「LPを作成したものの実際に成果を得られていない」
「もっと魅力的なLPに改善したい」
LPは商品やサービスの成約、つまりは企業の売上に直結するため、こうした悩みは後を絶ちません。また成果につながるLP改善を効率化したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そんなLP改善や成約率アップには、LPOツールの導入がおすすめです。
本記事では、おすすめのLPOツール7つを選び方とともにご紹介していきます。導入するメリットや注意点もあわせて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容
LPOツールとは?
LPOツールとは、Landing Page Optimizationの略であり、ランディングページを最適化し、コンバージョン率の改善を目指すツールのこと。
LPは、お問い合わせの獲得やサービスの登録、購入など、企業が目的とするゴールに結びつけるための導線であり、売上に直結します。
しかしLPがユーザーニーズの的を射ていなければ、アクセスがあったとしても途中で離脱されてしまい、獲得できた成約も勝ち取れません。
そこで、ターゲットユーザーのためにパーソナライズ化されたLPへ改善するために、LPOツールを活用します。
なおLPOについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせて参考にしてください。
LPOツールを導入するメリット
続いて、LPOツールを導入する4つのメリットについて紹介します。
- LPの課題が明確化できる
- 売上アップにつながる
- 精度の高いテストができる
- LPOを効率化できる
LPの課題が明確化できる
LPOツールには、アクセス解析やヒートマップツールなど多くの機能が搭載されており、客観的な数値でLPの課題がわかります。
具体的には、クリック率が低い箇所や離脱されるポイントなどを洗い出すことができるでしょう。
売上アップにつながる
LPOツールを利用することで、売上アップにもつながります。
LPの成約率が低い原因や課題が明確になるため、的確な改善ができて成約率の向上、ひいては売上アップに直結します。
「どんな見せ方にしたら成約率が高まるのか」「購入に踏み切れない原因はどこだろうか」といった疑問が可視化されるため、売上アップに向けてやるべきこともはっきりとするでしょう。
精度の高いテストができる
LPOに搭載されるABテスト機能により、精度の高い検証が可能です。ABテストとは、2つの施策を用意しどちらがより成果を生み出せているかを検証する手法のこと。
ABテストの結果から、改善に導くヒントが掴めるでしょう。
そもそも、LPの最適化には繰り返しのテスト検証と改善作業が欠かせません。だからこそ、効果的な分析ができるLPOツールの利用は大きなメリットになります。
LPOを効率化できる
LPOツールでは、LPOに必要な数値の入力や集計にかかる時間をおさえられ、効率的な運用が叶います。
LPOツールがなければどこに問題があるかわからず、手当たり次第に手作業で検証していくしかありません。しかしLPOツールなら、必要な項目に情報を記載するだけで分析結果の表示や、効果が見込めないページの配信停止などを自動で行うことができます。
社員のリソースを奪うことなく、素早い分析と改善のサイクルが回せるため、スピーディーにLPを改良できるでしょう。
LPOツールの選び方
LPOツールを選ぶにあたって、以下4つのポイントを確認することが大切です。
- 目的に合った機能が備わっているか
- 料金体系が固定料金制か従量制か
- 充実したサポート体制があるか
- ツールの使いやすさ
目的に合った機能が備わっているか
まずチェックすべきは、搭載された機能です。LPOツールは多々あるものの、利用できる機能は同一ではありません。
LPのABテストやデータ項目の量といった分析機能を重視するか、LPへアクセスしたユーザーごとに最適なページへ誘導するターゲティング機能を活用するのか、その用途によって求められる機能は異なります。
求める機能の有無は、必ずチェックしましょう。
料金体系が固定料金制か従量制か
LPOツールの活用により、LPの改善におけるコストは削減できるものの、ツールの運用費用が発生します。
ツールの中には、初期費用や月額料金といった固定料金制のほか、成果に応じて金額が変動する従量制のプランもあります。
固定料金制と従量制に見られるメリット・デメリットは以下のとおり。
料金体系 | メリット | デメリット |
---|---|---|
固定料金制 | 成果によらず費用が一定で計算しやすい | 成果が出ていない場合でも費用がかかる |
従量制 | 成果に応じて費用を支払うため、赤字になりにくい | 大きな成果が出ると支払う費用が高くなる |
ツールは、自社が想定する予算に応じて選択をするようにしてください。
充実したサポート体制があるか
LPOツールの導入にあたって、サポート体制の充実度もポイントです。
LPOツールの中には、効果的に利用するためのコンサルティングや導入支援などを実施するサービスもあります。
LPOツールの利用が初めての場合、使い方や見るべき項目がわからず使いこなすことは難しいでしょう。サポート内容が充実していれば、導入後に困ることもなく安心して利用できます。
ツールの使いやすさ
初めて多機能なLPOツールを導入する場合、管理画面が煩雑で見方がわからなかったり、現場担当が機能を使いこなせなかったりする可能性があります。
使いこなせないLPOツールは、いくら高機能であっても社内にうまく浸透させられません。効果的な利用ができず、導入に後悔する可能性もあるでしょう。
そのため、ツールの検討段階で必要な機能が揃っていることを確認し、無料トライアルやフリープランなどがあれば、現場担当レベルで使いこなせる仕様であるかを確認することが大切です。
おすすめのLPOツール7選
それでは、おすすめのLPOツール7選を紹介していきます。
- Squad beyond
- DLPO
- AIアナリスト
- User Insight
- SiTest
- KAIZEN PLATFORM
