中小企業向けファクタリング会社おすすめ11選!選び方や注意点も紹介

ファクタリングとは、企業が持っている売掛債権を期日より前にファクタリング会社に売ることで資金調達できるサービスのことです。

中小企業の場合、銀行の融資が会社の業績や信用の問題で通らないことが多くあります。

ファクタリングは、会社の業績などに関係なく資金を調達できるので、銀行の融資が通らない中小企業にとっての救済措置ともいえるサービスです。

しかし、たくさんのファクタリング会社がある中で、どの会社を選べばいいかわからない方も多いと思います。

この記事では、中小企業向けのおすすめファクタリング会社やその選び方などを紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。

この記事の内容

中小企業がファクタリングを利用する4つの理由

中小企業がファクタリングを利用するべき理由を4つ紹介します。

  1. 銀行融資の審査が通過しづらい
  2. 株式発行による資金調達が難しい
  3. 売掛金が入金される支払いサイトが長い
  4. 資金不足に陥る可能性が高い

銀行融資の審査が通過しづらい

銀行融資の審査に通過しづらいことが、ファクタリングを使う理由の1つです。

銀行の融資を受けるときは、会社の業績や信頼度が審査に大きく影響します。すでに取引をしたことがある銀行なら問題ありません。しかし、新しく融資を受ける場合は通らない場合がほとんどです。

しかし、ファクタリングの場合は審査などはありますが、企業の業績などは関係なく売掛先の経営状況を見て審査されます。

そのため、企業自体が赤字や債務超過などであっても、問題なくファクタリングを利用できる場合があります。

株式発行による資金調達が難しい

株主発行による資金調達が難しいこともファクタリングを利用する理由です。

株式会社が資金を集める方法の1つに、株式を新しく発行して投資家に買ってもらうやり方があります。

しかし、中小企業の場合役員や知人に出資を呼びかけることが多くなるため、思うように資金が集まらない可能性もあります。

売掛金が入金される支払いサイトが長い

売掛金が入金される支払いサイトが長いこともファクタリングを利用する理由として重要になります。

支払いサイトとは、売掛金が実際に入金されるまでの期間のことを言います。例えば「20日締め翌月20日支払い」の場合は、支払いサイトが30日です。

支払いサイトが長いとすぐに手元に資金が必要になっても足りなくなる場合があり、直接売掛先に交渉などしないといけない場合もあります。

しかし、ファクタリングを利用すれば、早ければ申し込んだその日までに資金を調達可能です。

資金不足に陥る可能性が高い

資金不足に陥る可能性が高いことも、ファクタリングを利用する理由の1つになります。

開業してすぐの中小企業は売り上げがなかなか安定せず、事業が安定して回るようになるまで時間がかかります。

事業が安定するまで、融資などで賄うケースが多いと思いますが、開業したばかりの中小企業はなかなか通らないことも多いです。

しかし、ファクタリングを利用すれば、売掛債権さえあれば業績関係なく資金調達できるため、資金不足を補えます。

中小企業がファクタリングを利用する6つのメリット

中小企業がファクタリングを利用するメリットを6つ紹介します。

  1. 売掛金の未回収リスクを軽減できる
  2. 2社間ファクタリングなら売掛先に債権譲渡の事実を知られない
  3. オンラインで利用できる
  4. 短い日数で資金調達を完了できる
  5. 比較的審査に通過しやすい
  6. 賃借対照表に影響しない

売掛金の未回収リスクを軽減できる

売掛金の未回収リスクを軽減できることは、メリットの1つになります。

ファクタリングは原則、償還請求権のない契約で、売掛先が倒産して売掛金が回収できない場合でも、ファクタリング利用者に返済の義務が発生しません。

そのため、ファクタリングを利用することで、売掛金を未回収というリスクが軽減できるため、おすすめです。

2者間ファクタリングなら売掛先に債権譲渡の事実を知られない

2社間ファクタリングなら、売掛先に債権譲渡の事実を知られないこともメリットとして挙げられます。

ファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2種類があります。2社間ファクタリングは、売掛先が関与しない方式のため、債権譲渡したことは知らされません。

