「Criteoの運用を始めたいけど、どれくらい初期費用がかかるか分からない…」
上記のようなお悩みを抱えている方、多くいらっしゃると思います。実際、Criteoはリスティング広告やSNS広告など主要な広告媒体と比べて情報が少ない点もあり、費用感について把握しづらい部分もあります。
そこで本記事では上記のようなお悩みを解決するべく、Criteoの初期費用や基礎知識、運用のポイントについて詳しく解説していきます。Criteoの初期費用について知りたい方、これからCriteoの運用を始めたい方は、ぜひ最後までご覧になってください。
この記事の内容
Criteoとは
(引用元:Criteo公式HP)
Criteoとは、ディスプレイ広告形式の動的リターゲティング広告です。cookieからユーザーの閲覧履歴を抽出して、ユーザーの興味・関心に合わせた広告を自答的に表示してくれる機能を搭載しています。
詳細な広告配信設定が必要ないため、Web広告運用の初心者の方でも無理なく活用しやすいです。
Criteo広告のリンクは、商品・サービスの詳細ページに直結できるため、広告クリック後の商品・サービス購入にも繋げやすいです。
Criteoのしくみ
Criteoの配信のしくみは、大きく分けて下記の2つのパターンに分かれています。
- ユーザーが自社サイトに来訪済みの場合
- ユーザーが自社サイトに未訪問の場合
<ユーザーが自社サイトに来訪済みの場合>
ユーザーが自社サイトに来訪済みの場合は、ユーザーがサイトで閲覧した商品・サービスの情報を取得した上で、バナーやディスプレイに表示する商品・サービスが決定されます。
閲覧した商品・サービスと関連した広告内容を自動的に表示できるので、ユーザーの購買意欲を自然と高めやすいです。
<ユーザーが自社サイトに未訪問の場合>
ユーザーが自社サイトに未訪問の場合は、自社サイト上での過去の閲覧・購入データと、訪問ユーザーの興味・関心を踏まえた上で最適な商品・サービスを抽出してバナー・ディスプレイに表示します。
ユーザーが過去に閲覧したサイト、購入した商品・サービスなどのデータをもとにしてユーザーの興味・関心のカテゴリを特定してくれる点も、Criteoの強みといえるでしょう。
Criteoの特徴
次にCriteoの特徴について確認していきましょう。
Criteoの特徴として、下記の3点が挙げられます。
- AIが自動的にバナー・リンク先ページを抽出
- リターゲティングによる配信先の最適化
- 国内主要メディアへの自動出稿にも対応
①AIが自動的にバナー・リンク先ページを抽出
Criteoでは、搭載されたAIが自動的にバナー・リンク先ページを抽出してくれます。広告主側で細かい設定を行う必要がないため、手軽に広告配信を行うことが可能です。
表示するバナー画像に関してもユーザーごとにAIが自動的に決定してくれるので、常に同じ広告画像が表示される状態を防ぐこともできます。
②リターゲティングによる配信先の最適化
リターゲティングによって広告配信先を最適化できる点も、Criteoの特徴です。Criteoではユーザーのcookieをもとにして過去に閲覧したサイトのデータを抽出してくれます。
実際に閲覧した商品・サービスの内容に合わせて配信広告が決まるため、商品・サービスの購入広告に繋げやすいです。
③国内主要メディアへの自動出稿にも対応
Criteoでは国内主要メディア・サイトへの自動出稿にも対応しています。下記、Criteoで広告配信できるメディア・サイトの一例です。
- Yahoo! JAPAN
- Livedoor NEWS
- 食べログ
特定の広告配信先に依存せず様々なメディア・サイトで広告配信できる点、Criteoの強みです。
自社商品・サービスの配信で最適なメディア・サイトを自動で選んでくれるので、手動で配信先を選ぶよりも効率的に配信先を抽出できます。
Criteoの初期費用
Criteoで広告配信を行う場合、Criteoと直接契約を結ぶ必要があります。契約の際に、初期費用の支払いが必要です。Criteoの初期費用は「500,000円(税抜き)」となります。
ただこの初期費用は月額費や年間費というわけではなく、Criteoで広告を出稿するためのデポジットとなります。一度支払えば、その後に月額費用としてCriteoに料金を支払う必要はありません。
利用時にまとまった初期費用が必要になるので、Criteoで広告配信したい際は事前に費用を準備しておきましょう。
Criteoの費用の決まり方
Criteoでは、クリック課金方式によって広告費が決まります。クリック課金方式とは、広告がクリックされた際に広告費が発生する課金方式です。広告が表示されたのみでは広告費は発生しません。
Criteoにおける広告のクリック単価は、1クリックあたり20円~30円ほどが相場になります。
ただしクリック単価は様々な要因によって変化してきますので、一律で同じクリック単価になる訳ではありません。クリック単価の相場を確認しながら、広告運用を進めていくことが重要です。
Criteoを利用する条件
Criteoで広告出稿する際は、Criteoが設定した条件を満たさねばなりません。
