「DSP広告を使うメリットってなに?」
「仕組みや特徴をわかりやすく説明してほしい」
と思っている人も多いのではないでしょうか。
本記事ではDSP広告の仕組みやメリット、種類一覧などをわかりやすく解説していきます。
この記事を読めば、複雑な仕組みであるDSP広告について理解していただけるでしょう。
「DSPに興味があるけど、まだあまりわかっていない」
という人はぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
DSP広告とは
大前提として、DSP(Demand Side Platform)は「広告の種類」を表すものではなく、広告を配信するためのプラットフォームです。このプラットフォームを用いて配信する広告を、DSP広告といいます。
広告の見た目としては、画像や動画を用いた「ディスプレイ広告」と変わりません。
DSP広告は自社にとって最適な「人」に対してピンポイントで広告を表示できるのが特徴です。
まずは下記の用語について理解してください。
DSP:広告を出したい企業(広告主)のためのプラットフォーム。複数の広告枠の買い付けや入札、ターゲティング、掲載面などを一括管理できる。
DSP広告:DSPを利用して配信する広告のこと。
例えば以下の属性も持ったユーザーAがあるサイトに訪れたとします。
- 22歳
- 男性
- ゲーム好き
DSPを利用している複数の広告主から、上記のユーザーAに対して最も適切な広告を選んで配信するのがDSP広告の仕組みです。
これだけでは「まだなんとなくしか理解できていない」という人もいらっしゃるでしょう。
DSP広告の仕組みについて、より詳しく解説していくのでぜひご覧ください。
DSP広告の仕組み
DSP広告の仕組みを完全に理解する前に、SSP(Supply Side Platform)について理解する必要があります。
「広告主のプラットフォーム」であるDSPに対して、SSPは「自社サイト内に広告を出したいメディア側のプラットフォーム」です。
つまり、DSP広告は「最適な人に広告を表示させたい広告主」と「広告費を最大限稼ぎたいメディア」を繋ぐために生まれたサービスだとも言えます。
DSP広告の仕組みを理解する上で、まずは以下の登場人物を理解しておきましょう。
- メディアに来たユーザー
- メディア(広告を貼って収益を得たい)
- SSP(複数のメディアが利用)
- DSP(複数の広告主が利用)
- 広告主(自社の広告を載せたい)
以上を踏まえた上で、DSP広告が実際に表示されるまでの流れを確認していきましょう。
DSP広告が表示されるまでは以下の流れです。
- ユーザーがメディア内に来訪
- メディアが利用しているSSPに広告をリクエスト
- SSPが複数のDSPに広告リクエスト
- DSPを利用している広告主からユーザーに最も合った広告の中で入札が開始
- 入札額が最も高い広告主の広告が表示される
SSPとDSPは対となる存在で、どちらか片方だけではDSP広告の仕組みは成り立ちません。広告を表示するにあたって、SSPは複数のDSPに対して広告をリクエストしています。
DSP広告はユーザーがメディア内に訪れてから「どの広告を表示するのか」といった入札オークションがリアルタイムで行われているため、「RTB(Real Time Bedding)」と呼ばれることも。
文字にすると色々な動作が裏で動いているため、広告の表示までに時間がかかりそうな気もしますよね。
ただ、実際にはすべての動作が0.1秒以内に完了しているため、ユーザーは通常のディスプレイ広告と同じものだと認識します。
つまり普段あなたが何気なく見ているメディア内にも、DSPを用いて表示された広告が存在していると言えるでしょう。
DSP広告とアドネットワークの違い
DSP広告とよく勘違いされる広告として「アドネットワーク」があります。
アドネットワークとはWebサイトやブログなどの「広告配信枠」を管理している広告配信ネットワークで、代表例はGDNとYDAです。
広告主がアドネットワークに登録することで、GDNやYDAに登録しているメディア内に広告を表示できます。
DSP広告はアドネットワークのように広告枠を持っているわけではなく、自社が直接広告の掲載場所を選んで広告を配信できます。
DSP広告の方がより自社に適した掲載場所に広告を表示できる仕組みだと言えるでしょう。
DSP広告とディスプレイ広告(GDN・YDA)との違い
ディスプレイ広告とは、あくまで画像や動画を用いた「広告の種類」です。
どういった仕組みで広告が表示されているのかに関わらず、画像や動画のバナー形式で表示されている広告がディスプレイ広告と呼ばれます。
ディスプレイ広告を配信する方法としてGDNやYDAが使われることが多いです。
「GDN/YDA = ディスプレイ広告」といった形で表記されていることもありますが、正確にはGDNやYDAはアドネットワークに分類されます。
DSPの仕組みを利用して最終的に表示される広告も、ディスプレイ広告の1つです。
GDN/YDAに関する詳しい内容は下記の記事で解説しています。興味がある人はぜひご覧ください。
GDNとは?YDA(旧YDN)との違いやメリット、費用相場なども徹底解説!
