賃貸向けスマートロックは、工事が不要で取り付けの手間がかからず、管理者への確認もいりません。
また、オートロック機能により、利便性と防犯性を高められます。
そこでこの記事では、賃貸向けスマートロックのおすすめ10選を紹介します。4つの選び方も紹介しますので、賃貸にスマートロックの取り付けを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
スマートロックは賃貸でも利用可能!
スマートロックは、持ち家やオフィスだけでなく賃貸でも利用できます。なぜなら、工事不要で取り付けに手間がかからない貼り付けタイプのスマートロックがあるためです。
工事がないから機能が劣りそうで不安と感じる必要もなく、機能は変わらず設置箇所のセキュリティを高められるでしょう。
賃貸向けスマートロックの選び方
賃貸向けスマートロックの選び方を紹介します。
- 玄関錠(サムターン)の形状を見て選ぶ
- 取り付けタイプで選ぶ
- 施錠・解錠方法で選ぶ
- 防犯対策関連の機能の充実度で選ぶ
玄関錠(サムターン)の形状を見て選ぶ
玄関錠の形状を見て賃貸にスマートロックを取り付けましょう。なぜなら、自宅の玄関錠に対応しているか否かはスマートロックの製品によって異なるからです。
対応していないと、取り付けができなかったりうまく接続できなかったりします。そのため、必ず玄関錠に対応しているスマートロックを選びましょう。
取り付けタイプで選ぶ
スマートロックには3つの取り付けタイプがあります。
貼り付けタイプ | シリンダー交換タイプ | 穴開け工事タイプ | |
---|---|---|---|
特徴 | 工事不要 | 自身での軽いDIYまたは業者に依頼して工事 | 工事が必要 |
注意点 | 落下する可能性がある | 取り付けるには自身で軽いDIYが必要 | 原状回復は難しいため賃貸には向かない |
賃貸利用なら工事不要な貼り付けタイプを選びましょう。工事を伴う場合は、管理者に断られる可能性もあります。しかし、貼り付けタイプの場合は許可を取る必要もありません。
施錠・解錠方法で選ぶ
賃貸向けのスマートロックを選ぶ際は、施錠・解錠方法で選ぶことも大切です。
鍵の開け閉めには、基本的にアプリをインストールしてスマホを使用します。そのほか、さまざまな解錠方法が利用できるマルチデバイスなど、希望する解錠方法のスマートロックを選びましょう。
特に、スマホを使用していない方がいる場合は、マルチデバイスへの対応が必須です。自身の希望する方法や一緒にお住まいの方のスマホ利用可否なども加味して、スマートロックを選びましょう。
防犯対策関連の機能の充実度で選ぶ
搭載機能は製品によって異なるので、防犯対策機能の充実度で選びましょう。防犯対策関連では以下のような機能があります。
- オートロック機能:ドアを閉めると鍵が自動でかかる
- 電池残量通知機能:残り電池残量が少ないと通知がくる
防犯対策機能はセキュリティを高めるだけでなく、利便性の観点でも優れています。
賃貸向けスマートロックのおすすめ10選
賃貸向けスマートロックのおすすめ10選を紹介します。
- Akerun|Akerun Pro
- Qrio|Qrio Lock
- SwitchBot|ロック
- home hub|bitlock MINI
- SADIOT LOCK|SADIOT LOCK 2
- bitkey|bitlock LITE2
- GIMDOW|スマートロック AT1
- ウェハーロック|デジタルドアロック C160
- NinjaLock|NinjaLock2
- Candy House|SESAME5
Akerun|Akerun Pro
利用料金 | 初期費用:0円 月額費用:要問い合わせ |
---|---|
取り付けタイプ | 貼り付けタイプ |
解錠方法 | ICカード スマホ |
合鍵のシェア機能 | 〇 |
マルチデバイス対応の可否 | 〇 |
公式サイト | Akerun |
Akerunは、鍵のつまみがついたドアに工事不要で設置可能なスマートロックです。原状回復も可能でどこにでも設置できるため、引っ越し時でも取り外しから設置までが容易に行えます。
また、スマートロックに付いたボタンを回すことで手動で施錠・解錠もできます。そのため、電池切れや災害時でも締め出しには合わないでしょう。
Qrio|Qrio Lock
利用料金 | 25,300円 |
---|---|
取り付けタイプ | 貼り付けタイプ |
解錠方法 | スマホ リモコンキー カードキー |
合鍵のシェア機能 | 〇 |
マルチデバイス対応の可否 | 〇 |
公式サイト | Qrio |
Qrioは、自身の生活スタイルに合わせた解錠方法を利用できるスマートロックです。両面テープを使用する貼り付け対応であるため、賃貸住宅でも安心して取り付けられます。
また、家族や恋人と合鍵のシェアと発行で共有しての利用も可能です。一緒に住んでいる家族がいれば全員物理キーが不要になるほか、アプリから帰宅時間の確認もできるので安心でしょう。
SwitchBot|ロック
利用料金 | 11,980円 |