そのため、売掛先との信用を悪化することなくファクタリングを利用したい場合は、2社間ファクタリングを利用することがおすすめです。

オンラインで利用できる

オンラインで利用できることもメリットになります。

ファクタリング会社には、店舗に足を運んで契約する方法と、オンラインで申し込みから契約までを完結できるやり方があります。

オンラインで完結するファクタリングの場合、申し込みや書類の提出、契約までWeb上で終わるため、比較的スムーズに資金を調達可能です。

そのため、ファクタリング会社が近くになくて来店が難しい方や資金がすぐに必要な方には、オンライン完結のファクタリングがおすすめです。

短い日数で資金調達を完了できる

短い日数で資金調達を完了できることもファクタリングを利用する重要なメリットになります。

銀行の融資の場合様々な手続きが必要になるため、申し込みから契約まで1ヶ月かかる場合も多くあります。

しかしファクタリングなら、申し込みから振り込みまで最短即日、長くても2、3日程度で資金調達できます。

そのため、すぐに資金が必要な方はファクタリングを利用することで、すぐに調達ができるのでおすすめです。

比較的審査に通過しやすい

比較的審査に通過しやすいこともメリットの1つになります。

銀行の融資と違い、ファクタリングの審査には企業の業績や信用などはあまり関係ありません。どちらかというと、売掛先の信用力の方が大事です。

企業が赤字や債務超過の場合でも、売掛先の信用力が高ければ審査が通る場合があります。

そのため、会社の業績の関係で銀行の融資が断られた方は、ファクタリングに申し込むことをおすすめします。

貸借対照表に影響しない

貸借対照表に影響しないこともメリットとして挙げられます。

ファクタリングは借入とは違うため、資金調達しても負債が増えるわけではありません。

また、ファクタリングで調達した資金を使って、借入金を返済することで、負債を減らすことも可能です。

中小企業向けファクタリング会社のおすすめ11選

中小企業向けのファクタリング会社のおすすめを11選紹介します。

  1. ファクタリングベスト
  2. アクセルファクター
  3. ビートレーティング
  4. 一般社団法人日本中小企業金融サポート機構
  5. ファクタリング見直し本舗
  6. labol(ラボル)
  7. ペイトナーファクタリング(旧yup 先払い)
  8. PAYTODAY(ペイトゥディ)
  9. QuQuMo(ククモ)
  10. トップマネジメント
  11. ベストファクター

ファクタリングベスト

ファクタリングの種類

2社間

3社間

調達可能金額

記載なし

手数料

1〜20%

入金スピード

最速3時間

契約方法

Webサイト

公式サイト

https://factoringbest.com/

ファクタリングベストは、売掛金さえあれば最速3時間で振り込みが完了するファクタリング会社になります。

優良のファクタリング会社最大4社に相見積もりをして、1番条件のいい会社を見つけてくれる特徴があります。

また、ファクタリングベストなら公式サイトにあるフォームに必要事項を入力するだけで、簡単に会社が見つかるのもポイントです。

\優良のファクタリング会社最大4社に相見積もりする/

アクセルファクター

ファクタリングの種類

2社間

調達可能金額

30万円〜上限なし

手数料

2%〜

入金スピード

最短2時間

契約方法

電話・Webサイト

公式サイト

https://accelfacter.co.jp/

アクセルファクターは、手数料が業界最安値である2.0%に設定されている、ファクタリング会社になります。

累計の取引件数が11,000件、審査通過率が93%を超えているので、安心して契約できるのが特徴です。

また、早期申込すると60日前なら2%、30日前なら1%の手数料が割引になるキャンペーンもやっているのもポイントです。

\審査通過率が93%超えの高水準/

ビートレーディング

ファクタリングの種類

2社間

3社間

調達可能金額

買取可能額無制限

手数料

4%〜12%

入金スピード

最短即日

契約方法

Webサイト・LINE・電話

公式サイト

https://betrading.jp/

ビートレーティングは、資金調達までの期間が最速即日、長くても3日には振り込まれるファクタリング会社になります。

累計の買取額が1,300億円を達成していて、5.8万社と取引している実績があるのが特徴です。

また、クラウドサインを導入しているので、パソコンやスマホがあればオンラインで契約までできるのもポイントです。

\月間1,000件の実績があるファクタリング会社/

一般社団法人日本中小企業金融サポート機構

ファクタリングの種類

2社間

3社間

調達可能金額

記載なし

手数料

1.5%〜10%

入金スピード

最速即日

契約方法

Webサイト

公式サイト

https://chushokigyo-support.or.jp/

日本中小企業金融サポート機構は、取引社数が4,800社、支援総額113億円を突破している機関になります。

クラウドサインを導入していることもあり、オンラインで申し込みから契約までを完結できるのが特徴です。

また、ファクタリング以外にも、補助金の申請などもできるので、気になっている人は問い合わせすることをおすすめします。

\中小企業の資金調達をサポート/

ファクタリング見直し本舗

ファクタリングの種類

2社間

3社間

調達可能金額

最低金額なし

手数料

記載なし

入金スピード

最短即日

契約方法

電話・Webサイト

公式サイト

https://f-honpo.jp/

ファクタリング見直し本舗は、乗り換えが3,000社達成しているファクタリング会社になります。

最速スピードで即日現金化してくれるので、すぐに資金が必要な人に便利ですし、その結果リピート率も90%を超えているのが特徴です。

また、企業だけでなく個人事業主や中小企業も契約できるように最低金額が設定されてないのもポイントです。

\見積もりが最短5分で完了/

labol(ラボル)