YDA(旧YDN)とは?広告の特徴や仕組み、GDNとの違いまで徹底解説!
DSP広告のメリット
DSP広告を利用するメリットは以下の5つです。
- 低額で運用できる
- 広告運用の手間が少ない
- ターゲティングの精度が高い
- 潜在層にもアプローチできる
- 類似ユーザーへ広告を配信できる
それぞれ解説していきます。
低額から始められる
DSP広告の課金方式は「クリック課金(CPC)」もしくは「インプレッション課金(CPM)」の2つです。
クリック課金の費用相場は1クリック20〜100円程度、インプレッション課金の費用相場は1,000回表示あたり100〜500円程度と高くはありません。
GDNやYDAを用いてディスプレイ広告を運用する場合と同じくらいの費用相場となっています。
DSPを利用するためには初期費用が必要な場合もありますが、運用自体は比較的低額から始められる場合も。
ただ、費用相場は利用するDSPによって大きく異なるため、参考程度に理解しておきましょう。
広告運用の手間が少ない
DSP広告とよく比較されるアドネットワークでは、入札単価やターゲティング設定などを手動で行う必要があります。
ただ、DSP広告はSSPと連携することによって半自動的な運用が可能なため、広告運用の手間は大きく削減できるでしょう。
広告運用の手間がかからない分で広告クリエイティブの向上に時間を使ったり、他の業務に注力したりできる点は大きなメリットだと言えます。
どのくらい自動的な広告運用ができるのかは、利用するDSPによって異なります。
ターゲティングの精度が高い
DSP広告のターゲティング精度は非常に高く、ユーザーの行動データを把握できるCookieをもとに行われています。
Cookie情報を利用することによってユーザーの年齢や性別、興味関心など通常の広告では利用できない範囲まで絞って広告を表示可能です。
ただ、ターゲティング項目や精度に関しては利用するDSPによって大きく異なるため、事前に確認しておきましょう。
特に特定の業界に特化したDSPも少なくないため、自社にとって適切なDSPを選ぶことによって広告効果は高まります。
潜在層にもアプローチできる
先ほど解説したようにDSP広告はターゲティング精度が高いため、潜在層〜顕在層まで幅広くアプローチできます。
CVの獲得に向いているDSPや認知・ブランディングに向いているDSPも存在しているため、自社の目的を明確にしておくことが重要です。
類似ユーザーへ広告を配信できる
利用するDSPによっては「過去にコンバージョンを獲得できたユーザーと類似したユーザー」に対して広告を表示できます。
当然、過去にコンバージョンしたユーザーに類似していればいるほどコンバージョン率(CVR)が高くなる傾向があるでしょう。
類似ユーザーを利用できるかどうかはDSPによって異なるため、利用したい場合には事前に確認しておくことをおすすめします。
DSP広告のデメリット
DSP広告のデメリットは以下の3つです。
- 初期費用がかかる
- 広告の配信面が分からない
- DSPによって機能が異なる
それぞれ解説していきます。
初期費用がかかる
DSP広告は初期費用がかかるケースが多いです。
アドネットワークであるGDNやYDAでは初期費用が必要ないため、どうしても費用面では劣っていると言えます。DSPによっては初期費用で50万円以上する場合も。
そこまで予算をかけられない人は、初期費用がかからない、もしくは安いDSPから選んで利用しましょう。
また、DSPによっては最低契約期間や最低金額などを設定している場合もあるため、事前に確認することをおすすめします。
広告の配信面が分からない
DSP広告によっては「広告がどこに配信されたのか」を確認できない場合もあります。
配信先がどこか分からない場合、もしかしたら「企業のイメージと合わない」もしくは「企業のイメージが悪化する」といった場所に広告が掲載される可能性もゼロではありません。
配信先が気になる人は、配信面が確認できるDSPから選ぶのがおすすめです。
DSPによってはそういったブランドイメージの低下リスクを抑えるために、入札前に独自のツールを導入している場合もあります。
DSPによって機能が異なる
日本国内で利用できるDSPは20社以上あり、各社で利用できる機能が異なります。
例えば、先ほど解説した類似ユーザーへの配信やリターゲティングなども利用できるかどうかはDSP次第です。
また、ターゲティング項目もDSPによって大きく異なるため、自社に合ったものを選ばなければ効果が期待できない可能性もあります。
後ほどおすすめのDSPを紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
DSP広告の種類と選び方
DSPの種類を一覧で紹介!
