「Facebook広告にはどんな種類がある?」
「利用目的に応じたおすすめの種類を知りたい」
Web担当者の中には、このように思っている方も多いでしょう。
そのため本記事では、Facebook広告で利用できる全13種類の広告フォーマットそれぞれの特徴や「利用すべき場面」などを解説していきます。
この記事を読めば自社でFacebook広告を利用する場合、どのフォーマットにて配信すべきか理解できるようになるでしょう。
Facebook広告を始めようか迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の内容
Facebook広告の特徴とは
Facebook広告は、他のSNS広告と比べてターゲティング精度が高いのが特徴です。
Facebookは実名制のSNSであるため、名前以外にも職業や家族構成など自分の情報をオープンにしている人が多い傾向にあります。それによりFacebook運営元のMeta社はユーザーに関する情報を多く持っているため、ターゲティング精度の高さを実現しているのです。
他にも、多彩なフォーマットや配信面の種類もFacebook広告の特徴だと言えるでしょう。フォーマットや配信面については、後ほど詳しく解説していきます。
その他Facebook広告の基本的な内容は下記の記事をご覧ください。
Facebook広告とは?種類やメリット、ターゲティング項目などを解説!
Facebook広告のフォーマットの種類と特徴、メリット
Facebook広告には全部で13種類のフォーマットが存在しています。
- 画像広告
- 動画広告
- スライドショー広告
- カルーセル広告
- インスタントエクスペリエンス広告
- コレクション広告
- リード獲得広告
- ダイナミック広告
- いいね!広告
- イベント広告
- Messenger誘導広告
- プレイアブル広告
- クーポン広告
それぞれのフォーマットにおける特徴やおすすめの場面、推奨事項について詳しく解説していきます。
画像広告
画像広告の特徴
画像広告は、画像1枚とテキストで構成された広告です。Facebook広告に限った話ではありませんが、SNS広告において画像広告は最も多くの人が利用しています。
また、画像広告は広告クリエイティブを作成する時間が短いのもメリットです。凝った広告であれば当然作成に時間はかかりますが、シンプルなものなら数十分あれば広告を作成できる場合もあります。
画像広告がおすすめの場面
画像広告はクリエイティブ作成の手間も少なく訴求力もあるため、基本的に誰にでもおすすめできる広告です。
そもそも広告クリエイティブの最適解は、実際に配信してみないと分かりません。つまり、配信してから調整することが必要不可欠です。
画像広告はクリエイティブのABテストに手間がかかりにくいため、最適な広告クリエイティブを見つけやすいと言えるでしょう。
画像広告の推奨事項と技術的要件
今回は各フォーマットにおいて、FacebookとInstagramの主要な配信面について表でまとめました。
紹介する配信面での共通項は以下の通りです。
- ファイルタイプ:JPGまたはPNG
- 解像度:1,080 x 1,080ピクセル以上
- メインテキスト:125文字以内
- 最大ファイルサイズ:30MB
配信面 | デザインの推奨事項 | テキストの推奨事項 | 技術的要件 |
Facebookフィード | ファイルタイプ:JPGまたはPNG アスペクト比:1.91:1~1:1 |
メインテキスト:125文字以内 見出し:27文字以内 説明:27文字以内 |
最小幅:600ピクセル 最小高さ:600ピクセル アスペクト比の比率許容誤差:3% |
Facebookストーリーズ | ファイルタイプ:JPGまたはPNG アスペクト比:9:16 |
メインテキスト:125文字以内 見出し:40文字以内 |
最小幅:500ピクセル アスペクト比の比率許容誤差:1% |
Instagramフィード | ファイルタイプ:JPGまたはPNG アスペクト比:1.91:1~1:1 |
メインテキスト:125文字以内 見出し:40文字以内 最大ハッシュタグ数:30 |
