「グーグル広告の運用をしたいけど、どれくらい費用がかかるか分からない…」
「グーグル広告の費用を事前に把握したい!」
上記のようなお悩みを抱えている方、少なくないと思います。実際、初めてグーグル広告を運用するとなると、どれくらい費用がかかるか心配になってしまうのも無理はありません。
そこで本記事ではグーグル広告の費用について、費用相場や課金方式など詳しく解説していきます。
グーグル広告の費用を知りたい方、これからグーグル広告の運用を行いたい方はぜひ最後までご覧になってください。
この記事の内容
グーグル広告(Google広告)の概要について確認!
グーグル広告の費用について見ていく前に、まずはグーグル広告の概要について確認していきましょう。
グーグル広告(Google広告)とは、検索エンジン最大手のGoogleによって提供されているWeb広告サービスです。グーグル広告の種類は、大きく分けて下記の7種類に分かれています。
- Googleリスティング広告
- Googleディスプレイ広告(GDN)
- YouTube動画広告
- ショッピング広告
- ファインド広告
- アプリ広告
- ローカル検索広告
それぞれ概要を見ていきましょう。
Googleリスティング広告
Googleリスティング広告とは、Googleの検索結果の上部に表示されるテキスト広告です。たとえば「東京 プログラミングスクール」と検索すると、東京のプログラミングスクールのリスティング広告が表示されます。
リスティング広告では、検索されたキーワードに連動して広告を掲載することができます。広告掲載するキーワードは、広告主が自由に選ぶことができます。
Googleを使って検索するユーザーは、何かしら検索意図(ニーズ)を抱えている可能性が高いです。ユーザーのニーズに対して直接訴求できる点がリスティング広告の強みであるといって良いでしょう。
Googleディスプレイ広告(GDN)
Googleディスプレイ広告(GDN)とは、Google広告と提携しているサイト・メディアやGoogleアドセンスが設置されている個人サイト・ブログで掲載できるディスプレイ広告です。
GDNの掲載では、画像・動画を活用することが可能です。
画像・動画を使って広告掲載できる分、視覚的に商品・サービス内容をアピールすることができます。
YouTube動画広告
YouTube動画広告とは、動画配信サイトのYouTube上で配信できる動画広告です。YouTubeにアップロードされている動画の再生前後・再生中に動画広告を配信できる点が特徴になります。
動画広告は画像広告よりも短時間でより多くの情報を伝えることが可能です。またユーザーの興味・関心を高めやすい点もYouTube動画広告のメリットになります。
ショッピング広告
ショッピング広告とは、Googleの検索結果の上部に商品画像や価格を表示できる画像広告です。
商品を探しているユーザーに対して直接広告を表示できるため、リスティング広告やディスプレイ広告よりもコンバージョンを獲得しやすい点が強みです。
ファインド広告
ファインド広告とは、画像+テキストで構成されたディスプレイ広告の一種です。YouTubeのホームフィード画面や、Discover、GmailなどGoogleが提供するサービスで広告を配信することができます。
表示される広告内容は、ユーザーの検索履歴や行動履歴、サイトの閲覧履歴によって決定される形です。
ユーザーが興味・関心を抱く可能性が高いジャンルを抽出して広告表示できる点は、ファインド広告の強みになります。
アプリ広告
アプリ広告とは、Googleの検索結果やGoogle Play、YouTube、Discoverなど、Googleの主要サービスでアプリを宣伝できる広告です。
アプリ広告がクリックされると、そのままアプリのダウンロード画面を表示できる点が特徴です。
また、アプリをダウンロードしてくれる可能性の高いユーザーをGoogleが自動的に選別して広告を表示してくれます。
複雑な設定を行わずにアプリダウンロードを促せる点も、アプリ広告の強みといって良いでしょう。
ローカル検索広告
ローカル検索広告とは、ユーザーがGoogle検索・Googleマップでローカルキーワード(場所・地域に関するキーワード)を検索した際に表示できる広告になります。
たとえば、「横浜 美容院」と検索すると、下記のようなローカル検索広告が表示されます。
実際に店舗や商業施設を探しているユーザーに対して広告を表示できるため、来店を促したい際に最適な広告形態です。
グーグル広告の費用相場
グーグル広告の費用相場は、月額平均で30万円となるところが多いです。
ただ、あくまでも相場であって、実際は広告主が設定した予算や広告運用の目的、運用する媒体によって費用は大きく異なってきます。
月額10万円未満で運用している企業も少なくありません。
月額30万円という金額はあくまでも参考程度にして頂き、自社の広告予算や運用目的に合わせて無理のない範囲で費用設定をしていくことが重要です。
グーグル広告の費用の決まり方
それではグーグル広告の費用はどのように決まるのでしょうか?費用の決まり方は、下記の3種類に分かれています。
- クリック課金方式
- インプレッション課金方式
- コンバージョン課金方式
クリック課金方式
クリック課金方式とは、広告がクリックされた際に費用が発生する課金方式です。広告が表示されるのみでは費用は発生しません。
このため、広告クリック後のコンバージョン獲得に対して広告費を投下したい際におすすめの課金方式になります。