先ほども解説したように日本国内で利用できるDSPは20社以上あります。
今回はその中でも特におすすめの5つを紹介していきます。
種類 | 特徴 |
UNIVERSE Ads | 医療食品・自動車・エンタメ・BtoBの業界に強みを持つ業界特化型 |
Criteo | 商品数が多いEC・不動産・人材などの業界に特におすすめの |
ADMATRIX DSP | BtoBに強くターゲティング・クリエイティブの種類が豊富 |
FreakOut | ブランディング施策に有効で、シェア率が高い |
クロスリスティングDSP | サーチターゲティングが利用可能で、潜在層〜顕在層までアプローチできる |
それぞれのDSPの特徴は詳しく後述します。まずはどのような種類があるのかについて大枠を捉えておきましょう。
DSPの選び方
DSP広告が利用できる会社は数多く存在しているため、どうやって選べば良いか分からない人も多いと思います。
選び方が分からない人は以下の4つの基準で考えてみましょう。
- 配信先で選ぶ
- 運用方法で選ぶ
- 運用費用で選ぶ
- ターゲティングの種類で選ぶ
それぞれ簡単に解説していきます。
配信先で選ぶ
DSPごとに提携しているSSPが大きく異なるため、当然広告の配信先もDSPによって違います。
「エンタメには強いけどスポーツには弱い」というような特定の業界に強みを持っているDSPも少なくありません。
自社が属する業界によって最適なDSPは異なるため、事前に「どこに広告が配信されるのか」についてはある程度把握しておくべきです。
運用方法で選ぶ
DSP広告の運用方法は以下の2つに分類されます。
- 自動型(アルゴリズム型)
- 運用型
自動型はその名前の通り、アルゴリズムによって最適な広告運用をしてくれる運用方法です。
最初に設定を行っておけばあとは半自動的に広告の運用をしてくれるため、手間が少なく広告効果を実感できます。
運用型は細かい調整を自分でできるため、広告の運用になれている場合には運用型も選択肢として入ってくるでしょう。
ただ、DSP広告はそもそも半自動的に広告を運用できるのがメリットです。
手動で運用すればするほど手間がかかってしまうため、DSP広告のメリットを踏まえた上で手動も取り入れるのが良いでしょう。
運用費用で選ぶ
DSP広告は、DSPによって初期費用が大きく異なる点も理解しておきましょう。
DSPによっては初期費用が50万円以上する場合もあります。予算が限られている場合は初期費用が無いもしくは安いところから選ぶべきです。
またDSPによっては「利用期間の縛り」や「月の最低広告費」などを設定している場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
ターゲティングの種類で選ぶ
DSPによってターゲティングをどこまで細かく絞れるのかが異なります。
メリットの欄で「DSPはターゲティングの精度が高い」とは言ったものの、DSPごとのターゲティング精度は同じではありません。
特定の分野に絞って広告を表示したいと思っている場合、その分野で細かくターゲティングができるのかどうかについては確認しておくべきです。
おすすめのDSP広告
先ほども軽く紹介しましたが、おすすめのDSPは下記の5つです。
- UNIVERSE Ads
- Criteo
- ADMATRIX DSP
- FreakOut DSP
- クロスリスティングDSP
それぞれ詳しく解説していきます。
UNIVERSE Ads
UNIVERSE Adsは株式会社マイクロアドが提供しているDSPです。
UNIVERSE Adsの提供によって、2021年から以前まで使われていた「MicroAd BLADE」の利用は停止されています。
UNIVERSE Adsは業界特化型のDSPで、おすすめの業界は以下の通りです。
- 飲料食品
- 自動車
- エンタメ
- 美容
- 製薬
- BtoB
先ほども解説したように、DSP広告は「予期せぬところに広告が表示されるリスクがある」のがデメリットです。
しかしUNIVERSE Adsは、入札前にツールを使うことによってブランドイメージが低下するリスクを抑える工夫をしています。
さらにAIによる独自のアルゴリズムを活用することによって入札金額の最適化も実現されているため、手間を抑えて費用対効果の高い広告運用が期待できるでしょう。
Criteo(クリテオ)
Criteo(クリテオ)はリターゲティングや類似配信に強みを持つDSPです。
Criteoを利用すべき業界としては以下の4つが挙げられます。
- EC
- 人材
- 不動産
- ホテル
上記の業界は販売する商品数が多いため、広告のクリエイティブをいちいち作成するのが面倒な場合が多いでしょう。
Criteoでは「商品のリスト」を作成することによってAIが自動的に広告を作成してくれるため、商品数が多い業界においてまず検討すべきDSPだと言えます。
Criteoに関する詳しい内容は下記の記事で解説しています。興味がある人はぜひご覧ください。
Criteoの初期費用はどれくらい?Criteoの基礎知識や運用のポイントまで詳しく解説!