最小幅: 500ピクセル 最小アスペクト比:400 x 500 最大アスペクト比:191 x 100 アスペクト比の比率許容誤差:1% |
Instagramストーリーズ | ファイルタイプ:JPGまたはPNG アスペクト比:9:16 |
メインテキスト:125文字以内 | 最小幅:500ピクセル アスペクト比の比率許容誤差:1% |
動画広告
動画広告の特徴
動画広告は、動画1つとテキストで構成される広告です。
動画で伝えられる情報量は文章と比べて「5,000倍多い」とも言われており、訴求力が高いのが特徴として挙げられます。
また、動画はクリックをしなくても自動で再生される仕組みなので、ユーザーに見てもらいやすいのもメリットです。
しかし、動画広告は作成に手間がかかる上に動画広告初心者だとクオリティの高い動画を作るのは難しいでしょう。さらに画像広告と比べて何パターンも広告を用意するのが大変なため、ABテストが難しく最適なクリエイティブを見つけにくいのがデメリットです。
動画広告がおすすめの場面
動画広告は以下のような場合におすすめです。
- 購入ハードルが高い商材を扱っている場合
- 商材の魅力を伝えるために動きが必要な場合
- 「リソースが十分にある」もしくは「外注費を払える」場合
先ほども解説したように、動画は画像やテキストに比べて伝えられる情報量が多いため、高単価な商材など「購入ハードルが高い場合」に適していると言えます。また商材の魅力を伝えるために「動き」が必要な場合は、画像や文章ではなかなか表現が難しいので、動画の活用がおすすめです。
ただし上記の2つに加え、「社内に動画広告を作れる人材がいる」もしくは「外注費が払える」の2点をクリアしている必要があります。
動画広告は競合も少なく効果が高い場合も多いですが、運用するのに手間やコストがかかる点は注意する必要があるでしょう。
動画広告の推奨事項と技術的要件
配信面に関わらず共通している推奨条件や技術的要件を以下にまとめました。
- ファイルタイプ:MP4、MOVまたはGIF
- 解像度:1,080 x 1,080ピクセル以上
- メインテキスト:125文字以内
- 動画設定: H.264圧縮方式、正方画素、固定フレームレート、プログレッシブスキャン、及び128kbps以上のステレオAACオーディオ圧縮(Instagramのフィードは指定なし)
配信面ごとの推奨条件や技術的要件は、以下をご覧ください。
配信面 | デザインの推奨事項 | テキストの推奨事項 | 技術的要件 |
Facebookフィード | アスペクト比:1:1 or 4:5 | 見出し:27文字以内 説明:27文字以内 |
最大ファイルサイズ:4GB 動画の長さ:1秒〜241分 最小幅:120ピクセル 最小高さ:120ピクセル |
Facebookストーリーズ | アスペクト比:9:16 | 見出し:40文字以内 | 最大ファイルサイズ:4GB 動画の長さ:1秒〜2分 最小幅:500ピクセル アスペクト比の許容誤差:1% |
Instagramフィード | アスペクト比:4:5 | 最大ハッシュタグ数:30 | 最大ファイルサイズ:4GB 動画の長さ:1秒〜60分 最小幅:500ピクセル アスペクト比の許容誤差:1% |
Instagramストーリーズ | アスペクト比:9:16 | – | 最大ファイルサイズ:4GB 動画の長さ:1秒〜60分 最小幅:500ピクセル アスペクト比の許容誤差:1% |
スライドショー広告
スライドショー広告の特徴
スライドショー広告は、2〜15枚の画像と音楽を組み合わせてスライドショー形式に表示できる広告です。
数秒ごとに自動で画像が切り替わる仕組みで「動き」が出るため、画像広告と動画広告の中間だと言えます。「動画広告をやりたいけど編集やコストがちょっと…」と悩んでいる場合でも、スライドショー広告なら簡単に始められるでしょう。
スライドショー広告がおすすめの場面
スライドショー広告は以下のような場合におすすめです。
- 手間なく動きを付けたい場合
- ストーリー性を持たせたい場合
先ほども解説したように、スライドショー広告は動画広告より圧倒的に手間なく「動き」を付けられる広告です。画像を複数枚用意するだけで簡単に始められるため、「画像広告で効果を感じられない」という人にもおすすめできます。