インプレッション課金方式
インプレッション課金方式とは、広告が表示された際に費用が発生する課金方式です。厳密にいうと、広告が1000回表示されたタイミングで広告費が発生します。
クリック課金方式とは反対に、広告がクリックされても費用は発生しません。商品・サービスの認知度を高める目的で運用する際に、インプレッション課金方式はおすすめになります。
コンバージョン課金方式
コンバージョン課金方式とは、アプリダウンロードや商品購入など各種コンバージョンが発生した際に広告費が生じる課金方式です。
コンバージョン発生に対して広告費を使える分、比較的容易に広告の費用対効果を高めることができます。
グーグル広告の媒体ごとの費用相場・課金方式
次にグーグル広告の媒体ごとの費用相場・課金方式について確認していきましょう。
下記が媒体ごとの費用相場・課金方式の一覧になります。
媒体の種類 | 課金方式・費用相場 |
---|---|
Googleリスティング広告 | クリック課金方式:50円~100円 / クリック |
Googleディスプレイ広告 | クリック課金方式:50円~100円 / クリック
インプレッション課金方式:10円~500円 / 1,000 imps コンバージョン課金方式:CPA(顧客取得単価)の1.5倍程度 |
YouTube動画広告 | クリック課金方式:50円~100円 / クリック
インプレッション課金方式:10円~500円 / 1,000 imps |
ショッピング広告 | クリック課金方式:50円~100円 / クリック |
ファインド広告 | クリック課金方式:50円~100円 / クリック |
アプリ広告 | クリック課金方式:50円~100円 / クリック |
ローカル検索広告 | クリック課金方式:50円~100円 / クリック |
広告媒体の種類によって費用が変わるというよりも、課金方式によって費用が変わってくると考えてください。
また上記の費用相場に関しても、あくまでも平均値になります。実際に発生する費用の総額は広告主が設定した予算によって変わってくるので留意しておきましょう。
グーグル広告の費用対効果を高めるポイント
グーグル広告の費用対効果を高めるためには、下記のポイントを押さえましょう。
- 広告運用の目的に合わせた課金方式を選ぶ
- 無理のない範囲で予算設定を行う
- 自動入札機能を活用する
- クリエイティブの改善を行う
- リマーケティング機能を利用する
- LPOを実施する
広告運用の目的に合わせた課金方式を選ぶ
グーグル広告の費用対効果を高めるためには、広告運用の目的に合わせた課金方式を選びましょう。
たとえば、商品・サービスの認知度アップを目的に運用したい場合は、インプレッション課金方式を活用することで費用対効果を高めやすいです。
また広告クリック後の商品・サービス購入に対して広告費を使いたい場合は、クリック課金方式がおすすめになります。
運用目的に合っていない課金方式を適用すると、広告費を余計に使ってしまう可能性が高くなるので注意してください。
無理のない範囲で予算設定を行う
グーグル広告を運用する際は、無理のない範囲で予算設定を行いましょう。
自社の財務状況を圧迫してしまうほど広告費をかけてしまうと、資金的にゆとりを持った広告運用ができなくなります。資金的なゆとりがない分、誤った判断をしてしまう可能性も高いです。
最初から高額な予算をかけず、低予算の運用で慣れていきながら徐々に広告費を増やしていきましょう。
自動入札機能を活用する
グーグル広告の運用ノウハウが不足している場合は、自動入札機能を活用するのもおすすめになります。
自動入札機能を活用することで、ターゲティングなどの詳細な設定をせず自動的に広告配信することが可能です。
また自動入札機能では、設定した運用目的に応じて費用対効果を高めてくれます。
運用目的に合わせて自動的に広告が配信されるので、グーグル広告初心者の方でも手軽に広告運用することが可能です。
クリエイティブの改善を行う
GDNやYouTube動画広告など画像・動画を活用して広告配信する場合、クリエイティブの改善も費用対効果を高めるポイントになります。
広告画像・動画に対するユーザーの反応が悪い場合、クリエイティブに問題がある可能性が高いです。
掲載している情報が多すぎたり、画像・動画の内容がユーザーのニーズを刺激しない等、どの点が問題点なのか分析して改善していく必要があります。
ただ、グーグル広告の運用を初めて行う場合だと、どの点を改善するべきか把握するのが難しいかもしれません。
クリエイティブの改善を効果的に行っていきたい場合は、グーグル広告に対応した広告代理店を活用するのがおすすめです。
※広告代理店については、後ほど詳しく解説していきます。
リマーケティング機能を利用する
リマーケティング機能の利用も広告の費用対効果を高めるポイントになります。リマーケティング機能とは、過去に自社のWebサイトにアクセスしたことがあるユーザーに対して広告を配信する機能です。
過去に自社サイトを訪問したユーザーは、自社商品・サービス内容に関して何かしら興味・関心を抱いている可能性が高いです。
興味・関心を抱いている可能性が高いユーザーに広告を表示すれば、商品・サービス購入などコンバージョン獲得に至れるケースも多くなります。
Google広告のリマーケティングについては下記の記事で詳説しているので、ぜひ合わせてお読みください。
Google広告のリマーケティングとは?仕組みや設定方法を解説!