ファクタリングの種類

2社間

調達可能金額

1万円〜

手数料

一律10%

入金スピード

最短60分

契約方法

Webサイト

公式サイト

https://labol.co.jp/

labol(ラボル)は、24時間365日即時振り込みに対応していて、最短60分で振り込みが完了するファクタリング会社になります。

独立直後や新規の取引先でも審査が通りやすく、買取対象の幅広さが特徴です。

また、申し込みから契約までをオンラインで完結できるので、面談や来店が不要なのもポイントです。

\独立直後や新規の取引先でも審査に通りやすい/

ペイトナーファクタリング(旧yup 先払い)

ファクタリングの種類

2社間

調達可能金額

初回25万まで(2回目以降100万円まで)

手数料

10%

入金スピード

最短即日

契約方法

Webサイト

公式サイト

https://paytner.co.jp/

ペイトナーファクタリングは、累計の申請件数が10万件を突破していて、利用手数料が一律10%のファクタリング会社になります。

申し込みから契約までが最短10分で終了するため、即日で資金集めができるのが特徴です。

また、オンラインで全てが完結するので、面談や契約のために来店する必要がないのもポイントです。

\個人事業主やフリーランスも利用可能/

PAYTODAY(ペイトゥディ)

ファクタリングの種類

2社間

調達可能金額

10万円〜

手数料

1%〜9.5%

入金スピード

最短即日

契約方法

Webサイト

公式サイト

https://paytoday.jp/

PAYTODAY(ペイトゥディ)は、即日・最安のオンライン完結で資金調達ができるファクタリング会社になります。

資金調達可能額は、10万円から上限がないので、中小企業や個人事業主の方でも安心して契約ができるのが特徴です。

書類の提出もオンラインで完結し、AI審査で面談の必要もないので、全国どこからでもファクタリングが可能です。

\累計申込額100億円突破/

QuQuMo(ククモ)

ファクタリングの種類

2社間

調達可能金額

上限なし

手数料

1%〜

入金スピード

最短2時間分

契約方法

Webサイト

公式サイト

https://ququmo.net/

QuQuMo(ククモ)は、必要な情報と請求書をオンラインで申請するだけで、簡単に申し込みができるファクタリング会社になります。

金額の上限がなく少額から利用できるので、中小企業や個人事業主の方でも安心して申し込みができます。

また面倒な書類は必要なく、請求書と通帳の2点があればいいので、簡単に申し込みできるのもポイントです。

\完全オンライン完結のファクタリング会社/

トップマネジメント

ファクタリングの種類

2社間

3社間

調達可能金額

記載なし

手数料

2社間:3.5%〜12.5%

3社間:0.5%〜3.5%

入金スピード

最短即日

契約方法

Webサイト

公式サイト

https://top-management.co.jp/

トップマネジメント、創業13年の実績があるので、安定の資金調達を約束してくれるファクタリング会社になります。

申し込みから契約までをオンラインで完結できるので、来店する必要がないのが特徴です。

また、信頼関係をしっかりと築くため、会社のホームページから実際に担当するスタッフの顔が見られるようになっています。

\創業13年の歴史があるので安定の資金調達を約束/

ベストファクター

ファクタリングの種類

2社間

3社間

調達可能金額

30万〜1億円

手数料

2%〜

入金スピード

最短即日

契約方法

Webサイト、電話

公式サイト

https://bestfactor.jp/

ベストファクターは、必要書類を事前に用意するだけで、最短1日で資金を調達できるファクタリング会社になります。

2社間ファクタリングを採用しているので、信用に傷をつけることなく取引できるのが特徴です。

また、業界でも最高水準のセキュリティー対策をしているので、情報などが漏れる恐れがないのもポイントです。

\必要書類を事前に準備すれば最短1日で資金調達可能/

中小企業のファクタリング会社の選び方

中小企業のファクタリング会社の選び方を紹介します。

  1. 審査通過の基準で選ぶ
  2. 資金調達までの日数で選ぶ
  3. 手数料の低さで選ぶ
  4. 少額買取に対応している会社を選ぶ
  5. オンライン・対面で選ぶ