また、商材を紹介するのに「ストーリー性を持たせたい」という場合にもスライドショー広告は有効だと言えます。画像1枚だけではなかなかストーリー性を持たせることは難しいため、複数枚の画像を用いることでユーザーに伝えたい内容を伝えやすくなるでしょう。
スライドショー広告の推奨事項と技術的要件
スライドショー広告のデザイン推奨事項と技術的要件は以下の通りです。
- 画像のファイル: JPGまたはPNG
- アスペクト比:16:9 or 1:1
- 解像度: 1080×1080px以上
カルーセル広告
カルーセル広告の特徴
カルーセル広告は2〜10枚の画像や動画を組み合わせた広告で、それぞれ別のリンクを設置することも可能です。
スライドショー広告とは異なり画像の切り替えはユーザー自身が行うため、自動で画像や動画が切り替わるわけではありません。カルーセル広告は画像広告や動画広告と比べ配信面が限定される点はデメリットだと言えます。
カルーセル広告がおすすめの場面
カルーセル広告は以下のような場合におすすめです。
- 複数の商材を一度に紹介したい場合
- 商材について伝えたい情報量が多い場合
カルーセル広告は画像や動画ごとに別々のURLを添付できるため、一度に複数商品を紹介したいEC・旅行サイト運営者などにおすすめです。
また、単純に1つの商材に対して「より多くの情報量を伝えたい」という場合にもカルーセル広告は有効です。画像1枚だけでは魅力が伝わりにくい場合には利用を検討してみましょう。
カルーセル広告の推奨事項と技術的要件
配信面に関わらず共通している推奨条件や技術的要件を以下にまとめました。
- 画像のファイルタイプ:JPGまたはPNG
- 動画のファイルタイプ:MP4、MOVまたはGIF
- アスペクト比:1:1
- メインテキスト:125文字以内
- 画像の最大ファイルサイズ:30MB
- 動画の最大ファイルサイズ:4GB
- ランディングページのURL:必須
配信面ごとの推奨条件や技術的要件は、以下をご覧ください。
配信面 | デザインの推奨事項 | テキストの推奨事項 | 技術的要件 |
Facebookフィード | 解像度:1,080 x 1,080ピクセル以上 | 見出し: 32文字以内 説明: 18文字以内 |
カルーセルカードの数:2~10 動画の再生時間:1秒~240分 アスペクト比の比率許容誤差:3% |
Facebookストーリーズ | 推奨解像度:1,080 x 1,920ピクセル以上 | 見出し:40文字以内 | カルーセルカードの数:3~10 画像の最小幅:500ピクセル |
Instagramフィード | 解像度:1,080 x 1,080ピクセル以上 | 最大ハッシュタグ数:30 | カルーセルカードの数:2~10 動画の長さ:1秒~2分 アスペクト比の比率許容誤差:1% |
Instagramストーリーズ | 解像度: 1,080 x 1,920ピクセル以上 | 見出し:40文字以内 | カルーセルカードの数:2~10 動画の長さ:1秒~15秒 アスペクト比の比率許容誤差:1% |
インスタントエクスペリエンス広告
広告の特徴
インスタントエクスペリエンス広告とは、広告をタップするとフルスクリーンで表示されるスマホ画面限定の広告です。
タップして表示されたフルスクリーン画面では、テキストだけではなく画像や動画、カルーセルやボタンも設置できます。
簡易的なLPに誘導できるとイメージしてもらうと分かりやすいでしょう。わざわざWebサイトに誘導する必要がないため、ユーザーの離脱を防ぎやすいのが特徴です。
インスタントエクスペリエンス広告がおすすめの場面
インスタントエクスペリエンス広告は以下のような場合におすすめです。
- とにかく情報量を伝えたい場合
- 広告遷移先のLPを用意できていない場合
インスタントエクスペリエンス広告はとにかく多くの情報を伝えられるため、通常の広告では足りない場合におすすめです。
先ほども解説したように、タップして表示されるフルスクリーンは「簡易的なLP」のようなものなので、自社でLPを持っていない場合にも利用価値が大きいでしょう。