LPOを実施する
LPOとは「Landing Page Optimization」の略称で、日本語で「ランディングページ最適化」と呼びます。
ランディングページ(Landing Page)とは、検索結果・Web広告などを経由して最初にアクセスされるページを指します。略称で「LP」と呼ばれることが多いです。
Web広告でユーザーが流入するLPは、商品・サービスの購入ページや資料請求ページ、イベント予約ページなど主にコンバージョン獲得を目的に設計されます。
広告から流入したユーザーのニーズに合わせてランディングページを最適化することで、ページ内でのコンバージョン率を高めたり、直帰率を下げることが可能です。
広告のクリック率が高いにも関わらず、コンバージョン獲得に至っていない場合はランディングページに何かしら問題があると考えてよいでしょう。
LPのデザインや操作性、商品・サービスの情報掲載などユーザーにとって使いやすく見やすいLPとなっているか、分析・改善を実施することが費用対効果の改善で重要です。
LPOについては下記の記事で詳説しているので、ぜひ合わせてお読みください。
LPOとは?実施の流れから具体的な施策まで徹底解説費用を抑えてグーグル広告を運用したい際は「広告代理店」の利用がおすすめ!
グーグル広告を初めて運用する場合、どうしてもグーグル広告の費用を上手く削減できないケースも多いかと思います。
予算を低く設定しすぎて広告運用の効果が減ってしまったり、クリエイティブ改善のポイントが分からない等、疑問・悩みを抱えている方も少なくないでしょう。
そこでぜひ利用してもらいたいのが広告代理店です。
広告代理店は、グーグル広告の運用に熟知した広告運用のプロが多く在籍しています。
費用を抑えながら広告効果を高めてくれるので、安心してグーグル広告の運用を任せることが可能です。
初期費用無料で依頼できる代理店もある
グーグル広告を扱う代理店の中には、初期費用無料で依頼可能な代理店もあります。初期費用が無料であれば、運用代行費用など最低限の料金支払いで広告運用を依頼可能です。
初期費用は平均して2~5万円ほどの範囲で設定している代理店が多いですが、たとえ2~5万円でも無料になれば費用は着実に削減できます。
ただし、初期費用無料を適用する際に条件を設定している代理店も一部見られます。広告費の下限や依頼する広告媒体数などを条件として設定しているケースが多いです。
条件を無理なく満たせるかどうかも、依頼前に合わせて確認するようにしてください。
リスティング広告運用などおすすめの広告代理店については以下の記事で詳しくご紹介しておりますので、合わせてお読みください!
リスティング広告運用のおすすめ代理店10選!リスティング広告の特徴や運用するメリットなども合わせて解説!グーグル広告の費用のまとめ
グーグル広告の費用は、基本的に広告主が設定した予算に沿って生じてきます。
広告媒体ごとに費用相場は異なってきますが、あくまでも全体の相場であって、実際の費用は様々です。
またグーグル広告を効果的に運用するためには、広告運用の目的に合った媒体・課金方式の選択が必須になります。
どの媒体・課金方式を使えば良いか分からない場合は、広告代理店にグーグル広告の運用を依頼しましょう。
広告代理店に依頼すれば、最適な媒体・課金方式のもとで効率よくグーグル広告を運用してくれます。
また自社にグーグル広告の運用人材がいない場合でも、無理なくグーグル広告の運用を進めることが可能です。
本記事の内容を参考にして頂き、ぜひ広告代理店を活用してグーグル広告の運用をスタートしてみてください。