ADMATRIX DSP
ADMATRIX DSPはBtoB業界に強みを持つDSPで、全体の約4割程度がBtoB業界だと言われています。
リターゲティングを含む8種類のターゲティングが利用できるため、自社の求めるユーザーに対してピンポイントで広告を表示できるでしょう。
また、広告のクリエイティブパターンも豊富です。画像や動画に加えてインフィード広告やネイティブ広告にも対応しています。
FreakOut
FreakOutは2010年に国内で発足したDSPで、国内でもトップのシェアを誇っています。
広告配信場所のリスクを低減させるブランドセーフティ機能がある上に、インプレッション課金は「広告が1秒以上表示されないものには課金されない」のが特徴です。
これらの特徴から特にブランディング施策に向いていると言えます。
逆にCVを獲得する目的での利用は不向きだと言われているため、認知やブランディングを目的とした利用を考えている人はチェックしてみてください。
クロスリスティングDSP
クロスリスティングDSPはサーチターゲティングを利用できるDSPで、国内のネットユーザーの3割をカバーしています。
サーチターゲティングで指定するキーワードによって潜在層〜顕在層まで幅広く対応可能です。
DSP広告の出稿費用
DSP広告の課金方式と費用相場は下記の表をご覧ください。
課金方式 | 費用相場 |
クリック課金方式(CPC) | 1クリックあたり20〜100円 |
インプレッション課金方式(CPM) | 1,000回表示あたり100〜500円 |
DSP広告は2種類の課金方式が一般的ですが、どちらも必ず使えるわけではありません。DSPによっては片方のみに対応している場合もあります。
また、費用相場においてもDSPや広告を配信する商材によって異なるため、あくまで参考程度に理解しておきましょう。
トータルの費用については広告の運用方針やDSPのシェア数によって変わってきます。
DSP広告の費用対効果を高める方法や費用を抑えるコツなどは、下記の記事をご覧ください。
DSP広告の費用を抑えるには?DSP広告の種類や費用対効果を高めるポイントと合わせて解説!
DSP広告を上手く運用するポイント
DSP広告を上手く運用するポイントは以下の5つです。
- 自社に適したDSPを選ぶ
- フリークエンシーキャップの設定をする
- ターゲット重複の有無を確認する
- 広告の効果を定期的に確認する
- 手動と自動のバランスを考える
それぞれ解説していきます。
自社に適したDSPを選ぶ
国内で利用できるDSPは20種類以上あり、各DSPによって特徴や機能が大きく異なります。
もちろん広告効果の高さは広告クリエイティブも影響しますが、「どのDSPを利用して広告運用するのか」も非常に重要です。
ターゲティングの種類や配信面、運用方法などDSPによって大きく変わるため、事前にしっかりと比較して検討することをおすすめします。
今回はDSPの中でおすすめできる5つを紹介したので、ぜひ参考にしてみてください。
フリークエンシーキャップの設定をする
フリークエンシーキャップとは1人のユーザーに対して「何回広告を表示するのか」を決められる設定です。
1人の人に対して何度も広告を表示することは、ユーザーからのイメージが悪くなってしまう可能性があります。
また、最初の数回で興味を示さなかったユーザーに対して、それ以上広告を表示してもほとんど意味はありません。
そのユーザーに対して無駄な広告を表示するのであれば、他の新しいユーザーに対して広告を表示する方が費用対効果は高いです。
DSP広告以外でもフリークエンシーキャップは設定して広告運用を行うことが推奨されています。
フリークエンシーキャップを設定できるDSPを使う場合には、設定した上で広告を運用するようにしましょう。
ターゲット重複の有無を確認する
複数のDSPを利用する場合には広告の配信先に注意してください。
もし複数のDSPで同じ配信先がある場合、自社の広告同士で入札が競合して単価が高くなってしまいます。
1つのDSPを使う、もしくは複数のDSPを使っていても配信面に被りがない場合には問題ないです。
広告の効果を定期的に確認する