審査通過の基準で選ぶ

中小企業のファクタリング会社の選び方の1つ目は、審査通過の基準で選ぶことです。

各ファクタリング会社で審査の基準は大きく違うので、複数の見積もりを取って比較検討するといいでしょう。

手数料が低く設定されていても、審査が厳しくて通らない場合もあるので、事前に問い合わせなどで審査の基準を確認するのが大切です。

資金調達までの日数で選ぶ

中小企業のファクタリング会社の選び方の2つ目は、資金調達までの日数で選ぶことです。

資金調達の日数もファクタリング会社によって異なるので、自社の状況によって決めることをおすすめします。

今すぐ資金が欲しい方は、オンライン完結や即日入金してくれるファクタリング会社を選ぶと安心して取引ができます

手数料の低さで選ぶ

中小企業のファクタリング会社の選び方の3つ目は、手数料の低さで選ぶことです。

ファクタリングは、資金を調達する際に必ず手数料がかかります。売掛金の中から手数料が引かれて振り込まれるので、全額が入ってくるわけではありません。

そのため、手数料がなるべく低く設定されているファクタリング会社を選んで、資金調達の金額を多くしましょう。

少額買取に対応している会社を選ぶ

中小企業のファクタリング会社の選び方の4つ目は、少額買取に対応している会社を選ぶことです。

中小企業の場合、少額の取引をする場合も多いと思いますが、少額には対応していないファクタリング会社もあります。

法人向けだと買取額の下限が高く設定されている場合があるので、中小企業や個人事業主向けのファクタリング会社を選ぶのがおすすめです。

オンライン・対面で選ぶ

中小企業のファクタリング会社の選び方の5つ目は、オンライン・対面で選ぶことです。

ファクタリング会社によって、対面かオンラインでの契約かが異なってきます。

オンラインの場合はWeb上で申し込みから契約までが完結するので、来店の必要がありません。

一方で、対面の場合直接担当者の方とやり取りができるため、契約のことを交渉できるメリットがあります。

どちらにもメリットがあるので、自社の状況と相談して決めるのがおすすめです。

中小企業がファクタリング業者を利用する際の注意点

中小企業がファクタリング業者を利用する際の注意点を解説します。

  1. 悪い条件を提示する悪質な業者に注意する
  2. ファクタリングを装った違法業者に注意する
  3. かかる手数料が相場の範囲内か確認する
  4. 資金長つは売掛債権額の範囲までしかできない
  5. 見積書や契約書はしっかりと目を通す

悪い条件を提示する悪質な業者に注意する

中小企業がファクタリングを利用する際の注意点の1つ目は、悪い条件を提示する悪質な業者に注意することです。

悪条件を提示する業者と契約してしまうと、資金繰りを安定させたかったのに、逆に悪化してしまいます。

手数料が相場よりも高かったり、入金が著しく遅れる場合などは、悪徳業者の可能性が高いです。

そのため、複数のファクタリング業者を比較して契約する会社を決めることが重要です。

ファクタリングを装った違法業者に注意する

中小企業がファクタリングを利用する際の注意点の2つ目は、ファクタリングを装った違法業者に注意することです。

ファクタリング業者を装って、資金の貸し付けをする詐欺の事件も多くあり、そのことを偽装ファクタリングといいます。

優良なファクタリング会社を装い、実際に契約したら法外な金利で金銭の貸付をしようとします。

そのような違法な業者に注意するためにも、公式サイトや利用者の口コミなどをしっかり確認することが大切です。

かかる手数料が相場の範囲内か確認する

中小企業がファクタリングを利用する際の注意点3つ目は、かかる手数料が相場の範囲内か確認することです。

手数料はファクタリング会社によって異なり、法律で決められているわけでないため、会社が独自で決定します。そのため、手数料の相場を他のファクタリング会社としっかり比較し、適切な設定になっているか確認するようにしましょう。

資金調達は売掛債権額の範囲までしかできない

中小企業がファクタリングを利用する際の注意点4つ目は、資金調達は売掛債権額の範囲までしかできないことです。

資金調達は自社の持っている売掛債権額の範囲までで、それ以上の資金は調達できません。

高額な資金調達がしたい場合は、複数や高額な売掛債権が必要になる点には、注意が必要です。

見積書や契約書はしっかりと目を通す

中小企業がファクタリングを利用する際の注意点5つ目は、見積書や契約書はしっかりと目を通すことです。

資金調達を急ぎたいからと見積書や契約書を全く見ずに契約してしまうと、問題点や不備があった場合トラブルにつながってしまいます。

そのため、自分が契約した条件としっかり合っているかを確認してから契約を結ぶようにしましょう。

まとめ:中小企業こそファクタリングを活用して資金調達しよう

中小企業向けのファクタリング会社はたくさん存在するので、自社に合った会社を比較して選ぶことが必要です。

また、ファクタリングを利用する際には、メリットもありますがその分注意することも多いので、しっかりと確認してから契約しましょう。

中小企業は銀行の融資が通らない場合が多いので、ファクタリングをしっかり活用して資金調達をしましょう。