Criteoを利用する条件は下記の4つです。
- サイト訪問者数が月間4万UU以上(もしくは1日あたり1500UU以上)
- 予算設定50万円以上
- 商品データリストの準備
- Criteoのタグ設置
サイト訪問者数が月間4万UU以上(もしくは1日あたり1500UU以上)
Criteoで広告出稿するためには、自社サイトの訪問者数が月間4万UU以上、もしくは1日あたり1500UU以上必要となります。
月間4万UU以上となると、少なくとも半年~1年ほどの時間をかけてサイト運営をしておく必要があります。
サイトを公開したばかりの段階では、Criteoの利用は難しいと考えた方が良いでしょう。Criteoを利用したい場合、まずはサイトを中長期的に運営してアクセスを集めていきましょう。
予算設定50万円以上
Criteoで広告出稿する場合、予算設定は最低50万円以上で行う必要があります。この50万円は初期費用の50万円とは別の費用です。
50万円という金額は、スタートアップ企業の場合だと負担に感じるかもしれません。ゆとりをもってCriteoを利用できるよう、計画的に広告費を準備しておきましょう。
商品データリストの準備
Criteoでの広告配信では、商品データリストの準備も必要です。商品IDや価格、在庫数、商品画像などをリスト化して、Criteoの配信管理画面でアップロードする形になります。
広告配信したい商品・サービスの種類が多い場合は、まとめるデータ数も多くなるので、こちらも余裕を持って準備を進めておきましょう。
Criteoのタグ設置
Criteoでは、ユーザーのクッキー情報をもとにして過去の訪問履歴や閲覧データを抽出していきます。このため、自社サイトにCriteoのタグを設置して、ユーザーの訪問・閲覧データを集めることが必要です。
タグの設定方法が分からない場合は、広告代理店に配信設定を依頼するのがおすすめです。広告代理店に関しては、次の見出しにて詳しく解説していきます。
Criteoの設定が難しい場合は広告代理店への依頼がおすすめ!
Criteoの配信設定を自前で行うのが難しい場合は、広告代理店へ依頼するのがおすすめになります。広告代理店に依頼することで、Criteoに精通したプロの担当者が、広告の配信設定・運用を行ってくれます。
自前で運用するよりも短期間で広告運用の成果を出してくれる可能性が高いので、成果獲得にこだわって広告運用したい場合にも、広告代理店への運用依頼は最適です。
Criteoの運用を広告代理店に依頼するメリット
Criteoの運用を広告代理店に依頼するメリットとして、下記の3点が挙げられます。
- 面倒な出稿作業から運用まですべて任せられる
- 本業と両立しながらCriteoを運用できる
- 他の広告媒体の運用も提案してもらえる
面倒な出稿作業から運用まですべて任せられる
広告代理店にCriteoの運用を依頼することで、面倒な出稿作業から広告運用まですべて任せることが可能です。自身で出稿作業・広告運用を一切行う必要がないので、Criteoの運用経験がない場合でも安心して任せることができます。
広告運用の負担を最小限に抑えて運用を進めたい場合にも、広告代理店への依頼は最適といえるでしょう。
本業と両立しながらCriteoを運用できる
広告代理店にCriteoの運用を依頼すれば、本業と両立しながらCriteo運用を進めることが可能です。
自社でCriteo運用を行う場合、どうしても広告運用にリソースを割かねばなりません。中小企業やスタートアップ企業の場合だと、Criteo運用にリソースを割く余裕がないケースも多いでしょう。
広告代理店を活用することで、本業のリソースを割くことなくCriteo運用を行えます。これまで人手不足でCriteo運用を諦めていた場合でも、広告代理店に依頼すれば運用を実現可能です。
他の広告媒体の運用も提案してもらえる
広告代理店の多くは、Criteo以外の広告プラットフォーム・広告媒体の運用にも対応しています。自社商品・サービスに合った広告プラットフォーム・広告媒体を提案してもらえるので、広告運用の費用対効果を無理なく高めることが可能です。
複数のプラットフォーム・広告媒体で運用したい場合にも、代理店への依頼は最適といえます。
まとめ
Criteoでは、リターゲティング機能を活用して過去に自社サイトに訪問したユーザーに効率よく広告を配信できます。
また自社サイトに未訪問のユーザーの場合でも、閲覧履歴・購入履歴などのデータをもとにして、最適な商品・サービスの広告を表示できます。
Criteoの初期費用は500,000円(税抜き)です。広告費はクリック単価方式によって決定されます。広告予算の最低金額も500,000円ですので、Criteoを利用する際はあらかじめ100万円ほどの金額が必要になると考えてください。
Criteoの運用を自前で行うのが難しい場合は、広告代理店を利用して運用を進めるのがおすすめです。広告代理店に依頼すれば、Criteoに精通したプロが運用を行ってくれます。
出稿設定から運用まですべて一括して任せられるので、初めてCriteo運用を行う場合でも安心です。
広告代理店を活用して、Criteo運用を効率よく進めていきましょう。