経営者コミュニティのおすすめ6選！参加するとどんなメリットがある？

経営者は、意思決定を下す立場にあることや、悩みがあっても守秘義務のための部下に相談できないなどの理由から孤立しやすい傾向があります。

経営者コミュニティなら、経営者同士で悩みを相談したりアドバイスをもらったりできます。

とはいえ、経営者コミュニティにも種類があるため、何をどのように見極めればいいか迷う方もいるでしょう。

そこで本記事では、経営者コミュニティのおすすめ6選を紹介します。参加するタイミングやメリット、活用ポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

経営者がコミュニティに参加するタイミングはいつがいい？

結論から述べると、経営者がコミュニティに参加するタイミングはいつでも問題ありませんが、おすすめは以下の通りです。

1. 起業初期
2. 事業が軌道に乗ってきたとき

起業初期

まず、起業初期で資金に不安があるタイミングがおすすめです。

経営者コミュニティに参加すれば、案件を獲得できる可能性があります。

すぐに案件を獲得できなくても、コミュニティで人脈を作ればいずれ案件を獲得できる可能性があります。

事業が軌道に乗ってきたとき

事業が軌道に乗ってきたときも、経営者コミュニティに参加する良いタイミングといえるでしょう。

経営者コミュニティで経営者の人脈を広げれば、ビジネスチャンスが広がります。

新事業を立ち上げるにあたって、他の経営者からヒントを得たり、新たなビジネスパートナーと出会ったりする可能性もあるでしょう。

経営者がコミュニティに参加する5つのメリット

では次に、経営者がコミュニティに参加するメリットを5つ紹介します。

1. ビジネスチャンスを拡大できる
2. 最先端の情報を収集できる
3. 悩みを相談できる
4. 決裁者との取引につながりやすい
5. モチベーションアップにつながる