インスタントエクスペリエンス広告の推奨事項と技術要件
インスタントエクスペリエンス広告の推奨事項と技術要件は以下の通りです。
- ファイルタイプ:JPG、PNG推奨
- 画像の幅:最大 1,080 ピクセル
- 画像の高さ:最大1,920ピクセル
- 使用可能枚数:最大20枚
コレクション広告
コレクション広告の特徴
コレクション広告は、1枚のメイン画像(もしくは動画)と2〜4枚のサブ画像で構成される広告です。
コレクション広告では、広告をタップするとインスタントエクスペリエンス広告と同様に簡易的なLPに遷移します。Facebook内で認知からコンバージョンまで一貫して訴求できるのはメリットだと言えるでしょう。
コレクション広告がおすすめの場面
コレクション広告は一度に複数の商品を紹介したい場合におすすめです。
カルーセル広告やスライドショー広告と同様に、アパレルなどのECサイト運営者や旅行業界の人に多く利用されています。
また、事前に商品を登録しておけばFacebookのアルゴリズムが自動で商品を選んで広告を作成してくれるため、手間なく運用できるのもメリットです。
コレクション広告の推奨事項と技術要件
配信面に関わらず共通する点は以下の通りです。
- 画像のファイルタイプ:JPGまたはPNG
- 動画のファイルタイプ:MP4、MOVまたはGIF
- 解像度:1,080 x 1,080ピクセル以上
- メインテキスト:125文字以内
- 見出し:40文字以内
- ランディングページのURL:必須
- インスタントエクスペリエンス:必須
- 画像の最大ファイルサイズ:30MB
- 動画の最大ファイルサイズ:4GB
配信面ごとの推奨条件や技術的要件は、以下をご覧ください。
配信面 | デザインの推奨事項 | テキストの推奨事項 | 技術的要件 |
Facebookフィード | アスペクト比:1:1 | – | – |
Instagramフィード | アスペクト比:1.91〜1.1 | – | 画像・動画の最小幅:500ピクセル 画像・動画の最小高さ:500ピクセル |
Instagramストーリーズ | アスペクト比:1.91〜1.1 | – | 画像・動画の最小幅:500ピクセル 画像・動画の最小高さ:500ピクセル |
リード獲得広告
リード獲得広告の特徴
リード獲得広告は、その名前の通り「リード獲得」に特化した広告です。
広告をクリックするとFacebook内のフォームに遷移し、そこにユーザーが情報を記入する仕組みとなっています。
他のページに遷移する必要なくFacebook内でメルマガ登録などに誘導できるため、離脱を防げるのがメリットです。またフォームに遷移した際、各ユーザーがFacebookに登録している情報は自動で記入される点も、離脱率の低下に貢献しています。
リード獲得広告がおすすめの場面
リード獲得広告はメルマガ登録や資料請求など「リード」を獲得したい場合におすすめです。
もちろん自社のページに誘導すればユーザーに伝えられる情報量が多くなるため、CVRは高くなる可能性もあります。
どちらがリード獲得に適切かは商材によって異なるため、一度試してみるのもおすすめです。
リード獲得広告の推奨事項と技術的要件
リード獲得広告の推奨事項と技術的要件は以下の通りです。
- 画像ファイルタイプ:JPGまたはPNG
- 画像サイズ:1,080 x 1,080ピクセル
- アスペクト比:1:1
- メインテキスト:125文字以内
- 見出し:40文字以内
- 説明:30文字以内
- 動画ファイルタイプ:MP4またはMOV
- 長さ: 15秒以内
- アスペクト比: 4:5
- 動画:H.264圧縮、ハイプロファイル推奨、正方形ピクセル、固定フレームレート、プログレッシブスキャン
ダイナミック広告
ダイナミック広告の特徴
ダイナミック広告は、ユーザーの関心度に合わせて自動で表示される広告です。
事前にFacebook内に商品のリストやサービス情報などを登録しておけば、あとはAIが自動で広告を表示してくれます。
ターゲティングなどを考える必要もないため、広告運用の手間が少なく簡単に運用可能です。
ダイナミック広告がおすすめの場面