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取り付けタイプ | 貼り付けタイプ |
解錠方法 | 音声コントロール リモートボタン スマホ Apple Watch ウィジェット NFCタグ 遠隔操作 物理キー |
合鍵のシェア機能 | ― |
マルチデバイス対応の可否 | 〇 |
公式サイト | Switch Bot |
Switch Botは、解錠方法を最大8種類利用できるスマートロックです。そのため、自身のニーズに合わせて適した方法を選べるでしょう。
スマホを常に持つような方はスマホアプリ使用やハンズフリーの解錠、スマホを持たない人は音声機能や指紋認証による解錠などさまざまな利用方法があります。
そのほか、念のためカードキーの所持や暗証番号の設定もしておきましょう。そうすることで万が一締め出しに合った時でも鍵を開けられます。
home hub|bitlock MINI
利用料金 | 月額550円または年額5,980円 |
---|---|
取り付けタイプ | 貼り付けタイプ |
解錠方法 | スマホ Apple Watch |
合鍵のシェア機能 | 〇 |
マルチデバイス対応の可否 | 〇 |
公式サイト | hone hub |
bitlock MINIは、サブスク型で提供を行っていることが特徴のスマートロックです。サブスク料金は、年額5,980円、月額550円と格安での利用ができます。
バッテリーケアの機能が搭載されており、電池残量が少なくなるとアプリまたはメールでお知らせをしてくれます。そのため、電池切れの心配がなく、締め出しにあうことはなくなるでしょう。
SADIOT LOCK|SADIOT LOCK 2
利用料金 | 13,200円 |
---|---|
取り付けタイプ | 貼り付けタイプ |
解錠方法 | スマホ 音声コントロール リモコンキー Apple Watch |
合鍵のシェア機能 | 〇 |
マルチデバイス対応の可否 | 〇 |
公式サイト | SADIOT LOCK |
SADIOT LOCKは、セキュリティ体制に優れており安心感が高いことが特徴のスマートロックです。独自のクラウドシステムを構築し、データ管理やなりすまし防止などのセキュリティ体制のアップデートを日々行っています。
安全性を考慮しているため、ハッキングや空き巣に入られる可能性は限りなく低いでしょう。
bitkey|bitlock LITE2
利用料金 | 2,980円 ※2年目以降は月額396円 |
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取り付けタイプ | 貼り付けタイプ |
解錠方法 | スマホ オートロック |
合鍵のシェア機能 | 〇 |
マルチデバイス対応の可否 | 〇 |
公式サイト | bitkey |
bitkeyは、工事もいらず誰でも設置ができるスマートロックです。貼り付けのみで設置できるため、スマートロック取り付けに手間や負担はありません。
また、鍵のかけ忘れをよくしてしまうという方にはおすすめの機能があります。鍵閉め忘れをスマホで確認でき、閉め忘れをしている場合は1ステップの操作で鍵をかけられます。
GIMDOW|スマートロック AT1
利用料金 | 29,000円 |
---|---|
取り付けタイプ | 貼り付けタイプ |
解錠方法 | スマホ 暗証番号 物理キー |
合鍵のシェア機能 | 〇 |
マルチデバイス対応の可否 | 〇 |
販売ぺージ | GIMDOW |
ジンドウAT1は、手ぶらまたは両手がふさがっていても鍵の開け閉めが行えるスマートロックです。専用アプリのスマホ操作とハンズフリー対応により、電池切れから起こる締め出しの心配はありません。
また、専用アプリからは本体電池残量の確認も一目でできます。そのため、電池が切れてしまう前に電池交換を行えます。
ウェハーロック|デジタルドアロック C160
利用料金 | 要問い合わせ |
---|---|
取り付けタイプ | シリンダー交換タイプ |
解錠方法 | スマホ 暗証番号 カードキー |
合鍵のシェア機能 | ― |
マルチデバイス対応の可否 | ― |
公式サイト | ウェハーロック |
ウェハーロックデジタルドアロックC160は、電池が長持ちすることが特徴のスマートロックです。1日約10回の解施錠でも2年程度使用し続けられます。
また、省エネ設計により、解施錠以外の状態は消費電力を抑えられます。約2年持つ電池容量と省エネ設計による消費電力の節約から長期間の利用だけでなく、電池交換にかかるコストも抑えられるでしょう。
NinjaLock|NinjaLock2
利用料金 | 41,800円 |
---|---|
取り付けタイプ | 貼り付けタイプ |
解錠方法 | スマホ 暗証番号 カードキー |
合鍵のシェア機能 | 〇 |
マルチデバイス対応の可否 | ― |
公式サイト | Ninja Lock |
NinjaLock2は、シンプルな簡単操作でスマートロックを初めて利用する方でも問題のないスマートロックです。専用アプリ内で表示される大きな鍵マークのタップのみであるため、お子さまも操作に迷わず簡単に鍵の開け閉めができるでしょう。