DSP広告はAIによる独自のアルゴリズムで半自動的に入札やターゲティングが行われている場合もあります。
ただ、AIによる広告運用は必ずしも最適な運用をしてくれるわけではありません。
学習が上手くいかない場合や他の要因によって広告の効果が安定しない場合も考えられます。
自動的に運用してくれるからといって放置するのではなく、定期的に広告の効果を確認するようにしてください。
手動と自動のバランスを考える
DSPは種類によってほぼ自動で運用してくれるものから、手動による調整が必要なものまで幅広く存在しています。
もちろん手動で運用すればするほど細かい調整ができるようになり、広告効果が高くなるケースも少なくありません。
ただ、DSP広告のメリットはあくまで「手間が少なく広告の効果を出してくれること」です。つまり手動に頼りすぎる場合はDSPを使わなくても他に優れた広告が存在しているとも言えます。
DSPを利用する場合には手動と自動のバランスについて考えて運用するようにしましょう。
DSP広告の運用方法
DSP広告を運用する方法は以下の2つが挙げられます。
- 自社(インハウス)で運用する
- 広告代理店に依頼する
それぞれ解説していきます。
自社(インハウス)で運用する
自社にDSP広告の知識がある人材がいる場合、自社(インハウス)で運用する方が費用対効果は高くなるでしょう。
DSPを自社で運用する際、事前に理解しておくべきことについて解説します。
自社で運用する前に準備すること
DSP広告の強みは手間が少なくターゲティング精度が高いことです。ただ、正しくターゲティングを行うためには自社のターゲット層について理解しておかなければなりません。
「どのような人」に対して「どのようなサイトで」広告を表示するのかを理解しておくことで、数多くのDSPの中から自社が利用すべきものが分かるようになるでしょう。
自社に合ったDSPを選ぶ
先ほども解説したように、DSPは種類によって特徴が大きく異なります。広告を利用する目的や商材が属する業界によって最適なDSPが決まるわけです。
「海外ユーザー向けの商材なら〇〇」「BtoB商材であれば〇〇」というように特化したDSPもあるため、一通り確認した上で選定するようにしましょう。
先ほどおすすめDSPを5つほど紹介したので、ぜひご覧ください。
広告代理店に依頼する
「DSP広告を始めたいけど、自社に運用できる人材がいない」
といった場合には広告代理店を利用するのがおすすめです。
広告代理店に依頼することによってDSP広告でも確かな広告効果を実感できるでしょう。
ただ、DSP広告はリスティング広告やSNS広告といった代表的な広告と比べて広告代理店ごとの知識や経験の差が大きいです。
つまり他の広告手法よりもさらに「どこの広告代理店を利用するか」が重要になります。
また、DSPは数多く存在しているため、結局どこのDSPを利用すべきなのか迷ってしまうこともあるでしょう。
そのような悩みも、広告代理店を利用することによって解決できる可能性が高いです。
ただ、そうは言ってもDSP広告に精通している広告代理店を見つけるのは難しいですよね。
そこでDSP広告に精通している広告代理店の中で、特におすすめできる10社を下記の記事で紹介しました。
広告代理店を利用したDSP広告の運用に興味がある人はぜひ参考にしてみてください。
DSP広告運用でおすすめの代理店10選!DSP広告の仕組みやメリットも合わせて解説!
まとめ:DSP広告は運用の手間が少なくておすすめ!
DSP広告は運用の手間がかからないだけではなく、自社の求める「人」に対してピンポイントで表示できる優れた広告です。
「広告の効果をしっかりと感じたいけど、できるだけ手間をかけたくない」という人には特におすすめできます。
DSP広告はどのDSPに登録して広告を運用していくのかが非常に重要です。
ただ、「DSPが多すぎてどれを使うべきかが分からない」という人も大勢いらっしゃるでしょう。
広告代理店を利用すれば自社に合った最適なDSPを選んでくれます。
代理店に興味がある人は記事内に添付してある「DSPのおすすめ代理店」の記事をぜひご覧くださいね。