ダイナミック広告はアパレルなどECサイト運営者や旅行業界など、「多数の商品」を抱えている場合におすすめです。
Facebookが自動で各ユーザーにおすすめの商品を選んで表示してくれるため、他の広告と併用して利用するのも1つの手でしょう。
いいね!広告
いいね!広告の特徴
いいね!広告は、Facebookページに「いいね!」をもらうための広告です。
いいね!広告を見たユーザーは、「いいね!」もしくは「フォロー」を選択できます。「いいね!」を選べば今後Facebookに投稿したページが見てもらいやすくなり、「フォロー」を押した場合は「Facebookページ」がフォローされる仕組みです。
Facebookページがフォローされるとユーザーの名前やプロフィールがページに表示されるため、他のユーザーから見た場合の信頼度が高まります。
いいね!広告がおすすめの場面
いいね!広告は、認知を拡大したい場合におすすめです。
Facebookの運用初期はどうしてもエンゲージメントが獲得できず、ユーザーに見てもらうのが難しい場合が多いと思います。いいね!広告を利用することによってエンゲージメント率が高まり、より多くの人に認知を拡大できるようになるでしょう。
いいね!広告の推奨事項と技術的要件
いいね!広告の推奨事項と技術的要件は以下の通りです。
- 画像ファイルタイプ:JPGまたはPNG
- 画像サイズ:1200×444ピクセル
- アスペクト比:8:3
- 動画のファイルタイプ:MP4、MOVまたはGIF
- 長さ:15〜240分
- ファイルサイズ:最大4GB
イベント広告
イベント広告の特徴
イベント参加広告は、イベント参加を促すための広告です。
Facebook内で作成したイベントページにおいてイベントの出欠確認ができるだけではなく、そのままページ内でチケットの販売も行えます。
イベント広告がおすすめの場面
イベント広告は名前の通り、イベント開催者におすすめの広告です。認知拡大から購入までFacebook内で一貫して行えるため、ユーザーの離脱を防ぎやすく効果的に運用できます。
ターゲティング機能もそわなっているため、自社イベントに興味関心がありそうなユーザーに絞って広告を表示できるのもメリットです。
Messenger誘導広告
Messenger誘導広告の特徴
Messenger誘導広告は、メッセンジャーに誘導してユーザーとコミュニケーションを取るための広告です。
通常の広告はクリック後にWebサイトやLPに遷移するのが一般的ですが、Messenger誘導広告では、まずメッセンジャーにてメッセージや画像を使って一人ひとりとコミュニケーションを取ることができます。
メッセンジャーでのコミュニケーションの目的は、ユーザーの悩みや課題を解決し、最終的にユーザーの行動を促すことです。事前に疑問を解決できるので、WebサイトやLPの離脱率低下にも役立つでしょう。
Messenger誘導広告がおすすめの場面
Messenger誘導広告は、顧客の心理的ハードルを下げたい場合おすすめです。
Messenger誘導広告では、顧客一人ひとりとコミュニケーションを通じて信頼関係を築くことが可能です。ユーザーとの関係性が良好であれば精神的な負担を減らすことができ、個人情報の入力や商品の購入へのハードルを下げられるため、CVR向上につながるでしょう。
なお、メッセージは人が直接返信する方法もありますが、チャットbotを設置して自動で返信させることも可能です。チャットbotが有効な場合もあると思うのでぜひ選択肢に入れてみることをおすすめします。
プレイアブル広告
広告の特徴
プレイアブル広告は、Facebook内で実際にゲームをプレイしているように操作できる広告です。
広告で少しでもゲームに興味を持ってもらえれば、アプリをダウンロードしてくれる可能性が高まるでしょう。
広告がおすすめの場面
プレイアブル広告は、ゲームアプリ運営者におすすめの広告です。広告を通して実際に少しでもプレイしてもらえると、ダウンロードへのハードルがかなり下がります。
どの機能をプレイしてもらうかによってもCVRは大きく異なるため、プレイアブル広告を利用する際には最もゲームの魅力が伝わるような工夫が必要です。
クーポン広告
広告の特徴