ビジネスチャンスを拡大できる

経営者コミュニティには、同業種の経営者だけでなく、異業種の経営者も参加します。

普段接点のない異業種の経営者と出会えれば、ビジネスチャンスを拡大できます。

また、同業種でもこれまで接点のなかった経営者と知り合えれば、新商品の共同開発といった可能性も期待できるでしょう。

最先端の情報を収集できる

経営者コミュニティの参加者には、最新情報に強い経営者もいます。

経営者は、業務に関することやトラブルまで、あらゆるシーンで経営判断をしなければなりません。適切な経営判断には、最新の情報やデータが必要不可欠です。

経営者コミュニティでは、最先端の情報を収集できます。定期的に参加して業界の情報をアップデートしておけば、経営判断の質も向上するでしょう。

悩みを相談できる

会社では誰も悩みを相談できず孤立していても、同じ立場の経営者が集うコミュニティなら、悩みを相談できます。

同じような悩みを抱える人の話を聞けば、新たな視点から解決策を見出せるかもしれません。

また過去の経験から、専門家に相談できるサービスを教えてもらえる可能性もあります。

決裁者との取引につながりやすい

経営者コミュニティは、決裁者が集う場なので取引につながりやすいのもメリットです。

ビジネスマンが集うコミュニティでも、同業種や異業種のビジネスマンと知り合えます。

しかし、相手が決裁者ではない場合は、決裁者へのアプローチを考えなければなりません。決裁者にアプローチする過程で検討時間が長くなると、失注の恐れがあります。

決裁者同士なら、コミュニティでの出会いが縁となり取引につながることもあるでしょう。

モチベーションアップにつながる

経営者コミュニティに参加する経営者は、高いモチベーションで会社経営に取り組んでいる方が多い傾向があります。

経営者という立場から一人で悩みを抱えてしまい、モチベーションを保てなくなることもあるでしょう。

そのようなときに経営者コミュニティに参加すれば、モチベーションが高い人の影響を受けて前向きに考えられるようになります。

経営者コミュニティを探す方法

では次に、経営者コミュニティを探す方法を3つ紹介します。

1. ポータルサイトを利用する
2. SNS経由で探す
3. 知り合いに紹介してもらう

ポータルサイトを利用する

ポータルサイトは、GoogleやYahoo!などインターネットの入口となるホームページのことです。

「経営者コミュニティ」と検索すれば、誰でも簡単に検索できます。

ただし、参加人数が少ないコミュニティでは、最新情報の入手やビジネスパートナーと出会える可能性が低くなることに留意しましょう。

30名以上など、ある程度の人数が参加する規模の大きいコミュニティを探すのもコツです。

SNS経由で探す

SNSは情報拡散力が高いため、経営者コミュニティの情報や参加者の感想といった情報を入手しやすいのがメリットです。

経営者コミュニティを運営する会社のSNSなら、コミュニティの概要や参加者の特徴なども確認しやすいでしょう。

コミュニティの様子を公開していれば、どのような雰囲気なのかを確認できます。

知り合いに紹介してもらう

すでに経営者コミュニティに参加している知り合いがいるいなら、その人から紹介してもらうのも選択肢の一つです。

ポータルサイトやSNSでもある程度の概要は把握できますが、実際に参加してみないとわからないことも多くあります。

経営者コミュニティに参加している知り合いなら、参加者層や会場の雰囲気などより詳しい情報を確認できます。

経営者におすすめのコミュニティ6選

それでは、経営者におすすめのコミュニティ6選を紹介します。

1. AKEY会｜株式会社AKEY
2. チラCEO｜株式会社オンリーストーリー
3. ダイヤモンド経営者倶楽部
4. 経営者の会｜株式会社コスモ教育出版
5. 女性社長.net｜株式会社コラボラボ
6. パッションリーダーズ｜一般社団法人パッションリーダーズ

