店は都心部を中心に数多くあります。最初から特定の広告代理店への依頼を決めずに、複数の代理店を比較した上で最終的な依頼先を決めるようにしましょう。
まとめ
インフィード広告の単価は、広告主が設定する予算によって異なってきます。広告予算は基本的に広告主が自由に設定することが可能です。広告予算を自由に設定できる分、広告予算に余裕がない場合でも無理なく運用しやすいです。
ただし、設定した広告予算によって広告表示の頻度が変わってきます。予算設定を低くしすぎると、十分な広告表示回数を確保できないケースも出てくるでしょう。
広告予算と広告表示を最適化するためにも、インフィード広告の運用は広告代理店に依頼するのがおすすめです。広告代理店にインフィード広告の運用を依頼すれば、最適な予算設定で広告運用を行ってもらえます。
広告代理店を活用して、費用対効果の高いインフィード広告運用を実現していきましょう。