クーポン広告は、ユーザーが広告をクリックするとクーポンが取得できる広告です。
Facebookアカウントのフォロワーやフォロワーに類似しているユーザーに絞ることによって、クーポンを利用してくれる可能性が高いユーザーにピンポイントで広告を表示できます。
広告がおすすめの場面
クーポン広告は、ECサイトや飲食店の運営者におすすめです。
クーポンを配ることによってユーザーは購入ハードルが下がり、興味を持ってもらいやすくなります。またクーポンには「利用期限」があるため、ユーザーに対して「緊急性」を与えられるようになるのです。
「残り〇個」や「本日限定」など期限があると購買意欲が高まるため、そこもクーポン広告のメリットだと言えるでしょう。
Facebook広告の配置種類
ここまでFacebook広告のフォーマットについて解説しました。
次に、各フォーマットがFacebook内のどこに表示できるのかについても確認しておきましょう。
Facebook広告の「配置」の種類は以下の6つです。
- フィード
- ストーリーズ
- インストリーム
- 検索
- インスタント記事
- リール
それぞれ解説していきます。
フィード
フィードはFacebookユーザーが最も利用している場所で、いわゆる「タイムライン」を意味します。
フィードで利用可能なフォーマットは以下の通りです。
- 画像広告
- 動画広告
- スライドショー広告
- カルーセル広告
- インスタントエクスペリエンス広告
- コレクション広告
- リード獲得広告
- ダイナミック広告
- クーポン広告
- イベント広告
- Messenger誘導広告
- プレイアブル広告
- クーポン広告
ストーリーズ
ストーリーズとは、24時間だけ公開されるフルスクリーンのページです。
フォローしているユーザーの投稿のみが表示される仕組みですが、広告はその投稿の間に挟まれる形で表示されます。ストーリーズで利用可能なフォーマットは以下の通りです。
- 画像広告
- 動画広告
- スライドショー広告
- カルーセル広告
- インスタントエクスペリエンス広告
- コレクション広告
インストリーム
インストリームとは、Facebookユーザーが投稿した動画の再生前後や途中に広告が表示される仕組みです。YouTubeの広告とほとんど同じような表示方法なのでイメージしやすい人も多いでしょう。
インストリームで利用可能なフォーマットは以下の通りです。
- 画像広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- インスタントエクスペリエンス広告
- コレクション広告
検索
検索とはその名の通り、Facebook内の検索結果に広告が表示される広告です。
ユーザーは「検索」という行動をしている時点で何かしらの情報を能動的に求めています。つまりフィードやストーリーズと比べると訴求方法によっては広告をクリックしやすくなる場合もあるでしょう。
検索で利用可能なフォーマットは以下の通りです。
- 画像広告
- 動画広告
- カルーセル広告
インスタント記事
インスタント記事とはWeb記事をFacebook内で早く読み込める機能で、検索結果に表示されます。
しかし、インスタント記事の機能は2023年4月に廃止されているため、現在は利用できません。
リール
リールは、縦向きフルスクリーンの短尺動画が表示される機能です。
TikTokやYouTubeショート、Instagramのリールをイメージして貰えば分かりやすいでしょう。日本では2022年に導入されたため、最近利用できるようになりました。
リールで利用可能なフォーマットは以下の通りです。
- 画像広告
- 動画広告
- カルーセル広告
まとめ:Facebook広告の種類を理解して最適な運用をしよう!
Facebook広告は利用できる広告フォーマットが多く配信面も幅広いため、最適な方法を見つけるのは至難の業です。
しかし、しっかりとABテストをして比較検証していけば、自社の求めるユーザーに対してピンポイントかつ最適な形で広告を表示できるでしょう。
手間は多いですが色々と試して改善していくことによって、効果の高い広告運用が期待できますよ。