AKEY会｜株式会社AKEY

AKEY（アーキー）会は、月額2万円で参加できる経営者限定コミュニティです。

毎月40回開催されており1時間で解散するので、忙しい経営者も参加しやすいでしょう。経営者率100%なので、有名社長と出会える可能性もあります。

なお、月額2万円で参加し放題ですが、費用以上の受注が発注されない場合は、残額分を会社が負担してくれるのも安心ポイントです。

新規と出会える独自の仕組みや、損をさせない唯一無二のキャンペーンなども開催しています。

チラCEO｜株式会社オンリーストーリー

チラCEOは、決裁者同士をマッチングするプラットフォームです。

会いたい経営者にリクエストを送ったり、決裁者に直接プレゼントしたりできるイベント参加への支援を行っています。

カスタマーサクセスが合う決裁者を、直接紹介するサービスがあるのも魅力です。

なお、利用するには「社員数10名以上の法人決裁者」という審査基準をクリアしている必要があることに留意しましょう。

ダイヤモンド経営者倶楽部｜株式会社ダイヤモンド社

ダイヤモンド経営者倶楽部は、経済出版社ダイヤモンド社創立80周年プロジェクトとしてスタートしました。

上場大企業から中堅中小にベンチャー企業まで、幅広い層の経営者が参加しています。

入会資格や審査については問い合わせが必要ですが、会員には「銀座サロンの利用」や「経営者倶楽部セミナーレポートの配布」など特典が付きます。

定例会やゴルフコンペ、春賀詞交歓会などさまざまな活動を行っているのも魅力です。

経営者の会｜株式会社コスモ教育出版

株式会社コスモ教育出版が運営する「経営者の会」は、日本全国24地区500箇所で経営者を対象とした勉強会を開催しています。

新たなビジネスパートナーとの出会いや、ビジネスチャンスに発展する場として多くの経営者が参加しているのも特徴です。

なお、コンサルティングやセミナー関連の方は参加できないこと、情報を営業目的で使用した場合は法的措置を取られることに留意しましょう。

女性社長.net｜株式会社コラボラボ

女性社長.netは、全国の女性経営者や個人事業主に情報を提供する、女性起業家のデータベースサイトです。

女性経営者に関する最新情報の発信や、悩み相談やサポートを受けられる仕組みが構築されており、ビジネスチャンスにつながるきっかけを提供しています。

無料のメルマガ会員でもいち早く最新情報を入手できますが、有料会員は仕事紹介や情報発信の機会を得られるのがメリットです。

パッションリーダーズ｜一般社団法人パッションリーダーズ

パッションリーダーズは、会社の成長と発展を目指す経営者のための団体です。

起業家にしか得られない経験・体験・ノウハウの共有や、成長や発展できるステージを提供しています。

• 学びのプログラム：セミナー、ビジネスマッチングなど
• 交流のプログラム：グルメ、アウトドア、伝統文化企画など
• その他のプログラム：ドリームミーティング、ベンチャー企業支援プロジェクトなど

このようにさまざまな活動を通して、経営者同士の交流を深められるのも特徴です。

経営者コミュニティを活用するポイント

では最後に、経営者コミュニティを活用するポイントを5つ紹介します。

1. 参加する目的を明確にする
2. コミュニティの概要を確認する
3. 自己PRを準備する
4. 身だしなみを整える
5. 強引に売り込まない

参加する目的を明確にする

まず、参加する目的を明確にしてください。

目的を決めずになんとなく参加して多くの経営者と話をしても、踏み込んだ会話ができなければ印象には残らないでしょう。

• ビジネスパートナーを探したい
• 人脈を広げてビジネスチャンスを広げたい
• 抱えている課題を解決するヒントを得たい

このように経営者コミュニティに参加する目的を明確にすれば、目標に向けてスマートに行動できます。

コミュニティの概要を確認する

参加したいと思う経営者コミュニティが見つかったら、まずは概要を確認してください。

大規模なコミュニティは、参加者も多いので多くの情報を入手できるでしょう。人脈を広げたい方にもおすすめです。

小規模なコミュニティは、密な関係性を構築しやすいのはメリットですが、入手できる情報が限られます。

いきなり大規模なコミュニティに参加することに抵抗があるなら、小規模のコミュニティに参加して体験してみるといいでしょう。

自己PRを準備する

コミュニティによっては、会場で自己PRの時間を設けていることもあります。

自己PRを準備しておけば、そうした場でもスマートに自分の強みをアピールできます。

自己PRの場がなくても知り合った相手にアピールすれば、相手の印象に残りやすいでしょう。

なお、初対面で名刺がないと悪い印象を与える恐れがあります。名刺は、参加人数よりも多めに用意しておくのもポイントです。

身だしなみを整える

身だしなみは、最低限のビジネスマナーです。

基本的には服装に厳格なルールはありませんが、男性はジャケットを羽織り、女性はオフィスカジュアルを意識するといいでしょう。

仕事帰りに参加するなら、ビジネススーツでも問題ありません。

オンラインの場合も同様に、身だしなみを整えてから参加してください。なお、背景にも注意が必要です。

強引に売り込まない

目的を達成するためとはいえ、強引な売り込みはNGです。

コミュニティによってルールは異なるものの、一般的に「営業を目的とした勧誘や迷惑行為」は禁止されています。熱意を伝えたいあまり強引に売り込むと、相手を不快にさせる恐れがあるので注意が必要です。

相手が主催者にクレームを入れれば、途中退場させられるだけでなく、以降の参加を禁止される恐れがあります。

強引に売り込むのではなく、相手の話を傾聴して寄り添う姿勢を見せれば、好印象を与えられるでしょう。

まとめ：経営者コミュニティに参加してビジネスチャンスや人脈を広げよう

経営者同士の人脈を広げたいなら、経営者コミュニティがおすすめです。

経営者ならではの目線で悩みを相談したり、アドバイスをもらえたりします。

本記事で紹介した、メリットや活用ポイントを参考にしながら、経営者コミュニティに参加して人脈を作りビジネスチャンスを広げてください。