- CVX
Squad beyond
項目 | 内容 |
---|---|
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | 株式会社SIVA |
公式サイト | https://squadbeyond.com/ |
Squad beyondは、シンプルさにこだわったLPOツールです。
ノーコードで素早くLPを制作でき、設定不要で高度な分析ができるなど、操作がとても直感的でわかりやすいのが特徴です。
多くの機能を詰め込みすぎず必要な機能を選んで搭載しているため、活用するイメージを持ちやすいでしょう。
DLPO
項目 | 内容 |
---|---|
初期費用 | 20万円 |
月額費用 | 10万円〜 |
運営会社 | DLPO株式会社 |
公式サイト | https://dlpo.jp/ |
DLPOは、国内でのシェア率がトップクラスのLPOツールであり、導入実績は800社を超えます。
ABテスト機能や多変量テスト機能など、高性能で有用な機能を搭載しているため、本格的な分析および改善ができます。
設定や運用の代行サービスも行っているため、LPOツールの利用に不安を感じている方は代行サービスの利用もおすすめです。
AIアナリスト
項目 | 内容 |
---|---|
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | 株式会社WACUL |
公式サイト | https://wacul-ai.com/ |
AIアナリストは、Googleアナリティクスと連携するだけで自動でLPの分析をしてくれるツールです。
これまでに36,000ものサイトを分析して得た情報をもとに、成果が出るポイントを共有してくれます。
わかりやすい表示画面になっているため、LPOの経験が浅い方でも利用しやすい点も魅力の1つです。
User Insight
項目 | 内容 |
---|---|
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | 株式会社ユーザーローカル |
公式サイト | https://ui.userlocal.jp/ |
User Insightは、チームでの利用を想定したWeb解析ツールです。
ヒートマップ機能やAIによる分析をもとに、精度の高いLPOができます。
入力フォームを最適にするEFOツールも搭載されているため、LPOとの相乗効果により大きな成果を期待できるでしょう。
SiTest
項目 | 内容 |
---|---|
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | 株式会社グラッドキューブ |
公式サイト | https://sitest.jp/ |
SiTestは、ヒートマップとABテスト、EFOを組み合わせたLPOツールです。
アジアの700,000サイトで導入されているため、世界的に利用されています。
解析から改善までを一元化できるため、利用しやすくなっています。
KAIZEN PLATFORM
項目 | 内容 |
---|---|
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | 株式会社Kaizen Platform |
公式サイト | https://kaizenplatform.com/ |
AIZEN PLATFORMでは、高機能のWeb解析ツールと豊富な人材によるサポートを提供しています。
各社で大きな効果が出ているステップ型のフォームにより、効果の高いLPを作ることが可能です。
また、50,000件にも及ぶ施策の結果から得たノウハウに基づいた高い分析力により、手厚いサポートも受けられます。
CVX
項目 | 内容 |
---|---|
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
運営会社 | 株式会社ポストスケイプ |
公式サイト | https://lpo.conversion-x.jp/lp04?cvx_expid=136 |
CVXは、LPの新規作成から運用、改善までを一気通貫で行えるツールです。
およそ200種類ものデザインテンプレートが標準搭載されているため、LPを簡単に作成できます。
操作方法が簡単なため、LPOの経験が浅い方でも利用しやすいツールだと言えるでしょう。
LPOツールを利用する際の注意点
では最後に、LPOツールを利用するにあたっての注意点を3つ解説していきます。
- リソースの確保が必要
- すぐに効果が出るわけではない
- ランニングコストがかかる
リソースの確保が必要
LPOツールを利用するにあたり、まず十分なリソースを確保し運用体制を整えることが必要です。
そもそも、LPOツールでランディングページを最適化するためには、データの分析や仮説立案、実行といった工程が欠かせません。それには人的かつ時間的なリソースを要します。
十分なリソースがなければ、成果につながる可能性も低くなるでしょう。
すぐに効果が出るわけではない
そして、LPは一度の施策実行で劇的に改善されるものではないという認識を持つことも重要です。
LPOツールを利用しても一度の仮説検証で効果が得られるわけではなく、顧客データの収集やテスト検証を繰り返し実行することで、徐々に成果につながる良いクリエイティブに仕上がります。
すぐに効果が表れないことを前提に、長期的な視点でLPの分析や改善を行ってください。
ランニングコストがかかる
またLPOツールの利用には、ランニングコストがかかります。
効果が出ていないときでも、ツールを運用していれば月額料金が発生するため、費用対効果は考慮すべきです。
LPOツールによって料金設定はさまざまですので、予算も踏まえたうえで検討しましょう。
まとめ
LPOツールは、効率良くランディングページを改良していきたいと考えているなら、とても役立つツールです。
しかし自社に合ったLPOツールでなければ、得られる効果の最大化は見込めません。
本記事で紹介した選び方のポイントを参考にしつつ、自社とマッチしたLPOツールを導入してください。