通信接続の改善も実施したため、操作から解施錠までスムーズに行えることにも努めています。接続が悪くてドアの前で数秒待たされるといった状況を避けられるでしょう。
Candy House|SESAME5
利用料金 | 3,980円 |
---|---|
取り付けタイプ | シリンダー交換タイプ |
解錠方法 | スマホ 音声コントロール Apple Watch |
合鍵のシェア機能 | 〇 |
マルチデバイス対応の可否 | 〇 |
公式サイト | Candy House |
Candy Houseは、耐久性に優れており故障や破損はしにくい作りがされているスマートロックです。1日200回の開け閉めを行った場合でも10年以上持つ耐久性があります。取り付け取り外しも容易であるため、引っ越し後も利用可能です。
そのため、1度購入すれば性能を落とすことなく、長年利用し続けられるでしょう。
賃貸向けスマートロックの料金相場は1〜5万円
賃貸向けスマートロックの料金相場は、1〜5万円程度です。
搭載されている機能によっても、料金は変動します。そこで、料金相場を把握した上で、自身の予算に合ったスマートロックを選びましょう。
しかし、多少料金は高くても利便性と防犯性のことを加味すると、スマートロックは機能が豊富なものが最適です。
賃貸向けスマートロックを活用するメリット3つ
賃貸向けスマートロックを活用するメリットは、以下の3つです。
- 鍵の閉め忘れを防止できる
- 鍵の開け閉めが履歴に残る
- マンションなどの賃貸物件で後付けできる
鍵の閉め忘れを防止できる
賃貸向けスマートロックは、鍵の閉め忘れを防止できます。オートロック機能でドアの自動施錠ができるため、閉め忘れ防止や防犯対策にもなります。
基本的にはドアを閉めてすぐ鍵がかかるのがオートロック機能です。ですが、すぐに鍵が閉まるのは心配という方もいるでしょう。そこで、設定から一時的な機能の取り外しやドアが閉まるまでの時間調節ができるスマートロックなら、締め出しのリスクもなくなります。
鍵の開け閉めが履歴に残る
鍵の開け閉めが履歴に残ることは、賃貸向けスマートロックを活用するメリットです。
専用アプリに施錠・解錠の履歴が残るため、鍵の閉め忘れに気づけます。鍵の閉め忘れを防止できるだけでなく、万が一のトラブル時でも対応できるでしょう。
また、いつ誰が鍵の開け閉めをしたか家族で合鍵の共有をしていれば履歴に残ります。いつ自宅に帰ってきたかわかるので安心です。
マンションなどの賃貸物件で後付けできる
賃貸向けスマートロックは、マンションなどの賃貸物件で後付けもできます。「賃貸物件を契約したけどセキュリティ面で不安だからスマートロックを設置したい」そのような場合でも後付けできるので安心でしょう。
しかし、スマートロックは工事を伴う場合もあるので、賃貸物件の管理者からの許可が必要です。そこで、貼り付けタイプなら工事のない設置で管理者からの許可は不要です。
賃貸向けスマートロックを活用する時の注意点・デメリット
賃貸向けスマートロックを活用する注意点とデメリットを3つ解説します。
- 大家もしくは管理会社から許可を取る必要がある
- ドアの形状次第では取り付けができない可能性がある
- 端末の充電切れで締め出しにある恐れがある
大家もしくは管理会社から許可を取る必要がある
賃貸の場合、スマートロックの設置に大家もしくは管理会社から許可を取る必要があります。
自身の持ち家ではないため、工事を伴うスマートロックの設置は許可を取らなければなりません。場合によっては、スマートロックの設置を断られる可能性もあるでしょう。
そのような時に、貼り付けタイプのスマートロックは工事が不要であるため、大家もしくは管理会社へ確認する必要がなくなります。
ドアの形状次第では取り付けできない可能性がある
スマートロックは、ドアの形状次第では取り付けできない可能性があります。
便利なスマートロックですが、全てのドアに取り付けられるわけではありません。そのため、自宅ドアの玄関錠にスマートロックが対応していることが大切です。
穴開け工事を伴う場合は、どこにでも取り付け可能ですが、賃貸物件での穴開け工事は難しいでしょう。そこで、スマートロックが対応しているか否かの確認をしておけば工事なくしてスムーズな取り付けが行えます。
端末の充電切れで締め出しにあう恐れがある
端末の充電切れで締め出しに合う恐れがあるので、スマートロック利用時は注意しましょう。
オートロック機能を搭載している場合、外出中に端末の充電が切れると解錠ができなくなります。
締め出しのリスクをなくすためにも充電残量はこまめにチェックすることが大切です。また、残量が少なくなると通知してくれる電池残量通知機能も確認しましょう。
まとめ:便利な賃貸向けスマートロックで防犯対策を強化しよう
賃貸向けスマートロックは、工事が不要で貼り付けのみで自宅ドアに設置できます。
オートロック機能の搭載があることから、鍵の閉め忘れ防止や施錠・解錠履歴のチェックが可能です。
ぜひこの記事で紹介した内容を参考に、便利な賃貸向けスマートロックを活用して防犯対策を強化しましょう。